ゲキハロでの黄サイ聖誕祭サプライズですっかり感激の佐紀ちゃん。 
「17歳だよ、ねえ、17歳!と・し・う・えだねぇ♪」 
「うるさいっ。声が大きい!」 
ふふっ、千奈美もはしゃいじゃってかわいいなぁ。 
・・・佐紀ちゃんうれしそうだな。ちょっと泣いてるのがまたかわいいよ 

みんなに祝ってもらってとても幸せそうだ。 
隣にいる俺のところにもはしゃぐ声がよく聞こえてくる。はっきり聞き取れるくらいだ。 

・・・その方がいい。近くにいないからそういうふうに聞こえるのかもしれないけど 
佐紀ちゃんいまどんな顔してるんだろうな。笑ってるのかな・・・当たり前か。 
まさか悲しんでるはずはないだろうし。それに泣いている様には聞こえない。 

今日は遅くまで打ち上げするだろうな。 
もう一時間近く経つけど隣に行きそびれてしまった。 

いまさら行くのもなぁ・・・せっかくの打ち上げに水を差してしまいそうだ。 

・・・おや?足音がする。いったい誰がたずねてきたのか 

1 あっ佐紀ちゃん?!どうしたのこんなところ来て 
2 なんだ桃子か。せっかくだからやっとく? 
3 おや長い顎。無視して問題あるまい 



「ここにいたんデスか」 
「さ・・・佐紀ちゃん?!どうしたの」 
「それは私が聞きたいデス。マネージャーさんがいなくて寂しかったの・・・」 
「悪いな、雑用が重なってさ・・・会うタイミングが無くて」 
おかげで打ち上げにも参加できず、いまさら加わるのもばつが悪かった。 
だから隣にいた。ホントは佐紀ちゃんをお祝いしたかったけど、みんなに囲まれて幸せそうだったから。 
「冷たいじゃないデスか。待ってたのに」 
「さ、佐紀ちゃ・・・」 
俺の膝の上に座ってきて、いきなり・・・ 
「んぷっ、ぁあ・・・っ」 
「もっと早くキスしたかったのに・・・ばか」 
切なそうな、そして少し怒っている様な表情の佐紀ちゃん。 
「ごめんね、遅れちゃった」 
「今から私と二人になれば許してあげマス////」 
「ホントに?」 
「ハイ・・・////」 

佐紀ちゃんからのお誘いかぁ。良かった・・・ありがと 
普段は誘えるくせになぜか今日に限って消極的になってしまったが、ようやく二人になれるのか。 

どこで二人になろうかな 

1 家しかないだろ! 
2 しばらくここで、ドアに鍵をかけて・・・ 
3 外に出よう、ここの近くでいい 



「じゃあ俺の家にしよう、おいで」 
佐紀ちゃんを誘ってそっとその場をあとにした。 
なんだか・・・悪い事をしていないのにどきどきしてしまう。佐紀ちゃんと二人きりで・・・ 
「ごめん、今日は車で来てないんだ。近くにとめるとこ無さそうだったから」 
「いいデス。あなたと二人なら・・・////」 

もしかして初めてかな。車じゃなくて電車で帰るのって 
「な、なんかどきどきしちゃうね。誰かに気付かれたらどうしよう」 
「気付かれない様にしてクダサイ・・・」 

ぎゅ、と握ってくるその小さな手がたまらなく愛しい。 
地下鉄に乗っているあいだ佐紀ちゃんはうつむいていた。顔は赤かった 
・・・な、なんか・・・さっきからしゃべってないな。 
車の中で二人だと少しは会話できるんだけどぜんぜん・・・っ 
だけど俺の手を握っているその小さな手は離さなかった。 
車だとこういう事はできないからな・・・ 

「あ、次で降りるよ」 
「は・・・ハイ」 

駅から家まで歩く。 
「寒いデスねぇ・・・」 
「そ、そうだねっ」 

なんと話をすればいいのやら。誕生日おめでとうとか? 
それはさっきメンバーやスタッフに飽きるほど言われただろうからな・・・ 
じゃあどうしよ、なんて言えばいいんだろ。 
おいおいしっかりしろよな。ちゃんとプレゼントは用意してあるじゃないか。 

なんでさっきからそんな佐紀ちゃんに遠慮がちなんだよ 

「着いたよ」 
「あんまり一人じゃ来たことないデスね」 
「そ、そうだね。え・・・と、去年のクリスマス以来かな?」 
「・・・・・・」 
ちょっと切なそうにうつむいてしまった。さっきから冴えないなぁ俺。 
「ごめん・・・」 
「・・・・・・・・・」 

ドアを開けてすぐにエアコンをつけた。 
「な、なんか照れちゃうな////佐紀ちゃんと二人で」 
「そ・・・そうデスね////えへへっ」 

良かった。やっと笑ってくれた 

1 さっそくプレゼントを渡そう。冷蔵庫にあるあれだ 
2 まだあまり話してないからな・・・少しいい雰囲気になろう 
3 佐紀ちゃんがぎゅっと抱きついてきた 



「嬉しいっ。二人きりだぁ」 
「わっ!さっ佐紀ちゃんっ」 
なんて大胆なんだぁ、やけに消極的な今日の俺と違って。 
「あなたは罪な人デスよね」 
「ええっ?ど・・・どういう事だい」 
「だってずっと放置じゃないデスかぁ。でもたまにこうやって二人きりで・・・また信じちゃうんだもん」 
「ご・・・ごめん・・・」 
「・・・そう思うなら・・・言葉じゃなくてそれ以外で私に見せてクダサイ」 

佐紀ちゃんから言われてしまうとは・・・情けないな。 
「わかった。待ってて、君にあげたいものがあるんだ」 
俺は佐紀ちゃんを座らせて、そっと冷蔵庫を開けた。 

「ほら・・・これ」 
「これってお酒デスか?わぁ・・・きれい」 
「佐紀ちゃんの好きな色、黄色のワインだよ。ヴァン・ジョーヌとかいうらしいがよくわからないんだ」 

そっとワイングラスにその黄色いワインを注いだ。 
クリスマスの時もワインだったね、あの時は外でお祝いしたけど 
実は・・・あそこでやめておけばよかったかも、と思ってるんだ 

あのあと家に呼んで佐紀ちゃんをクリームまみれにしてエッチしたけど 
我ながらあれは笑えない変態行為だと今さらながら後悔している 

だから・・・今日はもっと普通にお祝いしたいんだ。 

1 17歳の誕生日おめでとう、と乾杯 
2 まず味見してみる 
3 あっ佐紀ちゃん、一気に飲んだら・・・ 



「そうだ、どうせなら外が見えるとこで飲もうか」 
ソファーを窓の方に向けて、隣に佐紀ちゃんを座らせた。 
・・・電気も消そう。ほら、街の明かりがきれいだよ。 
そうささやいたら、佐紀ちゃんは思わぬ返事をした。 
「変なの・・・」 
「へっ。なにが変なの?」 
そしてくすくす笑いだし、俺を指差した。 
「なんでよ、似合わないかなこういうの」 
「電気を消してソファーに座ってきて・・・もうするのかと思ったら、街の明かりがきれいなんて。うふふふ」 
ワイングラスを持って笑うその姿はたまらなくかわいかった。 
「・・・佐紀ちゃんもツンデレになったの?嬉しいでしょ」 
「ハイ////すごく」 

とても近くで乾杯をしてからワインを味わう。 
って佐紀ちゃんそんなに一気に飲んじゃったら・・・あーっ 

「けほっ!けほっ!む、むせちゃいまシタ・・・っ」 
「ワインは香りを楽しむんだよ。それにせっかく好きな黄色なのに」 
「嬉しくていっきに飲んじゃった♪」 

ほんのりと赤い顔でペロッと舌を出す佐紀ちゃん。 
やば・・・めっちゃかわいい 

1 もう一杯いっとく? 
2 俺のワインを口移しだ 
3 わっ、肩に頭を・・・弱いんだよその表情 



「はぁ〜〜・・・あつぅい・・・」 
あっ?!さ、佐紀ちゃん何を、だめだよ肩に頭を乗せたら。 
・・・やばいってその表情。可愛すぎるよ・・・♪ 
ふ、普段はこんなに甘えてこないじゃないかぁ。誕生日だから・・・ 
「うふふふ。慌ててるね」 
「あっ、あわててなんかないってば!」 
「声うわずってるよ。うふふふ・・・♪」 
いつもの独特の口癖じゃないぞ。それもなんかくすぐったいよぉ////やめてってばぁ〜//// 
「もっと甘えちゃえ〜♪だぁ〜〜いすきだよぉ、  ♪♪」 

はぅうっ!さらに呼び捨て、やばい、萌えた。 
エロいのとは違う気持ちだ、なんというかこう胸の屋がほんのりしびれる様な感じの・・・ 
「おやすみなさい・・・」 

・・・へ?さ、佐紀ちゃん、ちょっと。 
佐紀ちゃんは今度は俺の膝を枕にして眠ってしまった。 

ま、まいったなぁ。先に寝てしまうとは・・・ 
でも寝顔が見られるのは嬉しいな♪ 

1 佐紀ちゃん起きて、まだエッチしてないよ 
2 ・・・たまにはかわいい寝顔を見守るのもいいかも・・・ 
3 俺も寝ようかな。疲れたし 



「佐紀ちゃん起きて、まだエッチしてないよ」 
「ん〜〜〜・・・」 
体を揺さ振ったけど佐紀ちゃんは起きてくれない。 
「佐紀ちゃん起きてってば。佐紀ちゃん」 
・・・疲れてるよな。ずっとゲキハロだったしやっと明日で最終日だ。 
名残惜しいけど・・・今日はこの寝顔を見守るとしよう。 
佐紀ちゃん相手だと変態になってしまうからな俺は。 
・・・誰に対しても変態になるか?まあいいや。 

「17歳・・・おめでとう」 

そっとその髪を撫でると 

佐紀ちゃんがほほえんだ気がした。 


ノk*|‘−‘)<もう一人ほしいな (*マネ)<がんばる! リl|*´∀`l|ノシ<佐紀ちゃんも楽しんでくれて良かった!後はジミー、うまくやるんだよ♪じゃあね リl|*▼∀▼l|<これでジミーはウチに逆らえない…心もカラダも頂きなんだよ♪