「ふふっ♪こうやって2人でお食事するのはひさしぶり?はじめてだねっ♪」 自宅のテーブルでディナーを楽しむ愛理と俺。1日遅れだが、17歳の誕生日おめでとう 誕生日なのに、料理は全て愛理の手作り。それでも俺と2人でいられることがすごく嬉しいのか、満面の笑みで俺に微笑む 「あれ?どうしたの?なんか様子が変ですよ?具合でも悪いんですか?」 いかんいかん。今は愛理のために誕生日を祝ってるんだ。余計なことを考えるのはやめよう 「ゴメン、ちょっと考え事をしてたんだ。あの愛理がもう17歳か。昔はまさかこんなエッチな子になるなんて思いもしなかったって」 「んもぉー、そんなにエッチにさせたのはどこのどなたでしょうね〜?」 「あ、俺かwそれじゃあ、愛理の17歳を祝って乾杯!」 「かんぱ〜い♪飲みすぎちゃダメですよ」 やっぱり思い出してしまう。あの夢を。いや、夢じゃないのかもしれない 1ヶ月前に起こった不思議な出来事・・・ 〜1ヶ月前〜 ちょうど1ヶ月前、東日本を襲った未曾有の大災害。俺たちスタッフはメンバーと家族の安否確認に走り回った 携帯も満足につながらない中での確認作業は困難を極めたが、何とか全員の無事を確認できた これからどうしようか・・・とりあえず一服して落ち着くか 煙草の自動販売機を探しコインを入れようとしたが戻ってくる。停電の影響で故障したのか しょうがない、おとなしく家に戻るとするか 1 自宅に戻るとドアが開いていて、何かが置かれていた 2 突然携帯が鳴り出し、泣き声が聞こえてきた 3 公園の奥で大きな物音が聞こえてきた 1 1で 俺は重い足取りで家へと戻った そう言えばうちの実家は大丈夫だろうか?何度も通話を試みたがつながらない みんないっせいに通話やメールをしてるせいで繋がりにくくなっているみたいだ まあ俺の両親のことだ、ちょっとやそっとのことでは死にはしないだろう 考えても無駄だ。明日からどうするかを考えよう 自宅のマンションに着いて階段を上がると、玄関のドアが開いていた 俺急いで出てきたからドアも閉めなかったのか?明かりもつけたままだ 玄関に入るといつもとは違う空気を感じた。気のせい?いやいつもと違う 靴を脱いでリビングに向かう老化をふと見ると、籐でできた籠が置かれていた 両手で抱えるぐらいの大きさで純白の布が敷かれてあった 贈り物?いやそれにしてはそっけなさ過ぎる その籠の中を恐る恐る覗き込むと・・・な、なんだこれは?! 籠の中にはすやすやと静かな寝息を立てて眠っている赤ん坊が。ないから・・・女の子か ちょっと待て俺!俺の頭の中がありえないほど高速で回転する まさか俺と可愛い子供たちの子供?いやいや、それはないはずだ 一応(形だけだがw)妊娠しないように気をつけてるはずだからそれはありえない それにしてもかわいいなあ。まるで天使みたいだ そう言えばこの子よく見ると誰かに似てるな・・・愛理? まさか、俺と愛理の子供?愛理が愛想をつかして捨てていった? だから、それはありえないって・・・ まず落ち着こう。俺はゆっくりと深呼吸した・・・ダメだちっとも落ち着かない 1 子供が泣いている?お腹が空いたのか? 2 子供が泣いている?おしっこか? 3 こ、子供がしゃべりだした? 1で 1だね 2 この子はどうしてここにいるのか?誰かが捨てていった?育てられなくて置いていったのか? だとしたら手紙の一つも書いてあるべきだが、それもない。酷い親だ まずはこの子をどうするか考えなきゃ。俺は無い知恵を絞って考え出した 突然籠の中で眠っていた子供が目を覚まし激しく泣き出した 大変だ!俺は子供を抱きかかえて抱っこした。えっと、こんな風にだっけ? 子供は泣き止むどころかさらに激しく泣き続けた おしっこか?違うみたいだ。そうするとお腹が空いたのか? 赤ん坊だから当然ミルクしかダメだよな・・・ 1 千聖の家に行って余ったミルクや紙おむつが無いか聞いてみる 2 母さん、ちょっと助けてくれ 3 梨沙子、ちょっとそのおっぱいを貸してくれないか? う〜ん、1かな 2で 1 ミルクか。牛乳ならあるけど、さすがにこれはまずいよな。どうしよう・・・ 「もしもし、千聖?大丈夫か。うん・・・それで・・・分かった。今からそっちに向かう」 俺は赤ん坊を籠に乗せて車で千聖の家に向かった 「お兄ちゃん!大丈夫だった?」 「俺は大丈夫だ。千聖の家族は大丈夫か?」 「うん、みんな大丈夫みたい。でもパパが帰宅難民?電車が止まって帰れないから会社に泊まるって」 「そうか。それは大変だな」 「お兄ちゃん、これでいいかな?でもどうしたの?急に余ってるミルクが無いかって?」 「いや・・・いとこが子供と一緒に家に避難することになって、慌てて出てきたから子供のミルクが足りなくて。」 「そっかあ、うちはみおんも大きくなったから必要なくなったけど、大事に使ってくれるなら嬉しいよ」 「すまないな千聖。このお礼はきっと・・・」 「そんな〜!いいってばぁ。だっておにいちゃんは///ううん、なんでもないっ!」 「本当にありがとう。それじゃあお母さんによろしくな。」「うん!」 「ほらミルクだぞ〜。温度は・・・こんなものか?」 悪戦苦闘しながらも赤ん坊にミルクを飲ませる。赤ん坊はお腹がよっぽど空いていたのか、一気に哺乳瓶のミルクを飲み干した 満足したのか、赤ん坊はきゃきゃと手を振りながら笑い、やがて再び寝息を立てて眠りについた 本当に可愛いな。やっぱり愛理に似てるかも・・・ どうして俺の家の玄関に赤ん坊が置いていかれたのか。どうして愛理に似てるのか 考えてみても疲れのせいで頭が回らない。今日はいろんなことがありすぎて疲れがどっと溜まっている 体が鉛のように重く、目も開けていられない 俺は赤ん坊の笑顔と愛理の笑顔をだぶらせながら夢の中へと落ちていった 「ふわぁ〜・・・」 目を覚ましベッドから起きる。昨日はいろいろなことがありすぎた 地震が起きてメンバーの無事を確認して・・・ テレビを点けてみると被災地の筆舌に耐え難い惨状が映し出された この世のものとは思えない・・・そうだ、赤ん坊は? あたりを見回しても姿が見えない。幻だったのか?いや、そんなことは無い 赤ん坊の泣き声、そして抱いた時の温かい体温。幻なんかじゃない だとしたら、どこに・・・・ 1 籠の中に白い塊が・・・繭にひびが入って? 2 ベランダのほうで声がする?誰だ?中学生ぐらいの女の子? 3 浴室から歌声が聞こえる? 3で 3とか 赤ん坊がそんなに遠くに行けるはずが無い。よく探すんだ リビング、キッチン、ベランダ・・・どこにもいない どうしたんだ・・・・ 探す場所も無くなり考えあぐねてると、かすかに聞こえる歌声。すごく心地のいい気持ちの安らぐ歌声 まさに天使の歌声といっていい。この歌声は・・・浴室のほう? 浴室のドアを開けて中を見ると、背中を向けてシャワーを浴びている裸の女の子の姿があった よく見ると、ぷりっとしたお尻・・・もとい、背中の部分にこぶが? いやちがう、何か真っ白な羽根のようなものが見える いったいこれはなんだ・・・?赤ん坊はどこに、そしてこの裸の女の子の様でちょっと違うこの生き物?は・・・ 俺は地震のせいで神経が疲れきってしまったのか、幻覚まで見えてしまったのかもしれない 「ふんふっふんふぅ〜♪」 俺の気配に気がついたのか、女の子?は俺のほうを振り向いた おっぱいは小さめだけど白くて形が綺麗で、下の毛も綺麗に生え揃って・・・ って、冷静に分析すんな俺! 1 女の子が突然大声を上げて叫びだす 2 女の子が俺に飛びつき抱きついてきた 3 も、もう我慢できない!押し倒しちゃえ! …2 2かな 後を頼みます 2で 女の子の体を観察?してた俺と目が合ってしまった 俺のほうへ歩み寄ってきた女の子。いや違う、これは不可抗力なんだ。決していやらしい・・・少しはあったが でも言い逃れできない・・・ 「きゃはぁっ♪」 女の子は俺の首に手を回し抱きついてきた。すごく弾力があって柔らかい・・・ ふくらみとかが感じられてすごく気持ちいい・・・ってびしょぬれの体で抱きついてきたから俺もずぶぬれじゃん・・・ 「こらっ!よしなさい!暴れたら・・・・胸のふくらみが・・・はぅっ・・・」 「ふんふぅ〜ん♪」 とりあえず女の子にバスローブを羽織らせて、俺も濡れた体をバスタオルで拭いた しかしこうして見ると愛理に良く似てるな。もしかして、昨日の赤ん坊がこの女の子に? そんなことが現実にありえるのか?いや、昨日の赤ん坊の笑顔とこのこの笑顔は同じものだ 体つきも愛理そっくりだ。はにかんだ時の笑顔からこぼれる八重歯、そして張りのあるお尻・・・ 何がなんだか分からないがこのこの笑顔を見てるとどうでも良くなってきてしまう しかし、さっきからこの子はしゃべらないなあ 赤ん坊から急に女の子になったからまだ言葉を覚えてないからなのか、それともこの子は宇宙から来た子なのか キャラクターで宇宙人みたいな子はいるが、まさか本当に宇宙人なのか? 「ふふ〜ん♪」 女の子が立ち上がり俺に近づいてきた。綺麗な顔だ、って顔近い! 1 女の子が籠から何かを取り出して、これはマイクロSDカード? 2 女の子が俺のおでことおでこをくっつけてきて、頭に映像が飛び込んできた? 3 「まんま、まんま〜」うん?お腹が空いたのか? 2で 2かな 女の子が俺に顔を近づけて自分のおでこと俺のおでこをくっつけた そして静かに目を閉じてゆっくりと息を吐いた 突然俺の目の前が真っ暗になり、体が深い闇の中に放りこまれる感覚を覚えた 闇じゃない。所々にかすかな光が見える。これは宇宙? この後俺が目にした光景はまるでSF映画のワンシーンのような壮大で美しい光景だった 目の前に突如現れた月。その月を優しく抱きかかえるように微笑む天使 天使の羽根がひとつふたつ・・・ふわふわと綿雪のように地球へと舞い降りていった その羽根の一つが俺の住む町へと・・・ ふたたび映像は月と月を抱く天使を映し出す 「月が満ちて欠け、そしてまた月が満ちるまで私の子供をお願いします・・・」 俺の意識が深い闇へと沈んでいった・・・ はっ!どうしたんだ?!目を開けると、バスローブ姿の女の子が微笑んでいた 「私の子供をお願いします・・・」 この子が天使の子供?普通なら信じ難いことだったが、頭に映し出された天使の優しく真剣な眼差しを思い起こすと信じずにはいられなかった 「よろしく・・・ねっ♪」 「言葉、しゃべれるの?」 「さっきあなたの頭の中を覗いたの。あなたの思い出、言葉、記憶・・・私の中に入ってきてる・・・」 「そんなことができるんだ・・・よく分からないけど、こちらこそよろしく・・・」 ちゅっ 唇に感じる瑞々しい感触 「誓いのキスって言うんだ。勉強しました♪」 こうして彼女と俺との奇妙な?共同生活が始まった 「そうだ、君の事をなんて呼べばいいんだ?名前はなんて言うの?」 「天使に名前は無いの。天使は天使。それ以外のものでもない唯一のもの」 「なるほど。それは困ったな・・・」 「ねえ、アイリって名乗っちゃダメ?」 「・・・別にいいけど。どうしてその名前を?」 「あなたの頭の中を覗いたらアイリって言葉が溢れてきてたの。」 そうか。愛理に似てるって思っていたから無意識に頭の中に焼きついていたのか アイリと過ごす1ヶ月、いったいどんな未来が待ち受けているのだろう 「あ、あの・・・・」 アイリが顔を赤くしてもじもじしている 1 お、お腹がすいたの・・・・ 2 し、下着が欲しいの・・・・ 3 あ、あなたのお、おちんちんってどうなってるの?見てみたいのぉ/// 続き楽しみです 3にします 2で 2かなぁ 「あ、あのぉ〜・・・ぱんつほしいのぉ///」 アイリが股間の辺りを手で押さえてもじもじしている。そうだよな、昨日赤ん坊で生まれたアイリが女の子用のパンツ持ってるわけないよな 天使はノーパンってわけにはいかないかな? 「むぅ〜っ!」 アイリが口を尖らせて涙目になって俺に訴えかけている。俺の考えてることが丸分かりなのか これは下手なこと思わないほうがいいな・・・ 「あー分かった!一緒に買い物に行こう!」 「わぁ〜い、すきぃ〜♪」 アイリが勢いよく俺に飛びついた。弾みで俺は倒され、アイリが馬乗りの状態で跨っている 「うふふぅ〜ぱんつ〜♪」 だからやめなさい!そうやって豊かなお尻をこすりつけるのはっ!はうぅっ! 「アイリごめん。ちょっとどいてくれないかな。ちょっとトイレ行ってくる・・・」 「うわぁ〜♪うみぃ〜♪」 はじめて見る?地球の海に感動しているようだ 「アイリは海って知ってるのか?」 「うんっ!さっきあなたの頭の中でお勉強した!」 どうやらアイリから不思議な映像を転送されたと同時に俺の脳内もスキャンされたようだ となると、俺の日々の所行も丸わかりですか・・・ 「さあ着いたぞ。」 「ねえ、あれってかーせっくすっていうんでしょ?アイリ勉強した!」 モールの地下駐車場に車を停めた俺にアイリが隣の車を指差して叫ぶ 「アイリもっとお勉強したい♪」 無邪気にはしゃぐアイリを引っ張りモールの中に入る。まったく、とんでもない天使だ・・・ 実は悪魔じゃないのかこの子・・・ さあ着いたぞ。好きなのを選びなさい、ってわけにはいかないよな 「いらっしゃいませ。どんなのをお探しですか?」 「こ、この子に合うのを適当に///」 「お父様ですか?色や形はどういたしますか?」 だから俺にそんなことを聞くな!このKY店員! 「むらむらっとくるものをくださ〜い♪」 「あなたのおまかせでいいですからっ!」 周りの客や店員の視線が痛い。なんで俺はこんな目に・・・ 「ねぇ〜見てみて〜♪」 アイリ!下着姿のままでちゃだめぇっ! 「このワンピースにアクセントで帽子にリボンはいかがですか?」 「いいですよ。この子もすごく嬉しがってるようですし」 結局下着のほかに洋服や靴も買ってあげてしまった。かなりの出費だな・・・ あと1ヶ月はカップラーメンでしのぐか・・・ 「ねぇ?アイリきれい?」 「ああ、綺麗だ。最高だよ」 「うふふぅ〜♪だぁ〜いすきっ♪」 この天使のような、いや本当の天使の笑顔を見られれば安い買い物だな しかしなんだろう。さっきから感じるこの違和感は・・・ なんとも表現のしがたい、不安な気持ちは? 1 遠くの物陰で俺たちを監視する怪しい視線、黒づくめのスーツ姿の男が2人いる? 2 アイリが急にぐったりとして、おいっ!大丈夫か? 3 「アイリ、ゆうえんちいきたーい♪」 2 2で ぐーっ 腹の虫が鳴ってしまった。そう言えば朝から何も食ってないか 「アイリ、お腹空いてないか?何か食べたいものはないか?」 「んー、あれー♪」 アイリが指差したのはハンバーガーの写真が載った看板だった なんだもうちょっと高いもの頼んでもいいのに。まさか高い買い物したから遠慮してるのか そんな気を使わなくてもいいのに、可愛いな 「どんなのかなーって気になったの♪」 分かった。今買いに行ってくるから、そこで待ってろよ 5分後、長い行列もやっと解消しようやくハンバーガーを買うことができた お待たせアイリ、なんだ疲れたのか?こくりこくりうなだれて・・・違う 眠ってるんじゃなくってぐったりしている!顔を見ると赤くて熱もある 「アイリ!大丈夫か!おいっ!」 病院に連れて行かなくちゃ!いや、天使が普通の病院に行って治るのか!? いったいどうすれば・・・・ 「だいじょうぶ・・・アイリはだいじょうぶだから、ちょっと疲れただけ・・・」 「大丈夫じゃない!お前は・・・」 「暗いところに行けば大丈夫だよ。だから怖い顔しないで・・・」 駐車場に戻り、車の中でアイリを介抱する。顔色も赤みが取れ、呼吸も落ち着いてきたようだ 「アイリ、ジュースだよ。飲めるか?」 「ありがとっ。いただきます」 さっき感じた胸騒ぎはこのことだったのだろうか。姿形は普通の女の子だけど、アイリは天使だから特別なんだ だから大事に守ってあげないといけないんだ 「アイリね、月の世界で生まれたからお日さまは苦手だったの・・・」 「なんでそんな大事なことを言わなかったんだ・・・」 「おこってる・・・?顔怖いよ・・・」 「ゴメン。怒ってるわけじゃないんだ。アイリが心配だから」 「アイリ悪い子、心配かけたから怖い顔してるんだね」 申し訳なさそうに瞳に涙をためているアイリ。どうすればいいんだ・・・ 「おねがい、アイリをぎゅっとだきしめてキスをして・・・・」 「アイリ、そうすれば笑ってくれるのか?」 俺はアイリをそっと抱きしめて、その柔らかな唇にキスをした 「ありがと。だいすきだよっ///」 アイリの顔に笑みが戻った。って、舌を絡めてきてるよ・・・ 濃厚なキスなのにいやらしい感じがしない。それどころか心がすごく癒されているよ 〜数日後〜 とりあえず自宅待機も解除され、俺は仕事に行くことになった アイリが心配だったが、仕事を休むわけにもいかない 「いいかアイリ、これから仕事に行くけどアイリはおとなしくお留守番してるんだぞ。なるべく早く帰ってくるから」 当然アイリは不満そうな顔をしていた 「いい子にしてたらアイリの大好きなハンバーガーたくさん買ってくるから。いいな?」 「うん!」 玄関を出ようとする俺の袖を引っ張るアイリ。なんだ?まだ不満なのか? 「ん〜っ、ちゅっ♪」 振り向いた俺にアイリの唇が重なる 「おでかけのキッス♪」 そして夕方、残業もそこそこに大急ぎで家に向かった。もちろんアイリの大好きなハンバーガーを買って 「ただいまー、アイリいい子で待ってたか?」 返事がない。まさかどこかに行ってしまったのか?! 大慌てでリビングに向かう 1 なんだ、アイリいたのか。料理してたのか?そのエプロンは・・・裸? 2 「お帰りー♪いっしょにおふろはいろっ♪」 3 なんだ、アイリいたのか。DVD鑑賞ですか?ってそれはAVかよっ! 3w 3でw 3 リビングの方へ向かうと部屋の電気が消えていてテレビの画面だけが明るく光っていた。 その前にちょこんと座っているアイリ。テレビを見ていたのか?いや違うな・・・ 「アイリただいまー。ハンバーガー買ってきたから一緒に食べよう・・・?」 テレビの画面を見て俺はびっくりした。これはテレビじゃなくってAVですか! 内容は隠しカメラで女の子のオナニーを隠し撮りしていたのを流して、たまらなくなった男優が乱入、とよくある内容だ まさかアイリはこれも学習済み・・・よく見ると蕩けた顔で手を股間の中に潜らせて手をぎこちなく動かしている 耳を澄ますとアイリの苦しそうな吐息に混じってあえぎ声が聞こえてきた 「あっ・・・」 これは気まずい。アイリと目が合ってしまった 1 何事もなかったかのようにアイリが出迎える 2 アイリ病気なのかなあ・・・おしっこの出る口からおしるがこぼれてるのぉ・・・ 3 い、いっしょにお風呂にはいろっ♪ 遅くなりました 3で この凍った空気どうにかしないと・・・ 俺は平然を装って 「た、ただいま。電気点けなくて暗くないか?あ、明るいところはダメだったんだな・・・」 「お、おかえりっ!今テレビで『けーかくていでんをやります』っていってたから暗くしてたの・・・」 すごいなアイリ、そんなことまで覚えたのか。でもちょっと変かも? 「そ、そうだ!いっしょにおふろはいろっ!せつやくするためにまってたの!」 どうしようかと考えるとアイリが涙目に・・・仕方がない 「うふふふ〜ぅん♪」 満足そうに湯船につかりながら鼻歌を歌うアイリ。俺はなるべくアイリのほうを見ないようにして体を洗っている もし見てしまったら、理性を保てる自信がない 「ねーねー、いっしょにゆぶねはいろっ!」 「俺は後でいいよ。しっかり暖まるんだぞ」 「むぅ〜っ!せつやく!」 拒否権はないんですね・・・ 「えへぇ〜っ♪ぴったりぴったり♪」 狭い湯船に向かい合ってアイリと座る。体はほぼ密着していて、少し動けばお互いの性器が擦れるほどまで近づいていた 1 さて!体が暖まったから先に上がるぞ!アイリちゃんと体洗うんだぞ 2 もう我慢できない!アイリとしたい! 3 「ねえ・・・アイリ”えっち”をお勉強したいの///」 3で 3で 3 すごく気まずい。何か話さないと・・・ 「そうだ、アイリ。明日休み貰ったからどこか出かけようか。好きなところどこでも・・・」 「あ、あのねっ!アイリ・・・”えっち”をお勉強したいのっ!」 アイリの突然の告白に体が固まってしまった 「あなたの頭の中をのぞいたときに、たくさんの女の子が見えたの・・・」 きっとベリーズや℃-uteの子達のことなんだな 「その子たちすごく楽しそうだった。いっしょにごはん食べたり、おでかけしたり・・・それとえっちしたり・・・すごくうらやましいなって。だから・・・」 「だからって・・・アイリは天使で・・・」 「わかってる!もうすぐアイリはお月さまに帰って天使になるの。天使になれば楽しかったことも全部忘れて・・・あなたのことも・・・」 アイリの涙が湯船にぽろぽろと零れ、幾重もの水の紋を描いていた 「忘れてしまってせつなくなるけどいいのか?」 アイリは黙って首を縦に大きく振った 嘘だ。せつなくなるのは俺のほうだ。いくらアイリを求めて愛しても、やがては手の届かないところへ帰っていく。一生会うこともできない それでも、それでもアイリが愛おしい。アイリが欲しい 1 分かった。ここでしよう 2 アイリをベッドに運んでゆっくり愛する 3 ベランダでアイリの美しい体を月明かりで照らしながらつながりたい 3にしてみる 3で 「分かった。俺もアイリが欲しい」 バスローブを羽織ってアイリの手を引いてベランダに向かう。アイリの手が熱くどくどくと激しく鼓動を打っているのが感じ取られた 暖かくなったとはいえまだ春の始まりの夜の風は冷たい それでもお互い火照った体にとってはちょうど心地良い風であった 「わたし・・・きれいかな///」 月明かりに照らされたアイリの体を見て思わず息を呑んだ。すごく綺麗だ 薄青の月光がアイリの純白の肢体を照らし宝石のように輝いている 十分に濡れそぼったアイリの大事な部分が下の毛を濡らし、月明かりに照らされて銀色の糸のようにキラキラ光っている こうしてみると顔だけじゃなく体も愛理と瓜二つだ 「あんっ///」 アイリの背後から抱きつき、右手をアイリの大事な部分に忍ばせた 思わず漏れる喘ぎ声とシンクロするようにどくどくと愛液が溢れてきている 「はふぅんっ、はぁはぁっ・・・うむぅっ///」 アイリの顔をこちらに向かせ貪るように唇を奪う。舌を割り入れて、アイリの舌に絡ませる 右手はアイリの陰部をいじりつづけ反対側の手でかわいらしい乳房を弄る 上と下の両方の口から愛液が溢れ零れ続ける アイリは苦しそうに息をしていたが、その顔は幸せに満ち溢れて蕩けていた 1 このまま立ちバックで挿入 2 ベランダの椅子に腰掛けて手掛けで挿入 3 ベッドに場所を移しオーソドックスに正常位で合体 1かな 1で アイリの陰部に指を挿し入れてくちゃくちゃと音を立てて掻き混ぜる 愛液がびちゃびちゃと膣口から吐き出され、ベランダの床に水溜りを作っていた もうそろそろか 「アイリ、挿入(い)れるぞ」 アイリは言葉の意味を理解し、首を大きく振った 俺は肉棒に手を添えてアイリの膣口に先端を宛がった 先が入っただけで包み込む感触とアイリ自身の熱。すごく心地良い アイリの奥まで肉棒が注送されるとアイリはこちらを振り返りうっとりとしながら微笑んだ 「 のがアイリのおなかのおくまではいってるよぉ///」 一つにつながった嬉しさにアイリが涙を零した。アイリ、アイリの中に俺を刻み込むよ 「あぁぁっ!あついっ!あついのぉっ!」 ぱんぱんとアイリの美尻に向けて腰を打ち付ける。快楽の声とともに結合部から愛液がじゅぶじゅぶと泡を立てて漏れている 「アイリっ!すごくきもちいいっ!アイリはどうなんだっ」 「あたまがしびれてぇっ、からだがいうこときかない・・のぉっ!でもうれしいよぉ///」 気がつけばアイリも自ら腰を動かして俺を求めている。すぐに”えっち”を学習したのかw 「はぁはぁっ!あいりぃ・・どっかにいっちゃうのぉっ!おねがいっ!はなさないでぇっ!」 俺はアイリの腰に手を回しぎゅっと抱きしめた 「アイリ、怖くないよ。俺と一緒にイこう。」 「うんっ!アイリ、 といっしょにきたいのぉっ」 アイリの体がさらに熱を帯び、体が小刻みに震え始めた。もうすぐ絶頂を迎える 「もうだめぇっ!あぁぁぁっ!あぁっあぁぁぁぁーんっ!」 アイリの体がぴくんと一瞬硬直した瞬間、俺は欲望の塊をアイリの膣奥に流し込んだ 肉棒を引き抜くと溢れた白濁液がアイリの膣内から逆流し、どろどろと太ももを伝い床に落ちていった アイリが俺のほうを振り向くと、唇にそっとキスをして 「”えっち”お勉強しましたっ♪」 さっきまで小悪魔のように乱れてたのにもう天使の笑顔に戻っている 1 からだよごれちゃったね。またおふろはいろっ♪ 2 体の火照りを冷まそうか。月を眺めながらいちゃいちゃと密着ラブラブモード 3 くしゅんっ!一緒にベッドで寝ようっかっ♪ 1かな 2で 「からだよごれちゃったね。またおふろはいろっ♪」 そう言えばお互いに汗や愛液まみれになって体がどろどろだな・・・ 「ふんふんふぅ〜♪」 シャワーで汚れを流すアイリ。背中のこぶが少し大きくなったような気がする これが成長すれば天使の羽根になるのか・・・ 「ねぇ、シャワーでながしてもここのよごれがとれないのぉ・・・おくちできれいにしてぇ///」 アイリが振り返るとあそこを指でくぱぁと開けている。膣口から零れるアイリの愛液、おいしそうだ・・・ 「はぁぁんっ!くすぐったいよぉっ////」 吸っても吸っても溢れるアイリの愛液。天使にこんな辱めをして罰が当たらないだろうかw やばい、俺の肉棒がまたむくむくと鎌首をもたげてる 「アイリ、もういちど”えっち”をお勉強しようか?」 「うんっ♪」 マットにアイリを寝かせ今度は正常位で突く 「はぁぅっあぁぁんっ!おなかのおくまでつかれてるのぉっ!」 アイリを突くたびに膣内の襞が肉棒に絡みついて締め付ける。天使だけあってなかなかの名器だ ってそんなこと言ってる余裕がない。また射精しそうだ 「たくさんあいりにぶちまけてぇっ、あぁぁっあぅんっ!」 「きょうはたーくさんおべんきょうしたねっ♪」 ベッドの中で天使の微笑を見せるアイリ 「アイリ、明日はドライブ行こうな。それから、もっとたくさんお勉強しようっか」 「 。あのねアイリね・・・」 アイリが何かを言おうとしてたが、疲れと睡魔に襲われ最後まで聞き取ることができなかった この夢もいつかは覚めるのかもしれない。だけど、もう少しこのまま時間が止まれば・・・ 翌日、俺とアイリは車でデートに出かけた 幸いにも薄曇の天気で日光を強く浴びる心配がなかった。念のため日除けの帽子を被って出発 「うわぁ〜きれいなおさかなぁ〜♪」 水族館の水槽で泳ぐ色とりどりの魚に喜ぶアイリ。月には魚はおろか生き物もいないもんな 「ねーねーっ、次はいるかさんみたいなっ!」 こうやって楽しそうにアイリと過ごす時間もあとわずか。それが終われば・・・ いかんいかん!今はアイリと楽しく過ごすことだけを考えよう 「ちょっとまっててねー」 「どうしたアイリ。トイレか?」 「うん、ちょっとねー。きえちゃやだよっ♪」 こうしてアイリとの楽しい1日もあっという間に過ぎ、夜を迎えた 「アイリ、砂浜を歩きたいなあ」 車を海岸沿いに停めて2人で砂浜を歩く。月が大きく明るく波と2人を照らす 「あーたのしかった♪これでおもいでがたくさんできたねっ♪」 「そうか。それは良かった。来週も休み貰ったから、また出かけような」 「あのね・・・・」 アイリの表情が一瞬にして曇った。その表情で何を言おうとしたのかすぐに分かった でもまだ時間が残ってるんじゃ・・・ 「きょうでおわかれなの・・・アイリね、おとなのからだになったから、もういかなくっちゃ・・・」 「言うな!それ以上言わないでくれ・・・・」 「アイリ・・・ぐすぅっ、すごくうれしかった・・のぉっ。いっぱいおべんきょうできてぇっ、 とでーとできてぇっ・・・ぐすっ・・・」 「アイリっ!ばかっ!バカヤロウ・・・」 「だめだよっ、かなしいってのはおべんきょうしてないもん・・・ぐすっ・・・アイリわらってさよならしたいのぉっ・・・」 「頼む、もう少し時間を・・・アイリ・・・」 俺はアイリをぎゅっと強く抱きしめた 「ごめんね。アイリが月にかえらないと天使がいなくなっちゃうの。てんしのさだめっていうんだ・・・」 俺の声は涙声になって自分でも何を言ってるか分からなくなっていた 「あのね、アイリなにものこせないから、かわりにこれを・・・」 アイリがポケットから取り出した二つの袋。ペアリング? 「これをアイリだと思ってね♪」 アイリは俺の薬指にリングをはめ微笑んだ 「分かった、一生大事にするからな」 「それじゃあ、もう時間だから・・・ ありがとう。さいごに・・・もういっかいだけキスしよっ♪」 アイリを強く抱きしめてキスを交わす。涙交じりのしょっぱく苦い別れのキス 少しでも長くアイリの感触を刻み込みたい。しかし次第にアイリを抱きしめてる腕の感触が薄らぎ、アイリが光に包まれていった 「アイリ!」 「バイバイ。ありがとう、大好きな ・・・」 アイリの体は光の粒となって月夜の空に舞い上がり、月の中へ吸い込まれるように消えていった 俺はその場にしゃがみ込み激しく泣き叫んだ しばらくして水平線が明るさを帯び、朝がやってきた 「 だいじょうぶ?!ねぇ、 !?」 目を覚ますと目の前にアイリ、いや愛理が心配そうに俺を見つめていた ああ、悪酔いして眠ってしまったみたいだ 「大丈夫?すごく苦しそうだったけど・・・」 「ああ、大丈夫だ。ちょっと悪良いしてたみたいだ」 「本当に?最近忙しいみたいだから無理しないでね」 あの後どうやって戻ったのか、今までどうやって過ごしたのかさっぱり分からない もしかして今まで見たのは夢なのかもしれない いや、あの時のアイリと過ごしたわずかな時間の中の記憶、アイリの感触、そして思いでは夢でも幻でもない 「そうだ、これ私からプレゼント♪私のとおそろいだよ♪」 愛理が見せたペアリング、間違いない。アイリのくれたペアリングだ 「どうしてこれを?」 「近くのアンティークショップで見つけたんだ♪可愛いでしょ」 夢なんかじゃない。アイリはこうしてちゃんと存在していたんだ・・・ 思い出した、アイリが消える前に残した最後の言葉 「私がずっと見守ってあげるからね・・・・」