「はあ〜〜〜・・・」 

またため息が出た。 
と言っても憂鬱なわけじゃない。ここ最近は悩み事は無い。 
むしろ・・・ 

「ん〜〜、はあ〜〜・・・」 

ああ、また出てしまった。それと言うのもこの子のせいだ。 
「いるんだなぁ・・・世の中にこんな美しい子って」 
見ていて飽きないこの美しさ。もうたまらない 
・・・俺、こんな子にあんな事やこんな事してたんだ。我ながらクズだな。 
嫌がったり泣いたりする顔を見て興奮していた。 
「ねえ」 
「わっ?!あ、あれ、熊井ちゃんじゃないか。いつからいたの」 
「ずっといたけど。ぜんぜん気が付かないんだもん、それにいつも名前なのに変な呼び方」 
ちょっとむすっとした顔で俺の隣に座る友理奈。 
「つい見とれちゃって・・・ほらこれ」 
「それ、私の出たやつだ。これマネージャーさん買ったの?」 
「あ、うん・・・なんか恥ずかしいな」 

話には聞いてたけど予想以上に良く撮れてるぜ。 
「うれしいっ。えへへ、一緒に見よ」 

1 いいよと言う 
2 1人で見たいと意地悪してみる 
3 膝に座らせてから見る 



ほんのついさっきまでむすっとしてたのにもう笑顔になってる。 
・・・なんか、いいな。友理奈の笑顔は。 
桃子みたいに眩しい、時に少し欝陶しくなるくらいの笑顔とは違うタイプだ。 
俺よりも頭一つ大きくて、それでもまだ中身は子供。 
・・・でも、この間は抱き締めてもらったよな。子供だと思ってた友理奈に、だ。 
「ここに座りな」 
「え・・・膝に?いいけど、マネージャーさん見える?私に隠れちゃうよぉ」 
「そこまで小さくないぞ」 

なんだよ。笑うなってば。 
「じゃあ座るね」 
「おっきいなぁ友理奈のお尻は。ママには負けるけど」 
「勝ちたくないもん」 

そっとそのお尻を膝に下ろす友理奈。 
・・・なんか、本当に娘を座らせてるみたいかも。 
まだ結婚もしてないし子供なんてその先の未来の話だけど・・・ 

「わぁ〜きれーい」 
友理奈はまず最初の森の中にたたずむカットを見ている。 
「三つ編み似合うぞ、友理奈」 
「ホントぉ?そう言ってくれるとうれしいなぁ」 

にこにこ笑うその表情が愛しいよ・・・ 

1 もう少しこのページを見る 
2 次のページにいく 
3 ちょっとだけ抱き締めてあげよう 



見れば見るほど吸い込まれそうな写真だ。 
緑の森が目に優しく友理奈を映し出す。 
「きゃっ?!」 
思わず、膝に座る友理奈のお腹に触れてしまった。 
「あ、ごめん。ちょっと、抱き締めたくなったから」 
「もぉ〜びっくりしたよぉ。びくってなったんだから」 
「ごめんな・・・あはははは」 
「えへへ、いいよ。もう少しぎゅーってして」 
・・・細いな。俺と比べるのもあれだけどやっぱり細いな。 
森の中に妖精がいるみたいだ。もちろんこれを本人に言ったら笑われそうだが 
「にょきにょきチャンピオンだな」 
「はっ?」 
「言ってみただけ」 
「変なの〜」 

すらりと伸びた長い手足、先まで長い指。 
・・・いまさらだけど友理奈を汚しちゃいけない気持ちになる。 
本当にいまさらだけど・・・ 

「マネージャーさんの手、あったかいね」 
「あ・・・」 
そっと、友理奈が俺の手に自分の手を重ねてきた。 
俺を見つめて微笑むその姿はまるで・・・ 

・・・OK、てことか? 
いやいや何考えてんだ。真面目に写真を見なきゃ。 
でももしかしたら・・・ 

1 つ、次のページにいこう!な? 
2 ・・・いいのか?友理奈 
3 今度は太ももに手を添えてみようかな 



い、いいのかな・・・また泣かせたりしないかな。 
あせらずまずはその太ももに手を・・・ 

「ん・・・っ」 
ちょっとびっくりしたみたいだな。 
「また・・・触るならちゃんと言ってってばぁ」 
「ご、ごめんな」 
「んもぉ、次やったらおしおきだよ」 

はぁ、やわらかくてすべすべしてるな。友理奈の肌。 
生きる美術品が俺の目の前にいる。膝に座っている。わ、笑ってる・・・ 
「だめぇ」 
「あいてっ」 
長く触ってたら手をつねられてしまった。 
「触りすぎだよぉ」 
「ご、ごめん。友理奈の肌すべすべで気持ち良くて」 
「そう?えへへ、うれしいな」 

こういう時は子供に戻るんだな。基本いつもこうだけどね。 
森を抜けて次はジャンプしているカットだ。楽しそうだな、皆と遊んでるときの顔だ。 
そして右のページは・・・ 

「マネージャーさんじっと見すぎだよ」 
「ばれた?あははは、友理奈のお尻かわいいな」 
「えっちなんだからぁ」 

1 左のジャンプしてる写真を誉めたい 
2 俺のお尻も見る? 
3 本物のお尻はどうかなぁ?つかんじゃえ 



「写真もいいけど本物のお尻はどうかなぁ?」 
「なに言ってるのマネージャーさん」 
「ちょっとだけ触らせてほしいんだ」 
「きゃああっ?!」 
つ、つかんだぞこの熊尻を。 
とてもスレンダーだけどやはり高い身長を支えるにはこうやってしっかりした骨が無いとな・・・ 
よし、このまま膝に座った友理奈の大きなおしりを・・・ 
「もぉ、マネージャーさんの頭の中ってそればっかりじゃん」 
「ゆ、友理奈・・・」 
俺を悲しそうな目で見つめてくる我が娘。 
「いいよ・・・マネージャーさんがしたいなら、私」 
「えっ?い、いいのか」 
「・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・」 

・・・・・・本当にそうかな? 
答えるまでに少し間があったし、それにあまりうれしそうじゃない。 
「でも、もう少し写真を一緒に見てからでもいい?」 

1 わかった。ちゃんと見てからしよう 
2 い、今すぐがいいな 
3 ・・・俺としたいの?友理奈、本当の気持ち聞かせて 



「わかった。ちゃんと見てからしよう」 
「うん・・・・・・」 
次のページをめくると三つ編みの友理奈が。いいな、この微笑みこそ友理奈だよ 
「結構自然に笑ってるじゃないか」 
「そぉ?ぎこちないかなぁって思ったけど・・・かわいい?」 
「あぁ。三つ編み似合うな、普段からしてもいいんじゃないか」 
「うれしいな、えへへ」 
森で着てたワンピースだな。マフラーは取って撮影したみたいだ 
次の振り向いている写真もなかなかいいな。 
「こうして見ると優しそうだよな」 
「普段から優しいもん」 
「俺の家に来たときは優しくないじゃないか」 
「いつも散らかしてるからでしょ。大変なんだよ片付けるの」 
「ご、ごめんなさい」 

そして、最後の見開き。本当に長い脚だ。 
「これって乗ってるのは東京タワーか?」 
「そんなわけないでしょぉ!もうばかーっ」 

そうそう笑ってくれ。悲しむ顔は見たくない 
「終わり、だね」 
「あぁ・・・」 
膝に座ったまま体を俺に向けるが、その顔は笑ってはいなかった 
「ま、マネージャーさん、いいよ・・・約束、だから」 

う〜〜ん、やっぱり笑ってはいない。 

1 今日は軽く体に触れるだけにしよう 
2 そっと髪を撫でて唇を重ねる 
3 胸に優しく触れる 



「髪、触るぞ」 
「あ・・・」 
「ちゃんと言ってから触ったよ。約束だからな」 
その茶色い艶のある髪をそっと撫でた。 
「栗みたいな綺麗な色だな」 
「・・・栗ってきれい?」 
「じゃ、じゃあ・・・茶色くて綺麗だな」 
「たとえてないじゃん、えへへっ」 

あ、笑った。良かった。 
「じゃあ次は、ここ」 
「ん・・・っ」 
指のお腹で軽く唇を撫でた。 
「もう少し近寄って。俺に体を倒して」 
「う、ん・・・」 

さっきよりかは表情が明るいかな。もう少し嫌がるかと思ったけど受け入れてくれた。 
友理奈の唇が重なり、いい匂いが鼻の奥を擽る。 
このまま舌を入れそうになったが、また友理奈を嫌がらせてしまうので我慢だ。 

「ねえ・・・」 
「なんだ?」 
顔を赤くしながら尋ねてくる友理奈。 
「ひ、久しぶりに・・・パパって呼んでもいいかな」 

1 いいよマネージャーさんで 
2 ああ、友理奈がそう望むなら 
3 もう一回キスしてから言ってくれないか 



パパ、か。友理奈にそうやって呼ばれるのはしばらくぶりだ。 
「だめ・・・?やっぱりマネージャーさんがいい?」 
「もう一回キスしてから言ってくれ」 

友理奈はそっとうなずき、もういちど俺の唇に触れた。今度はさっきより少し長めだった。 
「・・・パパ」 
「なんだい?友理奈」 
「えへへぇ、パパ」 
な、なんか気恥ずかしいなぁ。俺はまだまだパパにはなれないよ・・・ 
でも、この時だけはちゃんとパパになれそうだよ。 
もう一度友理奈とキスをした。今度も・・・やっぱり舌は入れないで触れ合うだけのキス。 
「パパ、だーい好きっ」 
顔を赤らめながらも懸命に抱きついてくる愛しい娘。 
「友理奈、愛してるよ」 
「私の方が愛してるもん」 
「パパの方が愛してるよ」 
「私の方がパパを愛してるもん!」 

ちょっとムキになっちゃうとこが可愛いんだよ。 

1 友理奈、下・・・脱いで。このままつながろう 
2 すわったままお尻に入れたいな 
3 な、もう一回だけ、パパとキスしようか 



「友理奈」 
「何よぉ〜っ」 
ムキになってる友理奈のほほにそっと手を添えた。 
「もう一回、もう一回だけ・・・キスしようか。それから・・・しよう」 
「・・・う、うん」 

いったい何をためらってるんだろうか。 
嫌がるかと思ったがキスはさせてくれたし・・・ 

三度重なる友理奈の唇。やはり今度も触れるだけ。 
でもいいんだ。欲望を求める様なキスならもう何度もしてる。 
こうやって・・・相手を愛でる様なキスをしなきゃね。 
「下、脱いで。俺も脱ぐから」 
「・・・・・・・・・」 

しばらく戸惑っていたが、意を決したようにホットパンツを脱ぐ友理奈。 
「・・・あれ?」 
今日は・・・あの下着じゃないのか。 
「ごめんなさい、本当は脱ぎたくなかったの」 
「どうして?」 
「だ、だって、パパ、しましま好きでしょ?今日はそれじゃないから、もし見たら嫌われるって思って・・・」 

だからさっきから暗い顔してたのか。 
エッチしたくないのかと思ったけど違うみたいで良かった・・・ 

1 そんな事で友理奈を嫌いにならないよ 
2 次はちゃんと履いて。約束だぞ 
3 泣かないで、と涙を拭ってあげる 



「ご、ごめんなさい、パパ」 
「泣くなよ友理奈、何も悪いことしてないんだぞ」 
「ごめ・・・さい・・・」 
そんなに思い詰めてたのか。きっと俺が普段からしましまばっかり言ってたから・・・ 
「う、ひっ・・・く、うぅ、ごめん・・・なさい」 
「泣かないで。それで友理奈を嫌いになったりしないよ」 
「うわぁああ〜〜ん」 

とうとう泣きだしてしまった。友理奈は泣き虫さんだから一度泣き始めたらしばらくは止まらない 
「パパは友理奈が好きだよ・・・な、だから悲しまないで」 
「ひぃ、っく、えぇん、うっ、ぐす、ひっく、うぇえええぇん、うぁああぁあ」 

だめじゃないか、俺。可愛い娘を泣かせて何やってんだ。 
そっと友理奈の頭を撫でていたがなかなか泣き止まなかった。 

1 指で涙を拭ってあげる 
2 こんな時はもう一度キスしよう 
3 ・・・ホットパンツを履かせよう 



「友理奈・・・」 
「ごめっ、ん、なさ、あぁあ、ううん、ぐすっ」 

泣きじゃくる娘の唇をそっと指で撫でてあげた。 
「もう、泣かないで」 
まるでフタをするかのようにもう一度唇を重ね合わせた。 
嗚咽で痙攣している唇から苦しむ声が出ないように・・・ 
もう友理奈が泣かなくても済みますように。 

「・・・まだ泣きそう?」 
「ぐすっ、あ、ありがと、ぱ、パパ・・・」 
良かった。少しだけどしゃべれる様になれたね。 
「しっかり掴まってるんだぞ」 
「うっ、ん・・・!」 
パンツをずらして、チャックから飛び出した俺のを友理奈の中に 

「はッ、〜〜ぁあッ!?」 
「あは、は、やっぱり友理奈はしっかりしてるな、ここが」 

友理奈、お前を汚しちゃうけど、ちょっとだけがんばれ 

耳元でささやいたら、友理奈は唇を噛んで泣くのを耐えようとしている。 
「ぱ、パパ・・・あ、んっ」 
「もう少しだからな、う、が、がんばれ!」 

ゆ、友理奈・・・ 

俺の可愛い娘、ゆ、ゆり・・・!! 

あ・・・っ! 

「パパのぉ・・・おなかに・・・んん〜〜ッ」 

抱き合ったまま友理奈の中に注いだ俺の分身。 
「あったかぁい・・・」 
まだその目には涙が浮かんでいたけど、もう泣いていなかった。 
「・・・えへへぇ」 

にこっと首を傾けて笑う娘がたまらなく愛しいよ。 
「ごめんな。泣かせちゃって」 
「いいの。パパ、大好きだよ」 
「・・・パパの方が大好きだよっ」 
「ちがうもん。絶対私の方がパパのこと大好きだもん!」 

まーたムキになって。もう、可愛いんだから 

「ねえ、もう一回一緒に写真見ようよ」 
「ああ、いいよ」 

今度も膝に乗せて、二人で雑誌をゆっくりとめくっていく。 
・・・そろそろちゃんと考えてみようかな。 
子供を持つって、どういうことなのか・・・ 
「パパ、もう一回最初から見ようよっ」 

そっと後ろから髪を撫でると、あの笑顔で友理奈が見ていた。