て、店員の冷ややかな視線が痛いぜ・・・ 

いくらなんでも1人でこういうとこに来るのは先走りすぎたかな 
でも・・・あの娘の悩ましい姿を拝むために、あ〜いやちがう、元気を出してもらうためにがんばらなきゃ。 

「なにアイツ。水着のとこにいるやつ」 
「1人で何しにきたんだろ。目ェ合わせない方がいいね」 

周りの雑音が俺の心をえぐる。最近の女はなかなかキツいなぁ 
でも待っててね、必ずキミに似合う水着を見つけだしてみせるから。 
また笑ってほしい、あのまぶしい笑顔を見せてほしいんだよ。 
きっと水着を着て開放的になれば心も同じ様に開けるはずだよ、待っててね栞菜ちゃん。 

さて、どんな水着にしよう 

1 無難にフリル付きの黄色いビキニを 
2 水色のワンピース 
3 白い紐ビキニだ 
4 まとめて買う 



決めた!これに決めたぞ 
白いビキニ、紐のやつ。ちょっとオトナな水着だ。 
顔から火が噴き出そうなのをこらえながら無事に買い終えた。 
さっさと出よう、こういうとこに野郎1人で来るのはやっぱり場違いだ。 

・・・ホントは栞菜ちゃんと来たかったけど、元気が無かったので誘いづらかった。 

いますぐ帰るよ。早くこれを着て開放的になってほしい。 
早くいつものキミに戻ってほしいんだよ・・・ 

 「おかえりなさい」 

家のドアをあけてくれた栞菜ちゃん。 
笑ってはいるんだけど心なしか表情は暗い。無理もないよな 

「どうしたの?さっき私にプレゼントって言ってたけど」 

そうなんだ。 

どうやって渡そう、ストレートに渡すのもな・・・ 

1 キミに笑顔をプレゼントするよ、と言う 
2 何も言葉を飾らずに渡す 
3 いったん目隠ししてから見せる 



こういう時は余計な言葉で飾ることもないだろう。 
「そ、夏だから水着をプレゼントしようって思ってさ」 
「ありがと・・・って、なにこれ?!」 

袋から取り出した白ビキニを見て目を丸くする栞菜ちゃん。 

「オトナな水着を着て心を開放すれば嫌な事なんて忘れちゃうよ!」 
「いやっ、ごめん無理、これ無理!ちっちゃい!か、隠すとこないじゃん!」 
「そう?やばいのは紐のとこだけだと思うよ」 

そんな暴れるなって、下の階に迷惑でしょうが。 
「せっかくだから着てほしいな。だめ?」 
「無理っ!ぜんぶ見えちゃう!!」 

あららすごい拒否反応・・・ここまで嫌がるとはね 

1 水着を着る事の大切さを熱く語る 
2 じゃあその前にキスしようか? 
3 ならば先に俺が水着になろう。自前の海パンがあった 



説得しよう、そうするしかない 
「栞菜ちゃん。確かに君はいまつらいと思う。殻に閉じこもりたいよね」 
「・・・・・・」 
「でもダメだよ。閉じこもったらますますつらくなるんだ。無理してでも心を開かなくちゃ」 
「・・・でも・・・」 
「だ、だから!水着だよ。これを着なくちゃ心を開けない」 
「なんでそこにつながるの。よく分からないんだけど」 

俺だって分からん。さっぱりわからんよ栞菜ちゃん! 
でも・・・ああ、見たい、君のきわどいビキニいや違う眩しくて人懐っこい笑顔を! 

辛い時に俺を抱き締めてくれてあの笑顔を見せてもらって何度助けられたか。 
今度は俺が栞菜ちゃんを助ける番だ、助けたいんだ 

1 い、いいからおとなしく着るんだよ 
2 いきなりは恥ずかしいよね?じゃまず俺が着るから見ててよ 
3 ・・・誰だ、客か? 



「じゃっ俺が着るから見てて、ね」 
「はぁっ?ちょマネージャーさんなにしてんの!やめてよ脱がないでってば」 
「ビキニを着るのは初めてだからうまくできないけど・・・」 
「おかしいよマネージャーさん、普段からヘンだけど今日は特におかしい!」 

俺がおかしいって?なにがどういうふうにおかしいんだよ栞菜ちゃん。 
俺はいたって真面目だぜ、君を笑顔にさせるためならどんな事もためらわない。 
「やめてぇ〜、パンツくらいははいてよぉ〜」 
「いまから水着着るから見ててよ・・・」 

・・・あ?なんだ、誰かの気配がするぞ。 

「お、お、おに・・・!」 
「な、なにそのカッコ・・・」 

んげっ!き、君たちは、我が妹たちではないですか! 
「もぉ〜まったく、人の家にあがる時は呼び鈴を押しなさいと言ってるだろ」 
「何回も押したよ!勝手に入ったのは悪かったけど・・・なんで裸なの!」 
「栞菜ちゃんがいるって聞いたから来たんだよ、そしたら・・・はあ、お兄ちゃん・・・」 

千聖も舞も呆れてるわ 

1 よし、舞、これ着ろとビキニを渡す 
2 ここは千聖に頑張ってもらわなきゃな、ビキニを着てもらうかな 
3 ねえねえ似合う?と自ら着てみる 



そうだ、まず千聖に着てもらうか。いい考えだ。 
「・・・舞、これ見てみろ。何かわかるか?」 
「え、これって水着じゃん。それがどうかしたの?」 

俺は舞に目線でこれから何をしたいのか知らせた。 
・お、わかってくれたか、悪い笑顔だなぁ舞は。 
「どしたの舞ちゃん。なんかにやけてるけど」 
「千聖ぉ、肩にゴミついてるよ。とったげる」 

急に近づく舞に警戒してない千聖。ふふふいいぞ、いけ舞! 

「わぁっ!?ちょ舞ちゃんなにすんのっ、わぁああ、だめ!」 
「お兄ちゃんが千聖にビキニ着てほしいって。言うこと聞きなさい!」 
あっという間に千聖の服を脱がしていく舞、手慣れたものだ。 
「ほらお兄ちゃん早く。千聖は押さえとくから♪」 
「や〜〜め〜〜ろ〜〜!」 

必死で抵抗するが二人がかりではかなうはずもなく・・・ 

「やだっ見るな!!見ないでお願い!」 

せっかくビキニを着せたのに恥ずかしがって隠そうとするが丸見えだぞ。 

1 千聖キツいんじゃないか?とでっかーを確かめる 
2 かわいそうだから次は舞に着てもらう 
3 栞菜ちゃんに様子を聞いてみようか 



「ひどいよお兄ちゃん。ボク、栞菜ちゃんが心配で来たのに」 
「ご、ごめんな千聖、お兄ちゃんちょっとふざけすぎた」 
「・・・ごめんね千聖、私もやりすぎちゃった」 

そっとビキニを脱がして、それを舞に向けた。 

「千聖がかわいそうだから次は舞も頑張ろう」 
「は・・・?え、意味がわからない」 
「そうだよな千聖。舞にも着てほしいよな」 

最初は泣きそうだったが、みるみるあのイタズラっ子みたいな笑顔になっていく千聖。 

「観念しろぉー舞ちゃん!今度は舞ちゃんの番だからな!」 
「いやだ千聖、はなして、脱がすのはだめ、やだぁああ!」 
素っ裸のまま舞に抱きつき力ずくで脱がしていく。じゃれあってるのがなんだか微笑ましいよ 

「ほらぁ・・・舞、ちゃんと着ろよ」 
「似合うよ舞ちゃん」 

「やだ・・・見ないで、見たら二人ともシャイニングウィザードだからね」 

舞のカラダでその水着は・・・確実に日本の児童規制にひっかかるなこりゃ。 

1 気になるので舞の下の部分を探ってみる 
2 千聖、舞がプロレスしたいって 
3 この流れなら栞菜ちゃんは着てくれそうだ 



よし、いいぞ。 
二人のやりとりを見て栞菜ちゃんがちょっと笑ってる。 

「さぁ次は栞菜ちゃんの番だよ!」 
「うふふふ・・・って、え?」 
「いけ!ウィンダム、ミクラス!俺の可愛いマケット怪獣達」 
「何するの千聖、舞ちゃ、きゃ〜〜〜〜!」 

さすがに二人にやられちゃどうしようもないよね? 
あらあら二人とも手際がいいな。さすがは脱がしのプロだ、あっという間に栞菜ちゃんが生まれたままの姿に・・・ 
「舞ちゃんはパンツの方おねがい、ボクは胸を着せるから」 
「おっけー」 
「や、やだ、着たくないかんなぁあっ」 

目にも止まらない早さで、普段の服装からビキニ姿になった栞菜ちゃん。 
うっ、わぁあ、な、なにその谷、谷間は・・・! 

「見ないでぇ〜〜〜〜!」 

1 もうひとがんばりだ、千聖、舞 
2 ふざけないで真面目に栞菜ちゃんを誉めたい 
3 こうなりゃラストは俺が着るしかないだろ 



「やだやだ、やだやだっっ」 
「栞菜ちゃん・・・似合うよ」 
「見ないでマネージャーさん、み、水着なんて、着るのホントに久々だし・・・」 

・・・そう、本当に久々だ。 
確か・・・去年ベリキューの写真集の撮影で沖縄に行ったよね、それ以来だから・・・ 

「お、沖縄以来だよぉ・・・」 
「なつかしーね!千聖、確かあそこでお兄ちゃんと初めて」 
「舞ちゃんっ!!」 
あの時はまさか栞菜ちゃんとこういう関係になるだなんて想像もできなかったよ。 

・・・かけがえのない、君。 

「もう服着ていいでしょ?!」 
「もう少し見せてほしいかんな♪」 
「お、お兄ちゃん!なんでそこをおっきくしてんの!」 
「もぉーうバカぁ〜〜!」 

・・・俺だけじゃない。君には仲間がいるんだから 

「栞菜ここにいたんだ、マネージャーさんと・・・ってきゃあぁあああ?!」 
「ちっさーに舞ちゃんも・・・ってなんで裸なの?栞菜はビキニだし」 
「これから何するの?キュフフフ」 
「ずるい・・・栞菜ばっかりおっきくなって。ケッ」 

ほら、みんなも駆け付けてくれた。栞菜ちゃんが心配だから 

恐がらなくていい。君にはいつも支えてくれる人がいるから 

「よーし!じゃ私もガーッと脱ぐよ!」 
「あ、じゃ私も♪暑いから素っ裸になるんだよ」 
「裸ってあるじゃない?あれ、負けたくない」 
「ケッケッケッ」 


素晴らしきこの裸の楽園。 

栞菜ちゃんには何も飾らずに、気負いをせずに頑張ってほしいんだ。 

「・・・やっぱり、女の子がいいかんな。ジュル」