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新品の制服に袖を通すのは気持ちが引き締まってくる。 なのに、見慣れた校舎にまた通うせいもあるのかもしれないが、高校生になるのが未だに実感がわっきゃないZだ。 まぁ通ううちにその違和感もなくなるだろうな。 「 、あんたまだ準備してるの?早くしなさい。お母さん先に行くわよ」 「はいは~い、今行くよ」 下に下りてみれば、いつもより厚化粧でお洒落をした母さんがいた。 気合い入ってるな~でも主役はあなたではなくて、この息子だということをお忘れなく。 「ほんじゃ、先に俺は行くね」 「校門前にいなさいよ。写真撮るから」 俺は家を出ると、自転車をこぎだした。 暖かい春の日差しを浴び、太陽までが新生活を始める祝福をしてくれてるみたいだ。 いい日になってよかった~ 「お~い」 後ろから俺を呼び掛ける声がする。 どうも聞きなれたその声の主は… 1 从*´∇`从 2 ノノl*∂_∂ル 3 从*o゚ー゚从 4 マイマイ 何だ、ちぃか。 真新しい高校の制服を身につけたちぃは新鮮に映る。 はにかみながら俺の隣に並んで歩きだすちぃの横顔は嬉しそうだ。 「おはよう。今日から高校生だね。不思議だよ、もう高校生なんてさ」 「あぁ、本当だよな。まだ中等部の校舎に行っちまいそうになるよ」 「それじゃあ、梅さんになっちゃうよ」 「確かにな。ああいう伝説は梅田先輩だけにしないとな」 「そうそう。君までそんな有名になったら隣歩けないじゃん」 そう言ってちぃは俺にまた笑顔を向けてくる。 益々笑うとたれ目が強調されるようになるな~ちぃは。 「桜、綺麗に咲いてよかったね」 「うん」 桜を見上げているとまたしても後ろから声がかけられた。 「やっと追い付いた」 「か、母さん」 「あ~おばさん。おはようございます。元気でした?」 「おはよう。千奈美ちゃん制服が似合って可愛いわね~」 「ありがとうございます。えへへ、褒められちゃった」 ピースサインして喜ぶちぃに俺も何かしてあげたほうがいいかな。 1 一緒に写真を撮ろうと誘う 2 制服姿を褒める 3 手をつないでみる 朝に写真撮るとか母さんが言ってたし、ちぃも入れて撮ったら喜ぶかな。 「ちぃ、一緒に写真撮ろうよ。ね、母さん」 「そうね、千奈美ちゃんも撮りましょう。あんたもたまにはいいこと言うわね」 「えっ?ちょ、ちょっとちょっと~待って待って」 校門前に咲く桜の下にちぃを引っ張っていき、俺たちは写真を撮ることにした。 ちぃは突然のことでどこか笑顔がぎこちない。 全く~世話のかかる奴め。 「そんな顔じゃ記念にならないぞ。一生残るんだからな」 「変なプレッシャーかけるな~」 ちぃの目尻を引っ張り、「スマイルスマイル」と笑うように茶々を入れる。 「こら~そんなことされたら笑えないだろ~」 「悪い悪い、顔が引きつってたからさ」 「はいはい、二人ともふざけない。撮るよ~」 母さんがシャッターを切ったとき、まだ俺たちはふざけあっていた。 この時に撮られた写真、これはもう二度とない瞬間だ。 「もぉ~変な顔で写ってたらジミーっちのせいだよ」 「はいはい、その時は写真を修正しておくよw」 ようやく校内に入った俺たちは人だかりが出来ている場所まで行ってみた。 何だ、あれは? 近づいていくと原因が何か集まる人の声でわかった。 「俺は5組だ。お前は?」 「俺は4組」 あぁ、新学期恒例のクラス分けが掲示板に貼り出されているのか。 「ちぃ、俺らも何組になったか早く見に行こうぜ」 「うん。また一緒のクラスになれるといいね」 人波を掻き分け、掲示板の前まで来てみるとそこには須藤さんも既にいた。 「遅かったじゃない。私はもう自分が何組かみたよ。ついでに皆のもみておいたけど」 「まあさ~早いじゃん。ちぃたちはまた一緒なの?」 「知りたい?」 何だ、この不敵な笑みは。 まるで面白いことを誰かに伝えたくて仕方ないって顔してる。 どうしたんだろう。 「ねぇ、 。実はね、皆バラバラみたいよ…だけど、一人だけはあんたと一緒なんだよね。誰だと思う?」 おい、クイズ形式かよ…しかも、皆バラバラとは残念だな… 1 从*´∇`从 2 ノノl*∂_∂ル 3 从*o゚ー゚从 どの女の子も一緒のクラスで高校生活を送りたい。 だけど、そんな俺の頭の中に真っ先に浮かんだのがちぃだった。 「ちぃかな」 「そっか~、残念。私は一番愛してもらってると思ってたからショックかな」 「茉麻も好きだよ。だけど、ちぃがたまたま浮かんだんだ」 「この質問はあなたが誰を好きか確かめるテストでした。本当は皆一緒」 「え?」 「今言った通り。嘘だと思うなら掲示板みてみなさい」 茉麻に言われて掲示板をマジマジとみつめてみると、四人とも同じクラスに名前が書かれていた。 何度も何度も見るが、同じクラスだった。 「ジミーっち、やったよ~皆同じクラスだ。よかったね」 「あ、あぁ」 素直に喜んでいいのか悪いのか、とにかく俺たちはまた同じクラスとなった。 だが、掲示板をもう一度確認すると何やら見覚えのある名前がもう一つ。 梅田えりか? あれ、先輩と同じ名前…というか、本人? 「はぁ~また一年か~ついてないな~」 「せ、先輩…」 「ジミー、卒業式以来だね。元気してた?」 表面的には笑顔を作っているが、内心はどうなんだろうな…先輩は。 1 ど、ドンマイと慰める 2 梅田先輩と同じクラスで嬉しいです 3 先輩、夢だからつねって下さい 先輩らしいといえばらしいよな、だって中等部のテストに紛れてしまうくらいだから。 だけど、笑い話ではないし、先輩を慰めてあげるくらいしてあげよう。 「ど、ドンマイ。先輩、いいことありますよ~」 「ジミーに言われると益々ショック。自分が本当に落ちたんだって実感しちゃうからさ」 先輩は進級テストが散々に終わり、追試もやったが結果がこれだ。 本人はまた入学式に参加できると、それを励みに春休みを過ごしたようだ。 「まぁ、ジミーと一緒だから悪くないんだよ」 「そうですか。俺も先輩となら楽しくできそうだから嬉しいですけど」 とんでもないサプライズが入学式早々あったところで、俺たちは体育館に移動を開始した。 緊張するな~皆凛々しい表情で座っているしな。 さて、俺の席はどこだ? 1 从*´∇`从 2 ノノl*∂_∂ル 3 从*o゚ー゚从 4 リl|*´∀`l| 梅田先輩の隣か~。 まさか、この人と入学式するとは思いもしなかったよ。 「一年ぶりの入学式か~懐かしいね」 「先輩、何でそんなにテンション高いんですか。いくら懐かしいとはいえ明らかにテンションの違いで浮いてますよ」 「何で?そりゃあなたテンション上げ子だから。テンション上げ上げでいきまっしょ~」 先輩を知らない生徒はいない人気者だからか、注目の的として視線を浴びている。 先輩はそれに対し、どうも~と愛想よく対応する。 まるでアイドルみたいな扱いだな、梅田先輩は。 「いやぁ~人気者は辛いね~握手されたり写真撮られたりして」 「先輩は売れっ子アイドルみたいでしたからね~これで益々人気も上昇じゃないですかね」 「そ、そぉ?おだてたてて先輩から何かしてもらおうとしてない?」 「してないですよ。そこまでやましい人間じゃないですから」 「いいってことよ。今日は気分いいし、サービスサービス♪」 先輩は式が始まると俺の股間をそっと撫でだした。 「せ、先輩?」 「先輩にまかせるんだよ、気持ちよくしてあげる」 1 人に見られるからと注意 2 先輩気持ちいいです、続けて 3 後ろから冷たい視線が 先輩、してくれるのは嬉しいけど今はまずいよ、式の最中なんだ。 俺は快感に身を任せそうになるのを抑え、先輩の手をどかした。 「どうしたの?気持ちよくしてあげてるんだよ」 「でも式の最中ですから。さすがに人に見られるからまた後で」 「テンション上げ上げだったのに残念なんだよ」 サービスはいいけど、先輩はちょっとやりすぎだよ。 「ま、また後でね。カプッ」 「は、はい~…その時は是非」 いきなり耳を噛まれ、俺は驚き飛び上がりそうになった。 桃子先輩だけでなく、まさか俺まで耳にも性感帯だったとは… 式は無事に終了し、もう帰るだけだがまだ帰るには早いな。 1 梅田先輩の誘いで先輩たちと遊びに 2 雅ちゃんとはまだ会ってないな~話しかけてみよう 3 茉麻と屋上で抱き合う 4 ちぃと一緒に帰るか 梅田先輩に誘われ、俺は先輩たちがよく集まるハンバーガーショップに来ていた。 そこには清水先輩、桃子先輩、舞美先輩が揃っていた。 「あっ、えり~」 「お待たせなんだよ~ジミーも連れてきちゃった」 「こんにちは」 「えりかちゃんが一年生になるとは思わなかったな~」と梅田先輩が留年したことに残念がる清水先輩。 対し、ニヤついてからかいたい衝動でウズウズする桃子先輩。 「えりかちゃん、今日から後輩か~桃子先輩って言わせちゃおうかな」 「桃子先輩って♪ないない、桃子はあくまで桃子なんだよ」 「でもぉ~落ちたことには変わりないじゃん」 「桃ちゃん、いいすぎデス」 「そうそう、桃子は何か一言多いんだよね。まだ子供だね、とか言っちゃって」と舞美先輩からも桃子先輩に注意がかかる。 俺の出る幕まるでなしだな。 「えりかちゃんに夢中で忘れてた。ジミー高校入学おめでとう」 「そうデスね、入学おめでとう」 「うん、おめでとう」 と、先輩たちから次々にお祝いの言葉がかけられる。 嬉しいな~先輩たちに囲まれて祝ってもらえるなんて。 「そうだ、ジミーお祝いにいいことしてあげる~」 桃子先輩が何やら妙な提案をしてきた。 「今から~桃がチュ~してあげるね」 と、他の先輩を前にしても大胆な発言をしてきた。 当然、他の先輩は唖然とした顔をすると思いきや反応はそれぞれ面白い。 清水先輩は顔を赤くして「桃ちゃん、それは…」と俯いてしまう。 舞美先輩は「や、やだぁ~冗談言っちゃって~」とこれまたウブな反応をする。 が、梅田先輩はそれは自分の役目とばかりに桃子先輩をみている。 「皆さ~自分がキスしたいだけじゃないの?」 それはどうなのよ、しかもまた公衆の面前だしね。 「キスなんてこんなとこでするものじゃありません」と清水先輩がいうと、桃子先輩は「誰も私たち見てないから」と返す。 「わかったわかった、皆お祝い持ってないし皆でしよう。どう?」 「それは無理だよ。桃子はいっつも自分ばかりなんだから」 「そんなことないよ。皆したいんでしょ?」 「そ、そうだ。ジミーはどうなの?ね、本人に聞いてみよう」 ここで俺にどうしろ、と… 1 ル ’ー’リにキスしてもらう 2 川´・_・リにキスしてもらう 3 リl|´∀`l|にキスしてもらう 4 从・ゥ・)にキスしてもらう 5 全員まとめてこい 「俺は全員にしてもらいたいです」 「えっ?」 「ほら~私が言った通りでしょ。ね、皆からしてほしいって」 桃子先輩は嬉しそうに手を叩く。 が、清水先輩は驚き口をぽかんとし、舞美先輩はさらに顔を真っ赤にしどうしよどうしよと騒いでいる。 梅田先輩はしょうがないな~とばかりに苦笑いしているが。 「じゃあ、桃子からいきま~す。皆、お祝いにキスしてあげるんだからね。ね」 桃子先輩は俺をグイッと引き寄せ、頬にキスをしてきた。 先輩たちがみてることもあり、緊張する俺をよそに燃え上がる桃子先輩。 そして、続けとばかりに梅田先輩がキスをしてきた。 「ま、私の場合はクラスメイトとして仲良くやろうよ、ってことでさ」 「先輩…いや、今日からはえりかと呼んじゃおうかな」 「調子に乗るな」と頭を叩かれちまった。 それはまだダメなのね… で、残った二人の先輩だがハンバーガーショップではしてもらえなかった。 「神社の娘がこんなとこでは出来ません」とのことだったが、先輩は別れ際に俺だけを呼びだした。 「何ですか?まさかキスしてくれるとは」 「いい?これは皆には秘密だからね。守らなかったら罰が下るよ」 清水先輩は俺に屈むようにいい、自分は爪先立ちをして頬にキスをしてくれた。 した後はやはり俯いてしまう。 その顔は緊張したせいか汗だくだ。 「は、早く行きなさい~皆にキスしたってバレちゃうでしょ」 「はい。お祝いありがとうございました~また学校で」 「うん、可愛い弟が入学してきて嬉しいよ。困ったら相談してね」 清水先輩からまさかキスしてもらえるとはな、こりゃ記念になりそうだ。 残すは舞美先輩だけか…この人もウブだしどうなるかな。 「先輩、いつしてくれるんですか?」 「な、何~まだその話してるの~ダメ。私は人前じゃさすがに嫌だよ」 「先輩だけお祝いしてくれないなんて悲しいな~俺どうしよう」 「どうしようじゃない~お祝いは後でしてあげるからいいじゃん」 「やです。俺はどうしても先輩のキスがいいです」 「や、やだぁ~無理だって」 「お願いします」と、俺は目を瞑って頬を舞美の口元につきだした。 すると、観念したか先輩の息が少しずつ顔を近づけ、ついに… 「もう、スケベなんだから。次はしてあげないからね」 「次は自分から行きますから。その時はよろしくお願いします」 先輩たちに熱いお祝いをもらい、これからもスケベ、勉強ともに精進を誓うのだった。 さあ、いよいよ俺の高校生活のスタートだ