「もっと声出しなよ、キモチいいんでしょ?」
『ゃぁぁ…だってぇ…こえっ、聞こえちゃいますよぅ…ゃっ…ぁ!らめらめぇすぅ!』
「イッちゃう?もうイッちゃうかな?」
『んっ、ぁ、ぁ…! んんん………ッ!!』
電話口から聞こえる必死に抑えてるけど抑え切れない淫らな声。
そんな声を聞きながら、俺の性感も高まっていく。
向こうは先に登り詰めたのか、荒い吐息が聞こえてくる。


『ジミー先輩、今日もありがとうございました』
「うん、またいっぱいしようね、おやすみ」
『おやすみなさい』
電話を切る。岡井ちゃんのまだ熱っぽい声が耳の奥に残ってる。
こうして電話越しで一人エッチするようになったのはいつからだろう。
きっかけは些細なことだった。頻度も最初は全然で月に1回とかでも多いくらいだった。
それがここ1,2ヶ月、頻度が急に跳ね上がった気がする。
ホントはエッチしたいししてあげたいのは山々なんだけど、ちょっとそうできない事情があって、慰めてあげるに留めてる。
本人にもツライことさせてるに違いないんだけど。
きっかけになったのは間違いなく、こないだのあの出来事。

     ◇     ◇     ◇ 

「それにしてもホント久しぶりだよねー、ジミーっちの部屋、春の新学期以来だし」
「まぁある種ちぃのせいでもあるよな、俺の部屋に入れなくなったのw」
「ちょっとそれひどくなーい!? あたし被害者だよ! 可哀想なあたしはジミーっちにこの部屋で乱暴されて…」
「いや待て待てw 岡井ちゃん本気にするだろw」
「うゎ…ジミー先輩…」
「ちょw 岡井ちゃん冗談だし誤解だってば〜w」
ちぃが囃し立て、岡井ちゃんがそっちに乗っかるから俺はいじられる立場で。
ワイワイ言いながらも少し模様替えして配置の変わった部屋をキョロキョロ見回す2人。
俺の部屋に来るのが久々なこともあってやたらテンションが高い。

親父に母さんを説得してもらい、ついに俺の部屋の女の子連れ込みも解禁になり。
最初はやっぱりちぃだろう、と思って誘って。
でもちぃと舞美先輩はそもそもの連れ込み禁止の発端になった人だし、いきなり2人きりになるのもまずいかな、とも思って。
何人か声をかけてみたんだけど、舞美先輩は受験勉強、梅田先輩は補修、茉麻は文芸部の部活、雅ちゃんは最近なんか勉強始めたとかで捕まらず。
それでも岡井ちゃんがついてきてくれたので3人で部屋でまったり過ごす。

「それにしても変われば変わるもんだね、全然前と違うじゃん」
「なんかオシャレになりましたよね、机の上参考書ばっかり」
「まぁ家にいるときは勉強ばっかりしてたからなw」
親がいるのにエッチ、しかも3Pなんてやっちゃったことで出禁になったし、反省を生かしてその辺を強化。
カーペット敷いたりカーテンを替えたり、壁に掛けたハンガーに服を吊るして吸音対策。
部屋でエッチしても音は漏れないはずw
マンガの本棚もカーテンをかけて見えなくしたし、岡井ちゃんの言うとおり参考書を前に出してアピール。
パッと見、勉強できる奴っぽくなったと思わない?w

1.从*´∇`)<でー、どうやってジミーっちママを説得したの?
2.从*´∇`)<ノド渇いた!ジミーっちジュースジュース!
3.从*´∇`)<でもベッドの下は変わらずエッチな本だらけ〜w 



3にしとくか

てか補修てw 


まずは3だな 



「うん、やっぱ見れば見るほど別の人の部屋みたい」
「そうだろそうだろ」
「でもそこは変わってないねw」
「ちょwwそこ見るのは反則www」
ちぃがかがんでニヤつきながら指差す先は俺のベッドの下。
流石にこれは改造のしようがないし何よりよく使うから手近なところに置いとかなきゃダメなんだよ!w
ちぃとベッドの間に移動してベッドの下を見せないように身体で隠してみる。

「ねぇ岡井ちゃんも見た〜?w いくら勉強できるようになったってジミーっちはジミーっちなんだからw」
「あは…」
「お前もういいから喋るなってw 岡井ちゃん引いてるから!w」
「こんなマジメなフリしてたって頭ん中エッチなことしかないんだよwほら」
「こら返せってば!岡井ちゃんに見せるな!」
ベッド下に突撃しようとするちぃを身体で止めるが上手くいかず、半ばプロレスのようになりながら隠してた本を1冊奪い取られる。
面白いおもちゃを見つけた、とばかりに俺の手をかわして本を振り回し、岡井ちゃんにひらひら振ってみせる。

「ね〜ほら、ジミーっちはこういう本ばっかり見てるヘンタイさんだからw 引くでしょ〜w」
「う…わ……ジミー先輩……」
「ちょっとちぃいい加減にしろってばぁ!」
「うわやっば!もうこれとか見えそうになってんじゃん!もうジミーっちジャマ!見えない!」
「見なくていいよ!w」
「……」
ちぃと並んで本を見せられる岡井ちゃんが若干引き気味な表情で本と俺を見比べる。
いやいや、岡井ちゃん勘弁してよ、誤解なんだよ〜…

「ジミー先輩って…こういう本見たりするんですか?」
「するする!学校にエッチなビデオとか持ってきたりするんだよ!?ねー?」
「ちぃだって面白がってんじゃんよ」
「ほら開き直ったw」
もうちぃやめてくれ!岡井ちゃんの俺のイメージが壊れる!
何か言うべき言葉は… 

1.岡井ちゃん、誤解だからね?
2.ちぃ、黙らないとセクハラするぞ
3.从*´∇`)<岡井ちゃん、ジミーっちのことキライになったでしょ 



1&3で 


うむ13 



「岡井ちゃん、誤解だからね、ホント、誤解なの」
「何がー?何が誤解なのかなジミーっち」
「もうちぃ黙っててくれ、岡井ちゃんと話してるんだから」
「あはは…」
真面目に岡井ちゃんに話そうとしてるのにちぃが茶々を入れてくるから会話にならない。
まぁ俺も誤解っていっても何がどう誤解なのかよく分からないんだけどw
岡井ちゃんの前では一応カッコいいキャラってことになってるからな、こういうのは困るんだってば!

「誤解ったって見てみ岡井ちゃん、ベッドの下まだあんなにいっぱいあるんだよ」
「だーかーらー!」
「誤解なわけないじゃんねぇw 岡井ちゃんどう思う?w」
「どう…って…」
「岡井ちゃんジミーっちのことキライになったでしょw」
おまっ!ちぃ!それをここで言わすのか!しかも岡井ちゃんも微妙な顔になっちゃってるし!
ちぃや岡井ちゃん一筋だと思ってたっぽいからな岡井ちゃん、純粋だし、こんな本を俺が持ってるなんて思いもしなかったかも。
さっきの表情明らかに引いてたしな、幻滅されてても文句は言えない、けど冗談じゃない!

「あのぉ、ジミー先輩なんでこんな本見るんですか?」
「いや何でって言われてもその…」
「ジミーっちはエロいからエッチなのばっかり見てるんだよ」
「ちぃちょっと黙ってろってば」
「あの…こういう本見てるジミー先輩はヤです、なんか…」
だよな〜…純粋な岡井ちゃんにはショックが大きかったかな、流石に。幻滅されても仕方ない。
参ったな、岡井ちゃんの中の俺のイメージがどうなったか心配だよ。
「…それだけ?」
「それだけですよ」
「もっとあるじゃん、ヘンタイなジミー先輩はキライーとか、エッチな本なんて見ないでください!とかさー」
おいちぃ、そんなに岡井ちゃんに俺を嫌わさせたいかよw

1.その辺にしとかないと本気でセクハラするぞ
2.じゃあちぃはこんな俺には引かないんだ?
3.いいもん、俺は岡井ちゃんのこと好きだから、と見せつける 



2にしてみる 



「じゃあちぃはこんな俺には引かないんだ?」
「うん、だってこーいうのがジミーっちだって知ってるもん」
「知ってるから俺がこういうの見ても別に怒ったりしないんだ」
「そうだねー」
ちぃはしたり顔でニヤニヤしながら俺の肩を叩いてくる。
こういう大っぴらというか開けっぴろげというかそういうのもちぃの魅力だったりする。
けど逆にここまで自信満々に言われたらちょっと困らせてみたくなるなw

「じゃあ俺がエロいこと考えても別に気にしない?」
「ふつーじゃん、いつものジミーっちだもんそれw」
「今俺頭ん中でちぃをハダカにしてるけどw」
「はぁっ!?」
「一枚ずつ服脱いで、下着姿になって、それも外してって…w」
脳裏にリアルにちぃの脱衣シーンを思い浮かべる。
何度も妄想のなかでオカズにしながら再生したシーン、もちろん生で見たこともある。
目の前のちぃから視線を外し、どこか遠いところを見ながらちぃのカラダを堪能する。
「ちょっとちょっとこら!ヘンなこと考えるなー!」
「いたたた、分かった、分かったから!」
「ジミーっちのヘンタイ!スケベ!チカン!」
襟首をつかまれてガクガク揺すられる。流石にそんなことされたら頭の中の妄想はどこか飛んでいってしまった。
気にしないとか言ってたって恥ずかしいんじゃんw

「なんか仲いいですね、ジミー先輩と徳永センパイ…」
「あはは…いっつもこんな感じなんだよねw」
「そうそう、エロいジミーっちをたまにこうスパーンとぉ!」
「だから痛いってばちぃ!」
ぎこちなく笑みを貼り付けた岡井ちゃんが俺たちの会話の隙間に入ってくる。
その表情はホントに羨ましそうだ。

1.从*´∇`)<まぁあたしはジミーっちのそういうトコも好きなんだけどw
2.岡井ちゃんはエッチな本は嫌いかな?
3.平等に岡井ちゃんのハダカも想像してあげるねw 



2&3で
フガフガ言い出しそうだw 



「岡井ちゃんはやっぱこういうエッチな本は嫌いかな?」
「え…あ、あのぉ、だってエッチな本なんて見るの、エッチじゃないですか!」
「いやまぁそうなんだけどさw」
岡井ちゃんの中ではエッチな本=変態っていう構図が出来上がってるっぽいな。
エッチなビデオとかいっしょに見た仲なのにな〜w
そういう部分はいくら俺でも許せない、ってことか。
「じゃあ分かった、もうこういう本は見ないよ」
「ホントですか!?」
「代わりに岡井ちゃんのハダカも想像するならいいよね?」
「うぇぇぇぇぇ!?ななななそのっ!何でそうなるんですかぁ!」
言うや否や面白いように岡井ちゃんが取り乱す。
そんな様子を楽しみながらわざと目を半目にして岡井ちゃんのカラダを想像する。
柔らかく抱き心地がよくて、その大きな胸を腕で隠そうとする岡井ちゃん。
あぁ…やっぱいいなぁ…

「もういい加減にしてよ!」
「痛って!ちぃこそ何回も叩くなよ!バカになったらどうすんだよ!」
「もう既にバカなんだからいいじゃんそれくらい!」
ちぃのチョップで思考は強制中段、こちら側に戻ってきた。
岡井ちゃんは恥ずかしがって真っ赤になりながら、服を着たままだけど想像と同じに自分を抱き締めていた。
「ジミー先輩のエッチぃ…」
「あははw ごめんねw」
「もぉ、ねぇ岡井ちゃん、ホント大丈夫?ジミーっちこんなのだよ?こんなのホントに好きなの?」
「え、はぁ…その、ジミー先輩優しいし…」
「ホントに?あたしには全然優しくないんだけどなーw」
「いや、色々気付いてくれたりして…色んなコト教えてくれたり…」
ちぃの興味は岡井ちゃんのほうに移ったようで、今度は岡井ちゃんと向かい合って俺のどこが好きかを尋問しだす。
岡井ちゃん、ずっと俺のことをそう思ってくれてるんだよな… 

「ふーん…岡井ちゃんずーっと前からそう言ってるもんね、ジミーっちのこと」
「は、はぃ…//」
「だってさ、ジミーっち」
「え?」
「ジミーっちは岡井ちゃんのこと、どう思ってるわけ?」
岡井ちゃんの答えを聞いて満足したのか、岡井ちゃんの肩を抱いたまま今度は俺に向き直る。
そのまま矢継ぎばやに質問をぶつけてきた。
「どうって…そりゃ、好きか嫌いかでいったら好き、だけどさ」
「どういうところが?」
俺が岡井ちゃんの好きなところ?
そりゃぁ…ねぇ…

1.おっぱい
2.いつもニコニコしてるところ
3.色が黒くてスタイルがいいところ 



2 


13で見た目をほめて2 



「やっぱおっぱいかなw」
「ひゃふぁなな何言ってモゴフガフガ☆@〒←$ξ…」
「いきなり何セクハラ言ってるのさ!」
べしっ、とちぃにはたかれる。岡井ちゃんはまたも赤面してしっかり自分のカラダ抱き締めてるし。
いやほんのジョークのつもりだったんだけどな、大好きだけどw

「色が黒くてスタイルもいいし…」
「いやーそんな褒めても何も出ないってばぁ!」
「いや、ちぃじゃなくて岡井ちゃん…」
ニコニコ笑顔になったちぃが今度は肘で俺の腕を叩いてくる。
確かにちぃのこともそう思ってるけど今は岡井ちゃんのこと言ってるはずなのにw
背はちょっと低いけど、出るとこ出てて引っ込むところは引っ込んでてスタイルもすごくいいと思う。

「それにいつもニコニコしてて楽しそうだし、どんなこと言っても喜んでくれるし…」
「あたしだってけっこう笑ってると思うんだけどな、寝てるとき以外は笑ってる自信あるし」
「こないだ茉麻に寝てるときにも笑ってたって突っ込まれてたじゃんw」
「それは!あたしも寝てるから知らないもん」
「それに今は岡井ちゃんのことだろ、そういうところが俺は好きなの」
岡井ちゃんは照れまくって両手で顔を隠してしまった。
考えてみたら、岡井ちゃんに直接こういう部分が好き、ってのを言葉にして伝えたことってあんまりないかも。
可愛いし健気だし、大好きなんだけどね。 

「でもなんかアレだね、なんかジミーっちの岡井ちゃんのスキなとこ、ってなんかあたしにも当てはまりそうじゃない?」
「んー、言われてみれば…」
おっぱい以外は、とは口に出さない。出したら確実に殴られるから。
「ほうほう、ジミーっち前にあたしの脚好きだとか言ってなかったっけ?w」
「言って…た、好きだね、うん」
「ほうほうほうほう…w 笑ってるあたしの顔が好きだとか言ってなかったっけ?」
「それは言ったっけ?w って顔近いよ、寄り過ぎw」
「言ったよ!多分」
多分じゃんw それに、自分でスタイルいいとか思っててもそこを岡井ちゃんと似てるって口に出すのはどーよw
それにしても、改めてこうして考えてみるとちぃと岡井ちゃん。
性格や体格はもちろん全然違う、けど俺が好きな身体のパーツや細かな仕草って、けっこう似通ってるんだ、って改めて思う。
同じような部分が好き。
じゃあ、と俺が思うのとちぃが口を開くのは、同時だった。

「ジミーっちは、あたしと岡井ちゃんと、どっちが好き?」

1.ちぃが好き
2.岡井ちゃんが好き
3.どっちも大好きです 



難しいけどまず1 



「どっちがって言われたら……ちぃ」
「でしょーでしょー♪」
「ってかはしゃぎ過ぎw」
「いやーだってさぁ♪にひひひ♪」
俺の答えがよっぽど嬉しかったのか、ちぃは笑顔を隠しきれない、といった感じでニヤニヤして。
両手をしっかり膝の上に置いてるのに肩が揺れて幸せですオーラが滲み出ちゃってる。
考えてみたら、ちぃにも好きだってこうして言葉にする、ってことあんまりしてなかったしなぁ…
そんなことを思って苦笑いしながら隣の岡井ちゃんのほうを見る。

「…ぅ……」
「ちょ、ちょっと岡井ちゃん!?」
「ぁ……泣かないでよ…」
ちぃとは対照的に、俺の言葉がそんなにショックだったか、目に涙を溜めて少し上を向いて涙をこらえる岡井ちゃん。
確かに、面と向かって自分よりちぃのが好きって言われたらそりゃショックだ。
俺が軽い感じで言っちゃったけどそれがますます堪えたみたいで。
「…ッ、ごめんなさい、ジミー先輩が徳永センパイのこと好きなの、分かってましたし!」
「お、岡井ちゃん…?」
「分かってて、ちさと、ちさと…ジミー先輩のこと、好きって…言ってたし…」
目をゴシゴシと手の甲で拭って笑顔を作り、必死で言葉を紡ごうとする岡井ちゃん。
なのにその笑顔はこわばり、また涙が溢れそうになってくる。
こんなことを岡井ちゃんに言わせたのは俺。
決壊した瞳から流れる涙にココロが…痛い。

「ちょっとジミーっち、何とかしてよ」
「何とかったって、言わせたのちぃじゃんよ」
「そうだけど、岡井ちゃん泣きやませるのジミーっちしかできないじゃん!」
流石にまずいと思ったのか、ちぃが耳元で岡井ちゃんを何とかするように囁いてくる。
何とかったって、どうすりゃいいんだよ…

1.抱き締める
2.キスで口を塞いじゃえ
3.「嬉しいよ、岡井ちゃんの気持ち」 



3
マイマイの時といい、ジミー冷たいな・・・ 



「あー、えっと、その…嬉しいよ、岡井ちゃんの気持ち」
「グスッ…ジミーせんぱい…」
「ごめんね、俺バカだし鈍感だから無神経なこと言っちゃって」
「いえ…分かって、ましたから…」
いざこういうときってホントに何を言っていいか分からなくなる。
岡井ちゃんはもう、諦めの境地に入っちゃってるのか、俺と目を合わせてくれない。
岡井ちゃんのこと、嫌いなわけないのに。上手い言葉が思いつかない。

「や、岡井ちゃんのことも好きなんだよ、ホントに」
「………」
「嫌いだったらほら、うちに誘ったりとか、デートしたいなんて誘わないしさ!」
「………」
「あと、えっと、えっと……」
岡井ちゃんの両手を握り、貧弱な語彙を搾り出して言葉を伝える。
けどそうすればするほど薄っぺらで、本心から言ってるのか怪しい言葉ばっかりが出てくる。
ダメだ、こんなんじゃ岡井ちゃんをますます傷つけるばっかりだ。

「あのぉ、一つお願いしてもいいですか?」
「な、何かな?」
「………もうジミー先輩と徳永センパイのジャマしないんで、その…ちさと、これからもジミー先輩のこと好きでいても、いいですか…?」
…なんでこうなる?
ダメだよ、そんなの俺、嫌だよ岡井ちゃん。

1.ちぃ、助けてください
2.ちぃの前だろうと関係ない、キスだ
3.…………… 



3か 

ごめんやっぱ2 


岡井ちゃん…

3なのかな 



「……………」
「ダメ…です、よね…やっぱり…」
「…ダメ…そんなの絶対ダメ」
「んぅ!?」
ちぃのことは好きだ。けど岡井ちゃんと離れるなんて考えられない。
頭で考えるよりも先に身体が動いてた。岡井ちゃんを抱き締め、唇を奪う。
唇と唇が触れたのは一瞬。だけど岡井ちゃんは驚いた表情のまま固まってしまった。
「ジャマとかじゃないよ、岡井ちゃん、やだよ、俺…岡井ちゃんともいっしょにいたいよ」
「ジミー先輩…でも……」
岡井ちゃんが戸惑うのも当然だ。問題は何一つ解決していない。
俺が岡井ちゃんよりもちぃを取った、その事実は変わらない。

「あーもう分かった分かったよ!」
「ちぃ…?」
「あたしもやり過ぎた、ごめん岡井ちゃん!」
ちぃが岡井ちゃんに頭を下げる。
呆れた、というか投げやりにも見えなくもないその表情。
「もうやだこの空気!こういう風にしたかったんじゃないの、あーもうジミーっちもなんでキスとかするかなー!」
「いや何でって言われても…」
「なんかこのまま岡井ちゃん泣かせちゃったら明らかに言わせたあたし悪者なんだもん!」
さっきまでの重苦しい空気はどこへやら、ちぃが早口に捲し立ててくる。
ちぃとしては岡井ちゃんより自分を取ってほしいけど、それで泣かせちゃうのもやりすぎだと思ったらしい。

「岡井ちゃんもジミーっち好きなのも分かったし、ジミーっちも好きなのも分かった」
「……ちぃ…あの…」
「デートもしてもいいし、エッチも…あんましてほしくないけど、んー…どうしても、っていうんだったら、いい、かな…」
「え…?」
「その代わり、あたしにもちゃんと報告して、抜けがけは無しで」
「え、でも…いいの?」
ちぃが言い出した提案に俺と岡井ちゃんは目を白黒させる。
岡井ちゃんのこと、さっきまでは俺を嫌わせようとしてたちぃからそんな言葉が出るとは。 

「だってあたしだって負けるつもりないもん。ジミーっち、バイトのシフト出した?」
「え?まだだけど…」
「クリスマス、バイト入れといてね、あたしも入れるから。終わったらデートしようよ」
「え、あ…」
「それくらいのアドバンテージほしいもん、で、いいの?ダメなの?」
「…いいです…」
ここまで言われては俺も折れるしかない。
というかここで余計なこと言うとせっかく纏まりかけたのがまたこじれかねない。

「あ、あの…」
「え、あ、岡井ちゃん…」
「ほら、ジミーっち、どうすんの?」
岡井ちゃんの縋るような目にちぃが俺の背中を叩いて向き合わせる。
大きく一つ深呼吸。

1.冬休み、デートする?
2.クリスマス、3人で過ごそうか
3.そういうことになったけど、いい? 



3→1で 



「えーっと、なんかそういうことになったんだけど、いい?」
「そこはもうちょっとカッコよく言ってよw」
「いてっ! 岡井ちゃんがイヤじゃなかったら、いいかな?」
「いい、ですけど…」
ちぃにまたしてもはたかれ、岡井ちゃんの前で小首をかしげて見せる。
まだ話の流れが完全に見えてないのか目を白黒させる岡井ちゃん。
でも少しは分かってくれたかな。

「とりあえず…冬休み入ったら、クリスマスのあとになるけどデートしようか?」
「…いいんですか?」
岡井ちゃんが俺じゃなくてちぃのほうを見て尋ねる。
そりゃさっきまでの話の流れがあって、だから半信半疑にもなるよね。
「だからいいって言ってんの!ちゃんとどんなデートしたか言ってくれたらね」
「俺とデート…してくれないかな?」
「……はいっ!」
ようやく岡井ちゃんの顔に笑顔が戻る。俺もやっと一安心だ。
3人それぞれに握手して、ようやく仲直りだ。
岡井ちゃんはさっきまで泣いてたぶん照れがあるのか、まだぎこちない笑顔だったけど。

     ◇     ◇     ◇ 

ボーっとあの日のことを思い出して考えてたら、携帯が光ってることに気付いた。
メールが来ていたので開いてみると、送ってきていたのは岡井ちゃん。
『さっきはありがとうございました』と、画面の向こう側でニコニコしてる表情まで見えそうなくらいに絵文字たっぷりのメール。

岡井ちゃんとデートやエッチしたときはちぃにちゃんと報告すること。
ちぃとした約束は最初からちぃと付き合ってたから当然だし、隠し事が苦手だし嫌いな岡井ちゃんも頷いてた。
まぁだから、本番までいかなければ、ってことで朝の奉仕やさっきみたいに電話しながら岡井ちゃんを慰めてあげてる。
もちろん、最初は岡井ちゃんも本心で俺が付き合ってるのか疑ってたフシがあるけど程なく信用してくれた。
一応ちぃ公認だし、約束は破ってない…と、思う…

けど、やっぱりちゃんとエッチするのと自分でするのとじゃ快感も全然違うし、ココロの満たされ方も違う。
岡井ちゃんが俺に連絡してくる回数が増えたのもそういうことだろうし。
満たされない想いを埋めようとしてるから。

近いうちにまたエッチしたいな…いやむしろ、ちぃといっしょに、とか…
そんなことを思ってるとまたムラムラしてきてしまったので、想像の中の岡井ちゃんに慰めてもらうことにした。 


ロボ・∀・リ<お姉ちゃんに朝勃ち、処理してもらおう♪ 壁|ボ・∀・リノ<お姉ちゃ〜ん♪…ってあれ? ( 私 )<もう限界!早くお父さんに直してもらおう! ロボo・ ・)<そのほうがいいでしゅ! ( 私 )<千聖もそのほうがいいと思うし・・・ 壁|ボ・Д・リ.。o0(何の話!?直してもらおうってまさか・・・!) 壁|ボ・一・リ<(まさかちさとのあれを取りのぞくつもりじゃ・・・)     壁|ボ*・∀・リ<(しょうがないな、気が変わるまで二人ともひぃひぃ言わせなくちゃ) ( 私 )<早くテレビの修理頼まなきゃ・・・ ロボo・ ・)<ちさとはテレビっ子でしゅからね 壁|∀・リ     ( 私)<どうしたのかしら千聖、あそこでじっと見て   ロボo・v・)<・・・・・・ 壁|∀・リ<(計画の実行はお姉ちゃんがお風呂に入ったとき!) ロボo・v・)<いちどちさとをしめあげてやるひつようがあるでしゅ 从*´∇`)<ちょっとジミーっち、クリスマスの素敵なプランは立ってるのかね? ttp://tokunagachinami.info/cgi-bin/upload/data/chinami2_3333.jpg v(´∇`*从<期待してるからね!よろしくっ♪ ttp://tokunagachinami.info/cgi-bin/upload/data/chinami2_3336.jpg (ジミー)<ちぃ・・・ 年末年始だし佐紀姉ちゃん書きたくて巫女装束の構造調べてるんだけけど 和服用の和装下着なんてあるんだね ジミーはがっかりしそうw ロボ・一・リ<ロマンがないと思うんだよねちさとは、そういうの     ロボ・∀・リ<巫女さんは黙ってノーブラノーパン!   バキッ!!   ロボ#・v・)<いいかげんあっちにかえるでしゅよ   ロボ×一×リ<システムダウン・・・ ・不必要な着衣をする子 ・性交渉を断る子 ・ゴックンをしてくれない子 (ジミー)<以上の女の子は彼女とは認めません(キリッ) 川#´・_・リ<・・・ 从#・ゥ・)<・・・ リ*・一・リ<(そ、そうなんだ・・覚えておかないと) ノソ*^ o゚)<だ、ダメぇ、ジミー先輩、こんなとこでぇ・・・ http://naruserv.ddo.jp/img/00kids/up/naruupkids5783.jpg (ジミー)<何言ってるんだ早貴ちゃん、俺の言いつけを守らずにブラなんてして・・・お仕置きだよ! <キュフゥゥゥゥゥゥ・・・・・♪♪ (ジミー)<「不必要な着衣」 ダメ、ゼッタイ! (マネ)<さて、みなさん (*マネ)<ハンティングの時間です♪ ttp://berryz-cute.saloon.jp/cmloda/img/cm_3268.jpg (*執事)<狩りの心得はありませんが頑張りますよ! (*教師)<ククク、うまそーだなww腕が鳴るぜwww (*ジミー)<俺たち4人だから、一人一匹として勝ったヤツが最後の一匹も頂くってことで♪ (*マネ)(*ジミー)(*執事)(*教師)<いっただっきま〜す!!! (マネ)<正月にはもちみたいな梨沙子のぷにぷにおっぱいが食べたいなぁ (*-D-) http://hellokids.info/cgi-bin/greentea/img/kids3_2768.gif (*マネ)<舞はいつもこうやってお兄ちゃんのをゴックンするのがスキなんだよな♪ (o・v・)<・・・   (o//v//)