うぅ…腰、いた… 
昨日久々に雅ちゃんとしたから張り切りすぎちゃったかな… 

横浜から始まるベリーズと℃-uteの合同コンサート前の最後のオフ、ってことで 
久々に雅ちゃんが泊まりに来て、ずっとし続けて、そのまま寝ちゃったんだっけ。 
3回…4回だっけ?激しかったからなぁ… 

それにしても腰が痛いし体がだるい。 
何人もの子に1日で合わせて10回近くやったときだってこんなにはなったことないぞ。 
なんだか頭も痛い。 
朝はそんな弱くないはずなんだけどな、俺。 
雅は…まだ寝てるかな、頭まですっぽり布団被ってるし。 

薬でも飲もうかとベッドから降りたときに異変に気付いた。 

胸が、あった。 

…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???? 

さらに下を見ると、そこについてるはずのモノがない。 
…女の、カラダ…!? 
一気に身体の血の気が引いた。 
慌てて振り返りって恐る恐る布団をめくると、そこにはすやすや寝息を立てる俺。 
ちょっと待て、何が起こった!? 
じゃあこの身体は誰なんだ!? 

1.俺(?)を起こす 
2.鏡を見て確認する 
3.自分の身体を触って、誰なのか当ててみる 



きっと今、俺の顔は青ざめてるに違いない。 
恐る恐る、自分の姿を姿見に写してみた。 

気の強そうな目、下ろしてると意外と長い髪。 
顎がちょっと、いやけっこう出てるけどでもバランスがよく整った輪郭。 
ボディラインはまだまだ女らしさはあまり出てないけど、少女と大人の中間のアンバランスさがある。 
胸もお尻もあんまり出てないな。 
でもこれで分かった。見間違えるわけがない。 
何故か俺は今、雅ちゃんになってしまっている。 

どどどどどうしよう。 
冷静に自分の、いや雅ちゃんの身体を分析してみたけど、こんなことが起こりえるものなのか? 
いや待て、過去にも俺は記憶喪失になったり、身体ごと子供になったりはしたけども。 
神様、そんなに俺がお嫌いですか!? 
どうすりゃいいんだ、何でこんなことになったんだ!? 

「う、う〜ん…あれ…?」 
俺の身体の人が目を覚ましたらしい。 
起き上がって、俺と目が合って、フリーズ。 

「………キャァァァァァァァッ!!?何であたしがそこに!?」 
「ちょ、ちょっと待って!落ち着いて!!」 
たっぷり数秒固まって、俺の中の人(どうやら雅ちゃん)が盛大に悲鳴を上げた。 
何とかなだめて、状況(といっても俺も分からないことだらけだけど)を説明して、ようやく一呼吸ついた。 

1.他に何か変わったことはないか確認する 
2.とりあえずゲキハロごっこ 
3.見てみて雅ちゃんとセクシーポーズしてみせる 



何でこんなことになったのかは分からない。 
だけど、落ち着いたとはいえ、まだまだ雅ちゃんは挙動不審で動きがぎこちない。 
ここは俺がリラックスさせてやるべきだろう。 
幸いにというか今の俺は女の姿なんだ。今の俺ならできる! 

「見てみて雅ちゃん、ほらっ!」 
左手を腰に、右手を後頭部に、そして左足を曲げてパチリとウインク。 
雑誌のグラビアでありがちなセクシーポーズを雅ちゃんの前でしてみせた。 
もちろん全裸のまま。 
うひゃぁ!出血大サービス!俺だったら鼻血モノだね! 
ってあれ?何で雅ちゃんそんなに反応薄いの? 
と見る間に雅ちゃんは立ち上がり、テーブルの上の雑誌を取り上げてつかつか近寄ると 

スパーン! 

と俺(雅ちゃん)の頭をひっぱたいた。 
「いってぇ…何すんのさ雅ちゃん!自分の身体に!」 
「あんたこそ私の身体で何してくれんのよ!次やったら本気で殴るからね!」 
かえって怒らせてしまったらしい。 
「それよりさ、何でこんなことになったわけ?私たち」 
「そうだよなぁ…何でか、原因、原因…」 

過去にも俺はおかしな現象を体験してきた。 
エッチのし過ぎとか、そういうのが大半の原因だったわけだけど…。 
何かおかしなこと、あったっけ? 

1.そういえば昨日、新しいグッズの使用テストをしたな 
2.えりかに変なジュースを飲まされた気がする 
3.…ない、やっぱりエッチのしすぎか 



昨日はメンバーはリハーサルがあって、マネージャーやらスタッフやらはコンサートの準備でおおわらわだった。 
ツアーグッズも仕上がってきたのの最終チェックをしつつ、新しいグッズの会議もあったっけ。 
変わったこと、といったら、そのグッズのサンプルが届いて、それのテストをさせられた、くらいか。 
いや、させられたじゃないな、現在進行形でさせられてる、だから。 

ファンクラブの10周年を記念してのイベントで、ハローのメンバーそれぞれから、 
『10周年記念グッズ』をアンケートで案として出してもらった。 
ブーツだの犬だの、単に自分が欲しいだけとしか思えないような案の中から、 
いくつか商品化できそうなものが上がってきて、実用実験してみる、ってことになったんだ。 


『なぁに?その枕?』 
『あたらしいグッズのサンプルだって、「メンバーの夢が見られるかも!?」ってコピーで売り出すかもね』 
『うわ、かったぁい。こんな枕じゃ絶対寝れないって』 
『確かに…ぶっちゃけ、あんまり金かかってないよなぁ』 
『それに、そんな枕なくたって、あんたは私の夢見れるでしょ、こうすれば、ね』 
『み、雅ちゃん!?』 


そうか!これはあの枕を使ったことによる夢だな! 
だったらこうすれば 
「いてててててて!」 
「ちょっ、あんた何してるのよ!」 
「いてぇ…ほっぺたつねったら目が覚めるかと思って…」 
「やめてよ、痕残ったらどうするの!」 
雅ちゃん、さりげなく俺の心配じゃなくて、自分の身体の心配かよ…ひどいよ…。 

1.この枕はボツだな、事務所に電話、っと 
2.とにかく電話で誰かに相談しよう 
3.その前にあの、雅ちゃん、おしっこいきたい… 



まったく、雅ちゃんはノリが悪いなぁ。 
俺はせっかく雅ちゃんの身体になったんだから楽しんでみたい、ってちょっと思ってるのに。 
そんな雅ちゃんは落ちつかなげにキョロキョロとあちこちを見たり俺の身体を見たり撫でさすってる。 
確かに俺も違和感あるけどさ、どうしたもんかね…。 

そんなことを思っていると、不意に俺の、いや雅ちゃんの身体が不調を訴えてきた。 
湧き上がる尿意。これは… 
「あ、あのさ雅ちゃん…その、おしっこ行きたい…」 
「なっ…我慢できないわけ!?」 
「…ちょっと無理そう…」 
雅ちゃんは急にそわそわと落ち着かなくなってあたふたし始めた。 
何でだ?おしっこしたいのはこの身体だけど俺なのに。 
「い、いってきなさいよ、もれたら、ヤだし…」 
散々迷った末にようやく許可が下りて、ようやく俺はトイレに向かうことができた。 
「ぜ、絶対見たらダメだからね!音も聞いちゃダメ!ヘ、ヘンなことしたらマジで殺してやるんだから!」 
なるほどね、排泄してるところ見られるなんて、普通の女の子にとってなかなか耐えられるもんじゃないからな。 
いくら変態な俺でもトイレで排泄してる自分の姿に興奮なんてしないよw 

便器に腰掛けておしっこする、ってのもなかなか経験することないからな。 
女の子って大変だなぁ…。 
ようやく用を足してほっと一息ついたところで気付いた。 
お、女の子って…拭く、よな?小のときも。 
拭く、ってことは…触る、ってこと、だよな…。 
俺が?雅ちゃんのを? 

1.無心になれ、女の子の身体は清潔にしないと。 
2.ちょっとなら、触っても怒られないよな? 



余計なことを考えるな。 
そうだよ、女の子は普通にやることなんだ、やらしくなんか、ないない! 
俺は自分に言い聞かせて、じゃっかん多めな量のトイレットペーパーを巻き取ると、雅ちゃんのそこを優しく拭き取った。 
うぅ…意識してるからドキドキする…。 
ダメだダメだ!何も考えるな! 

理性が崩れたらすぐにも邪な行動に走ってしまいそうなのを必死で押し留め、何とか無事に用を足し終えた。 
なんかこれだけでやたら疲れた気がするな。 
トイレから出ると、俺のカッコをした雅ちゃんはすっかり服を着直していた。 
なんか…やっぱいつもの俺とは服の趣味が違うからか変わって見える。 
雅ちゃんけっこうオシャレだからな。 

「ちょっと!いつまで私の身体で裸のままうろついてるのよ!服着てよ服!」 
すっかり雅ちゃんの、というか俺のいつもと違う姿に見とれてた俺に雅ちゃんがまたしても怒声を上げてくる。 
今日の雅ちゃんはなんかお母さんみたいだな。単に自分のあられもない姿を見たくないだけかもしれないけど。 

「まずこれだろ…」 
「そんなむりやり引っ張ったら伸びちゃうってば!それ気に入ってんだよ!」 
「ちょっ、こんな細いの入らないって絶対!」 
「入るから!昨日私履いてここまで来てるんだから!」 
着替え一つで大騒ぎだ。脱がすのは得意だけど、女の子の服を着るなんてやったことないんだからさ。 
「そっちそうじゃないったら!もう!私がやってあげるから動かないで!」 
とうとう雅ちゃんから静止命令が出てしまった。 

1.お願いします、着方が分かりません 
2.何とかなるよ、自分でする 
3.やだ雅ちゃん手つきがやらしい、とからかってみる 



しょうがないので大人しくしてることにするか。 
雅ちゃんに言われるがまま、パンツに脚を通し、ブラに腕を通し、ホックを留め。 
ちゃんとお肉がはみ出ないようにしっかり中にしまって…しまうほどのお肉もないと思うんだがw 
「ねぇ雅ちゃん、なんか手つきがやらしいよw」 
「なっ…!そ、そんなわけないじゃない!ちゃんとしないと、スタイル崩れるんだから!」 
雅ちゃんは真っ赤になってムキになって反論してきたけど、崩れるほどのスタイルでしょうか、この身体? 
いやまぁ、そんなことを本気で口にしようもんなら本気で殺されてしまうでしょうがw 

雅ちゃんのリードで俺の着替えは進んでいく。 
俺の手って、女っぽいってよく言われるけど、こうして女の身体になってみると、やっぱそれよりはゴツいんだな。 
俺の服を着せながら、時折俺の、つまりは自分の肌に触る雅ちゃんはどんな気分なんだろう。 
シャツを着せられ、スカートを履かされてようやく無事に着替え終了。 
雅ちゃんがいつもやってるみたいに髪をアップに纏めて、そこから下ろしてセットも終了。 
鏡の中には、まさにいつもの『夏焼雅』がそこにいた。 
…これが、俺? 
素直にきれいだ、って思った。 

「でもさ、雅ちゃん器用だしオシャレだよね。俺の服にしても、そんな風に着るって発想俺なかったし」 
「そう?っていうかあんたが冴えなさすぎなのよ。スーツはまだしも、私服ホントありえないし」 
そう言いながらも雅ちゃんは真っ赤になっていた。 
「雅ちゃん、顔赤い」 
「う、うるさいわね!」 

1.そんなに照れるなよ 
2.他にも色んな着方、試してみて! 
3.まさか自分の顔と身体に惚れた?w 



「まさか雅ちゃん、自分の顔と身体に惚れた?w」 
「ば、ばっかじゃない!?ま、ま、毎日見てる顔なんだから、そんなわけないじゃない!」 
ぷいっと顔を背けはしたけど、時折視線だけはちらちら俺のほうを見てみたり。 
何だ…この反応。 
なんか純情な男子中学生みたいだぞ。 

「ほんとに?じゃあ何でそんな動揺してんのさ?」 
ちょっと雅ちゃんをからかってやるつもりで俺の身体の雅ちゃんに寄り添ってみた。 
こんなことでも起こらなきゃいくら俺の身体だって男に寄り添うなんて絶対ありえないって思えたけど。 
っていうか、雅ちゃんの身体からすると意外と俺、がっしりして見えるもんだな。 
な、なんか俺までドキドキしてくるじゃん。 
「ねぇ、雅ちゃんってば」 
「や、やめてって!」 
「あっ!」 

雅ちゃんに払いのけられて俺は地面に尻餅をついてしまった。 
いってぇ…雅ちゃんの身体だと、俺の身体みたいな非力のでも効く…。 
「ご、ごめん、そんな強くやったつもり…じゃ…」 
慌てて助け起こそうとした雅ちゃんがまたしてもフリーズした。 
その視線の先は…俺の…雅ちゃんの身体の、スカートの中。 
「み、雅ちゃん…?」 
「ひっ!?」 
雅ちゃんの手を掴むと、我に返った雅ちゃんに振り払われてしまった。 
その顔は真っ赤になっている。 

1.雅ちゃん、大丈夫?熱でもある? 
2.「男の身体」って大変でしょ 
3.一刻も早く元に戻る方法を考えないと 



なんかさっきから様子がおかしい。 
どんどん無口になって顔も赤くなってるし。場合によっちゃ医者とか行ったほうがいいかもしれない。 
「ねぇ雅ちゃん、ホント大丈夫?熱でもある?」 
「だ、大丈夫!大丈夫だから!あたしに触んないで!」 
「触るなって言い方ないだろ、俺は心配して…あっ!!」 

一瞬、何が起きたか分からなかった。 
ぐるりと世界が反転して、ベッドの上に倒れると同時に唇に柔らかい感触。 
至近距離には泣きそうな顔した俺の顔。 
押し倒されてキスされた、そう気付くまでには一瞬時間がかかった。 

「ダメって言ったのに…なんかムラムラして熱くて、ヘンになりそうだからダメって言ったのに…!」 
「み…やび…ちゃ…」 
雅ちゃんは女の子でも、雅ちゃんは今は俺の男の身体なわけで。 
若干からかいが入ってたとはいえ、俺がヘタに密着したら、そりゃ男の本能も目覚めるわな。 
俺ですら手を焼くこともあるその習性に、初めてそんなことを体験する雅ちゃんが抗えるはずもなく…。 

…。 

……。 

ちょっと待て。 
っていうか、今、この展開って、もしかして、俺、やばい? 

1.待って雅ちゃん、話せば分かる、落ち着こう 
2.優しく…してくれる? 
3.一応慣れてる俺が処理してあげるべきでは? 



なぜ?どうして?なんでこうなったかは正直分からない。 
だけどこんな泣きそうな顔をしてる雅ちゃんの、俺の顔を見て、拒絶するなんて考えられなかった。 
「雅ちゃん…苦しいんだ?男の身体になって、どうしたらいいか分かんないんでしょ?」 
「うん…なんかヘン、自分の身体なのに、女の子だって思ったら 
 なんかこう…メチャメチャにしたいって、なんかヘンな風な気持ちが消えてくれない!」 
分かるよ…それが男の本能ってやつだもん。 

「雅ちゃん、優しく、できる?」 
「え?」 
「できるんだったらいいよ、っていっても雅ちゃんの身体だけど」 
「分かんない、分かんないよ…」 
相変わらず泣きそうなまま首を振る雅ちゃん。 
今の俺の太ももに当たってる、俺自身のアレはもう熱を持って凄いことになってる。 
我慢する、なんてできそうにないな。 
「いいよ、雅ちゃん。跡つくとか、ヤバそうだったら止めるから」 
「う…んっ」 
「んむっ…」 
一瞬安堵した目を見せた雅ちゃんはまた俺にキスしてきた。 
いつもの雅ちゃんの激しいキス。それが俺の舌で、雅ちゃんの、俺の口の中で暴れまわる。 
う…ぁ…なんか、いつもより、激しい…俺も、頭飛びそう… 

1.服、脱ごうよ 
2.胸、揉むの…? 
3.ダメ!首筋舐めたら!変な声が… 



どれくらいキスしてただろう。 
多分ほんの数分ほどのはずなのに、頭が飛びそうになって息が上がっていた。 
きっと顔も真っ赤になってるに違いない。 

「はぁ…はぁ…みや、びちゃん…んぅ!」 
「可愛い、その声…私じゃないみたい」 
「ひっあ!あぁ!ちょっ、待っ…んん!」 
「いい声…やばい、私、もっと聞きたい…」 
ダメだって言ってるのに雅ちゃんはやめてくれない。 
首筋を舐められて、変な声を抑えられない! 
抵抗しようにも身体に力が入らない。 
俺、そんなに首筋責められたことも弱いって思ったこともないのに…。 
そこまで考えて、ふと恐ろしいことに気付いてしまった。 

これまで何度も雅ちゃんとして、そのたびに何ヶ所も感じる場所を開発してきた。 
そして今、俺はそんな雅ちゃんの身体にいるわけで。 
そしてもちろん、もとの身体の主である雅ちゃんは自分の弱点なんて全部知ってるわけで。 
…俺、本気でやばいかも…。 

「いっぱいしてあげるから」 
「み、雅ちゃん、ちょっと待って、俺、やっぱり…!」 
「往生際悪いよ、大体あんただって、私がイヤだって言ってもやめたことないし」 
そ、それはそうだけど…! 
か弱い今の俺の身体じゃたかが知れてる抵抗も虚しく、再び俺は上半身を脱がされて横たえられた。 
来る…来るっ! 
刺激に備えてギュッと目を瞑った俺へ雅ちゃんの次なる刺激は… 

1.胸 
2.おへそ 
3.胸、とみせかけておへそ 
4.おへそ、とみせかけて胸 



「あんた散々人のことを胸がないだの何だの言ってくれたわよね…小さくてもこれでも感度いいんだから」 
む、胸か…!? 
確かに散々バカにしたけど俺は小さくでも嫌いじゃないんだ! 
むしろ感度がいいから雅ちゃんの胸大好きなんだよ! 
来る…ッ!! 


「…あれ?」 
刺激に備えて準備していたが、なかなかその刺激がやってこない。 
雅ちゃん、どうした…と思って、うっすら目を開けて様子を伺おうとしたその瞬間。 
「スキありっ♪」 
「ふひゃっ!!?」 
いきなり腰が跳ねたのが自分でも分かった。 
脳天まで走ったような電気と、下腹にズン!と広がった甘い快感。 
雅ちゃんの、いや、今は俺の最大の弱点にして性感帯のおへそ。 

「すごーい、こんなの見せられたらガマンできなくなりそ…」 
「ああっ、ちょっ、みっ!…んんんっ!」 
そ、そんな指をぐにぐに刺激されたらぁぁっ!? 
ヘンに、ヘンになっちゃうよぉぉ! 
「待っ、みやっ、ひゃぁっ、ああっ!!」 
ゆびっ、指でおへそしながら、胸を口で…っ! 
らめっ、ひたが、まわらな…っ!! 

1.も、もうイッちゃうよぉ! 
2.怖いよ!もうやめて!! 
3.雅ちゃん、抱き締めて! 



待ってっ!みやっ、ちょっ、そんなにされたらっ!! 
やばっ、マジっ、ダメダメダメダメッ!! 
「イキそうなんだぁ、いーよっ、イッても」 
「みやっ、あっ、あっ!あっ!!あぁぁぁぁ…ッ!!」 
目の前が一気に白くなり、何も考えられなくなった。 
急激に落下するような、それでいて急上昇しているような。 
精神だけが数十倍も早く動いているような、それでいてスローモーションのような。 
そんな不思議な、いや、不思議というのも語弊があるようなほんの刹那の感覚の後。 

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」 
真っ白になって何も考えられなくなったのはほんの一瞬のはずなのに、全身が重くけだるくて、全く動けなくなっていた。 
それでいて全く不快な感覚じゃなく、充足感。 
これが、女の子のイクって感覚…。 
何度かエッチのときに女の子をイかせてあげてたことがあったけど、みんなこういう感覚だったのかな…。 
しかしまさか女の子歴数十分にして絶頂を味合わされるとは…。 

「ふふん、女の子みたいな声出しちゃって」 
「ハァ…ハァ…仕方ないだろ…女の子の身体なんだから…しかも雅ちゃんの体と声なんだし…」 
してやったり、って顔でニヤついてる俺、の顔をした雅ちゃん。 
エロい顔しやがって、俺の顔で!w 
しかもそれでいて手で自分の股間を撫でさすってたり。 
もうガマンはできない、けどどうしたらいいか分からない、ってところか? 
でも…いくら自分のモノとはいえ、こうして自分じゃない身体で、他人のモノとして触るのは抵抗があるよなぁ…。 

1.雅ちゃん、今すぐ入れたい、とか言わないよね? 
2.後ろから手でするのだったら、何とかガマンできるか? 
3.まだ責めるの!?待って、まだイッたばかりで…! 



「あの…さ、一応聞いてみるけど、今すぐ入れたい、なんて…言わないよね?」 
「…できればしたいんだけど…なんか私、もうガマンできないよ」 
そりゃそうだよなぁ。目の前であんな派手にイクとこ見たら、俺だってガマンできないよ。 
いやでもさ、分かってるよね?俺、今イッたばっかりなの。 
「ね、お願い、何とかして。もう私限界なの」 
「ちょっと休憩…できないよね、させてくれない…よね」 
「あんただっていつも休憩なんてさせてくれないじゃん!!」 
「ちょっとっ!雅ちゃん!!」 
またしても雅ちゃんにのしかかられてスカートとパンツも剥ぎ取られ、起きてすぐの一糸纏わぬ姿に逆戻り。 
濡れた股間にひんやりした外気が冷たい。 
感じて、イッて濡れた、って感覚はあるけど、やっぱり違和感を感じるな。 
俺を裸にした雅ちゃんはそのまま自分も下半身を脱ごうと躍起になってるんだけど…。 

「あ…あのさ雅ちゃん、俺のって…そんなデカかったっけ?」 
「こんなもんじゃない?もっと大きかったような気もしたんだけど」 
「いやいや絶対デカいって!無理無理そんなの絶対入らないって!裂けちゃうよ雅ちゃんの中!」 
「いつも入ってるんだから大丈夫だって!私自身が証人なんだから!」 
いつもやってることのはずなのに、2人の間で認識に違いがあるらしい。 
女の子の視点からすると、男のアレってこういう風に見えるんだな。 
当然女としてエッチした経験がない俺としては全くの初めてだからさらにデカく見えてるのかもしれないけど。 
男って生き物はサイズにこだわるからなぁ。 

「ああもう、ごちゃごちゃ言ってないで早く楽にしてよ!入れちゃうよ!」 
「うわぁぁ待って待って待って雅ちゃん!怖いからちょっと待って!」 

1.せめて1回深呼吸させて 
2.す、素股にしない?まずはさ 
3.手でも何でもするからいきなりはやめて! 



「せめて1回深呼吸させて!!」 
「もう…早くしてよ」 
雅ちゃんは身体を起こすと、またそわそわと正座と膝立ちを繰り返して俺が落ち着くのを待ってる。 
落ち着け…落ち着け…深呼吸だ深呼吸…。 


…ダメだ落ち着かない。っていうかむしろ落ち着けるわけがない! 
落ち着こうにも、雅ちゃんの「まだ?」みたいな視線が怖い。 
その指でトントン太もも叩くのやめてくれない?イライラしてるみたいで怖いよ。 
こんなんじゃ落ち着けもしないし、心の準備なんてできやしない。 
かといって雅ちゃんに言ったら怒られそうだし…うぅ。 

「あ…あのさぁ、雅ちゃん」 
「何!?」 
ひぃっ!だから怖いって!俺の顔、優男だと思ってたのにあんな怖い顔もできるんだ…。 
そんな顔エッチの最中に見せられたら、本気で怖くなっちゃうし、冷めちゃうよ。 
「す、素股にしない?まずはさ。入れるのとけっこう同じくらい気持ちいいし」 
「入れないの?なのに同じくらい気持ちいいの?」 
「そうそう、俺が保障するから、まずは、ね」 
「別にいいけど…どうするの?」 
何とか興味を引かせられたみたいだ…良かった…だって怖いんだもん! 

「簡単だよ、入れないで割れ目に沿って密着させて、俺が太ももで挟むの」 
「え、え、どんな感じで?」 

1.マネが下になる伸展位 
2.バック 
3.立ったまま 



2人してベッドから降りて、向かい合って立つ。 
「入れないでよ、そのまままっすぐ…んっ」 
「うっ…」 
俺の息子の幹でで、雅ちゃんの身体の割れ目が押し広げられる感覚。 
ゆっくりと開いていた脚を閉じて挟み込むと、さらに熱と硬さが立体的に感じられた。 
「そ、のまま動いて、みやび、ちゃん…」 
「んっ、う、あぁ…これ、すご…」 
「んぅっ!あ、はぁっ…!」 
雅ちゃんの腰の動きは当然ながらまだまだぎこちない、けどカリの部分が俺の、雅ちゃんの身体の 
一番敏感な突起を刺激するのかこちらにもビリビリするような快感が駆け巡ってきた。 

「あっあっ…やばい、なんか出る出る…、ぁ…ッ!」 
「あ、あぁっ…あつぅ…」 
最初から限界の近かった雅ちゃんはあっという間に腰を早め、俺の股の間からお尻にかけて熱い液体の感覚が広がった。 
なんかでも、不快じゃない。他人の精液、いや自分のだって触ったり身体に触れるのはイヤなのに。 
これも雅ちゃんの…って思えるからかもしれない。 

「ハァ…ハァ…な、なんか疲れた…」 
ぐったりと座り込んじゃった雅ちゃん。 
「大丈夫?人の身体でメチャメチャ出してくれちゃって…」 
脚を開いて覗き込むと、精液がびっしり。俺でもなかなかここまで出ることってないぞ。 
「あんたすごいね…なんでこんな出してまだあんな2回も3回もできるわけ?」 
「雅ちゃんが好きだからだよ。あとは慣れかな」 
「慣れたくないし。っていうか、私たち、戻れるのかな…?」 
「ま、ならなかったとしても、エッチのやり方は分かったでしょw」 
「あんたの頭は女の子になってもそれしかないの?呆れた…」 

雅ちゃんと二人並んでベッドに倒れこんで、そのまま密着してイチャイチャしてる。 
慣れてなかったせいか雅ちゃんは1回出しただけでそのまま疲れきってしまったらしい。 
「ふぁ…」 
「眠い?寝てもいいよ、今日はお休みなんだし」 
「ん…そーする…」 
言うや否や、俺の顔形をした雅ちゃんはあっという間に目を閉じ、寝息を立てだした。 
俺も疲れたな…女の子の経験なんてそうそうできるもんじゃないし…。 

万が一、戻れなかったとしても、2人はこのまま変わらない関係で…いれるよね…。 


………。 

……。 

…。 


「いつまで寝てるのよっ!コンサート前最後のオフなんだから買い物行こう、って言ってたのに!」 

せっかくいい気分で寝てたのに、布団を剥ぎ取られ、床に叩き落された。 
何で…今目を閉じたばっかりだと思ってたのに…。 

「もうホンットに休みの日っていったらいつまでも寝てるんだから!」 
両手を腰に当てて怒ってる雅ちゃん。 
…雅ちゃん!? 

「も、戻ったんだ!?」 
「はぁ!?何寝惚けてんのよ!!ほら早く準備して!」 
雅ちゃんに一蹴され、そのまま洗面所へと追い出された。 
パジャマも着てる。 
雅ちゃんと入れ替わって…いやそれ以前に、昨夜しなかったっけ? 
…夢? 

「あのさ雅ちゃん、ゆうべって俺たち…シたんだっけ?」 
「バッ、バカなこと聞かないでよ!シてるわけないじゃない!」 
真っ赤になった雅ちゃんがフェイスタオルを投げつけてきた。 
その向こう側に見えたベッドの上の枕は、確かに昨日事務所から預かってきたモニター用のもの。 
どこまでが夢でどこまでがホントなのやら…。 

「あーもう、すっかりお昼じゃないの!せっかくのオフなのにー!」 
「だからごめんってば、行きたいところどこでも行くからさ」 
ご機嫌斜めなお姫様を車に乗せて出発。 
こりゃなかなか機嫌を直してくれそうにないな…。 


「ゆうべ、雅ちゃんの夢を見たよ」 
「ふーん、どんな夢?」 
「なんかもっと大事にしてあげなきゃなぁ、って思った」 
「はぁ!?ワケ分かんないんだけど!」 
分かんなくてもいいんだよ。男と女の感覚は違うんだから。 
俺が男でも女でも、雅ちゃんが男でも女でも、俺が雅ちゃんを好きだ、って気持ちは変わらないから、きっと。