俺は久しぶりに萩原の店で一人飲んでる。
「久しぶりに来たと思ったら、なんて辛気臭いツラしてんだよ。あとちょっとでホワイトデーなのに、予定もないのか?」

そう、もう少ししたらホワイトデー……なのに…なんか心が晴れないというか、モヤモヤしてる。
アイツのせいだ!バレンタインの時にケンカしてまだ仲直り出来ていない。

「はぁ〜……」
「俺の店で辛気臭い空気だすなよ!客が逃げる!」

1・少し聞いてもらえば気も晴れるかな?萩原に悩みを話す。
2・ここにいても……出るか。
3・やけ酒……もう一杯! 



「萩原…おかわり!」
「お前なぁ、っとに!ペースもはやいし、大丈夫か?もう止めとけよ。」
「客なんだからだせよ!」
「あのなぁ、今日ここにいれてやっただけでもありがたいと思えよ。」
「あ?」
「今日はカップル限定なんだよ!ホワイトデーを跨ぐんだからな。外に書いてあっただろ。」

そうか、だから周りがピンクの空気なのか。

「お前彼女くらいいるんだろ?連れてこればよかっただろ。」

俺の彼女?
雅?千奈美?桃子?誰?

「それともいないのか?高校の時は一杯いたのに?」
カップルだの彼女だの、うるさいなぁ!
「呼べば文句ないんだな!?」

1・雅を
2・千奈美を
3・桃子を
4・その他(誰か書いてください) 



雅に電話かぁ……仕事以外にかけるなんて、いつ以来だろう

「もしもし?」
でた!
「………もしもし……ちょっと、何?」
「………あの……」
勢いでかけたこど、なんて言ったら良いかわかんない。
「もう何!いたずらなら切るよ!?」
「……ウッ…」あれ?
「えっ、なに?」
「……ウッ…ウ」
「泣いてんの?」
酒のせいだ!涙腺が…
「もう!どうしたの?どこにいるの!?」 

場所を伝えると、30〜40分くらいで来ると……

それまでの間、泣いている俺は萩原に慰めながら、お酒をのんだ。
情けない……。
大分落ち着いてきた時に…
「すいません……あっいた!」
また涙腺が……
酒の勢いに任せて……
1・キス
2・抱きしめる
3・「ごめんなさい!」 


83 :名無し募集中。。。:2009/03/14(土) 01:20:32 
3
土下座でもいいかなw

てゆーか未成年www 



アイツの顔を見たら涙が…
顔を見せたくなかった。カウンターの席から降りて…
「ごめんなさい!」と土下座。
「えっちょっ、何!?こんなところで!」
周りがざわざわしてる。
萩原がちょっと笑ってる声も……ウザイなぁ!
「もう!何!?」
「なんかイロイロと、浮気とか、バレンタインとか、未成年をこんな所に呼び出したり……」
「……」
「ホワイトデーなのに、なんか……ウッウゥ」

雅が
1・笑い出した
2・涙を拭ってくれた
3・ひっぱたいてきた 



「……なんか…ほんとゴメ…」
「プッ…」
?
「クックックッ、アッハハハハハ」
なんだよ!いきなり大口あけて笑い出しやがったぞ!?
「あーもう何、急に呼び出して顔みるなり…プッククッ、あーあもう!」
顔に手を添えて涙を拭いきながら。
「ホワイトデーなんて私も忘れてたよ。ほら、座ろ。」



「クックックッいらっしゃいませ。何飲みます?」
「あっオレンジジュースで。」
「はい。かしこまりました。」 



「へー中学からの同級生なんですか?」
「そう、だから10年くらいの付き合いか?いろいろ助けてやったんだよ。コイツを!」
「あっ聞いたことあるかも、顔はカッコイイ友達がいたって。」
「顔はって!?はって何〜。酷いなぁ!おいこの娘に何言ってんだよ」
「ふんっシスコンが!」
「あぁ!」
「ちょっと!」
「イテッ」
雅に頭をはたかれた。
「もう、いつまでたっても子供なんだから!あの時だって……」
急に表情が曇った。多分バレンタインの事を思い出したんだ。
「……」
「………」


「あのさ雅ちゃん……
1・別れよっか。」
2・結婚しよう!」
3・…………」 



「…………」

長い沈黙が続いた。
沈黙を破ったのは俺達二人じゃなかった。
パッと照明が暗くなって。
「ハッピーホワイトデー!」
萩原が1カットのケーキにろうそくを一本。
「これコイツからのホワイトデーのプレゼント。」
「えっ?」「えっ?」
どれだけ用意周到なんだコイツは?俺まで驚いたリアクションとってしまったじゃないか!
「あっあたしバレンタイン……」
「いいからいいから!」 


プレゼントは俺でも知ってるブランドのペンダントだった。
戸惑ってたみたいだけど、喜んでた。
ホッとしたせいか、大分のんでたし、そこからの記憶が曖昧。

朝、目の前には雅ちゃんの寝顔。
終電もなかったから、ホテルに泊まったんだろうけど、服のままだから、なにもしてないだろう。

まだ酒が残ってんのかな?涙が……
この寝顔、ずっと見ていられるだろうか?
……おはよ。おでこにキスした。 


夜に二つ、メールがきた。
゛あれは舞にあげるプレゼントだったんだからな!感謝andキュート舞ちゃんのなにかを!
と言いたいところだが、あの娘、プレゼント返しにきたよ。お前からのじゃないってわかってたってさ。
アイツホントにバカなんだからって笑ってたぞ!良い娘じゃないか。大切にしらよな。゛
もう一つは
゛今度チョコレート、持ってくから。゛
仲直りは曖昧?だけど………今度が楽しみ…かな? 


(ジミー)¶<ん、愛理ちゃんからメールだ From:鈴木愛理 Sub :なんだか… ―――――――――― 喉かわいちゃいました・・・♪ (ジミー)¶<・・・ (*ジミー) ケッケッケ♪ (ジミー)<飲んでくれない子は彼女とは言えませんから キリッ (*ジミー)<愛理ちゃんていつもこんなカンジでテイスティングしてくれるよね♪ 州*´∩ v ∩)<やだ〜恥ずかしいですぅ〜♪ http://harokko.scrapping.cc/data/harokko0944.jpg http://harokko.scrapping.cc/data/harokko0945.jpg