高校入学を前にして休みを持て余した千奈美を乗せ、俺は一路地元まで車を走らせている。 
みやも行ったんだし自分も行きたい、という望みを叶えにいくのだ。 

「ねぇ〜まだぁ?」 
「もう一時間もないよ。それまで大人しく座ってろ」 
「えぇ〜だってつまんないんだもん。音楽かけようよ」 
「好きなCDかければいいじゃないか。ベリーズのもあるからな」 
「どれどれ…あ〜キュートのしかないじゃん。この浮気者。アルバムも最新のがあるし」 

しまった…最近、舞美やえりかたちを乗せたから入れ替えしたんだ。 

「この失敗はおーどん奢りで済ましてあげよう」 

おーどんでいいならお安いご用だ。 
雅ちゃんならこの程度じゃすまなそうだけど…うぅ、怖っ 

「ところで千奈美さんの思い出多いくせに私には何で話してくれなかったの?」 

それはちぃとお前がダブるんだよ、と何度いえばわかるんだ。 

1 あまり思い出すとお前に本気になっちまうだろ 
2 実は結構忘れててさ、すまんすまん 
3 お前が俺を構ってくれないからだもんに〜 



「あんまり思い出すとお前に本気になっちまうだろ」 

そう、初めてマネージャーとして担当する時、内心皆が思い出の人に重なって驚いたものだ。 
中でも千奈美、お前にはな… 

「本気になるべきだろ〜遊びで私の初めて奪ったんなら許さんぞ」 
「遊びじゃないって。お前を好きだから奪ったんだ」 
「その割にみやばっかり。これはもう差別としか思えません」 

こいつ、実は相当焼きもち妬いてたんだな。 
焼きもち妬いて拗ねる表情なんか瓜二つだ、本当に。 

「あっ何〜今笑ったでしょ〜。このこの」 
「バカ、運転中にほっぺたをつねるんじゃない。危険だろ」 
「どうして笑ったか言ってみろ、このバカマネ」 
「言うから離せ。危ないだろ〜」 
「離したら言うんだね?」 

ああ、 

1 素直に言うよ 
2 離したら、「秘密」と教えない 
3 怒った顔が可愛いなと思ってさ 



素直に言うよ」 
「はいはい、じゃあどうぞ」 
「お前がちぃに重なってみえた。だから微笑ましくってな」 
「ほうほう、それで笑ったと?」 
「あぁ、そう言っただろう」 

千奈美は俺から顔を背けた後、しばらくしてこちらに振り向き、 
「じゃあ惚れちゃったでしょ?」 
とあのたれ目を更にたれ目にして笑った。 

「べ、別に。ちぃはちぃ。千奈美は千奈美だからな」 
「素直じゃないな〜惚れたんだろ?この徳永千奈美さんに」 

さっきやめろと言ったにも関わらず、またほっぺたを弄ってくる。 
こいつは〜すぐに調子に乗る。 
こんな所もちぃに似てるな、全く。 

「ほらほら、言ってみなよ〜惚れましたってさ」 

1 あくまで言わない 
2 調子に乗るなと注意 
3 惚れ直したよ、お前じゃなくてちぃをな 



「あぁ、お前じゃなくてちぃをな。やっぱりちぃは可愛いと惚れ直した」 

俺がわざと意地悪に言ってみると、頬を膨らまし拗ねた。 
お前は可愛いよ、千奈美。 
表情も仕草も、生意気なおっぱいもな。 

「絶対気持ちとは裏腹なこと言ってるよ〜ズルい〜もぉ〜」 
「そんな事いう前に俺が本気になるくらい惚れさせてくれよ。悔しかったな」 
「いいよ〜だ、このバカマネ」 

その後、無事に地元に着いた俺たちはまず思い出の場所巡りをすることになった。 
まず俺が案内したのはここ、アンティークの店だ。 

「そう、ここここ。話に聞いていたあのお店だね。こんにちは」 

俺たち以外には客はおらず、また静かな印象の店内がより閑散としている。 
あの老店主はまだ健在だったらしく、いつもの定位置に座っていた。 

「お久しぶりです」 
「おや、君は確か…」 
「ジミーですよ、ジミー。元気そうで何よりです」 
「ほっほっほ、君こそね。立派になったね。おや、彼女は…」 

この人は千奈美を知らない、たぶんちぃがここにいると思っている。 

1 今の彼女ですよと紹介 
2 千奈美は千奈美だ 
3 お爺さんの望む答えはきっと… 



お爺さんの望む答えはきっと… 

「ええ、俺たちあれから結婚したんです」 

その言葉に一番驚いたのは千奈美だった。 
自分が予想しない答えだっただけに。 

「そうですか、良かった良かった。あの歳で結婚すると言っても大概結ばれないものだからね。 
君たちが結ばれてくれたのは嬉しいよ」 

「ねぇ何であんな嘘ついたの?」 
「あれはいい嘘だ。お爺さんは俺に指環を譲る時に彼女を離してはいけない、っていってくれたんだ」 
「だって今は会ってないんでしょ?」 
「そんなことないよ。今でも連絡くらいはするよ」 
「ふぅん、まぁいいけどさ」 

そう言って自分の薬指に光る宝石を眺めて笑っている。 

「大事にしろよ。指環なんて誰にも渡したことないんだから」 
「わかってるって。へへん、まぁ当然だよね〜結婚してるんだから〜」 

くっ…結婚してるか。 
千奈美はあれから顔を真っ赤にして、人形みたいになっていた。 
ようやく冷静に話せるようになる頃、指環が自分もほしいとおねだりされたのだ。 
さて、次はどこに行くか 

1 わが母校 
2 腹ごしらえ、レストラン 
3 展望台 



ここらで腹ごしらえでもするか。 

「丁度このあたりに俺がよく行ったレストランがあるんだ」 
「美味しいの?」 
「あぁ、ただしおーどんはないけどな」 
「いいよ、おーどんは後でまた奢ってくれればさ」 

おーどんは別にいいだろ、仕方ないな。 
あの頃と変わらないままで営業していたレストランに入り、また懐かしさからいつもの席に座る。 

「洒落た店〜マネって見かけによらずロマンチストだよね」 
「バカだな、俺は見かけからロマンチストだろうが」 
「ぷっ、自称ロマンチストって…ダサっ」 
「そんな事いうと食事抜きにするからな」 
「ズル〜い〜みやには何言われても奢るくせに」 
「意地悪しただけだろうが。本気にするな」 

やっぱり千奈美といると笑いが絶えないな、ずっと学生気分が抜けないよ。 

「ねぇどうして今日は素直に地元に連れてきてくれたわけ?」 
「あぁ、それは気にするな。たまたまだ」 
「教えない気か?待って待って、じゃあ当てにいくよ」 
「何だよ」 
「みやと喧嘩してるからだ?」 

ハズレだ。 
本当は 

1 お前と休みがあっただけ 
2 さっきの訂正。お前に本気になりそうなんだ 
3 卒業祝いだよ 



「さっきお前に聞かれて本気じゃないって言っただろ?あれ訂正するわ」 
「はい?」 
「実はな、ちょっとお前に本気になりそうなんだ」 
「…また嘘でしょ〜わかるんだからね。嘘はよくないよ、嘘は」 
「嘘かどうか俺の目をみて言ってみろ」 
「…う、嘘だ〜」 

嘘だと言って目をそらす千奈美に、涙が溢れそうになっていた。 
そんなに俺はお前を一人にしてたんだな、すまない… 
ごめんな、千奈美 

「デザート美味しかった〜いいお店だね」 
「だろ、俺の目に狂いはなしだ。で、次だが時間もおしてるし母校にいくか」 
「まだ来たばっかりじゃん。他もみせてよ〜」 
「お前も俺も明日は朝早いだろうが。今日ここに来ただけでも満足してくれ」 
「ちぇっ…また夜中のドライブと行きたかったのに」 

文句をたれる千奈美を連れて俺はわが母校へと来ていた。 
校舎は前にも千奈美を連れてきていたので、あの樹でも見せてみようか。 

「あっ、あれか〜君がフラれた場所は」 
「フラれたんじゃなくて告白されたんだ」 
「へぇ〜本当かな?」 
「本当さ。 

1 何なら俺たちで実演してみせるか? 
2 俺の脳内ではな 
3 モテるのをひがんでるのか? 



何なら俺とお前で実演してみせるか?」 
「な、何でマネとそんなことしなくちゃいけないわけ?」 
「はは〜ん、お前演技に自信ないからおじけづいてるな」 
「そ、そんなわけないじゃん。ゲキハロやってるし平気だよ」 
「よしよし、その意気だ。キスシーンあるけど平気だな?」 
「まぁね。女優徳永千奈美をみせてあげましょう」 

こうして俺たちはジミーとちぃとなって、告白の場面を演じることになった。 
結局、中学生時代ちぃからこの場所で告白されることはなかった。 
だから、これからやるものは俺の願望だ、つまり嘘だ。 
でも、俺にはちぃよりも頑固なこの娘から「好き」と言わせたい気持ちがある。 
徳永千奈美から「好きだ」、と… 

「ジミーっち、今日は話したいことがあるんだ」 
「何だよ、改まって」 
「ぷっ…オホン、あぁ〜カットカット」 
「どうした?」 
「めちゃくちゃ恥ずかしいよ〜」 
「お前、女優がそれじゃできないだろ。ほら、もう一度」 
「無理〜それにこれは仕事じゃないし」 

仕方ない、最終手段だ。 

1 千奈美にキス 
2 またからかってみるか 
3 俺が勝手に演技を続ける 



俺は一人演技を続けることにする。 

「ちぃ、実は俺もお前に話したいことがあったんだ」 
「えっ?ちょっとちょっと〜もういいんだってば」 
「ちぃ、俺前からお前が好きだった。好きだ、大好きだ」 

大好きだ、そのタイミングで千奈美をギュッと抱き締めた。 
何をされているのかわからず千奈美は動けずにいる。 
わかっていても、頭が追い付いてない。 
それくらい動転した顔でいる。 

「ちぃ、いや、千奈美。お前はお前だ。千奈美として、一人の女の子として愛してる」 
「…本気?」 
「本気だ」 
「演技じゃなくて?」 
「演技じゃない」 

そう言い終わる前に俺の口は千奈美の唇に塞がれていた。 
涙を流しながらも、千奈美は自分の気持ちに正直に動いたらしい。 
それに俺も応えてやらないとな。 

「ほっとくな〜ほっとくなら好きにさせるな〜みやばっかり」 
「悪かったよ。雅ちゃんはあいつなりに愛情表現するんだよ」 
「例えば?」 
「愛するがゆえの暴力とか笑。だからお前ももっとこいよ」 
「マネのそばには常に誰かいるし」 
「そうか。だけど今はお前だけのものだ」 
「えへへ、そっか。今ならみやより有利かも」 
「何で?」 

「いつか話してたじゃん。この樹の前で告白したカップルの伝説をさ」 
「あ〜あれか。すっかり忘れてた」 
「そう、もしかしたら本当かもしれないじゃん」 
「まぁな」 
「マネージャー、  、大好きだよ」 

今度は千奈美からの番だった。 
さっきよりも自分の感情を表したかのような濃厚なキス。 
千奈美、いきなり積極的になったな。 

「ちぃ、その首から下げてるの何?」 
「あ〜これ?イヒヒ、みやは聞いたらショックだから聞かないほうがいいよん」 
「い、今さらあのバカのことでショックは受けないんだから」 
「誰もマネから貰ったって言ってないもんに〜」 
「ちょっと待ちなさ〜い。じゃあ誰から貰ったのよ」 
「教えな〜い。大切な人からだよん」 

千奈美、大胆不敵だな…さりげなく雅ちゃんに喧嘩売ってる。 
いや、さりげなくどころじゃないが… 
だけど、俺がみたことがなかった一番の笑顔みてたら、雅ちゃんには悪いがそのままにさせたくなった。 
千奈美、その指環必要になるかもしれないから無くすなよ。 

「ね、バカマネ」 
「あぁ、大切な人からだよな」 


ノk|‘−‘)<千奈美ちゃんがあの人に急接近 ノk|*‘ρ‘)<身体検査が必要だかんな 从*´∇`从〈ようやく出番が増えたもんに〜 川*^∇^)||〈よかったじゃん 从*´∇`从〈あっ、でも最近熊井ちゃんの方あんまり見ないかも 川♯^∇^)||〈ははは、そんな事ないよ。 この前だって出てたじゃん 从*´∇`从〈出番ちょっとだったよ 川♯^∇^)||〈ちょっとでも出たの〜 从*´∇`从〈うん、ちょっとだった 从o゚ー゚从〈五十歩百歩だとゆいたい ノノl∂_∂'ル〈茉麻もじゃん 从o゚ー゚从〈最近の須藤さんはツンデレが板についてきたし、あんたよりも人気でちゃうかも ノノl∂_∂'ル〈…ちょっとマネに会ってくる (マネ)〈どうした? ノノl♯∂_∂ル〈ねぇ夏焼さんもツンデレでしょ。そうでしょ (マネ)〈そんなことなかったぞ。どうかした? ノノl♯∂_∂ル〈ツンデレだった、そう言って。ねぇねぇ (;マネ)〈落ち着け、息ができない…雅、こら離すんだ ノノl;∂_∂ル〈ねぇねぇどうして何も言ってくれないの? 从o゚ー゚从〈お前が気絶させたからだ、とゆいたい ノノl∂_∂'ル<またにやけちゃって、もう… (*マネ)<よしよし 州*‘ -‘リ<パパだいすきだもん 川*^∇^)||<パパ〜 ノノl∂_∂'ル<父親かと思ったら今度は (*マネ)<母さん 从o゚ー゚从<よしよし (*マネ)<梨沙子>茉麻>千奈美>桃子>佐紀ちゃん>友理奈>>>>>>>雅だな ノノl∂_∂'ル<? (*マネ)<胸が大きい順 ノノl#∂_∂'ル<種無し種無し種無し (*マネ)<胸無し胸無し胸無し ノノl#∂_∂'ル ノノl∂_∂'ル ノノl;_;'ル リl|*´∀`l|つ鶏肉 リl|*´∀`l|<胸にきくんだよ 梅くんが言うとリアリティがあるなw 从・ゥ・从<胸筋をきたえるといいんだよ (マネ)<しょーがねえな。膝枕しな (*マネ)<…寝てやるよ ノノl*∂_∂'ル<なによその言い方。ほら、寝れば (*マネ)<…… ノノl*∂_∂'ル<…… リl|*´∀`l|<……(静かなのは苦手なんだよ) リl|*´∀`l|つ掃除機<ヴィィィィィィィィィィン (;マネ)<うわああああ! ノノl#∂д∂'ル<もう邪魔しないでよ! リl|*´∀`l|<ケッケッケッケッ 从・ゥ・从<私達を無視するなら逆襲しちゃうよ! ノソ*^ o゚)<逆襲のキュート、℃CA(℃-ute's Counter Atack)だケロ 矢島さんは鍛えすぎたんですか? 从*・ゥ・从<褒めてくれてありがとう