なんてことだ。あぁ、いったい俺はどうなってしまったんだ。 

…終わりだ。もう俺は男を名乗れなくなったんだ 

「どうしたの?また寝不足?」 
「…茉麻」 

1人で落ち込んでいるとそこに茉麻がやってきた。 
…茉麻になら打ち明けられそうな気がする。俺の体に起きた異変を… 
「実は俺な」 
「なあに?」 

うう、やっぱり打ち明けない方がいいだろうか。茉麻なら皆に言い触らしたりしないと思うけど 
でも¨今のまま¨だといずれは皆が知ることになるし… 

「どうしたのそんな暗い顔して。あなたらしくないよ」 

…やっぱり言おう。ちゃんと伝えなきゃ。 

1 今ここで言う…! 
2 場所を変える 
3 茉麻に甘えながら言う 



場所を変えよう。ここじゃ話しづらいぜ 
「外いかないか」 
「いいわよ」 

時間は夕方。優しい赤に染まった空がきれいだ… 
「…くっつくなって」 
「だって嬉しいんだもん。二人きりだし」 
俺の腕にぴったりくっついてくる茉麻。なんか…こんな可愛い一面もあったんだなぁ 
はたから見たら二人で歩いてる姿はどう見えるんだろう? 
やっぱり、夫婦っぽく見えたりするのかな。茉麻は見た目は中学生って感じじゃないし 

「……言いたくないなら言わなくてもいいよ」 
「茉麻…」 

いや、言うよ。俺な 

「…火が点かないんだ」 
「……火…?」 
「男のものに火が点かないんだよ…三日前からずっと」 


その意味を理解するのに時間がかかったみたいだが、茉麻の顔色が変わった。 
「うそでしょ?あなたが?」 
「…ホントなんだよ」 

信じられない、と言いたい様な顔で見ている茉麻。 
や、やっぱり言わない方がよかったか? 

1 ごめん…俺ってホントにダメなやつだよな 
2 気まずいので抱き締める 
3 …茉麻なら俺に火を点けられる。頼む! 



「ごめん…俺ってホントにダメなやつだよな?」 
無理して笑顔を作ってみたが、きっと引きつってるよな。 
「あなた…」 
うわぁ茉麻、そんな悲しい目で俺を見るな。 
「そんな顔するなって!な?茉麻ぁ」 
なんだか気まずくなって茉麻を抱き締めてしまった。 
「…心当たりはあるの?」 
「ありすぎてどれが直接の原因かわからない」 

あいて、デコピンされた… 

「まったく…見境なさすぎなのあなたは。もう」 
「ごめんよ…」 
なんだか須藤さんに怒られてるみたいでつい謝ってしまう。 

「なにか私にできる事はない?力になるわよ」 

1 あんたはクズよ!クズ!って罵倒してくれないか 
2 もうしばらく抱かせてくれないか 
3 火を点けてくれ。頼む、もう一度息子に命を! 



「茉麻…」 
ああ、安心するな。1人で悩んでたから…茉麻の胸があったかいよ。 
「よしよし、もう怖くないよ。あなたはひとりぼっちじゃないんだから」 

…な、泣きそうになってきたぞ。どうしてそんなに優しいんだよ 

「もうしばらく抱かせてくれないか」 
「うん。いいよ。落ち着くまでずっとね」 

…母さん。俺、母さんが好きだよ。 
「…もう立たないかもしれないぞ俺、それでもいいのか?」 
「バカね、いつ決まったの?そんなはずないでしょ」 
「でも」 

ああ、ダメだ。どうしても不安になる。もしこのまま戻らなかったら 

1 茉麻の胸で泣く 
2 強がる 
3 おっぱいのませてママ 



「まあさぁぁぁ……」 

自然に涙があふれてきた。ちくしょう、また情けない姿を見せてしまうよ 
でもとまらないんだよ、涙が 

「よしよし、泣かないの」 
「うわああああんっ、見るな、笑うな、見るな〜〜〜〜」 

どうしてそんなに優しいんだよ茉麻ぁあ… 
こんな情けない俺を抱き締めてくれるなんてさ 

「…ママ…ミルク飲ませて」 
「だ〜め。エッチなことは今はまだ控えなさい」 
「でもぉ」 
「もう、ホントに立たないの?エッチなこと考えられるのに」 

…ホントなんだよ。 
ぴくりともしないんだ。こんな、こんな素晴らしいな茉麻の胸を前にしても 

1 キスならいいでしょ? 
2 やだ!飲みたい! 
3 悪態をつく 
4 甘えるならいいでしょ 



もっとわがまま言っちゃえ。この際さらに甘えてしまえばいい 
「やだ、やだ、やだ、のみたい、茉麻のミルクがのみたい」 
「だからだ〜め。元気がないうちは大人しくしてるの」 

ちぇ、のませてくれそうに無いな。心配してるからそうさせてくれないのか? 

「わかったよ母さん、おとなしくするよ」 
今は、な。ふっふっふっ 
「甘えるなら…いいよな?」 
「いいよ。あなたの好きなだけいいから」 

…いい匂いだな茉麻。 
こうして抱かれてると…眠くなりそうだ。 

1 膝枕して 
2 胸を枕にしていい? 
3 子守唄歌って… 



「母さん…胸を枕にしてもいい?」 
「エッチ」 

母さんの口からそんな言葉が出てきたことはあまりなかったので驚いた。 
相変わらず笑ってはいたけれど、ちょっとバカにしてるみたいな言い方だったぞ。 
まあバカだな俺は。立たないくせにやらしいことばかりしようとしてるからな〜 

…ちょっと普段からしすぎてるんだな。だから、力を使いすぎたんだよきっと。 
なんだか、母さんといるうちに落ち着いてきた気がするよ 

「あ〜〜〜、最高だな」 
「そうなの?うふふふ、もう、しょうがない子なんだから」 
頭が埋まる枕は安心するなぁ… 

もっと茉麻にいやされたいよ… 

1 生まれたままの姿になる。外だろうが関係ない 
2 公園の方にいこ?母さん 
3 …茉麻、股間を撫でてくれないか? 



すぐ近くに広い公園があったので誘ってみた 
「いかない?」 
「…いいわよ、あなた」 

原っぱのある、走り回って遊べるタイプの公園。 

「ああ…寒いな。もうちょっとあったかい季節ならな」 
「うふふ…いい顔してるわね」 

膝枕しながら俺の顔を覗き込む茉麻。 
「え?俺ってかっこいい?」 
「はいはいそうね、そういうことにしとくわ」 
おいおい流さないでくれよ、つれないなぁ。 
「笑顔になってきたんじゃない?あなた」 
「そうかな」 
茉麻の方がいい笑顔だぜ。 

1 元気が出てきたな。ちょっと走るか 
2 髪…撫でてくれないか… 
3 今度は俺が茉麻の上に乗る 



くよくよしてたって仕方ない。悩んでても茉麻を心配させるだけだな。 

「俺元気になったよ!ほら見て母さん」 

まるで子供みたいに原っぱを走り回ると、茉麻はまた笑っていた 

「そんな急に元気になれるわけないでしょ…バカねぇ」 
「ホントだってば〜ほら〜。あいてっ!」 

ああ、痛たたた、転んじゃった 

「大丈夫?急に走り回るからよ。すりむいちゃったみたいね」 
「痛いよ〜ママ〜」 

1 舐めて〜痛いよ〜 
2 平気だよ、僕は強い子だから! 
3 あ、あれ、なんだ…急に体が熱く… 



「ママ…いたいよ…」 
「たいした怪我じゃ無いわ」 
「なめて…いたい…」 

母さん、どうしてそんな目で俺を見るんだ。 
「大丈夫?」 
「大丈夫じゃないよ!だからお願い」 
あ、また笑ってる。 
「じっとしてなさい…」 
「あ…っ」 
ああ、ちょっといたいけど、母さんのぬくもりを感じるよ… 

「ん、んん、ん…」 

あったかい。 
うまく言えないけれど、茉麻に包まれてる感じがする。 
「ママ」 
「せめて母さんと言いなさい」 

少し恥ずかしそうな茉麻も好きだよ 

1 もう一回膝枕してほしい 
2 また抱きついちゃえ 
3 …そのままキスして 



「……ありがと」 
もう一回膝枕してほしいと頼んだら快く承諾してくれた。 

「きっと疲れたのよ。またしばらく休んだら元気になるわ」 
「…だといいな。いや、茉麻がそう言うなら間違いないさ」 
きっと、また俺は皆に愛を注げる様になれるさ。 
茉麻に言うまでは不安で仕方なかったけれど、今は肩がやけに軽いよ。 

「私はいつまでもここにいるから。貴方が目覚めるまでね」 

…茉麻…… 

君の匂いはなんだか懐かしいよ 

この匂いはきっと、子供のころよく嗅いでた… 

「ん…」 

どれくらい寝てたんだろう。 
目をあけたらそこには茉麻の笑顔が。 

「おはよう。もういいの?」 
こんなに気持ちいい眠りはどれくらいぶりだろう?ぐっすり寝ちゃったぜ。 
「…おはよう、母さん」 
なんだか目を合わせるのが恥ずかしくて… 

「さあ戻りましょ、皆のところに」 
「やば、早く戻らなきゃ!こんな時間だ!」 


…茉麻は俺が寝てる間もずっと俺を見守っててくれたのか。 

まだまだ迷惑かけちゃうと思うけど…俺、頑張るよ 
たまには茉麻が安心できるようにさ 

「走ると転ぶわよ〜」 
「いてっ!」 


…ははは 

いったいいつになるやら