どうして人間すぐに堕落的になるのだろうか… 
俺は今、屋上に上がってのんびりと日向ぼっこをしている。 
お昼休みの合図が鳴ったし、もう教室に戻って弁当にしようと立ち上がりかけたところ、屋上のドアが開く音がする。 
俺が伏せながら様子を見ると、中等部の男子に連れられてくる愛理ちゃんの姿があった。 
…何で高等部の校舎の屋上に中等部の生徒が来てるんだ? 
愛理ちゃんと向き合い、やたらと周りに人がいないか確認する。 
愛理ちゃんも相手が話し始める前から俯き、緊張した様子だ。 
深呼吸して息を整え、男子生徒は緊張して上ずった声で話し始めた。 

「ここなら誰もいないな。鈴木、あのさ…ええと、す、す、好きだ」 

一瞬の間があき、愛理ちゃんは相手の顔を上目遣いに覗き込む。 

「…本気なの?」 
「本気だ。知り合いがいない場所がいいって言うからここにしたんじゃないか」 
「そうだけど…」 
「ふざけたりなんかしてないよ。俺、いつもクラスの為に頑張るお前を好きになっちゃったんだ」 
「あ、ありがとう」 
「付き合ってくれ」 
「…考えさせてもらっていいかな?」 
「あぁ」 

こうして男子生徒と愛理ちゃんは時間をおいて、別々に屋上を下りた。 
告白のシーンが自然と思い出され、男子生徒の顔つきが少なくとも冗談や悪ふざけをしている風ではなかったと思う。 
だから真面目に告白していたんだろうが、愛理ちゃんじゃないけど緊張してしまった。 
他人の告白なのに顔から火ふきそうだ… 
愛理ちゃん、俺がいるのに考えさせて、と言っていたな。 

愛理ちゃんは俺が好きで、自分から彼女にしてとそう言ったらしい。 
それに俺がOKと答え、付き合うことになったのだから断るべきだったんじゃないのか。 
愛理ちゃんの表情は俺からは見えづらかったが、まんざらでもない気がする。 
俺はその事を考えながら教室に戻り、弁当を食べてもその事を考えていた。 
どうしたんだ、あの男子生徒と愛理ちゃんの関係が気になってきたな… 

1 大した事ない、いつも通りに過ごす 
2 見に行こう、もしかしたら… 
3 岡井ちゃん、菅谷に聞いて探りを入れる 



一度気になりだしたら食事もろくに手をつける気にはなれなくなった。 
こうなったら中等部までいって、二人の関係をはっきりさせよう。 
俺はまず友人その一岡井ちゃんに会いに行く事にした。 

「こんにちは〜岡井ちゃん、今時間空いてるかい?」 
「ジミー先輩。は、はい…何ですか?」 

いきなり前触れなく教室に来たせいか、岡井ちゃんは緊張して顔を赤くさせて出てきた。 

「ち、ちさとに用事って何ですか?」 
「あの中等部の生徒の事で聞きたいんだけど…」と、相手の特徴を分かりやすく説明し、彼は何者か訊ねた。 
「ええ〜そんな生徒は知らないです。隣のクラスにもそんな人いないし…」 
「愛理ちゃんの知り合いみたいなんだ。で、彼は愛理ちゃんとどんな関係か気になるんだ」 

愛理ちゃんの名前を出した途端、岡井ちゃんのくしゃくしゃにした笑顔が急に曇った。 

「ジミー先輩、愛理の事気になるんですか?」 

うぅ…岡井ちゃん、その捨てられた仔犬のような潤んだ瞳を向けないでくれ… 
どう返したもんかな、岡井ちゃんに 

1 素直に気になるんだ、と答える 
2 先輩として見過ごせない事があったんだ 
3 たまたま二人でいるとこみかけてさ…ははは 



岡井ちゃんが女の子に見えてきてしまった…元々女の子だけど。 
苦しそうに制服の胸元をギュッと握る仕草は、岡井ちゃんが女の子なんだと改めて認識させてくれた。 
今までは単なる可愛い後輩でしかなかった岡井ちゃんが、私を女の子として見てと主張しているようだ。 
そんな岡井ちゃんを見ていたら、俺は気になるとは切り出せなくなり、「先輩として見過ごせない事があったんだ」と当たり障りなく答えた。 

「どんなことですか?」 

岡井ちゃんは自分の疑いの種がなくならい限り、安心できないとばかりに質問攻めをしてくる。 

「高等部の校舎でみかけたからさ。何かあったかなって」 
「そ、そうだったんですか…ジミー先輩、徳永先輩いるのに愛理が気になるって言ったらどうしようかと思っちゃった〜」 

またニコニコとあの笑顔に戻り、ホッとした様子の岡井ちゃんは早とちりでしたと一人ごちた。 
そんな岡井ちゃんを見ていたら、俺はもう岡井ちゃんを可愛い後輩で扱うことに躊躇いを感じ始めた。 
岡井ちゃん、もしかして俺を好きなのか? 
俺があの男子生徒に嫉妬してるように岡井ちゃんは愛理ちゃんに嫉妬してるのか? 
グルグルと頭の中にこんな考えが渦巻きだし、岡井ちゃんにありがとうと言い、菅谷に会いに行くことにした。 
「菅谷、聞きたい事あるから来てくれないかな?」 
「うん。何?」 

俺は再び男子生徒の特徴を言い、心当たりがないか訊ねた。 
すると、菅谷は心当たりがあったようであぁと声に出し何度も頷いた。 

「うちのクラスの委員長だよ。女の子の委員長は愛理、男子がその子だよ。それがどうしたの?」 

1 岡井ちゃんと同じように答える 
2 いつもの様子を詳しく訊ねる 
3 それより私の事聞けって? 



「二人はいつもはどんな様子なの?」 
「仲良いよ。だってね、二人して荷物持とうとして同じタイミングで手が触れあっちゃって。顔みつめあって照れてたんだよ。見てるこっちが顔赤くなっちゃっう」 
「それから他には?」 
「他には〜うぅん、すぐには思い出せないけど仲良いのは確かだよ」 

二人の仲良いエピソードはまだまだあるって事か…それもお互いに意識してるようなものが。 
菅谷からの話を聞き、胸の中にあるわだかまりがやはり嫉妬なんだと思う。 
あの男子生徒に愛理ちゃんを取られまい、としている。 
俺は愛理ちゃん以外にも仲良くしてる女の子はたくさんいるにも関わらず、だ。 
自己中だな…本当に。 

「ジミーが聞きたいのはそれだけ?」 
「うん…」 

この想いを何とかするには愛理ちゃんに会うべきなのかな。 

1 愛理ちゃんを呼び出す 
2 今日は引き下がり、遅くなった誕生会で聞き出そう 
3 何だよ、菅谷〜お前と遊ぼうだって?俺が鬼かよ 



もうモヤモヤした気持ちを抱えていたくない。 
俺は菅谷に悪い気がしたが、愛理ちゃんに用事があるからと告白されたのと同じ高等部の校舎屋上に呼び出した。 
愛理ちゃん、君の答えを俺に聞かせてくれないか… 
不安を抱いた俺の前に愛理ちゃんが来たのは程なくしてからだった。 
愛理ちゃんは強張った顔をした俺をみて、何の用事だと不思議がり首を傾げた。 

「ジミー先輩、何の用事ですか?」 

俺は愛理ちゃんを奪われたくないと、ギュッと抱き締めた。 

「じ、ジミー先輩。ど、どうしたんですか?」 
「ごめん。今は何も聞かずにこうさせて」 
「はい」 

あいつに愛理ちゃんを奪われるのは絶対に嫌だ。 
自分勝手な理由で愛理ちゃんを縛り付けているのはよくわかる。 
でも、愛理ちゃんがいなくなったり誰かのものになるのは我慢できない。 

「せ、先輩…体が震えてますよ…大丈夫ですか?」 

愛理ちゃんは俺を一旦引き離し、おでことおでこをつけ熱がないか確かめる。 
数センチに近づいた愛理ちゃんの顔が不安げにみえる。 
俺がそうさせているのだけど、それ以上に不安なのはこちらだ。 

「ジミー先輩、熱はないみたいですね」 
「熱はないに決まってる。だって俺が悩んでるのは君の事なんだから」 
「わ、私の事ですか?」 

1 告白にはどう答えるの? 
2 俺の前からいなくならないで、と泣く 
3 君は絶対に渡さない 



俺は気持ちの整理がつかないまま、愛理ちゃんとみつめあったまま告白の現場に居合わせた事から打ち明けた。 

「今日、君が男子生徒とここに来るところを見たんだ。あの時、俺も屋上にいてさ。告白されたところまで見ちゃった」 
「ジミー先輩…あ、あれは…別に…」 

愛理ちゃんが弁解するように何か言いかけたが、遮り俺は続けた。 

「告白にどう答えるかはわからないけど、俺は絶対に君を渡したくない。ううん、渡さない」 
「ジミー先輩」 

愛理ちゃんの瞳を決してはなさないで俺はそう宣言した。 
それに対し、愛理ちゃんは一瞬口をポカンとあけ、どう答えたらいいか迷っている。 

「ジミー先輩こそ本気で言ってますか?」 
「本気だよ。俺、たぶんこんなに誰かに嫉妬したのは初めてだ」 

目を瞑り、八重歯をチラッと覗かせた愛理ちゃんは照れ臭そうに笑った。 

「…私もジミー先輩から離れたくないです。だから…今のはウルッときちゃいました」 

愛理ちゃんが瞳を開けると、涙が溢れ出そうになっている。 

「私、ジミー先輩が記憶なくした後は振り向いてくれる事あるかなって諦めてたんです」 

今度は唇を噛みしめ、悲しそうに語り出す。 

「徳永先輩はいるし、舞美ちゃんはいるし、たぶん他にも彼女いる…だから、私なんか記憶なくした時に忘れられちゃったかなって」 

1 これから大事な思い出たくさん作ろう。だから、泣かないで 
2 これからはもっと君の事真剣に考えるよ 
3 君に本気にならない男はいないよ。俺みたいに 



愛理ちゃんの泣く姿はとても儚げに映り、俺はこの娘を守ってやりたいと誓った。 
たぶん愛理ちゃんみたいに浮気相手でも構わないから付き合って、と言ってくる娘はそうそういない。 
つくづく健気なんだな、愛理ちゃんは。 

「これから大事な思い出を作ろう。二人でデートにでかけたり、普通の恋人みたいに」 
「それじゃあ先輩に迷惑がかかっちゃいます。徳永先輩にバレたら悪いし…」 

まただ、愛理ちゃんは周りの事を考えて自分の気持ちを抑え込もうとしている。 

「愛理ちゃん、そんなに自分を抑え込まなくていい。今は俺に甘えてよ」 
「先輩…また抱き締めてって言ったらしてくれますか?」 

俺の制服を掴み、俯き加減に訊ねる愛理ちゃん。 
君のお願いは容易い御用だ。 
俺は再び愛理ちゃんをギュッと抱き締め、「好きだ」と囁いた。 

「ジミー先輩…私の事をですか?」 
「あぁ、好きみたいなんだ。だから、君の彼氏でいいかな?」 
「はい…私からもお願いします。彼氏になってくれますか?」 
「うん」 

俺たちは互いの顔を見合せ、どちらからともなくキスを交わした。 
愛理ちゃん、君の唇が俺に触れるの久々だね。 
こんなにも柔らかかったなんて… 

「ジミー先輩、あのぉ…今度はジミー先輩として抱いて下さい」 
「うん。ジミーとして抱かせて」 

愛理ちゃん、俺の中で君の存在が大きくなってるよ。 
いじらしい君の想いをちゃんと受け取ったからね 



「…ジミー…」 

元々浮気性だと思ってたけど、まさか愛理まで彼女にするとは思わなかったんだよ… 
ていうか、私は愛理が言うリストに名前入ってなかったな〜 
確かに私は徳永ちゃんとうまくいかなかったら私もいくとは言ったけど、何だかそれを守るのも今更な気がする。 
だって、あいつの近くにいたい気持ちから私はストーカーまがいの行為をしている。 
愛理みたいに抑えられないから、ジミーを勝手に写真に撮ってしまった… 
あれが見られたのは痛かったけど、あいつ特に気にしてなかったしバレてはいないのかな。 
はぁ…あいつ、私がこんな事してるって知ったらどう思うんだろうな。 
やっぱり幻滅するよね。 

「えり、何してるの?」 
「ま、舞美!どうしたの?」 
「えりこそどうしてカメラ持ってるの?」 

舞美、親友で同じ人を好きになったライバル。 
舞美は私よりジミーと深い関係だろうな、この子は気付くと先に欲しいものを持ってる。 
だから、ジミーも… 

「いや〜写真部にでも入ろうかなって。パシャパシャって」 
「あはは。えりったら、また冗談言っちゃって」 
「舞美撮ってあげるからはいポーズ。はい、ポーズとって」 

舞美はいつも全力投球だからジミーを諦めたりしないよね。 
でも、今回ばかりは譲らないんだよ。 
ジミー、梅さんの本気とくと見ておきな〜 

「私、応援でラムちゃんやります」 



栞菜と梅さん リl|*´∀`l|<パシャパシャ。今日はいい写真撮れたな〜テンション上げ上げ ノk|‘−‘)<ジミー先輩見失っちゃった…テンション下げ下げ リl|*´∀`l|<早く現像しにいこう ノk|‘−‘)<あの人何か落としたかんな…ジミー先輩…もらうかんな〜テンション上げ上げ リl|;´∀`l|<? 写真がなくなってる…テンション下げ下げ 愛理と梅さん リl|*´∀`l|<パシャパシャ。今日はいい写真撮れたな〜テンション上げ上げ 州´・ v ・)<あれ、えりかちゃん何してるんだろう… リl|*´∀`l|<ルンルンルン♪早く現像しにいこう 州´・ v ・)<写真落としたみたいだけど、こ、これは…ジミー先輩…ほしい…でも、これはえりかちゃんのだし…あぁ〜どうしよう 迷っているうちに… 州*‘ o‘リ<ジミーの写真みっけ〜もらい〜 州*´・ v ・)<あ〜もうジミー先輩は彼氏なんだし一緒に撮ればいいかな〜とかキャッ…写真がない… 州;´・ v ・)<もらっておけばよかったかな… リl|;´∀`l|<ない…またない…テンション下げ下げ ノk|‘−‘)=ジミーのものなら何でもほしい人 州´・ v ・)=葛藤によって気付くと人に奪われている人 州*‘ o‘リ=とにかく運がいい人 リl|*´∀`l|=テンション高いがとにかく運がない人 リl|*´∀`l|<クッキー焼いたから食べるんだよ (ジミー)<ありがとうございます。だけど拒否権はないんですね リl|*´∀`l|<いいから食べるんだよ。はい、アーンして (ジミー)<アーン リl|*´∀`l|⊃〇<はい、いっぱいお食べ (*ジミー)<梅田先輩、美味しいです。今まで女の子から作ってもらった中で一番ですよ リl|*´∀`l|<もぉ〜テンション上げ上げだよ〜 (ジミー)<梅田先輩の手料理が毎日食べられる人は幸せ者ですね リl|*´∀`l|<食べたいなら毎日作ってくるよ (ジミー)<マジですか?ならお願いします リl|*´∀`l|<お願いされちゃいました。但し、うちの彼氏になるんだよ (*ジミー)<はい、喜んで 从´∇`从 从o゚ー゚从 ノノl∂_∂'ル<…梅さん…恐るべし    。   。  。 リl|*´∀`l|<zzzzzz…うへへへ (;ジミー)<寝ながら笑ってる…こ、怖い…