この間誕生日に私に会いに来てくれたあの人。 いまでも…思い出すと涙ぐんできちゃう。普段のあの人とはまるで違かったな。 会いたい。 電話に出たあの人は心なしかちょっと普段より静かだった気がするけど…OKしてくれた。 もう何回目かな、こうして家に行くのって。 お願い、早くついて。 いつもこのエレベーターが遅く感じるの。 あと、3…2… ……1……! 扉が開いた瞬間私は走りだしていた。まだ開ききらないからぶつかりそうになっちゃって、そんな自分が可笑しくて。 呼び鈴を鳴らす指が震える。 ¨…はい¨ 「開けてっ」 早くあなたの姿を見たい… 「栞菜ちゃ…うわっ」 飛び付いちゃった。えへへ、ちょっと恥ずかしい 「……早いね」 「うん、会いたかったから」 ………? なんか、表情が暗い… 笑顔だけど心の底から笑ってない。どうしたんだろう 1 気にせずキスしちゃおう 2 …どうしたの…?お腹いたい? 3 嫌な予感。まさか今日、え…エッチしたくないとか 「どうしたの?」 「えっ?な…なにが」 「なんか様子変だよ。お腹いたい?」 あの人は苦笑いをして頬を掻いている。 …きっと隠し事がばれるとこういう仕草をするのかもしれない。 私に今までなにも秘密にした事なんてないから分からないけど… 「ん〜……ちょっとね」 「大丈夫なの?無理しないで」 額に手を当ててみた。熱は…無いみたいだね、良かった。 「ねえ何かあったの?教えて」 あの人は言いにくそうに笑っていた。 でもその笑顔は…なんだか苦しそう。イヤだよ、そんな無理した笑顔は見たくない。 「大丈夫だから…栞菜ちゃん」 抱きついている私にそっと顔を寄せて、口付けをかわす。 ……ん…んん……っ… …やっぱりおかしい。なんだか…ぎこちない。 私には言えないことなの、ねえ。教えてよ… 1 聞かない方がいいかな。それより…エッチしたいな 2 なんかちょっと重い雰囲気。ご飯作って明るくしよう 3 秘密になんてしないで そのまま舌をからめようとするのを、顔を離して止めた。 「なんで…キスするの嫌?」 「する前に…教えて。なんか悩んだりしてない?」 …してるんだ。目がぴくって開きかけたけど戻した。 「あ、分かった。また雅ちゃんとエッチしたんでしょ」 「そ…そう、なんだ。いやぁ最近色々あってね」 ばればれじゃない。 隠し事が本当にへたなんだから。沢山の女の子と付き合ってきたくせに、人をだますのはうまくないんだね。 「私に怒られるのが怖いから黙ってたんだぁ〜〜」 にこにこ笑いながらあの人に詰め寄る。 「……ウソでしょ」 「ちがう!やったの!!な、なんならやり方言うよ、泣き叫ぶのを押さえ付けてお尻をひっぱた…はぐっ!」 こんなこと言うのあれだけど、もししたならちゃんと体に匂いがつくもん。 たぶん、私しか嗅ぎとれない雅ちゃんの濃い匂いが。 そんなに言いたくないのかな。私に言えないことなの…? 1 言わないなら帰るって言っちゃおうかな 2 どうしても聞き出さなきゃいやだ。方法は選ばないかんな 3 調べちゃお。まず服を脱がせて… 私に壁ぎわまで追い詰められて動けなくなってるあの人。 「…教えたくないなら仕方ないかんな。聞き出しちゃうから」 「はッ、ん!」 そのための方法は選ばないから。こうやってワイシャツの胸元のボタンをめくってぇ 「ん、んんっ」 「栞菜ちゃ…ッ!だめだったらそこはぁっ」 綺麗な色の先端を指で弱めに引っ掻くとそのかわいい唇から声が でも、私が本当に聞きたいのはあえぐ声じゃないんだ。 「教えてくれないと意地悪しちゃうかんな」 「………」 なんか、悲しいな。そうやって唇をぎゅって閉じちゃって。 どうしても私には言いたくないのかなって思うと。 「あ…あの…栞菜ちゃん」 「話してくれるの?」 私の目をじぃっと見つめ、真面目な顔になった。 「……これは、決まったってわけじゃないんだけど…でも、医者から聞いたんだ」 …医者 そう聞いて私は嫌な予感がした。あの人の体に関係する秘密、そう思った。 1 やっぱりいい。聞かなかった事にしたい 2 秘密にされるのは嫌だ。ちゃんと聞きたい 3 …ご飯食べようか 「…栞菜ちゃんが聞きたくないなら言わない。でも、聞きたいんだよね」 私は……… 「あなたの秘密、聞きたい。もう決めたから」 「そうか。分かった。じゃあ……言うよ」 あの人の口から出た¨秘密¨…それは 「俺、もしかしたら、子供が作れないかもしれないんだ」 何を言ってるの。よく、聞こえなかった。 「お、俺の精子は、人より……その…」 そんなはずないよ。 だって…私が見たあなたとの未来は、もう二人目をお腹に宿してたのに…そんなの… 「決まったわけじゃないよ!か、確率が低いってだけらしいし。まったくあのヤブ医者余計なこと言って〜……」 あの人は笑って私を抱き締めてくれた。 笑わないで、本当はあなたの方がつらいはずなのに。 「…栞菜ちゃん、ごめん。やっぱり言わない方が良かったね」 「無理に聞いたのは私だよ。あなたは悪くないから」 「いや、いいんだ。浮気ばっかりしてるから」 1 …愛する人の胸で泣きたい 2 無理でも笑う。愛する人を不安になんてさせない 3 私が見た未来の事を打ち明ける 言おう。 これ以上、あなたを不安で苦しませるのは嫌だから。 「あのね………」 「なんだい?」 ちょっと伝える形は変えたけど 「夢、見たの。二回も」 「…どんな夢なの」 「あなたと幸せな家庭を築く夢。ちゃんと子供もいたんだよ。一回目はあなたと三人で、二回目は…お腹に四人目の家族がいたの」 そう、笑ってほしい。その笑顔…大好きなんだ。 「そっか。二回も見たならきっと本当の事になるよね」 「なるよね、じゃなくて…」 私はあの人にまた口付けをした。今度は…嬉しそう。 「するの」 「ん、でも…ごめん、なんかさ、正直に言うと……怖いんだ。子供が作れるか…」 もう。いつもならさっそくエッチしようとするくせに。 悩んじゃうとうじうじしちゃうんだから… 1 あの人から誘ってくるまであえて待つかんな 2 今日はおあずけしちゃおうかな 3 …試してみる? たまには私から言ったっていいよね。 「…子供が作れるか…試してみる?」 「か、栞菜ちゃん?!」 自分から着ている物を脱いであの人のその場所をあらわにした。 「あ……んあ…」 「ちゃんとこうなるんだ。うふふふ、したいんだね」 「あ……は、入って…うああっ、栞菜ちゃ…!!」 座ったままあの人のを私の中に受け入れていく… 「んん、うぅんっ」 「か、栞菜ちゃん、なんか久々に積極的じゃない?う、ううっ」 だって、あなたがあまりエッチじゃないから私からいかなきゃ… 「しっかりつかまってなよ」 そう思っていたら、あの人が私を抱いたまま腰を入れてきた。 …そう…ああ、んんっ、そうじゃなきゃ…あなたじゃないから 1 もっと、してぇっ、ああんっ! 2 位置変えようか。う、後ろからがいいな 3 普通のがいいな 「いい声だすね。きもちいいんだ」 「うっ、んんっ!」 「いいの…?かわいい顔してるね、ほらっ」 「も…っとぉ、してぇえっ」 …言っちゃった。あとで、さっきの私は可愛かったとか言うんだろうな、もう。 「んぅっ?!」 「栞菜ちゃんのおっぱいはおっきいよなぁ〜、しゃぶっちゃうぞ〜」 嬉しい。あなたと、つながってる…この時間がいつまでも続いてほしいよ。 「おへそも可愛いよね。しかも感じやすいしっ」 「ひぁあんっ!!」 はぁ…はぁ…っ…いいよぉ、こんなに気持ちよかったら… 「なんか言いたいことある?聞きたいなぁ」 わ、私が言いたいこと… 1 あなたの子供がほしい 2 すっごく気持ち良くなりたい 3 不安はもうなくなった? あの人の熱が私の奥深くまで熱くしてくる、そろそろ… 「わ、私ぃ、あなたの…子供がほしいぃっ」 「うん、俺はね…一人だけじゃ嫌だな。一人っ子はさみしいでしょ?だから沢山ほしいっ」 うん…子供に寂しい思いはさせたくない。だから私も頑張るね 「あと……気持ち良く、なりたいの」 「いいよ、そのお願いをかなえてあげる」 「…すっごく気持ち良くなりたいの…」 あの人の、私を突く早さが上がっていく。 も…う、わ、たし… あ、ああ………っ! 「はぁあああんっ!!」 「ふぁあ…さいっこぉだよぉ、かんなちゃ…ん…」 ふるえてる、カラダが、あたまがぁ、し、したがしびれて… らめぇえ〜、からだにでんきが、びりびり…って…! 「栞菜ちゃん、ありがと。もう怖くないよ」 まだ余韻に溺れてる私をぎゅって抱き締めてくれた。 「俺…不安だったんだ」 「うん…」 「子供が作れないのも怖かったけど…何より……」 …あ…また、ぎゅって、抱き締めてる… 「栞菜ちゃんの願いを叶えられない事が嫌だった。俺の子供が欲しいって言ってくれたのに」 …もしかして、あんなに顔が曇ってたのはそれが理由だったの だけど信じてるから私は怖くなんてないよ。 二回もあなたとの未来を見たんだから。ただの偶然なんかじゃないんだから 「その期待に応えられないなんて俺は最低でしょ。だから…栞菜ちゃんを傷つけたくなかった」 「めそめそしないの。男の子でしょ?」 「やめてよ。なんか母親に言われてるみたい」 ……まだ早いかな。 未来で見た姿もう少し頼りになる顔つきだったけど… 「よーし、頑張る!栞菜ちゃんの願いなら頑張れるよ」 一瞬だけ父親になったあの人の姿と重なった気がした。
リ*・一・リ<明日の誕生日、楽しみだな… (マネ)<千聖誕生日おめでとう リ*・一・リ<恥ずかしいよ・・・む、胸枕なんて (*マネ)<千聖は照れたり恥ずかしがってる仕草が可愛いよ リ*・一・リ<あ〜うぅ〜・・・ リ*>一<リ<・・・見ないでよぅ・・・ リ*・一・リ<まだかなまだかな (マネ)<何期待してるんだ千聖 リ*・一・リ<……… リ*//一//リ