「お父…さん…っ…ハァ…ハァ」 

俺の上で果てた早貴がそのまま倒れてきた。 
「も、う、だめぇ、動けない、よぅ…っ」 
「お、俺もだよ……早貴ったらあんなに…」 

早貴は俺にまたがって激しく腰を震わせていた。俺はただ寝ていただけなのに、疲労が全身を蝕んでいる。 
普段はかなりおとなしくて控え目なのに求める時はいつだって激しい。 
「だって…久々だったんだもん、お父さんとエッチするの」 
「…そうだな、だからあんなに胸や髪揺らして頑張っちゃったんだな」 
「またそうやってからかうんだからぁ」 

キュフフ、と独特の笑い声。 
なんだかあの娘との想い出を話してあげたくなったよ。 
「お父さん…聞かせて、私に良く似てた後輩の娘のこと」 
「ちょうど話そうと思ってたんだ、あれはな…」 

1 確か放課後だったなぁ。帰ろうとしたら呼び止められてさ 
2 朝、またいつもみたいに配達してた時に会ったんだ 
3 んと…確か、忘れ物して教室に戻ったら 
4 こうしてほしい、等あったら意見ください 



「せ、先輩っ!!」 

びっくりした。誰だ?こんなおっきい声。 
「さ、早貴ちゃんか。どうしたの?」 

息を切らして、膝をついている。走ってきたのか? 
「………呼びたかった。会いたかったんです」 
「えっ…?」 

なんだかとても強い眼差しだ。 
これはいつもの早貴ちゃんとは違う雰囲気。部活で踊ってる目とも違う。 
「先輩、このあと時間あります…よね?」 

俺に何か大事な用事があるんだろうか。 
なんだか簡単に俺を帰そうとしない、そんな気がする 

1 別に用事もねーし付き合う 
2 …なんかあった? 
3 その汗をふいてあげたい 



「……なんかあった?」 
気になったからそっと聞いてみたら、早貴ちゃんは笑って答えてくれた。 
「先輩がいたから急いで走ってきたんです」 

それって答えになってるのか?時々思うけど不思議な娘だ。 
って、あれ、いつの間にか俺の手を握ってるぞ。まるで離さないといわんばかりに 
「ねえ先輩…」 
その上目遣い、なんだかやけに色っぽく見えるよ。 

「……あ……」 
「うわっ!」 
俺の体に寄り掛かってくる早貴ちゃん。なんか息が荒いぞ 
「先輩…私…」 

いったいどうしちゃったんだよ早貴ちゃん。 

1 具合悪いの?大丈夫? 
2 …て、手を離して 
3 保健室で休もうか 



この日の早貴ちゃんは前髪を眉毛の上で揃えてちょっとイメージチェンジしていた。 

いや、ちょっとじゃない… 
その目を見ていると吸い込まれてしまいそうだ。 
「ぐ、具合悪いの?大丈夫?」 
「…………はい…まだ、なんとか…」 

なんか意味深な言い方。 
いや、明らかにおかしいよ早貴ちゃん。そんなに息が荒くて顔も赤くなっちゃってる。 
まさか熱があるんじゃ?!人の倍は頑張り屋な早貴ちゃんだから 
おそらく熱があったのに無理して学校に来たのかもしれない。だめだよ、無理はいけない… 

君は真っ直ぐすぎるから、頑張りすぎて冬の枝のように折れないか心配なんだ。 

1 木陰で休ませよう 
2 薬か何かないかな、ポケットを探してみるか 
3 保健室に薬は無さそうだ、なら早貴ちゃんの家に 



保健室じゃ一時的に休ませてあげられるくらいしかできない。 

確か…学校からじゃ俺の家より早貴ちゃんの家の方が近かった、早貴ちゃんはそう言ってたな。 
「よし、待ってろ、すぐ助けるからな!早貴ちゃんの家まで送ってあげる。ちゃんと休めて一番近い場所だ」 
「せ、先輩?!」 
「しっかりつかまってて。とばすから!」 
「ま…待って…っ…」 

早貴ちゃんをおんぶしてそのまま走りだした。 
やっぱり小柄だから軽いぞ。これならそんなにかからずに早貴ちゃんの家にいけそうだ。 

時間にしてわずか数分でたどり着けた。 
前に君と同じ道を歩いた時は桜が散る中だったね、あの時の君は切なかったな… 

「ここ、だよね」 
「はい……」 

中島牛乳店、か。思ってたより普通な家だな。 

1 あれ?誰もいないっぽいんだがどういうわけだ 
2 急に早貴ちゃんが俺を… 
3 呼び鈴をならす 



「ごめんください、あの」 

声をかけてみたが返事はない。よく見ると、家の中は電気がついてないぞ。 
これは果たしてどういうことなんだ、配達で早貴ちゃんのご両親は不在なのか? 

「先輩……」 
「う、あっ?!」 
さ、さ、早貴ちゃん何をしてるんだ!お、俺のワイシャツの中に手を入れて………! 
「……私の家に誘うつもりだったの。この時間は誰もいないから…」 
「どうしてだい?早貴ちゃん」 
「……私の部屋にいきませんか?いいでしょ、ねぇ」 

俺のうなじに熱い吐息がかかっている。いけない、俺のあの部分に血が集まってるぅ… 
こんな早貴ちゃんは初めてだよ。なんでこんなに積極的なんだろうか 

1 …いいよ、いこう 
2 ま、待って、まだ準備が 
3 …具合は大丈夫なの? 



早貴ちゃんだめだよ。今はキミが心配なんだ、と言いたいけど股間が…情けねぇ 
「具合は大丈夫なの?早貴ちゃん」 
「……もうだめです、私、もう我慢できないっ!」 

んぷっ?!ちょ、さ、早貴ちゃん、だめ…! 
まだここはキミの部屋じゃない、いっいや、そういう問題でもない、ああ… 
そんなに激しく舌をからませてきたら俺だって我慢できないよぉ 

「ん、はぁあっ、はぁ、はぁ」 
しばらく舌をからませた後、早貴ちゃんはゆっくり唇を離した。 
「……私…変なんです。少し前に、せ、先輩と…エッチする夢を見てから」 
「お…俺と?!」 
「我慢しなきゃいけないって思えば思うほど、我慢できなくて…ッ」 

あんなにひた向きな君が俺を求めている。 
びっくりしたけど嬉しいよ、素直に嬉しい。こんなに想われてるのかって考えると 

さっきから様子がおかしかったのはこのためだったのか。 
「……先輩…こんな私、キライですか…?」 

1 ん〜、エッチな娘は好きだよ♪ 
2 早貴ちゃんこそ、ダメ人間の先輩はキライ? 
3 恥ずかしくなんかないよ、その気持ちの高ぶりは 



俺に想いを打ち明けてくれた早貴ちゃん。だけど、どうしてそんな悲しそうな顔をするんだ。 
「…早貴ちゃん。早貴ちゃんは、こんなダメ人間な先輩はキライ?」 
「何言ってるんですか先輩。好きじゃなかったら、エッチする夢なんか見ないでしょ。ねえ…」 

俺にからめる腕がさらに強く絡まってきた。君の気持ちは揺らがないんだね 
……早貴ちゃん、わかった。その想いを受けとめるよ。 

初めて君の家にあがった日が君の初めての日になるんだ…… 
なんか、緊張してきた。こういう気持ち、初めてな様な、でもずいぶん懐かしい様な気がするよ。 

おじゃましますも言えないのはどうしてだ…… 

なんで俺、こんなにどきどきしてるんだ? 

「先輩……」 
ベッドに座る早貴ちゃんはすごく色っぽい。 
とってもいいニオイ…たまらない… 

1 押し倒す 
2 え、早貴ちゃ…うわっ 
3 落ち着いて早貴ちゃんと話したい 



「先輩っ!!」 

え…さ、早貴ちゃ……うわぁあ 

「痛っ…!」 
体が軽くなった様な感じがしたと思ったらベッドに押し倒された 

おっ俺、早貴ちゃんに押し倒されたのか? 
体は俺よりも小さいのに、力だって強くないはずなのに。 
「お願いがあるんです、聞いてください」 

…いつもの君なら、そんなはっきりしたしゃべり方じゃない。 
どこか遠慮がちで奥手な感じなのに、いまの早貴ちゃんは… 

「私、これからどうなっちゃうかわからないんです。もう体が熱くて…おかしくなりそうっ」 

この時、夏にはまだ早い季節だった。うっとうしい梅雨、頼んでもないのに雨が降り続く季節。 

「わ、私が…もし先輩の望む私とはまるで別人になっても、き、キライにならないでほしいです」 
「早貴ちゃん…」 
「我儘を言うなら、その姿も私の中のひとつとして、受けとめてください…!」 

早貴ちゃんは真剣だ。 
俺を押し倒して、男を押し倒してまたがる姿は見たことない。 
でも…真剣さは普段踊ってる時や配達してる時と同じ、そうにちがいない。 

1 …俺も真剣に早貴ちゃんに応えたい 
2 ま、待って、時間がほしい 
3 エッチさじゃ負けないよ 



「うん、いいよ」 
「先ぱ……!」 
寝転んだ腕をあげてその赤い頬を撫でて、その前髪を指のお腹で撫でた。 
「…見たいな。早貴ちゃんが真剣にエッチする姿」 
「か、からかわないでください!言ったでしょ?!」 
強気な早貴ちゃんははじめてみたよ。エッチの時だと自分の意見や感情を強く出すのかな 
「からかってなんかいない。真剣だよ…」 
「先輩、好きです。いちばんあなたが好き!」 

静かにその体をあらわにしていく。こ、これは…すごい…っ 

「夢に見た時もこうやってしました。い、いきますよぉ」 
「え……っ、さ、早貴ちゃ」 

は、初めてだよね? 
どうしてそんなやり方を知って…いくら夢で見たとはいえ…! 

いきり立った俺のそれにまたがって、ちょっとずつ入れてくる。 
し、しかも自分から…いまの早貴ちゃん、すごくエッチだよ。 
でも、そうやって恥じらいが消せない顔が好きだよ。 

1 優しい言葉をかけながら交わろう 
2 ちょっと興奮させてみたい 
3 あの…一回、キスしない?雰囲気は大事だから… 



「い、あぁ、んんん、あっ!」 
「さっ、早貴ちゃ…んぁあああっ!」 

うわぁあ…すご、早貴ちゃんの、ここぉ。やばいっ、腰が重くて、動けないかも。 
「ん、んんっ、あっ」 

いけない、早貴ちゃんにだけ頑張らせるわけには… 
「早貴ちゃん…綺麗だよ。いままでいろんな姿見てきたけど、そうやって…ひた向きな姿がいちばんだ」 
「せんぱぁいっ、これぇ…もっと、ああんっ、おっきくなって、ますぅっ」 

…まさか、自分からまたがって腰を振ってくるなんて。 
勝手な想像だけど早貴ちゃんとエッチするときは俺が主導するんだって思ってたよ。 
う、あ、だんだん早くなってきたぞ!やばいっ…! 

「はぁ、あ、あ、あ、あっ!」 

……その姿… 

懸命に体を揺らしてる姿、それはまるで、俺だけに見せてくれるダンスみたいだった。 

1 胸、触ってもいい? 
2 かわいいお腹を触りたい 
3 ちょっとエッチな言葉をかけよう 



もっと激しく俺を求めてほしい、その姿が見たいよ…! 
「ねえ、胸、触ってもいい?」 
返事は聞かなかった。言葉がおわるのとほぼ同時にその胸をつかんで… 
「んんっぁああっ?!」 
そのふくらみに触れてちょっと先をいじったら、華奢な腰を仰け反らせた。 
「せんぱぁい、なにするんですかぁあっ」 
「ごめん、俺も…早貴ちゃんがもっとほしくなったよ」 
「あ、ああ、あっ!」 
…すごいな… 
胸への刺激を強めるたびにさらに腰が早くなっていくぞ。 
ダンス部で鍛えてるだけあってすごいバネだ、あんっ…! 

「ね、ねぇ、い、いくよ…俺、もうでちゃいそうだ」 
「ください、先輩が、ほしいよ、いっぱい、ほしいっ!」 

………あ……っ!! 

「んんっ」 
ビュルルルル 
「あああっ!」 
ビュルル、ビュルルルルッ 
「んんん〜〜〜〜〜〜!!」 
ビュルルルルルルルル… 

あ、頭のなかに、でてる音が聞こえたぞ 

「はぁ…はぁ、はぁ」 

早貴ちゃんと俺がつながった部分からいっぱいあふれてくる白いそれ。 


「…早貴はエッチだと人一倍がんばっちゃうな」 
「う、うるさいなぁ////お父さんがエッチな気分にさせるの」 

あれから月日が経って、早貴ちゃんにそっくりな娘ができた。 
「でも、その娘すごいね。初めてなのに自分からしちゃうなんて…」 
「早貴だって同じだよ。あ〜凄かったなぁさっきは♪あんなに腰を振って…」 
「だ〜か〜らぁ〜!やめてってばぁ、またそうやってらかったりするんだから」 

こんなことを言ったら早貴は嫉妬するからあれだけど… 
早貴とエッチすると、懸命にがんばるあの娘の姿とだぶるんだよ 

エッチの時でも一生懸命の直向きで真っすぐな後輩。 

初めてした日の、彼女の家から帰る時の約束が忘れられない。 
「ねえお父さん」 
「……なんだい?早貴」 

ちょっとはにかんであの笑い声のあと 
「次はもっと頑張るから。今日の事を忘れるくらい」 

あの娘もそうだった。初めてなのにもう次の時の事を考えてるんだってびっくりしたよ 

早貴も、そしてあの娘も、負けず嫌いなところがそっくりだ。 
「ああ、俺も負けない」 
月日はすぎていくけど、いまこの時だけは気持ちはあの時に戻った様な気がした。 


リl|*´∀`l|<向こうで報われない分こっちでは… リl|*´∀`l|<。。。 リl|*´∀`l|<。。。もうすぐ誕生日あるんだよ。。。11ヶ月後に リl|*;∀;l|<