私には誰にも打ち明けられない秘密がある。 学年は違うけど大の仲良しの舞美ちゃん、彼女は私の気持ちなんか考えもしないであの人との話をする。 聞いている私がどんなに悲しくて、辛くて、羨ましいことか。 「愛理〜それでね、ジミーがガバッて抱きついてきちゃって大変だったんだから」 「そうなんだ…ジミー先輩も相変わらずだね。舞美ちゃんもあんまりしつこいなら拒否すればいいのに」 「うん。だけどさ、アイツめげないんだよね。だから、ついね」 知りたくなかった。 舞美ちゃんが毎週のようにジミー先輩の家に遊びにいっているなんて… 舞美ちゃんは嫌味とかでこんな話をしているんじゃなく、自分の喜びを誰かに伝えたくて話しているんだ。 そんな舞美ちゃんに徳永先輩って彼女がいるんだよ、と話したらどうなるかな。 傷ついて涙してあの人のことスッパリ諦めるだろうか。 でも、私が知っている舞美ちゃんなら全力投球といって逆にジミー先輩をもっと追いかけそうだ。 舞美ちゃんが本気になったら、私や梨沙子、それに千聖なんか勝ち目ないに決まってる…舞美ちゃん、女の子からみても可愛いもん 「ねぇ、愛理聞いてる?」 「うん、聞いてるよ。先輩のことでしょ」 徳永先輩も徳永先輩だと思う。 彼女なのに先輩の浮気をほったらかしにするなんて… 私なら許したくなんかない、でもジミー先輩が謝ってきたら許しちゃうんだろうな。 「そう。ジミーね、最近土日いないことあるのに理由教えてくれないんだよ。酷くない?」 「ジミー先輩だって秘密くらいあるよ。人間なんだもん」 「でも、私には教えてくれたっていいのにね。だって、結構深い付き合いのつもりなんだよ」 舞美ちゃんはポジティブだし、自分がジミー先輩の彼女とか思っていそう。 舞美ちゃん、違うんだよ。 ジミー先輩にはやっぱり徳永先輩しかいないんだよ。 だって、ジミー先輩が秘密にしていることってあれだから。 「ちぃ、早くしろよ〜遅いぞ」 「女の子は着替えに時間がかかるの。男みたいに服を着てればいいのと違うの」 私は隣町に住む部活の仲間に会うため、電車で隣町まできていた。 友達とは夕飯を食べてさっき別れたところだ。 私は駅に向かおうと歩いていると、スーパーの中からジミー先輩と徳永先輩らしき人が出てきた。 二人は私に気付いていないので、夢中で会話している。 どうしよう、聞きたいけど聞きたくない。 1 そっと近づく 2 ここは帰る 3 声をかける どうしても好奇心を抑えきれず、私は二人の会話が聞き取れる位置まで近づいた。 「ちぃのレジやってるとこみてたけど、間違えまくりじゃん。お釣くらいしっかり返せよ」 「あ〜見てたの〜ジミーっちこそ仕事しなよ。レジばっかりうろついて、可愛い女の子でも探してたんでしょ」 「品だししてるよ。俺はだな、ちぃが心配だからさ」 「そう言ってちぃの隣の女の子みてたじゃん。やっぱり可愛い子目当てでバイトしてるくせに」 「あっちはしっかりやってるなって感心してただけだよ。それに可愛い子目当てって言うなら目の前の誰かさん目当てだよ」 ジミー先輩は徳永先輩の肩を抱き寄せ、私には見せたことない微笑みをした。 私、いっつも子供じみたいたずらっ子で優しいあの人しか知らない。 あんな風に彼氏の顔をするジミー先輩は知らない…私はいたたまれなくなり、気付かれないように二人を追い抜いた。 二人は誰にも内緒でバイトしていた… 「愛理、今日はおかしいよ。すごく上の空だし。具合悪いの?」 舞美ちゃんに今の気持ちを話すなんて出来そうにないよ。 でも、 1 相談してみる 2 舞美ちゃんとは話を打ちきり、本人に会いに 3 もう知らない、ジミー先輩の秘密を話す 前に梨沙子みたいになれたらな、そう思ったことがあったっけ。 梨沙子はある意味、私の憧れで、尊敬の的でもある。 あの子はいつでも自分に素直だ、好きと思ったら即行動。 梨沙子、今だけ私に勇気を頂戴。 「舞美ちゃん、ごめんね。私、用事思い出しちゃったからまた話そう」 「そっか〜またね」 舞美ちゃん、今度は私がのろけ話出来るようになるね。 ジミー先輩と私の。 「愛理ちゃん」 「ジミー先輩。あ、あのぉ〜今ちょっといいですか?」 「う、うん。二人になれるところがいい?」 「は、はい…ふ、二人きりになりたいです」 言えた、すごくつまったけど言えた。 ジミー先輩と二人になれるんだ。 「屋上で良かった?」 「はい。陽射しが暖かくて気持ちいいですね」 「そうだね、春っていい季節だよね。俺は冬生まれだから春生まれの人が羨ましいよ。こんな季節に生まれてさ」 「あ、あのぉ…わ、私…」 「どうかしたの?」 1 誕生日なんです 2 先輩の秘密知ってます。だから、言う事聞いて下さい 3 何でもないです もうここまできて何も出来ない自分は嫌。 たとえ脅迫だとしても私は先輩に誕生日を祝ってほしい。 「私みちゃったんです。先輩が隣町でバイトしてる姿を」 「…え?」 「うちの学校、バイトにはうるさくて申請して許可ないとバイト禁止でしたよね」 「あ、愛理ちゃん?」 「私、先生には黙ってます。だから、先輩は私の言う事聞いて下さい」 「い、いきなりだな〜見間違えじゃないのかな」 「いえ、あれは先輩でした。徳永先輩と一緒にいたのをみたんです」 ジミー先輩は徳永先輩の名前を出された瞬間、嘘を突き通せないという焦った表情になった。 自分より徳永先輩に何かあっては嫌だってことか…それだけ愛されてる徳永先輩が羨ましい。 「愛理ちゃん、聞いてくれ。確かにバイトしてるよ。その初めての給料でね、君と菅谷の」 「い、いいから言う事聞いて下さい。せ、先輩は 1 私を抱いて下さい 2 私の誕生日祝って下さい 3 私を彼女にして下さい 「私の誕生日祝って下さい」 「え?そ、そ、それが愛理ちゃんの聞いてほしかったお願い?」 「はい…ダメですか?」 「それならお願いにならないよ。だって、俺がさっきいいかけてたのがそのことなんだから」 先輩はホッとしたように安心し、私に微笑みかけてくれた。 確かに先輩は私に何かいいかけてたけど、まさかそんなことだったなんて。 「菅谷に愛理も誕生日近いから祝うんだゆ〜とか言われちゃってさ」 「そうだったんだ」 「だから君が言う事聞いてほしいなら別の事でもいいよ」 どうしよう、願ってもないチャンスが到来しちゃった… 神様が私が想い続けたことにようやく応えてくれたみたいで嬉しくなった。 でも、でも、これ夢じゃないよね。 先輩が私の為にお祝い用意してくれてたんだから。 「愛理ちゃん泣かないでよ。まだお祝いしてあげてないじゃん」 「はい。先輩が私の為にしてくれるなんて嬉しくて」 初めて会った時、私はこの人の事をただ面白い人だと思ってた。 でも今は誰よりもあなたが好きと言えるくらいにあなたしか見てません。 泣いている私に先輩は 1 キスをしてくれた 2 お願い聞くよと言ってくれた 3 変な顔で笑わせてきた 「君の言う事聞いてもいいよ」 先輩は私の目を一瞬たりとも離さずにそう言ってくれた。 溢れてくる涙を止めることが出来ない私を抱きしめてもくれた。 あぁ、久しぶりにこの人に抱きしめられた気がする。 「私のお願いは… 1 彼女にしてほしい 2 私を抱きしめて 3 梨沙子と合同なんて嫌。別にして 私を彼女にして下さい」 自分でも驚くくらいはっきりと言えた。 私はずっとあなたの隣にいたい、だからこれくらいいいよね。 「愛理ちゃん本気?だって俺には彼女いるんだよ。君が思うよりずっと悪い男だ」 「そんなの知ってます。先輩は浮気者で私や舞美ちゃん、梨沙子に千聖まで手を出してることも知ってます。でも、好きなんだから仕方ないじゃない」 「愛理ちゃん…君、本当に俺なんかでいいの?」 「本気です。泣いてお願いするくらい好きなんです」 「わかった。君がどれだけ本気か。彼女になってくれ」 ついに先輩は私にお願いを叶えてくれる一言を言ってくれた。 ジミー先輩が私の彼氏、何だろう、この響きは。 きゃあ〜嬉しい。 跳び跳ねたくなるような嬉しさが全身を駆け巡る。 「お祝いは恋人コースといこうか。愛理ちゃんと二人きりでさ」 「はい、嬉しいです」 この人のことだ、きっと秘密の関係になるに違いない。 それでも嬉しい。 舞美ちゃん、私ねまた秘密が出来ちゃった。 その秘密はきっと舞美ちゃんには言えないけど…
州´・ v ・)<マネージャーさんのアホ 州´・ v ・)<バカ 州´・ v ・)<種なし 州´・ v ・)<種のない人が男を名乗る資格はないと思います (マネ)<な・・・ (#マネ)<いくら愛理ちゃんでも許せない! 州´・ v ・)<ケッケッケッケッケッ (#マネ)<この眉毛犬!カッパ!!棒切れ、洗濯板! 州´・ v ・)<ケッケッケッケッケッ聞き飽きましたよその言葉 (;マネ)<うぅう・・・ 从o゚ー゚从<種がなくたっていいじゃないか人間だもの 川*^∇^)||<みつを (#マネ)<だまれっ! (o・v・)<みんなそこまでお兄ちゃんをいじめちゃだめでしゅ (*マネ)<舞はいい子だな〜おいで抱っこしてあげる リl|*´∀`l|<種なしでロリペド、救いようがないんだよ 州*‘ -‘リ<そのとおりだゆ