都内の某スタジオ。残り1週間あまりに迫った春のツアーに向けてBerryzのメンバーが一生懸命リハーサルに励んでいた。 しかしつい最近まで新春ハロコン・横アリのコンサートがあったのに休む間もなくリハーサルとは。 本当に彼女たちの頑張りには頭が下がる思いだよ。 残りの日にちが少なくなる中リハーサルにも熱が入ってる。それにしても躍動する彼女たちをこうして見るのもいいもんだな。 佐紀ちゃんは小さな体ながらエネルギッシュに踊っている。キレのいいダンスは見てるものを惹きこんでいくよ。 友理奈は本当に楽しそうにのびのびとやっているな。 母さん、なんか最近ふっくらしてきたけど・・・少しスリムになったな。結構頑張ったんだな。 千奈美・・・その魅惑の脚線美は一種の武器だよ。お客さんに見せるのがもったいないぜ。 雅ちゃん、ボーノのコンサートもあったのに疲れを見せずに頑張ってるね。その真剣な表情に惚れてしまうよ。 桃子は相変わらずぶりぶりぴーちっちだな。おいおい、そんなにお尻をふりふりするなよ。ついつい欲情しちゃうじゃないかw みんな元気な中一人だけ・・・ 梨沙子・・・なんか体のキレが悪くないか?足元もふらふらしてるし、結構動いてるのに汗をかいてない・・・ 心配だな・・・・ 1 梨沙子を呼んで話を聞いてみる 2 母さんに話をしてそれとなく様子を伺う 3 おい!梨沙子!倒れた?! 梨沙子大丈夫か・・・?体調でも崩してなければいいんだけどな・・・ そんなことを考えていると 「きゃぁぁーっ!梨沙子っ!」 「りぃちゃん!」 大きくふらついた梨沙子は頭から床に倒れこんだ。俺は慌てて梨沙子の元へ駆け寄った。 幸いにも隣にいた桃子が梨沙子を支えてくれたので頭を床に打ち付ける事態は免れた。 梨沙子の息が荒いな・・・俺は梨沙子のおでこに手を当ててみた。熱は無いな。風邪とかじゃないな。 「ねえ、マネージャーさん。梨沙子大丈夫なの?」 「そういえばさっきの休憩の時水分摂ってなかったみたいだよ。大丈夫なの?って聞いたら“りぃお水いらなぁい・・・”って」 脱水症状かも・・・とにかくこのままにしておくと大変だ。 1 梨沙子を病院に連れて行く 2 休憩室に連れて様子を見る 3 水分をあげないと・・・ 梨沙子の息がだんだんと荒くなってる。これは放っておけない。早く病院に行って処置してもらわないと。 何よりも梨沙子に何かあったら大変だ。 「梨沙子。病院に行くぞ。パパがおぶっていくからな。」 「う〜ん・・・やだぁ・・・おんぶはいやぁ〜・・・・ゆぅ・・・」 「おんぶは嫌って・・・梨沙子。それじゃあ抱っこにするか?」 「抱っこもいやぁ・・・・りぃだいじょうぶだからぁ・・・」 「大丈夫って・・・梨沙子・・・そんな苦しそうにしてるのに。」 「いやだったらいやぁ!」 頑なに病院に行くのを拒む梨沙子。そんな梨沙子に少しイラっとした俺はついつい声を荒げてしまった! 「そんなわがまま言う子なんかパパ嫌いだぞ!」 しまった・・・感情的になったとは言え梨沙子に対してひどいことを言ってしまった。 梨沙子は俺から視線を外しぷいっとそっぽを向いてしまった。梨沙子の嗚咽がかすかに聞こえてきた。 1 梨沙子、ひどいことを言ってごめん。お願いだから病院に行ってくれないか。 2 母さん、悪いが梨沙子をおぶって一緒に病院に行ってくれないか 3 スマン・・・ちょっと頭を冷やしてくる 「梨沙子ごめん・・・・お願いだから病院に行ってくれないか。パパは梨沙子に何かあったら生きていけないんだ・・・」 「・・・・」 俺は必死に梨沙子に謝り病院に行くように頼んだ。しかし梨沙子は俺にそっぽを向いたまま答えようとしない。 「・・ままぁ・・・」 梨沙子がかすれるような声で母さんを呼んで、そっと耳打ちをした。 「うん・・・・そっかぁ・・分かった。それじゃあ私がおんぶしてくね。」 「あのね、あな・・マネージャーさん。梨沙子が私にならおぶさってもいいからって。私も一緒に病院に行くわ。」 「分かった。みんあ、梨沙子のことが心配だと思うけど、リハーサルのほうを続けてくれないか。梨沙子のことは俺と母さんに任せてくれ。」 「分かりました。私たちなら大丈夫デス。りぃちゃんのことよろしくお願いします。」 「佐紀ちゃん・・・迷惑をかけるけどよろしく頼むな。」 俺と母さんは梨沙子を連れて病院に向かった。 車の中、梨沙子は母さんに膝枕をされて横になっていた。こっちにはそっぽを向いたまま・・・ 梨沙子の体調も心配だけど、梨沙子の態度が気になって仕方が無かった。 俺は梨沙子を傷つけるようなことをしてしまったのか・・・最近梨沙子をかまってやれなかったから仕方が無いのか・・・ そして病院に着き、梨沙子は母さんと一緒に緊急処置室に入って行った。 30分後、母さんが処置室から出てきた。 「あなた。とりあえず点滴を与えたから落ち着いてきたみたい。今日はゆっくりとさせるといいみたいだって。」 「それで母さん、梨沙子は・・・」 「大丈夫、今すぐどうこうなるってことじゃないから心配しないで。」 「そうか・・・迷惑かけたな。」 「あのね、さっき倒れた原因って・・・・」 1 え、栄養失調? 2 お、おめでた? 「あのね、倒れた原因ってのがね・・・・」 俺は母さんに耳打ちされて驚いた。さらにその理由を聞いてショックを受けた。 「梨沙子・・・そんなことで悩んでたのか・・・バカだな・・・子供みたいに意地張って・・・」 気がつくと俺の目から涙がこぼれていた。 梨沙子の悩みに気づいてやれない自分の情けなさと、梨沙子に優しくできなかった子供な自分が嫌になって・・・ 「梨沙子と話をしたいんだけど、今は大丈夫かな?」 「意識はあるけど・・・梨沙子ちゃん照れくさくってあなたに合わす顔がないって・・・」 「話してくれなくてもいいんだ。理沙子の顔が見れれば安心できるから。」 「うん。それじゃあ行きましょうか。」 梨沙子は点滴を受けながら俺たちに顔を見せずに横になっていた。 「梨沙子。大事にならなくて安心したよ。」 「・・・・」 「ごめんな梨沙子。パパお前が悩んでるのも気付かないで怒鳴ったりして。」 「・・・パパは・・・りぃのこと嫌いになったでしょ・・・ぷっくりして、それでパパに生意気なこと言う子なんて嫌いでしょ・・・」 「梨沙子・・・」 「私掲示板で見ちゃったの。ママがスリムになったのにりぃは太ったままだって・・・パパはみやびちゃんみたいなスリムな子が好きなんでしょ。私なんて、私なんて・・・ぐすっ・・・」 梨沙子の声が涙声に変わっていく・・・ 1 パパはふっくらとした梨沙子も好きだぞ 2 ふっくらしてようと関係ない。今の梨沙子が好きだ 3 そんな失礼な書き込みするやつは俺が懲らしめてやる! 「梨沙子。俺は今の梨沙子が、ありのままの梨沙子が好きなんだ。」 「パパぁ・・・」 「ちょっとわがままで生意気で、負けず嫌いで人の言うことを聞かない。でも、寂しがりやで甘えん坊でキスの上手な梨沙子。味噌ラーメンを美味しそうに食べる梨沙子。パパはそんな梨沙子の全部が大好きなんだ。」 「・・・・パパのばかぁ・・・言いすぎだゆぅ・・・」 「パパは梨沙子の素敵な笑顔を見てるだけで幸せなんだよ。だからこっちを向いて笑ってくれよ・・・」 「パパぁ・・・りぃパパ大好きぃ・・・・ぐすっ・・・・」 梨沙子の瞳から大粒の涙がとめどなくあふれてくる。俺は指で梨沙子の涙を掬って梨沙子にそっとキスをした。 「あぁぁんっ・・・パパのえっちぃ・・・・キスうまいよぉ・・・」 俺は梨沙子の体をそっと抱きながら優しくキスを続けた。いつもの貪るような激しいキスではなく、梨沙子の乾いた唇と心に優しく潤すように・・・ 「うぅぅん・・・ぱぱぁ・・・りぃ・・・すきだよぉ・・・・」 「梨沙子・・・俺も梨沙子のことが大好きだよ・・・」 「もぅ・・・あなたったら。私にもキスしてくださいよぉ・・・・」 「梨沙子。好きなもの頼んでいいぞ。パパのおごりだからな。」 「うん!それじゃあねぇ・・・・みそラーメンバターとコーンたっぷり!」 「おいおい。ちょっと食べすぎじゃないか。そんな食べ過ぎると・・・・」 「あなたっ!」 「いいもーん。いっぱい食べたらいっぱいレッスンするんだもーん♪」 満面の笑みで味噌ラーメンを食べる梨沙子。やっぱり梨沙子には涙よりも笑い顔が似合うよ。無邪気に笑う梨沙子はまさしく俺の天使だよ。 「ごちそさまぁー♪パパぁーおんぶぅ〜♪」 「あらあら、梨沙子はあまえんぼうさんなんだから。」 「いいもーん。ねぇはやくぅ〜♪」 俺は梨沙子をおんぶすると母さんと歩き始めた。 俺の背中に梨沙子の胸のふくらみの感触とぬくもり、そしてトクトクと胸の鼓動が感じられた。 あれ?寝ちゃったのか。耳元に聞こえる梨沙子の寝息。 なんか梨沙子にはいつも振り回されてるな。でも、今日は呆れるよりも梨沙子がいつもの梨沙子に戻ってくれた事が嬉しくてたまらなかった。 梨沙子、今は無理しなくてもいいんだぞ。もうすぐ春はやってくる。春になれば蛹は綺麗な羽を広げて素敵な蝶になる。 その時までゆっくりと、じっくりと成長していってくれよ。 「うにゅ・・・ぱぱだぁいすきぃ・・・すぅー・・・」
ル*’ー’リ<ウフフフフ☆ひさびさにまたしましょうよぉ〜 (*マネ)<人にそんなぷりけつ向けやがって。お仕置きしてやる 州*‘ -‘リ<みそらーめんたべたぁーい♪ |’ー’リ Σ(ジミー)<あっ桃子先輩!? |彡 サッ (;ジミー)<あの・・・ ル*’ー’リ<ジミー… (*マネ)<おっ桃子の制服姿たまんねぇ… ちょっと違う制服だけどまあいいか♪ ル*’ー’リ<……(ジミーにそっくりだけど違う人…この際どうでもいいわ。ぎったぎったにしてヒンヒン泣かせちゃうわよ!) (*マネ)<桃子ぉ〜遊ぼうよ〜♪ ル*’ー’リ<いじめがいがありそうだわ♪ウフッ ル*’ー’リ(マネ*) |ジミー)<あっあれは桃子先輩?!おいおいウソだろ知らないオッサンと腕なんて組んで・・・ (|lジミー)<ガーン・・・