昼休み、もはや俺の縄張りと化した屋上で空を眺めながらぼぉ〜っとしていると、空を覆い隠すようにひょっこりと顔が現れた。 

「こんなところにいたんだ。探したんだよ。クラスに行ってもいないから、舞ちゃんのお兄さんに聞いてきたんだから」 

長い黒髪を耳にかけ、舞美先輩は爽やかな笑顔で俺に囁いた。 
ベンチをまるまる独占していた俺は、慌てて座り直して舞美先輩の座れるだけのスペースを作った。 

「どうぞどうぞ、先輩が来ると思って温めておきましたんで」 
「もぉ〜調子いいんだから。あんたはどこの織田信長だって言うの。ん?ええと徳川家康だっけ?」 
「どっちでもないですって。豊臣秀吉ですよ」 
「そうだっけ。おっかしいな。歴史はちゃんと点数取れてるのに」 

本気で自分が間違ったのが信じられないという様子で、首を傾げてはう〜んと唸っている。 
それがまた可愛いと言えば可愛いんだけど、大学受験も控えたこの時期にこれでは心配させられる。 
舞美先輩と佐紀姉ちゃんは進学を希望しており、来年の春には合格すれば晴れて大学生の身なのだ。 
そのおかげで会いたくても、佐紀姉ちゃんには受験で忙しいからと断られ続けている。 
舞美先輩もそういうわけで、最近は週一で通っていた我が家に月一程度に減ってしまった。 
皆、進路に向けて忙しく、俺どころではないってわけで、舞美先輩とも学校で二人きりになるのは久々だ。 

「先輩、そんなことだと留年しちゃいますよ。来年も三年生コースです」 
「それは酷くない?ちゃんと受かります。来年には大学生になってるもん」 

頬を膨らませて怒る仕草が可愛い舞美先輩を見てると、からかいたくなってきたな。 
よし、からかってやるか。 

1 留年したら俺と同じクラスになれるかもしれませんよ?留年しちゃえって 
2 そっか、来年には舞美先輩とはもう会えないのかとわざと大袈裟に 
3 留年♪留年♪と唄う 



ここは3 


2で煽る 


俺も2で煽り 



順当にいけば、来年は先輩は卒業してこの高校にはいない。 
そこをついてみると面白いかもしれない、そう思った俺はそれをそのまま口にしてみた。 

「そうか。来年には舞美先輩とはもう会えないんですね。寂しいな」 
「え!?」 
「ほら、俺は三年生でここに残って、先輩は大学。そうなるともう会えないねって」 
「・・・あぁ〜!!そうだった」 

それを今更気づいたか、先輩は開いた口が塞がらずに慌てふためいている。 
面白い光景ではあるものの、舞美先輩は本気で慌てているので、落ち着かせないと頭がパニックになりそうだ。 

「まぁ落ち着いて下さいよ。会えないって言っても一生会えないわけじゃないんだから」 
「で、でも、来年はジミーと会えないんだなって思ったら、受験どうしようか迷ってきちゃった」 
「いやいや、ここは舞美先輩らしくまっすぐ進路に向かって突き進むべきでしょう。俺の知ってる先輩ならそうします」 
「でもさ、ジミーはいいの?私、ジミーとこんな風に会ってお話できなくなるの嫌だよ」 

舞美先輩のまっすぐな瞳は、俺をじっと捉え、どうあっても逃げられそうにない。 
舞美先輩と会えなくなって寂しいのは俺だって同じだけど、それを言っても舞美先輩は受験に臨んでくれるだろうか? 
やはりここは男らしく言うべきなんだろうか? 

1 男らしく先輩は何があっても自分の考えを曲げちゃいけないと伝える 
2 どうしてそこで諦めるんだよ、だめだめだめだめ、根っこを強く持たなきゃ 
3 俺だって寂しいよ・・・舞美先輩と会えなくなったらさ、と本音を呟く 



3でゆさぶる 


難しいな 
2で 



俺も俺で、改めて口にしてみて、舞美先輩がいなくなった時のことを考えてぞっとした。 
いつもグラウンドを汗いっぱいにかいて走る姿が来年にはみられなくなる。 
そんなの想像したくもないし、そうあってほしくないが、現実問題として時は止まらない。 
止められない限り、俺も先輩も変化する自分や環境を止めることは出来ない。 
悔しいが、俺は舞美先輩と会えないなんて寂しくて胸が張り裂けそうだ。 
そんなことを考えていたら、嘘でも受験頑張ってなんて言えなくなった。 

「俺だって寂しい・・・舞美先輩と会えなくなったら」 
「よかった。本当なら行かないでみたいな言葉言われたら喜んじゃ不味いんだろうけど、今は嬉しいよ」 
「うん。これが本音なんだ。俺、舞美先輩がいないこの学校なんて嫌だ。一緒に大学受験したいくらい」 
「それは無理。あんたは馬鹿だもん」 
「心外だな。これでもクラスだとトップ10に入るんですよ。冗談抜きで」 

そうなのだ、俺も将来的に大学に進むことを考えて、ひそかに勉強には力を入れてきている。 
母さんからは息子が更生したと喜ばれ、親孝行している気分だ。 

「じゃあ、私と一緒に受験しちゃおうか?」 
「うん、そうしちゃおうかな」 
「決まり。それなら放課後、勉強しよう。そうだな、場所は私んちなんてどう?」 

えぇ〜それはまたとんでもない場所でするもんだな。 

1 いいですとも!! 
2 大胆だな。そこでは保健体育も勉強するんですね? 
3 えぇと・・・どうしようかな・・・ 



敢えて3で焦らして駄々をこねる舞美 


今から参戦 
普通に1で 


1で内心2 

ジミーは成長がないなw 


駄々こね舞美先輩見たいね3→1 
もしくは2で真っ赤になる舞美先輩 


2で佐紀姉ちゃんみたく息抜きさせてやれw 



舞美先輩の家には何度も行っているが、デートして送ってさようならなので敷地に踏み込んだことは一度もない。 
なので、家に入るのはもうこの上ない喜びなのだが、ここは敢えて即答しないでおこう。 
せっかくだから、舞美先輩を焦らして自分から来てと言わせてみたいな。 
そして、脳内変換すると、「ジミー来て。ね、お願い」といつでもおかずに出来るのだ。 
実際、この人とエッチした男がする行為ではないのだけど、そこは寂しさ故の行為だと思ってほしい。 

「ええと・・・どうしようかな・・・」 
「どうしようじゃないでしょ。ジミーのことだから私の家でエッチしようとか考えてるんじゃないの。なら、来ないでいいの?」 

くっ、この人にまで見透かされるまでになっていたか。 
正解なので反論することが出来ないのが何とも悲しい。 

「やっぱり。あぁ〜本気で勉強してくれるんだと思って、損しちゃった」 
「いや、あはははは。だって、家連れ込むって言ったらね〜ほら、あははは」 
「じゃあ連れていってあげない。ちゃんとお勉強するならいいよ。お勉強したら、ご褒美あげてもいいよ」 
「いいですとも!!」 

舞美先輩と約束し、俺は放課後に先輩の家で勉強会ということになったのだが、現実は甘くなかった。 

「あら、いらっしゃい。あなたが舞美の彼ね。うちの娘がお世話になってます」 
「あ、どうも。こちらこそ舞美さんにはお世話になりっぱなしで。はぁ」 

先輩、聞いてないってよ、お母さんいるじゃんOrz 
親に紹介するってことはこれは下手な真似できないってことだから、俺は彼氏として無礼があってはいけないな。 
隣の先輩を見ると、お母さんに紹介できてとても嬉しそうだものな。 
期待を裏切らないように振舞わなくてはならないな。 

「ジミー君って言ったかしら。舞美っておっちょこちょいでしょ。あなたに迷惑ばかりかけてない?」 

1 いえいえ、そんなことないです。娘さんは完璧です 
2 まぁそんなところも含めて舞美さんを大好きなんです 
3 わかりますよ。先輩おっちょこちょいでよく失敗しますよね、あははは 



2で 


2かな 
迷惑は掛けていないとフォローしつつ 


4 ガラッ 从・兄・)<いや、コイツがかけているのは精(ry 

2で 



舞美先輩がおっちょこちょいなのはもう何度も見ているし、そこがまた可愛らしいんだ。 
本人は一生懸命なだけに笑うと失礼なんだけど、俺は失敗してもめげずに進める先輩は尊敬している。 
いいところも悪いところも含めて、舞美先輩が大好きだ。 

「まぁそんなところも含めて舞美さんを大好きなんです」 

ありのままの気持ちを飾らずに言ってみたのだが、これに矢島親子は顔を赤くして照れた。 
って、お母さんも照れるんですか!! 

「舞美、よかったじゃない。彼、あんたのことが大好きだって。もう旦那さんはこの人で決まりね」 
「やぁだな〜まだ結婚には早いって。ねぇ〜ジミー」 
「そ、そうですね。結婚には早いですよ。俺達まだ高校生なんですから・・・って、いててて」 

早いよねって言われたので肯定しただけなのに、舞美先輩から何故かお仕置きとばかりに尻をつねられてしまった。 
あたたた、ちょっと力強すぎるっす。 

「さぁて、勉強しようっか。お母さん、リビングあいてる?」 
「うん、空いてるけどあんたの部屋行かなくていいの?」 
「いいの。ジミーは二人きりになると何しでかすかわからないし」 

うはっ、完璧に保健体育抜きの勉強会ですな。 
がっくりときた俺は一気に体中から力が抜けていくのを感じた。 
しかし、ここで舞美先輩から意外な一言が。 

「今日はダメだけど、あとでご褒美にたっぷり私をごちそうしてあげる。きゃ、私ったら何言ってるんだろう」 
「痛い、痛いって。先輩、骨が折れる」 

今日はエッチ抜きで我慢するっきゃないか。 
そうさ、次があるんだからな。 

「大学目指して頑張るぞ〜」 
「おぉ〜・・・とほほ」 

「あ、そうそう。私ね、今度のミスコン出ることにしたから」 
「いきなりですね。今回は舞美先輩出るって何かあったんですか?」 
「あんたは女の子たちが大変なことになってるって言うのに呑気なもんだね」 
「どういうことですか?」 

俺には全く身に覚えがないことで女の子たちが大変と言われましても、てんで何で大変なのか想像できない。 

「熊井ちゃんがね、ミスコン今年も出るんだってさ。それで賞品下さいってお願いしたんだって」 
「それが何か問題なんですか?」 
「問題大あり。その賞品がジミーなんだって」 
「はい?」 
「だから、あんたを頂戴って言ったらしいよ。それで実行委員もジミーならいいやって了解したって話」 
「そんな俺の知らないところで俺が売られていたとは・・・は、萩原・・・あいつ」 
「そういうわけなので私も負けられないなって立候補しちゃった。で、女の子のネットワーク広いじゃん。千奈美も出るって話だよ」 

目まいがしてきました、先輩。 
俺、勉強どころじゃなさそうです。 
文化祭でドナドナよろしく売られた子牛の気分を味わうことになろうとは思いもしなかったです。 

「それはさておき、勉強勉強」 
「そんな気分じゃないです・・・はぁ」 
「もうそんなこと言って。本当は嬉しいでしょ。女の子が取りあうなんて滅多にないよ」 
「でも・・・」 
「はいはい、そんなに落ち込まない。あとでご褒美あげるって言ったでしょ」 
「そうでした〜頑張ります」 

舞美先輩、今はまだいなくなること考えたくはないな。 
先輩はどこに行っても俺にとって大事な人だからさ。 
そう伝えておきたかったけど、それは卒業式までとっておくことにしよう。 
今から先輩に泣かれたら、俺もうかうか三年生なんてしていられないからな。 
舞美先輩、まだまだ残ってる高校生活一緒に楽しもう。 


从・ゥ・从<だーっしゅ! http://maimi.hello.tc/up/images/maimie7995.jpg (;マネ)<まーたこんなに衣装ビチョビチョにしちまいやがって・・・ (*マネ)<まっ、後で全部俺が舐め取ってやるんだけどなwwwローション代わりにもなるしwww |*・兄・)<(終わったらくれないかなぁ) (o・D・)<おにいちゃん、マイとしたいんでしょ?ねぇねぇどうなの?ねぇってばぁ〜 ttp://www.hello-online.org/hello/images/picboard/img20091101120302254.jpg ttp://berryz-cute.saloon.jp/cmloda/img/cm_2545.jpg (*マネ)<は、はわわわわわわ・・・ま、舞・・・うう・・・ゴクリ♪ ノソ*^ o゚)<もうお父さんなんか知らないんだから・・・     o゚)<ばか!! ノノl∂_∂'ル<す、す、す・・・・・・ ノノl*//_//'ル 从*´∇`)<ジミーっちかんびょーして・・・ 752 名前:名無し募集中。。。 リ*・一・リ<くぁw背drftgyふじこlp;@:「」http://pai.gotdns.com/img/opa00389.jpg >>752 すじってる (マネ)<いかん、いかんぞ千聖! (*マネ)<今から緊急身体検査だ♪ リ;・一・リ<ちょ、ちょっとお兄ちゃん!   (*マネ)<俺も脱ぐからお前も脱ぐんだほらほら     从・ゥ・从じーっ   Σリ;・一・リ   リ;・一・リ<まずいよ舞美ちゃんが見てる! (*マネ)<ちっさーのでっかーいただきー♪     从#・ゥ・从<なんなのマネージャーさん、そのみっともない体!千聖もその膨らみ、二人とも筋肉が無いじゃない!!   (;マネ)<なっなんだ舞美、いきなり!   从#・ゥ・从<今から50キロランニング!早く!   (;マネ)<ヒーン   リ;・一・リ<最近舞美ちゃんいつにも増して変なんだよ・・・ 从#・ゥ・从<ランニングのあとは腕立て!腹筋!背筋!スクワット!100回5セット!