さーて明日は休みだ。 いったい誰と楽しい1日をすごそう☆カナ? 「おいっ。そこのスケベ」 雅ちゃんとがいいかな?いや茉麻に甘えてみたいかも。 いやいや友理奈ともいいかもな、桃子もめっちゃ可愛く甘えてくるしな… 梨沙子も甘える時は一日中くっついてくるし…うーみんな捨てがたい 「聞いてんのかよ〜この怪人エロ男くん」 なんだようるさいな、人が計画を立ててるつーのに。 「なんだ千奈美か」 「なんだとはなんだ?んん?」 こいつは疲れるんだよな…一緒にいると。 みんな帰っちゃったのに千奈美だけは残ってたのか。 「明日さ、デートしよ」 「ちょ…直球だなお前」 「嬉しいでしょ?嬉しいって言いなさい そんなにかわいい顔をちか付けるな… 1 嬉しい。言ったぞ、それで? 2 嬉しくない 3 「あ、すまん、顔が滑ったわ」とキス 「嬉しくねぇ」 だ、だ、誰がこんな生意気なやつとデートして嬉しいか。だだ誰が… 「あ、そう。そういうこと言うんだ」 じぃーっと俺の顔を覗き込む千奈美。 「嬉しいって目が言ってるぞこのスケベ。スケベ」 「二回言うな!」 「じゃ一回ならいいのね。このスケベ」 この野郎、そんな無邪気な笑顔で悪口を言いやがって。 「怒った?それとも萌えた?」 「怒ったに決まってんだろ!」 お仕置きにほっぺをむにーっと広げたら、 「このふけべ、ならわらひもこうひてやふ!」 「うおーーーーっ!」 目頭と目頭の間を思い切りつまんできた千奈美。じ、地味に痛いぞこれ…! 「うれひいっていいなはい」 1 あーわかったよ、嬉しいよ、だからはなせ、目がつぶれる 2 意地でも言わない、言わないわよ! 3 ほんとに生意気なやつだ。次は生意気おっπをのにゅのにゅしてやる 誰が素直に嬉しいだなんて言うものですか! もし言ったらこいつは絶対に調子に乗るに決まってる。 「パワーアーップ!」 千奈美の指はさらにめりめりと食い込んできて、冗談抜きで意識が無くなってきた気がする。 「ギブ千奈美、ギブギブギブギブ、ギブギブギブ!」 「ざんねんながら私の指は素直じゃない人に食い込むと絶対に外れません」 「いやああああ〜〜〜〜」 10分くらいしてようやく指から解放された。 「いこ、明日デートに」 「……………」 「なに、もう一回挟んでほしいって?」 「わかったよ…」 …実は正直、千奈美には申し訳ない気持ちで行きづらい。 「じゃ今夜泊まるから。いいよね」 「え?!」 「ほら早く帰ろうよ〜」 「あっ!こら返せ!」 俺の手から車の鍵を奪って逃げだす千奈美。 …ほっといたから怒ってるだろうなと思ってたが、いつも通りの生意気なあいつでほっとした。 1 帰る前に車の中でやっとくか?ん? 2 なんなら明日からじゃあなく今からドライブデートするか? 3 普通に帰ろう。今は普通にでいい 「へへーん♪遅いぞ〜」 「に、逃げ足は速いんだな、はあ、はあ」 ようやく追い付いて鍵を奪い返しついでに頭をこづいてやった。 「帰るぞ!」 「いった〜、冗談が通じないねキミは。だから背が伸びないんだよ」 「うるさいぞこら」 なかば無理やり千奈美を車に押し込めてエンジンをかけた。 「………………」 走りだすと急に千奈美はおとなしくなり、ずっと窓の外を眺めている。 「きれい…」 「夜景もなかなかいいだろ。昼間の景色もきれいだけど」 「ずっと見てたいなぁ」 そっか。見ていたいのか… 「なあ、だったらこのままドライブする?帰らずに今からデートしよう」 「…………」 千奈美は俺の方に顔を向けて… 「いいよ。マネが言うならそうしてあげてもね」 嬉しそうな顔しやがって…ドキドキさせるなってば 1 このまま夜景を走る 2 星空が綺麗な場所へ 3 な、なんか話さなきゃ このまま走ろう、千奈美が見たい景色を見せてやるのがいい。 「わぉ。光がまぶしい〜」 「おおげさだな千奈美は」 「私は素直に驚いてるだけだもんにぃ」 あ、ちょっと拗ねてる。いててて俺のほっぺはつねらないでくれ 「そういうにやにやした顔、いじわるしたくなるのよね」 「いたたたた、事故る!事故るよ千奈美ってば」 なんだよ、大人しくなったと思ったのに…可愛いんだからおすまししてればいいのになぁ千奈美は 今日もそのきれいな足を惜し気もなくさらす短いスカートなんか穿いちゃって。 千奈美、エッチの時でも普段と変わんないんだよね。 ああ、それにしてもほんとにいい足してるなぁ… 「どこ見てんだこら」 やば!気付かれた?! 1 足を、見ていました 2 シートを見ていました 3 おまたを見ていました 「おいそこのスケベ。いまどこを見ていました?答えろっ」 「あ、ああいや、気にするな。べべ別にいやらしい目で見ていたわけじゃない」 「だからどこを見ていた?答えなさい」 「し、シートを。千奈美が座ってたシートだよ」 「ふ〜〜〜〜〜ん」 ああもうそうやって目を見つめるな、ぼろが出てばれるんだよ 「なぜに目をそらすんだねこのスケベ」 「だからシートを……」 「……………」 お、おい、俺の股間を見るのはずるいぞ! 「やっぱり見たんじゃない!この変態!」 「ああああああ!!」 ま、また目頭の間をぎりぎりつままれてる、痛い! 「すぐばれる嘘をつくんじゃないの。まったく」 「だ、だ、だってぇ…」 「あげくになんだその情けない顔は。このへたれ!」 な、生意気なやつだ。ちょっと腹立ってきたぞ。 1 いやこんな事で怒るのは大人気ない。気を落ち着かせるためにドライブを続けよう 2 車を止めてお仕置き開始 3 罰として俺のギアを握らせてやる ゆるさん、ちょっと頭にきちゃったぞ。 「なんで止めるの?」 「お前のせいだ」 「え…」 そのすべすべした太ももに触れたらぴくっと跳ねた。 「ああ、やめて、今日は、そんな事したくない…あっ」 「だったらどうして抵抗しない?ホントはしたいんだろ」 「う〜〜、違うよぉ〜」 嫌がってるのか…?いや、わからない。 したくても平気で俺の手をつねってきたり顔を叩いたりするからな千奈美は。 「ほら…だんだんもじもじしてきたぞ」 「ん、ああ…っ」 そのロリ声に少しづつ艶がまじっていく… 不思議だな、何も抵抗してこない。 かといって感じてはいるか今は受け入れている様には見えないな 1 いたずらはやめてまたドライブ 2 嫌がるのをやるのも…たまにはいいよな?千奈美なら許してくれそうだ 3 ここは千奈美の気持ちが知りたい。どうしてほしいのか聞いてみよう 「千奈美は…どうしたい?」 「…私は…」 なかなか目をあわせてくれないが、俺にむけて話しだした。 「うれしいの。今こうやって…マネージャーと二人きりでいられる時間が、大事なの」 千奈美は今すごくどきどきしまくってるんだろうな。 …わかるよ、俺も…そうやってうまく俺を見られない千奈美を見てると、 もう顔から火が出そうなくらいはずかしいんだろうな、っていうのがよく分かるから。 あの生意気な千奈美が…こうやって言うなんて… 「だだ、だから、あの、あの」 「わかるよ…千奈美、俺だって嬉しいから」 「さわるな〜〜〜〜〜!」 あ、もういつもの千奈美に戻っちゃった。汗かいてる 「湯気でてるぞ、ぷっ、くくく…」 「こいつ!笑うな、笑ったのはこれか?この口かぁ〜!」 「あででで…」 はぁあ、なんか似合わないな、俺と千奈美の今みたいな雰囲気。 似合わないというか…はずかしいよな。普段お互いにバカやってるから余計に… でも千奈美の気持ちが聞けて嬉しかったな。 1 綺麗な星空だな 2 おでこにキスしてあげる 3 …海、か。一緒に見ようぜ 「千奈美…」 「あ…」 強く抱き寄せて髪をかきわけ、そのおでこにキスをした。 たったいま唇を思いきりつねられたから少しひりひりしたけれど 「やだやだ、見ないで、顔みないでお願い」 「照れるなって…千奈美」 なんだよ、せっかくキスしたのに顔隠しちゃうなんてさ。 「早く車走らせなよ!いつまでにやにやしてんの」 「あ〜悪い悪い」 「むかつくなぁ…ふんっ」 元気な千奈美も好きだよ。 でもたまにはちょっと静かな千奈美もいいかもな 「なんか景色変わってきたね」 「ああ、都心からは離れてきたな…」 そろそろ、降りるか。どこまで行こう? 1 家まで戻る 2 旅館がある。ここにしよう 3 …海か。ずいぶん走ってきたな 4 朝まで走るってのもたまにはいいか 「海だぁーーーっ!!」 車から降りたとたん波打ち際まで走っていって、大きな声で叫ぶ千奈美。 「…寒ーーーーーいっ!!」 「そりゃ寒いさ、この季節でしかもこんな時間だ」 「お、気が利くね」 着ていた上着を千奈美に着せてやるとにこっと笑った。 「マネージャー寒くない?」 「寒いよ、だからこうさせてくれ」 「きゃああ?!」 抱き締めれば少しはあったかくなるだろう。 「座ろうぜ」 「…うん」 しばらく抱いてから、その場に座り込んだ。 「う〜〜〜寒いよ千奈美」 「返さないよ上着は。あったかいしね」 「五分だけ返せ」 「代わりに私の心あたたまるギャグを聞かせてあげましょう!」 「俺を冷凍保存するつもりか」 …ああ、波の音が綺麗だ。 それを見つめてる千奈美の横顔、月明かりに映えて… 1 もう一度キス。今度はちゃんと唇に 2 たまには俺から寄りかかってみようかな 3 押し倒しちゃえ 「千奈美〜」 「おわ!なななんだよマネージャー、なに?」 俺から寄りかかり、千奈美の肩に頭を乗せた。 …へえ、ここからだとこうやって相手が見えるのか。初めてやるから分からなかったぜ 「なんだなんだ?甘えるなんてめずらしいなマネージャー」 「…悪くないだろ?甘えられるのもさ」 「…さあね…」 ぷい、と顔を背けてしまったがまんざらでも無さそうだな。 「あったかいな」 「………………」 このまま時間が止まればいいのにな。 なぁ、千奈美? 「いつまで寄り掛かってるんだぁ!」 おわっ、いてて、何するんだ、ちょっと……! 「ふっふっふっ、抵抗しても無駄だぞ〜」 あらら、押し倒されちゃった。千奈美に。 「俺をどうするつもりだい?」 だんだん顔が近づいてくる。 「教える必要はないね、へへーんだ」 確かにそうかもな。身体も俺に密着してきてるし… 「月が綺麗だな」 「こら。こんなに顔が近いのによそ見するな」 「させないでくれよ」 「…………」 千奈美は、一呼吸置いてさらに身体を密着させた。 「私しか見えない様にしてあげるから」 完全に重なる唇、絡み合う俺と千奈美の指。 …今だけは波の音も月も見えない、ただ千奈美の熱と鼓動だけしか感じない。 それしか、感じたくない…