夜中にしちゃ明るいな… またこんな時間に目が覚めた。 ふと隣を見ると、すやすやと寝息を立てているあの娘。 あんな事になって事務所から厳重注意を受けていたがそれでも俺が家に呼んでしまった。 どうしてこう俺は愚かなのか。 こんなところを見つかったらこの先は…… いや、やめよう。 決して正しい行為ではない。許される事なんかじゃない。 それでも俺は君がそばにいてほしかったから 「すぅ……」 裸のまま眠る君。 ぴったりと俺に寄り添ったまま かわいらしい寝顔だ。昨日の夜からは想像もできない様な安らかな寝顔… 君はただ泣いていた。…している時もずっと、終わるという時も 全ては俺のせいだからどうしていいかわからなかったけど。 1 そっと髪を撫でる 2 まだ涙のあとがあるから拭き取る 3 離さない様に抱き締める 今はまだ起きている時はつらいだろう。 …でも、夢の中でもそうなのか まだ涙のあとがある。ちゃんとふいたはずなのに。 「……ごめん」 俺にはこれしかできない。その涙を拭き取ることしか 愛する人をちゃんと護れず、しかも哀しませるだなんて。 もういやだ、君をつらい目になんてあわせたくない。 「………すぅ………」 ずっとこうしていたいよ。 俺の手から擦り抜けない様にしっかりと捕まえてなきゃ。 …愛する人を護るのは難しくないと思っていた。 現実はいつだって厳しくて、そして無常だ。 ただ淡々と流れていく。喜びも悲しみも… 1 そっと抱きよせ、愛する人の名前を言う 2 まだ起きるには早い、もう少しだけ眠ろう 3 服を着せてあげよう 君が俺のもとからいなくなる そう考えると、頭が狂いそうになるよ。いやだ、離さないぞ 俺は愛する人を抱き寄せてその名前を言った。 「…愛してるぞ。雅」 「私もだよ」 えっ?! 「寝てると思った?」 「う…うん、完璧寝てるって思ってたよ」 「甘いね。寝たふりも見抜けないなんて」 うう…は、恥ずかしくなってきたぞ。 「お、俺さ…雅ちゃんを護るから。だから…」 「…………」 愛する人は何も言わなかった。 だけど 俺の体にしっかりと抱きつく腕の力で、わかったんだ。 いまさら言葉なんていらないじゃないか。 俺は何があっても決めたことを守り通すしかないんだ。
リ*・一・リ<ジミー先輩が愛理やほかの女の子と一緒にいるのを見た日はつい・・・シちゃうんです リ*・一・リ<こんなこと、ダメだってわかってるのに・・・