はぁ〜、ついてねぇな だから体育委員なんてガラじゃないし、やりたくなかったんだよな 何があったかと言うと、カラーコーンをしまいに、体育倉庫に来た所、ドアの建て付けが悪く閉じ込められてしまったのである おまけに6限目だった為、次の体育委員が来る訳でもない まあ、不幸中の幸いが女子の体育委員と閉じ込められた事だ その体育委員とは 1.清水佐紀 2.嗣永桃子 3.鈴木愛理 4.矢島舞美 「あれ?学級委員じゃなかったっけ?」 「今日は本当の体育委員がお休みだったんで、あたしが代わりにやってたんですよ」 そう、女子の体育委員(仮)とは愛理ちゃんである 「てか、何とかして下さいよぉ〜センパイ」 「何とかって言われても・・・」 「そうですよねぇ・・・弱ったなぁ」 1.どうしたの?と聞く 2.何か脱出する方法を考える 3.とりあえず、世間話して時間を潰す 「どうしたの?」 「あっ、いえ何でもないです」 「・・・・・・」 「・・・ゴメンなさい、気まずい空気にして でも、ホントに何でもないですから 気にしないで下さい」 気にしないでと言われると、逆に気になるな 何があるんだろう? 「あのぉ・・・」 「何!?」 「あっ、いえ誰も来ませんねぇ」 何だよ〜、話してくれるんじゃないのかよ 「そうだね、もう放課後だか・・・ん?」 誰かの声が聞こえる・・・この声は 1.清水佐紀 2.嗣永桃子 3.矢島舞美 「バトンの余りが体育倉庫にあったはず」 舞美先輩だ! しかも、こっちに来る 「これで助かるね」 「よかったぁ〜」 「舞美〜、バトンこっちにあるよ!」 「あっ、ホントに!?」 「えっ、ちょっと舞美先輩!!」 タッ、タッ、タッ、 ・・・行ってしまった 「行ってしまいましたね」 「そうだね、もうちょいだったのに」 あれ?愛理ちゃん、ものすごい汗 そして、もじもじしてる 「ねえ、愛理ちゃん」 「何ですかぁ?」 「・・・トイレ行きたいの?」 「えっ?あっ、まあ・・・」 「ふ〜ん♪」 1.くすぐる 2.飲んであげる 3.後ろ向いてるから、するように言う 「かなりつらそうだね」 「6限の授業中から行きたかったんで」 「後ろ向いててあげるから、しちゃいなよ」 「えっ?でも・・・」 「身体に悪いよ、それに限界なんでしょ?」 「・・・やっぱイヤです! 何かセンパイ、覗きそうだし」 バレたか、こっそり見ようかと思ったのに 「がっ、我慢しますから」 〈数時間後〉 いい加減、誰か気付けよ 何時間、この中に閉じ込めておくつもりだよ ガチャガチャ 「あれ〜?開かないなぁ」 誰か来た!? 「誰かいますかぁ〜?」 こっ、この声は・・・ 1.まあさ 2.千聖 3.桃子 「須藤さん?」 「何やってんの?こんな時間に、こんな場所で まさか、またいかがわしい事じゃないでしょうね?」 「何言ってんだよ、違うよ 閉じ込められちゃったんだよ、早く助けてよ」 「わかったわよ」 ガチャガチャ、ガチャガチャ 「困ったわね、開かないわ」 ・・・だから、言ってんだろが 「ちょっと、ドアの前から離れて」 「はぁ?」 ガン!!! げっ、体当たりしてる 「ジミーセンパ〜イ(泣)」 あっ、愛理ちゃん動けなくなってる ガン!!! どうしよう・・・ 1.怖いから、聞こえないふりをする 2.身をていして守る 3.ドアを押さえる いかん、俺が守らなくては! 「愛理ちゃん、大丈夫? ゆっくりでいいから、俺につかまって」 「ありがとうございます」 スゲーいい匂い それに、何て細い腕なんだ 本当に女の子らしい女の子だなぁ ゴツン!!! 「きゃあ!センパイ!?」 「ふぅ〜、やっと開いた あれ?ジミー君」 あぁ・・・意識が遠くなってく ー ー ー ー ー ー ー ー ー ここは、どこ・・・もしかして、天国? 「あっ、気付きましたねぇ」 「愛理ちゃん、君も天国に?」 「はぁ?ここ保健室ですよぉ」 どうやら、死んでなかったみたいだな 「あっ、ジャージ借りました」 「ジャージ?」 そういや、〈ジミー〉って書いたジャージ履いてんな という事は・・・ 「誰にも言っちゃダメですよぉ」 「どうかな♪」 「も〜う、ダメですってば!」