「ねぇジミーちゃんおそいー!」
「ごめんごめん、っていうか11時でしょ!?一応時間通りじゃんよ〜」
「こういうときは女の子を待たせないの、エチケットだよ」
「ごめんってば、この通り!ね!」
ほぼ定刻、遅刻したわけじゃないけど手を合わせて平謝り。
昔はもっとルーズだったけどデートのときだけは時間ピッタリに来るようになったってことで許してほしいんだけど。
両手を腰に当てて呆れた顔してるのは舞ちゃん、俺の彼女の1人で親友の妹。

「っていうかジミーちゃん誘うの遅すぎ、いっつもマイが待ちくたびれるくらいにならないと誘ってくれないんだから」
「舞ちゃんのほうから誘ってくれてもいいのに…」
「こういうのは男のほうから誘うのもマナーなの!マイはこう見えて奥ゆかしいんだから」
色んな子と色んなデートしてるけど、舞ちゃんは基本ステレオタイプというか引っ張ってってもらうのが好きだったりして。
でも強く自分を持ってるから自分の思い通りにいかないとちょっと不機嫌な部分もあったり。
まぁ自分の好きなことやってて俺が振り回されつつ、でも俺が手とか口出してくるのも楽しんでるフシがあるかも。
ちぃや菅谷みたいにお互い好き放題言い合う、じゃないけど、やりたいことやりあって楽しめるいい感じな関係、なのかも。

「夏物買いたいって言ってたでしょ、今日はお買い物メインにする?」
「うん、買いたいものいっぱいなんだけどさ、その前に、っていうか、あちゃぁ…」
「あらら、降ってきちゃったね」
ここまで来るときはそうでもなかったのに、待ち合わせのアーケードの軒の外は雨がパラついてきた。
梅雨のシーズンだし、仕方ないといえば仕方ないけど…
「もう最悪、せっかくのデートなのに…ジミーちゃん雨男なんじゃないの?」
「雨『男』って聞いたことないけどw 雨女は聞くけどさ」
「違うし、マイ雨女じゃないもん」

1.いや、舞ちゃん雨女でしょw
2.やっぱ俺なのかな、こないだ岡井ちゃんデートも雨だったし
3.もっと凄い雨女の知り合いが近くにいるのかも.。o0(从・ゥ・从) 



3かw 


キテタ━━━(゜∀゜)━━━!!
1で 


3かな
2は地雷だなw 


3
卒業とかつまらない釣りしてた人が一昨日いたっけな… 



「やっぱ舞ちゃん雨女なんじゃないの?w」
「ちーがーいーまーすーw」
アーケードを歩きながら俺の腕に捕まり、ブンブンと振り回してくる舞ちゃん。
雨男、なんて言葉は無い(多分)、舞ちゃんは雨女じゃない(自称)。
でもそうすると他に雨が降る原因があるわけで。
「もしかして…ちょっと舞ちゃんごめん、電話を…」
「何?マイの前で他の女の人に電話するんだ、ふーん」
「いやその…ごめん、間違ってないけど……あ、もしもし舞美先輩?」
一瞬迷ったけど舞ちゃんと繋いだ手をそのままに空いた手で携帯を取り出して電話をかける。
ちょっと舞ちゃんが俺の手を掴む強さが強くなった気がするけど…w
『もしもしジミー?どしたの急に』
「や、今どうしてるのかなーと思って…」
『嬉しいな、気にしてくれてるんだw 今ねぇ、買い物しに○○街に来てるんだ』
「ホントですか!?俺も今近くに…」
『うっそ、良かったら合流しない!?今どこにいるの?』
「えーっと、T○T○YAの店の前の…」
『あーホントにすぐ近く!そこ居て、すぐ行くから!』
「え、でも俺ちょっと今…あ、切れちゃった」
以前にも俺といたら強烈な雨を降らせてくれた雨女の舞美先輩、もしかして近くにいるんじゃないかと思ったけど、案の定。
つまりこの雨は舞美先輩のせいだったわけだw
「分かったよ舞ちゃん、雨女は舞ちゃんじゃなかった」
「ふーん、で、誰に電話してて、誰が今から来るの?」
「えーっと、それは…」
確認だけのつもりが思わず現在地言っちゃって、舞美先輩が近くにいるってなればそりゃ来るよなぁw
舞ちゃんがちょっと冷ややかな目で見てくる、まぁ大丈夫だ、とは思うけど… 

「ジミー、と…舞ちゃんだよね?」
「こんにちは舞美先輩」
「…こんにちは舞美ちゃん」
「あれ、もしかしてデートとかだった?」
「いやその…まぁ、そんなトコですけどw」
傘を差して現れた舞美先輩、俺と舞ちゃんが並んでるのを見て目を白黒させてる。
舞ちゃんは舞ちゃんで表情は笑顔で挨拶してるけど…
「あは、あたしお邪魔かな?ごめんねついジミーが近くにいるってなって舞い上がっちゃって」
「えーっとその…」
「いいんじゃない?いっしょでも、マイたちこれから服とか買い物するけどいっしょでよければ」
「ホントに?いいの?」
「あ、でもジミーちゃんはマイのなんでw」
ギュッ、と力を入れて腕を捕まれる。
そんな舞ちゃんの様子に舞美先輩も苦笑い。
意外と舞美先輩と舞ちゃんってファーストコンタクトなんだっけ、お互いにお互いの話を(俺経由で)することはあっても。
まぁ今日は舞ちゃんとのデートってことで、ゲスト舞美先輩って感じでお送りしますw(誰にだろうw)
「で、舞ちゃん買い物って何からするの?」
「えーっとねぇ…」

1.(o・v・)<サーフ系のカッコいい服!
2.(o・v・)<カワイイワンピースとか…
3.(o・v・)<水着! 



3 


まさか舞美先輩登場とは

大胆に3か
きっと舞美先輩は似合ってない可愛らしいワンピだなw 


2で舞美先輩のモサ姫ぶりをw 



「水着かな、やっぱり♪」
「マジで!?」
「うん、中学最後だし友達といっぱい泳ぎに行くんだー♪」
「水着かぁ…プールなんて全然行ってないなぁ…」
一番最後の台詞がちなみに舞美先輩だったりするんだけどw
2人きりのデートじゃなくなって一時はどうなるかと思ったけど、思ったほどには舞ちゃんの機嫌は崩れてなくてご機嫌だったり。
近場のショッピングセンターのエスカレーターを上りながら縦1列に並んだ3人でお喋りしつつ。
「ジミーちゃんも見たい?マイの水着姿♪」
「見たい、すっごく見たいw」
「ふーん、舞美ちゃんの水着は?」
「見たい、すっごく見たいw」
「え、あ、あたし!?私は水着はちょっと…」
「誰でもいいんだジミーちゃん…」
「そ、そんなことないよ、舞ちゃんのが見たいってば!」
「どうしよっかなー、友達とはいっぱい泳ぎに行く予定なんだけど…」
舞ちゃんがひょいと放り投げた舞美先輩という釣り針に見事に引っかかる俺w
そうして拗ねて見せる舞ちゃんを慌てて慰めようとしたら舌を出されたり。
こう自由に振舞って楽しそうな舞ちゃんを見るのもしばらくぶりで。

「どうしよっかなぁ…セパレートでタンキニもいいし、パレオとかカワイイかも…」
「せっかくだからビキニとかどう?」
「それジミーちゃんが見たいだけじゃないのー?wジミーちゃんのエッチw」
そんな軽口叩きながら水着を選んでる舞ちゃん、を後ろから見てる俺と舞美先輩。

1.舞ちゃん、試着してみれば?
2.せっかくだし舞美先輩も選びましょうよ
3.舞美先輩、舞ちゃんと俺、どう見えます? 



1 


1で
まさか舞美先輩が合流するとは想定外w 


2 


2で
舞美先輩ともプールor海フラグ立つかなw 



「舞ちゃん、試着してみれば?」
「うーん、でもこれもいいしこっちもいいんだよね、欲しいのいっぱいあるし…」
「順番に着てみればいいじゃん、迷ってるのどれ?これとこれとこれ?」
「ちょっと待ってよ!っていうかマイ別に…もぉ!」
舞ちゃんが両手に持ってた水着を奪い取って背中を押して試着室に。
文句言いつつも踏ん張ったりしないで素直に押されていって入ってカーテン閉めてるし。
まぁ舞ちゃんの色んな水着が見たいから俺としては迷ってくれるのも大歓迎なんだけどw

「水着かぁ…全然海とか行ってないからなぁ」
「舞美先輩もせっかくだから選んだらどうですか?w」
「え、いいよ私は…//」
「まぁまぁそう言わずにw」
舞ちゃんが着替えてる間、ただ待ってるだけでもアレなので、ってわけじゃないけど。
舞美先輩もせっかくなんだし水着選んじゃいましょうよw
「俺舞美先輩の水着見たいなー見たいなーw」
「えぇ…その、困ったなぁ…//」
人に注目される、というか目立つのがそんなに得意じゃない舞美先輩、水着姿になるのは恥ずかしいっぽい。
けど舞美先輩のせっかくの肉体美を晒さないなんて勿体無い!
というか水着姿を見せてくれないなんて俺悲しいっすよw

「その、こんなのとか?」
「何でパレオつきのタンキニなんですか、ビキニいきましょうよビキニw」
「えー、困る、恥ずかしいんだもん//」
「もう思いっきり大胆なカットのとかw」
なんかこういう風に照れてる舞美先輩ってのも新鮮なんだけどw
頭をかきながら赤面してるところなんて先輩なのにすっごい可愛いしw
「ほら試着いきましょう、ほらほら」
「えー、ちょっとちょっとじみぃ…//」

1.試着した舞ちゃんだってビキニなんですから
2.着替えれないなら俺がいっしょに入って着替えさせますよw
3.舞美先輩せっかくキレイなんですから見せないと勿体無いですよ 



3で
舞美先輩をその気にさせましょw
でも、なんか脱線気味かw 


1 


3からの2で
隣で舞ちゃん着替えてるのに隠れるハメとかw 


冗談っぽく2でw

確かにちょっと脱線しそうだw 



「舞美先輩せっかくキレイなんですから見せないと勿体無いですってば」
「えー、でもなぁ、困ったなぁ//」
「ほら、これなんていいんじゃないですか?細いんだから」
「え、派手だよぅ//」
せっかくなんだから原色の派手な色の水着のほうがいいと思うんですけどね。
スタイルいい、というか細身の舞美先輩だったらこういうビキニがいいと思うけど、本人が照れちゃってる。
というかニヤけちゃってるってことは褒められて満更でもないんじゃないですかw

「ほら着替えてみましょう、あ、アレだったら俺が着替えさせてあげましょうか?w」
「え、ちょっとじみぃは入らなくていいよ、分かったから!w」
「またまたぁ、サイズ合ってるかもしっかり測らなきゃなんでw」
「だめったらだーめ//」
舞美先輩を舞ちゃんの隣の試着室に押し込み、わざとエロい顔して見せて顔の横で手の指をワキワキと動かして見せる。
流石に入るのは冗談だけど本気で照れた舞美先輩に追い出された。
昔本気で試着室で梅田先輩とエッチしたこともあるけどねwアレも楽しかったなぁwww
まぁ舞美先輩も本気で怒ってはなかったので(怒ってたら柿の種コースだw)着替えてくれるでしょ。

「ジミーちゃん舞美ちゃんと楽しそうだね」
「そそそんなことないよ、舞ちゃんが試着してる間舞美先輩も水着着てみたらいいのにーって思って話ししてただけでさ」
「その割にはセクハラみたいなこと言ってたけど…」
試着室の前で騒いでたからか、舞ちゃんのほうが試着室のドアをうっすら開けて嫉妬がましい目で睨んでくる。
まぁ選ぶの楽しんでたのは否定しないけど舞ちゃんの水着だって楽しみにしてたんだよ。
「ホント、舞ちゃんの水着が見たくって、ぶっちゃけ色んな水着姿が見たくていっぱい試着してほしいなって」
「もぉ、そんな風に思ってこんなたくさん試着させようとしたんだ、で、ジミーちゃんはマイの水着見たい?」
「すっごく見たいw」
「舞美ちゃんより?」
「ん〜…僅差で舞ちゃんのほうが見たいw」
「しょうがないなぁ!」
ちょっと嫉妬してる舞ちゃんの機嫌を取りつつ。
しょうがないなぁ、という割には嬉しそうな舞ちゃんの声と同時に試着室のドアが開く。 

1.ワンピースの水着、カワイイ!
2.ビキニ、ちょっとせくしぃだね
3.た…谷間が!? 



まずは1でじらすのがまいまい姉さんw 


1
じらしたつもりがジミーの舐めるような視線がw 


1
ワンピ水着も腰周りがけっこうエロかったりするんだよねw 



「おぉぉ…」
「ちょ、ジミーちゃん目がエロいw」
「や、ごめんごめん、すっごい似合ってたからさw」
ドアを開けた舞ちゃんがライムグリーンのワンピースの水着を着て出てくる。
正直、思ってた以上にウエストのくびれがあって細身で大人っぽい身体に変貌してる。
そんな姿に目を奪われ、舞ちゃんに頭をはたかれたのはご愛嬌w
「いやホントにカワイイ、けっこう舞ちゃん青とか緑とかの淡い色似合うかもね」
「ふふん、褒めたって何も出ませんよーだw」
そんなこと言ってる割には嬉しそうな舞ちゃん。
ノリノリでポーズ取ってみたり、くるっと回ってみたり。

「ねぇジミーちゃん、今度どっち着てほしい? えーっとこの黄色いやつとー、こっちのピンクのと」
「んー、こっちのピンクのかな」
「こっちのほうが布小さいからとか言わないよねw」
「ごめん、言うw」
「もぉ、お兄ちゃんに殴られるよw」
試着室でまだハンガーにかかったままの水着を2つ、掲げて見せる舞ちゃん。
そりゃあ大人のロマンってやつですよ、水着、とくにビキニなんていうのはw
後ろ向いて俺が言ったほうをハンガーから外し始める舞ちゃん、上半身を屈めて水着のままお尻を突き出して。
わ、無意識なんだろうけどお尻の部分の布を直すとか、エロすぎ…
こんなところだってのにバックからぶち込みたい衝動に駆られつつも流石にガマンガマンw

「じゃあ着替えてくるからね♪」
「はいよー、待ってるよ」
いや眼福眼福w
舞ちゃんけっこうお尻が膨らんでエロい感じになってきたな…
随分ご無沙汰だし、エッチしたいな〜なんてw 

「「お待たせ〜」」
2つの試着室のドアがほとんど同時に開き、2人の水着美少女が姿を現す。
すげぇ、どっちもビキニだ…

1.舞ちゃん、イイよ、すごくいい、色っぽい
2.舞美先輩、やっぱスタイルいいしこの水着イイですよ!
3.どっちも胸が…いや、舞ちゃんのほうが意外と…w 



3 


選べねえよ!w
12 


3か 


先にどっちを褒めても後が怖いから3
リアルで今はどっちが大きいかなw 



「どぉかな…// 中学高校とこんな水着着てないかも…//」
「ふふん、けっこうマイってせくしぃ?」
真っ赤なビキニ、恥ずかしいかちょっと腰が引けて股間の前で手を組んでもじもじしてる舞美先輩。
黄色のビキニの水着で腰と頭にそれぞれ手を当ててモデルポーズを決めてみせる舞ちゃん。
どっちもイイ、すげーイイ。
けどそれ以上に俺の目を引いたのが…

「…意外と舞ちゃんのほうが胸が…」
「ちょ、どこ見てんの!?」
「やだジミー!」
無意識に発した台詞に思いっきり警戒する2人、っていうか片手で胸を隠しながら俺のほうに歩み寄ってきて…
「ジミーちゃんエッチ!」
「ジミーが着てって言ったんでしょ!?」
「いたたたたた!ギブ!ギブ!」
「セクハラしない!」
「ジミーちゃんが見るのは水着、み・ず・ぎ!」
舞美先輩に耳を引っ張られ、後ろに回りこんだ舞ちゃんがこめかみをグーでグリグリって…ちょ、マジで痛い!
両手で頭を押さえて首を振りながらギブアップ。

「や、ホントに2人ともカワイイからビックリしたんだって」
「んなこと言って胸ばっかり見てたくせにー」
「やっぱやめとこうかな、水着買うの」
「いやいやいやいやホントに似合ってますから、買ったほうがいいですって!」
呆れ顔な2人のビキニ姿を改めてじっくり見る。
舞美先輩も俺の失言で緊張が解けたか、恥ずかしがらずに普通にしてくれてる。
どっちもスレンダーで色白で、ほんの少しのセクシーさがあって。
やっぱりどっちも似合ってる。 

「すごいいいですよ、もうこの際2人ともこれ買っちゃいましょうよ」
「えーでもなぁ…」
「まぁマイも気に入ったからいいけど…でもジミーちゃんセクハラするからいっしょには泳ぎに行かないよ」
「ちょwwwそう言わずにwww」
「元々マイ友達と泳ぎに行く水着買いに来たんだしー」
「じゃあ俺と泳ぎに行く用にもう1着とか…」
「だーめ、気が向いたらジミーちゃん泳ぎに誘ってあげるw」
きっと尻尾があったら思いっきり振ってる俺と舞ちゃんのやり取りw
そんなのが面白かったみたいで舞美先輩も笑ってくれてて。
満足した舞ちゃんは着替えに試着室に入っていく。
「舞美先輩も買いましょうよ、この水着」
「うーん…ホントに似合ってるのかなぁ//」
「絶対似合いますって、俺舞美先輩とプール行きたいです、で、そのあと舞美先輩んちでお泊りとかしたいですw」
「え、も、もう何言ってるかなぁ//」
「俺夢なんですよ、舞美先輩の家にお泊りするの」
「えー、その、もう、しょうがないなぁ…//」
「じゃあ遊びに行くのは水着持参ってことでw」
「もう、分かったからw」
舞美先輩もこれで水着お買い上げーwというかどさくさ紛れにお泊りの約束までしちゃったw
1日目プール行って、帰ってからシャワー浴びてずーっとエッチとか、wktkが止まらないwww
舞美先輩も試着室で着替え、2人とも結局俺が選んだ水着を買ってくれて。
次はどうしようかな…

1.(o・v・)<じゃ、次はジミーちゃんの水着でしゅねw
2.(o・v・)<あとワンピースが欲しいかなぁ
3.(o・v・)<ノド乾いたしどっかでお茶でもする? 



3で
舞美先輩のフラグが先に立っちゃったw 


3 


とりあえず次へ進む
3 



「ジミーちゃん、マイちょっとノド乾いた」
「そっか、ちょっと休憩してお茶でもしようか」
「そうだね、あーでもちょっとお財布がなぁ…水着買っちゃったし…」
「大丈夫大丈夫舞美ちゃん、きっとジミーちゃんがおごってくれましゅよw」
「アハハハ…俺でよければw」
すっかり舞ちゃんのペースのまま、ひとまず休憩してカフェに入る。
舞美先輩におごるとなると当然舞ちゃんにもおごらないわけにはいかない。
ちょっぴり財布の中が切ないことになったけど、フラペチーノのアイスをつついてる2人の顔を見るとそんな気分も吹き飛んじゃう。

「…で、舞美ちゃんはジミーちゃんにたぶらかされてる一人?w」
「たぶらかされてるってそんな、えーっと…//」
「まぁもう1回言うけど、ジミーちゃんはマイの、だよね?」
「え、えーっと、うん…」
話の合間、舞ちゃんはやっぱり舞美先輩を警戒してるのか、牽制してみたりする。
舞美先輩も中学生の舞ちゃん相手でどう応えていいのか分からなくて曖昧な笑みを浮かべてたり。
でも時折俺のほうを見る視線がちょっとトゲがあるのは気のせい…じゃないよな。
この2人、誕生日も2人も同じだし意外とニアミスしてるし。
「マイとジミーちゃんもうすっごい深い仲だもんねー♪」
「あ、あはははは…」
「でもジミーその、わ、私にも水着見たいって、言ってくれたし…//」
「ジミーちゃんは浮気者だからマイも大変だもんw」
舞美先輩もどう応対していいか分からないなりにささやかな抵抗を返してきたり。
岡井ちゃん相手とかでも対抗心を燃やす舞ちゃんなだけにちょっと怖いぞ。

1.(o・v・)<ジミーちゃん、これからホテル行っちゃおうか?w
2.(o・v・)<ジミーちゃん、マイと舞美ちゃん、どっちが好き?
3.从・ゥ・从<わ、分かってるもん、ジミーが浮気性なの、他にも… 



これは悩む
3は地雷っぽいし、2か 

あえての1 


1かな 


ああ嫉妬して牽制してくる舞ちゃんきゃわw
攻めの舞ちゃんは1で

どれも地雷に見えてきたわw
特にどっちがスキ?選択は鬼門 



「ねぇジミーちゃん、このあとホテルとか行っちゃおうか?w」
「え、マジで?」
予想外な舞ちゃんの発言に隣の舞ちゃん(当然座席確保された)を思わず二度見する。
向かい側に座ってる舞美先輩のことも一瞬忘れて生つばを飲み込んじゃったり。
「だだだダメだよそんなの!」
「ま、舞美先輩…?」
「ダメ?どうして?w」
「どうしてってそれはその…ま、舞ちゃん中学生だし…//」
うわ、舞ちゃん絶対確信犯だw
舞美先輩が中学生の自分相手に理詰め生々しい説得できないの分かってて言ってるw
そしてその通り舞美先輩は照れもあるし年下に嫉妬むき出しにもできないしで言葉に詰まっちゃった。
「ちs…マイの友達だってホテルくらい行ってるし、愛する人同士が行くのって普通じゃない?」
「それはその…そうだけど、そうじゃなくて…//」
「もしかして舞美ちゃん、マイとジミーちゃんがそういう仲なの、しっと?w」
「うぐ…そうだけど、そうじゃなくて…//」
うわ、舞ちゃんおっかない、(舞美先輩に比べたら)子ども、っていう武器を最大限に利用してるw
普段は子ども扱いものすごい嫌がるのにw

「まぁ誰が何と言おうとジミーちゃんはマイのなんで♪ このあとすぐ行っちゃう?ジミーちゃん?」
「え、ちょっと舞ちゃん、本気?」
「んーどうかな?w」
うわ、マジで舞ちゃんからお誘い?それとも舞美先輩に嫉妬して?
これは舞美先輩の手前断ったほうがいい?それとも据え膳喰わぬは何とか?
「や、やっぱダメだよ、絶対ダメ!」
「えー、でもなぁ、ジミーちゃんマイのだしぃ」
「ど、どうしても行くっていうんだったらわ、私も行く!3人で!」
ちょっとちょっと、舞美先輩まで何言っちゃってるの!?
その目は本気と書いてマジと読めそうなくらい本気だ。

1.もうどうにでもなれ、こうなったら行きましょう!
2.ストップ!舞ちゃん2人で話ししよう
3.ストップ!舞美先輩2人で話しましょう 



舞ちゃん久々なので2 


3 


ありゃりゃ、予想外の展開w
もう1でw
でもまいまい姉さんだからなぁ 


1 


舞姐さん尊重で2 


3で今回は舞美先輩に自重してらうか

将来的には対抗心煽って3Pいけるかなw 



「えー何で、舞美ちゃんまで行くの?」
「それはその…中高生で行く場所じゃないから、こういうのは保護者が必要なの!」
「…で、ジミーちゃんどうするの?」
「………2人がそれでいいならいいですけど…」
いや、こう言うしかないでしょ、そりゃ。
2人ともやる気になっちゃってるし、ここで俺が渋ったら余計な油注ぎそうだし。
ただ、この2人とホテル?3P?
最大の問題は…

「ちょっと待って、あなたたち高校生じゃないの?」
「あ、えーっと、その…」
「ここは高校生は入れないからね、それにここは3人もダメなの、犯罪とかそういう対策でお断りしてるから」
「はぁ…すいません……」
…と、受付で止められる、当然こうなるよねw
舞ちゃんは膨れてるし、舞美先輩は受付のところの人にぺこぺこ頭下げて謝って。
ようやくホテルから出てきて3人揃ってため息を一つ。
「納得いかなーい、ちさとはジミーちゃんと行ったんでしょ!?」
「もう、やっぱりダメだよこういうのはね、…まぁ私も高校生のとき行ったけど…」
「ほら今日はやっぱダメだったんだよ、ね、日を改めてってことで…」
岡井ちゃんと俺がホテル行ったの(しかも岡井ちゃん中学生の頃から)知ってる舞ちゃんはまだ膨れてるし。
舞美先輩のほうは真面目だから反省してる感じ。
まぁ俺の本心としてはホッとしたの半分、残念なの半分、かな。
いつかは入ってみたいけどwww

「ちなみにジミーちゃん、日を改めてならOKなんだよね?」
「ちょ、ちょっと舞ちゃんってば!」
「ち、違うよねジミー? ホテルのことじゃないよね? それか、私と…//」
ちょっとちょっと、2人ともこの話は今日は終わりじゃないの!?
両サイドからしがみつかれて、腕を引っ張られる。 

1.日を改めて舞ちゃんとは行こうね
2.日を改めて舞美先輩と行きたいです
3.もうやめやめ!この話は今日はやめー! 



1 


こういう展開になるとはw
3じゃないといろいろ問題が残りそうだ 


エッチルートから外れてるなw

1なら舞ちゃんをこの場では説得する為という体で
舞美先輩を納得させる事ができるかもw

でも結局この後行っちゃうとか・・・まではいかないかw 


3P要員だが今回はガマン
2で舞ちゃん優先 



「ちょっとストップ!やめ!もう今日はこの話はやめー!」
「「えぇー!?」」
「えぇーじゃないの!大体舞美先輩までなに張り合ってるんですか!」
「あはは…ついついw」
2人とも俺の腕そんなに引っ張ったらもげちゃうから!w
お互い負けず嫌いだし、舞ちゃん嫉妬心と独占欲強いし、舞美先輩真面目だし。
そんなわけで途中から火花散らし始めちゃって。
や、モテてるってことで嬉しいといえば嬉しいんだけどね。
買い物の続きに戻っても、それぞれが買い物してる隙に2人きりになったら念入りにお互いから釘を差されて。

「ジミーちゃん、あんまり舞美ちゃんに甘い顔したらダメだからね」
「分かってるってばw」
「分かってない、またちさとともデートしてるし…あの舞美ちゃんにもきせーじじつの現場を見せないとダメかなぁ」
「アハハ…お手柔らかにw」
舞美先輩がバッグ見てる間に舞ちゃんと二人きり、腕にしがみつかれて耳元で囁かれて。
苦笑いしてる俺が面白くないのか文句言われたのでほっぺたにキスしたら大人しくなったけどw
「あとー、さっきのホテル、いつか絶対連れてってねw」
「いいの?舞美先輩煽って言ったんじゃないの?w」
「いいの!その…マイだって興味ないことはないし//」
「舞ちゃん顔赤いよ」
「う、うるさいなぁ// 舞美ちゃん戻ってくるよ!」
大人っぽくて策略家だけどまだまだ見た目は中学生、性に興味津々なお年頃。
流石にすぐに行くのはできるかな?ってか受付次第だからどうかわかんないけど。
今日は舞ちゃんからしたら邪魔が入ったデートだけどけっこう楽しんでくれたみたいで。
今度はちゃんと2人きりでデートもできたらいいね。 

「あのさジミー、その…やっぱりその、舞ちゃんみたいに若い子のほうがその、す、好き?」
「ちょ、なに言ってるんですかwww」
「だってその、舞ちゃんカワイイし…」
「拗ねないでくださいよ、舞美先輩のこと大好きなの知ってるでしょ?」
舞ちゃんがハットを見てる間につつつと近寄ってきた舞美先輩、何を言ってるんですかw
俺が舞美先輩のこと大好きなのも分かってるでしょうに。
「でもその、舞ちゃんとデートくらいはいいけど、ほ、ホテルとか…ダメだよやっぱり」
「そう言いつつ舞美先輩乗っかってたじゃないですかw舞ちゃんともいつか3人でします?w」
「あ、あれは勢いで…大体ジミーがいつもちぃとかちっさーとかと3人で…//」
「まぁそれはホントに偶然なんですけどねw プールのあとは、ちゃんと2人きりですからw」
耳元で囁くとあららら、真っ赤になっちゃったw
舞美先輩も自分でも3Pばっかりなの、自覚してたんですねw
いつか舞ちゃんともしちゃいます?3人で?w
冗談はさておき、梅雨が明けたら舞美先輩の水着姿も楽しみだなぁ。

大好きな2人とのデート、一触即発になりつつも絆も深まって。
夏がますます楽しみになった1日でしたとさ。