風呂から上がり、めずらしく鏡で自分の顔を見つめてみる。 

・・・なんだか、俺はだいぶ丸くなった気がする。 
まだマネージャーとして働き始めた頃はもっと顔つきが刺々しかった様な・・・ 

思い返せば最初の時はいろいろと非道いことをやってきたよなぁ 
アイドルに対して暴言を吐いたり、縄や紐で縛り上げて悪戯をしたり。 
いまの俺じゃそんな事はできるはずがない・・・ 

  『ケッケッケッケッケッ』 

・・・そうだよ。みんなが俺を愛してくれてるんだ。 
こんなに幸せな奴なんてなかなかいないぜ。うん 

『シカトしてんじゃないよこの種なしスケベ』 

でもちょっと寂しいな。 
昔みたいに欲望の赴くがままに、って別に今でもそのとおりかな。はは 

『おいこら。なににやにやしてんだ。こっちに気付けよ』 

・・・さっきからうるさいな。誰だ?風呂場には俺しかいないはずだが 

1 浴槽の方を振り向く 
2 風呂場から出てみる 
3 鏡から声がした様な・・・ 



・・・辺りを見回してみたが人の気配はない。 
『ここだ。ばかやろう』 

まさか鏡から?! 
でも、俺の顔しか写ってないぞ。気のせいかな。 
『よ。はじめまして  』 
「うわああああ?!」 
鏡に写る俺の表情が突然変わった。笑った唇の端が少し裂けて、目の色が金色に・・・ 

『ケッケッケッケッケッ、いいねえそういう顔。びびる顔は好きだぜ』 
「お前・・・いったい誰だよ」 
『・・・察しはつくだろ?ケッケッケッケッケッ。こんな場所から話し掛けてるんだ』 

だんだん薄気味が悪くなってきたぞ。 
いまさら不思議な体験をしてもそんなに驚きはしないが、人間以外の相手と話をしたのは初めてだ 

い、いや、まだ人間以外と決まったわけじゃ・・・ 

でも・・・ 

1 目的はなんだ? 
2 見ないでよこのスケベ! 
3 俺に似てるのはどうしてだ 



「見ないでよこのスケベ!」 
とっさにそんな言葉が口から出てしまった。 
考えてみたら風呂上がりなんだからほぼ裸なのは仕方ない。 
『動揺してるみたいだな。かわいいぜそういう反応』 
・・・この声、心なしか俺に似てるぞ。 
「いったいお前はなんなんだっ!」 
『おれはおまえ。おまえはおれ。分かりやすくいうとそんなカンジだ』 

ますます分からなくなってきたぞ。こいつ・・・ 

『しかし最近のおまえはあれだな。え?すっかり善人ぶりやがってまったく』 
「お、お前に何の関係があるんだ!」 

鏡の俺はさっきから笑っているがその笑い方が不気味だった。 
じっと俺を見つめてその目線を数ミリですら動かさない・・・ 
『皆に愛されてそれに慣れちゃったから当たり前かもな〜。しかしおれは退屈なんだよ』 

まるで、ずっと俺や皆を見ていたかの様な言い方じゃないか。 

『なあ。戻りたくないか?鬼のような昔の自分に』 


そ、そんなの・・・ 

1 断る。俺は愛されている今に満足してるんだ 
2 いいよ。でもできんの? 
3 疲れてるんだな。今日はもう寝よう 



「いいよ」 
『あっさりと決めたな。やっぱ戻りたかったんじゃねーか』 

正直、その気持ちが無いと言えば嘘になる。 
まさかできるわけがないとバカにした気持ちが大半で返事をしたが。 

『俺の目をじっと見つめろ。いいと言うまでそらすなよ』 
相手がさっきから張りついたみたいに動かさなかったが、言うとおりにした。 
『さあ・・・お前の中の悪魔を目覚めさせてやるよ』 

今日の夢はやけに凝ってるんだな。 
最近夢をよく見るけどたいていは誰かとエッチしたり仲良く買い物したりしてるだけだ。 

こんな得体の知れない何かと話す夢は初めてだぜ。 
『だんだん眠くなると思うが目はそらすな。ちゃんと開けているんだ』 

・・・自然にあくびが出てきた。うう・・・最近また忙しいからな・・・ 

1 いいや、寝ちゃえ 
2 こいつの言うとおりにしてちゃんと起きてなきゃ 
3 目を閉じるだけなら 



・・・んん・・・ 
『感じるだろ。だんだんその欲望がたぎるのが』 
・・・ふぁあああ・・・ 
『我慢しなくたっていいんだぞ。さあ今から一番愛してる奴を呼び出せ』 

・・・カラダに変化を感じないんだが。やっぱりこれは夢に違いないな。 

『あっ、おい目を閉じるな。言っただろだめだって。おいこら!ちょっと!』 
「悪い・・・寝るわ。どうせ見るならもっと楽しくエロい夢がよかった」 
『言うことをきけーっ!この種なし!こらあああ!』 

やかましい奴だ。夢とはいえ色気のない無駄な時間だったな・・・ふぅ 

『・・・まぁいいか。ほぼ儀式は終わったから起きたら楽しみにしてるんだな』 

うるさいな・・・寝るっていってるじゃねーか 

『また楽しませてくれよな。じゃあな・・・ケッケッケッケッケッ』 


やけにはっきりしていたがあれはただの夢だったんだろうか。 

・・・昔の俺に戻してやるとか、考えたら鳥肌が立ちそうだ。 

できるはずがないじゃないか、愛する娘たちを欲望のままに犯すだなんて・・・ 

そりゃ、まだマネージャーになったばかりの頃はさ 

「・・・」 

おかしいな。なんだか体がやけに熱いぞ。 
風邪かな?昨日まではなんともなかったのに。 

「うぉ?!」 

ふと下を見るとなぜか裸、いやそれはどうでもいい。 
お、俺の、アレが、アレが・・・・・・!! 

なんだこりゃ?!変な色になってる!! 
あ、赤黒い、こんな生き物見たことないぞ。 

『ケッケッケッケッケッ。すでにお前の体は悪魔になった。あとは心さ、なに、すぐに戻れるよ。狂っていたあの頃にな』 
またあいつの声がしたが姿は見えなかった。 
『思う存分に楽しめ。そして後悔してくれ。ケッケッケッケッケッ、ケッケッケッケッケッ』 


お、俺は果たしてどうなってしまうんだ・・・ 


リ*・一・リ<き…気持ち良くなんてない! (マネ)<ふぅん。そっかぁ、じゃやめちゃお リ;・一・リ<え… (マネ)<いやなんだろ?千聖 リ;・一・リ<あ〜う〜、い、いや… (マネ)<…いやじゃ仕方ないな、今夜はここまでだ リ#・一・リ<お兄ちゃんの意地悪… リl|*´∀`l|<初めてあげちゃった (;執事)<ついに欲望に負けてしまいました… リl|*´∀`l|<いや〜いいよいいよ。この調子でどんどんやっていこう (*執事)<はい…いやいや、次はダメです。僕は首がかかっていて、それにえりかお嬢様のような方にはもっと相応しい方がいます リl|*´∀`l|<執事さんしかいないのぉ (♯マネ)<くそっ、お漏らしは回避。えりかお嬢様の初は奪われる。面白くねぇぞ (;執事)<あなたはいつまでそんな事を… (マネ)<俺はお前らといて穏やかになっていくのも悪くなかった。だが、俺は自由気ままに破壊の限りをつくしたあの頃の俺に戻りたかったんだ (;執事)<だからバビディに魂を売ったのか、マネージャー (マネ)<鬼畜の誇りまでは奪わせんぞ〜 (o・蛇・)<ベジータ… (;執事)今、別の人の名前を聞いたような