うぅ…寒いな。 
やっぱ暦の上では春だっていってもまだまだ季節は冬。 
ポケットに手を突っ込んで猫背になりながらやってきたのは岡井ちゃんの家だ。 

以前水族館に行った帰りに、「いつか岡井ちゃんの手料理を食べる」と約束したんだけど、 
口約束だけじゃなくてこうしてホントにやってくることになるとは正直思わなかった。 
律儀というかなんというか…素直な子なんだよね。 
これまでも須藤さんや梅田先輩の手料理食べたことあったけど、今度も楽しみだな。 
事前に岡井ちゃんの家は聞いてたから、迷わずに約束した時間に着くことができた。 

しかしあの時の岡井ちゃんにはビックリしたな、先制パンチというか。 

1.この寒いのに短パン姿で外で俺が来るのを待ってた 
2.玄関でチャイムを押したらほんの数秒で出てきた 
3.実は留守だった 



「ジミーせんぱぁ〜い!!」 
教えてもらった岡井ちゃんの家への最後の曲がり角を曲がった途端に聞こえたこんな声。 
思わず前を見ると、元気に手を振る岡井ちゃんの姿が見えた。 
どうやら俺が迷わないように待っててくれたらしく、俺も小走りで駆け寄った。 
っていうか、この寒いのに短パン!? 
肉付きの薄く、健康的な肌で惜しみなく出された脚が眩しいけど、寒くないのか!? 

「えへへ、ジミー先輩来てくれてありがとうございます」 
「いやいや、俺も楽しみにしてたしね。っていうか短パンで寒くないの!?」 
「いやー、ちょっと寒いですけど、先輩が迷ってたらどうしようって思って」 
そういって人懐こい笑顔を見せてくれた岡井ちゃん。 
でも、『俺が迷わないように』ってことは、けっこう前から外で待ってたんじゃないのか? 

「ほら、寒いから早く入ろ?」 
「あ…っ」 
手を触ると、やっぱり冷たい。随分俺のことを待ってたみたいだ。 
「こんなに手冷たくなってる。俺のことよりも岡井ちゃんのことが心配だよ」 
「…ごめんなさい」 
「でもお陰で助かったけどね、ありがと」 
ちょっと凹んだように見えた岡井ちゃんだが、俺が笑顔を見せると、岡井ちゃんもつられたように笑顔に戻ってくれた。 

岡井ちゃんの家は俺の家とかとそう変わらない普通の家だった。 
雅ちゃんや梅田先輩や愛理ちゃんみたいな豪邸だったらどうしようかと思ったけどw 
室内犬を飼ってるのか、キャンキャン鳴き声が聞こえるな 
「どうぞ、先輩」 
俺が通されたのは 

1.ソファーのあるリビングダイニング 
2.岡井ちゃんの部屋 
3.犬の鳴き声が聞こえる部屋 



座り心地のよさそうなソファーのあるリビングダイニングだった。 
隣はキッチンになってるみたいだな。 
「今日はパパもママも誰も居ないんですけどね」 
俺をソファーのところに置いて隣の部屋に行った岡井ちゃんはコーンポタージュを淹れて戻ってきた。 

「犬、飼ってるんだね」 
「はい、ミニチュアダックスで2匹いてパインとリップスティックっていうんですけど」 
「リップスティック!?すごい名前だね」 
「普段はリップって呼んでますけどね。犬がすごい好きなんですよ」 
「犬かぁ…俺も昔飼ってたよ、もう死んじゃったけどね」 
「あ…そうなんですか…」 
「ウチのも小型犬だったけど、やっぱ可愛いよね」 
「そうですよね!いつかは大きい犬も飼ってみたいんですけど…」 

犬トークで盛り上がってるうちに、いつの間にか時間はけっこう経っていて、すっかり昼飯の時間になっていた。 
「あ…もうこんな時間、そろそろ準備しなきゃ」 
「岡井ちゃんの料理かぁ、楽しみだなぁ」 
「友達に作ったりしたこともあるんですけどね」 
ちょっと照れながらエプロンを身に着ける岡井ちゃん。 
ホントにこの子は笑顔が可愛らしいよな。 
さて、俺はどうしようかな。 

1.俺も手伝うよ、といっしょにキッチンへ 
2.適当にテレビを見ながら待ってる 
3.犬が気になる 
4.こっそり岡井ちゃんの部屋へ 



「じゃあ作ってくるんで、適当に待っててくださいね」 
「うん、楽しみにしてるよ」 
「はいっ!先輩おなかすいてますよね。すぐに作ってきますね」 
そういって岡井ちゃんは隣のキッチンへと消えていった。 

…行ったな? 
やっぱ岡井ちゃんの家に来たからには岡井ちゃんの部屋も気になるじゃあないですか! 
ここは探検するしかないでしょう! 
俺は足音を立てないようにリビングから出ると、岡井ちゃんの部屋を探し始めた。 

2階のとある部屋。 
どうやらここが岡井ちゃん…と岡井ちゃんの妹の部屋、みたいだな。 
2人部屋なのか。 
勉強机が2つに2段ベッド、と…。 
部屋には岡井ちゃんよりも少しサイズが小さいくらいの大きなぬいぐるみがあった。 
ちらほらおもちゃが出てたりするけど、けっこう綺麗な部屋だよね。 
さて、気になるのは…。 

1.やっぱタンスでしょ 
2.机の上に何やら手紙みたいなものが… 
3.ベッドに包まって岡井ちゃんの匂いを 
4.その他 



やっぱここはタンスしかないでしょう! 
タンスにそれぞれ名前が貼ってあるから岡井ちゃんのがどこに入ってるのかはすぐに分かった。 
妹さんは…明日菜ちゃんっていうんだな。 
それはさておき、物色物色、っと♪ 

お…これは前に俺がいっしょに買い物に行ったカーディガンじゃん。 
嬉しいな、ちゃんと着てくれてたんだ。 
これ着た岡井ちゃんとデート…なんて約束もそういえばしてたっけな。 
さて、こっちの段はと……き、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!! 
こ、こちらは下着ですか!? 
やっぱまだ中1だけあって白とか、淡い色の下着が多いな。 
ずっと下のほうにはキャラクターモノのプリントされたのもあるけど、こっちはもう使ってないのかな。 
うへへ…前にもこういう経験はあるけど、こういうのってドキドキするな。 
お、こっちはブラ発見! 
やっぱ岡井ちゃん胸おっきぃなぁ…コレ身に着けてるわけだろ。 
ってことはこれくらいなわけか…。 
前に触ったときもすげぇいい感触だったしな。 
脳内で再生された映像に手の動きを加え、岡井ちゃんの胸の感触を脳内で楽しむ俺。 
しかも女の子の部屋でタンスを漁りながら。 
傍から見ればただの変態なわけだがw 

「ジミー先輩!?どこ行ったんですかー!?」 
やばっ!?岡井ちゃんが俺のこと探しに来た! 
とりあえずタンスは元に戻して…ここに居るのもバレたらたぶんまずいよな。 
とはいえ隠れるところなんて…どうする!? 

1.ベッドの下だ! 
2.でっかいぬいぐるみの裏だ! 
3.大人しく出て行けば怒られないだろ 



ここは…ここしかない! 
俺は咄嗟に部屋の角に腰掛けている大きなぬいぐるみの影に隠れることにした。 
けっこうでかいぬいぐるみだから多分俺が隠れても表からは見えないと思うんだけど…。 

「ジミーせんぱぁい?」 
ドアを開けて岡井ちゃんが部屋を覗き込む。 
頼む、気付かないでくれよ…。 

そんな淡い期待もあっさり打ち砕かれ、岡井ちゃんは部屋に入るとまっすぐに俺のほうにやってきて 
ぬいぐるみの裏を覗き込んだ。 
「もう!何してるんですかジミー先輩!」 
「あはは…か、かくれんぼ…なんてねw」 
「いきなりいなくなるからビックリしましたよ!」 
ほっぺたを膨らませて俺を立たせてくれる岡井ちゃん。 
「ごめんごめん…」 
「散らかってるから見せたくなかったのにぃ…変なこととかしてませんよね?」 
「し…してないよ!」 
「もう…もう少しでできますから、戻ってきてくださいよ」 
「ごめんね」 
結局俺は敢えなく見つかってしまい、そのままリビングへ連れ戻されてしまった。 

そこから待つこと数分。 
岡井ちゃんが2人分のお皿を運んできて、食事の支度が整った。 
明太子のパスタとチンジャオロース、岡井ちゃんの得意料理らしい。 

1.うわぁ、美味しそうだね、いただきまーす! 
2.実を言うと、ピーマンが苦手だったりする俺。だが岡井ちゃんのためにも我慢だ! 
3.実を言うと、ピーマンが苦手だったりする俺。ここは正直に言う。 



皿の上には山盛りのピーマン、ピーマン、ピーマンんんんんんんん!!! 
そう、実は俺はピーマンが苦手だ。 
何がイヤって、あの歯応えと後味がどうしても好きになれない。 
そんなピーマンたっぷりの料理を作って、満面の笑みな岡井ちゃん。 
「ちさとけっこう自信あるんですけど、食べてみてください!いっぱい作ったんで!」 
食べてみてください、と言われましても…。 

だがしかし俺も男だ。 
岡井ちゃんがわざわざ俺のために作ってくれた料理、食べないわけにはいかない。 
岡井ちゃんを悲しませるわけにはいかない! 
そう思った俺は決死の覚悟でチンジャオロースに箸をつけた。 

…うん、とっても美味しいよ、肉とタケノコは。 
ピーマン…くっそぉ、何でお前はこの世に存在するんだ! 
俺と岡井ちゃんの間のにっくき障壁め! 
お前なんてこうしてやる!こうしてやる!こうしてやる!! 
俺は親の仇でも取るかのようにピーマンを口に押し込んだ。 

うぅぅ…ピーマンが美味しくないよぉ… 

「ど、どうですか?ジミー先輩?」 
岡井ちゃんが俺の顔を覗き込んでくる。 

1.最高!メチャメチャ美味いよ!とやせ我慢して一気に完食 
2.…美味しいよ、岡井ちゃんも食べなよ、と視線を外させ、お茶で流し込む 
3.……美味しい…けど…ごめん、実は俺、ピーマン嫌いなんだ… 



「最高!メチャメチャ美味いよ!」 
…肉とタケノコはね!(涙 
「ホントですかぁ!?よかったぁ!?」 
満面の笑みで俺のほうを見てくる岡井ちゃん。 
この笑顔を見るためだ、好き嫌いなんて言ってられるかよ!! 
俺はパスタには目もくれず、チンジャオロースを一気に完食してしまった。 
「ほら、一気に食べちゃったし!」 
「うわぁ、すごーい!!やったぁ!!」 
岡井ちゃんが拍手してくれた。ホントに嬉しそうだな。 
うっぷ、さすがに一気に食べ過ぎたか…ほとんどパスタ手ついてないし。 

「よかったら、おかわり食べます…?」 
「…えっ?」 
な ん で す と ! ? 
「いっぱい作っちゃったんで♪嬉しいなぁ、ジミー先輩にこんなに喜んでもらえて」 
「ちょ、ちょっと岡井ちゃん!?」 
岡井ちゃんは俺が止める間もなく空のお皿を俺から奪い取ってキッチンへ戻ってしまった。 
あぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜(泣 

「はい!どうぞ食べてください♪」 
「…いただきます……」 
調子に乗ってこっちだけを一気に食べ過ぎたようだ。 
岡井ちゃんの料理、美味しかったんだよ? 
肉とタケノコとパスタはね! 
何とか表情を出すまいと必死になりながら、今度はチンジャオロースとパスタをバランスいいペースで食べきった。 
口は災いの元、だな…。 

とはいえ。 
「ごちそうさま、すごく美味しかったよ」 
「えへへ、ありがとうございますっ!」 
この笑顔を見るためなら、安いもの、かな…。 

岡井ちゃんがお皿を片付けてる間に、口直しにお茶を多めに飲む。 
うぅ…やっぱ俺、ピーマンはダメだなorz 
「ジミー先輩、デザートあるんですけど、食べます?」 
と、岡井ちゃんが何やら手に持って戻ってきた。 

1.岡井ちゃんの好物だというラ・フランスと果物ナイフ 
2.バニラの棒アイス 
3.ぎゅ、牛乳?それってデザートか? 



岡井ちゃんが両手にぶら下げて持ってきたのはバニラの棒アイスだった。 
口直しに甘いものが食べたかったからちょうどいいな。 
岡井ちゃんから片方受け取って、2人で舐める。 

「けっこう岡井ちゃん家で料理とかするんだ?」 
「そうですねぇ〜、けっこうちさとママのお手伝いとかしますね」 
「流石に俺は親の手伝いとか全然しないからなぁ」 
「うちは弟がまだちっちゃいんでけっこう面倒見たりもしてますからね」 
なんか岡井ちゃんって、見た目と中身のギャップすごいよな。 
中身は俺の知ってる女の子の中でも、乙女っていうか、純粋な気がする。 
けっこう外で遊んだりするの好きで男っぽいって自分では言うけど、俺はそういうところあんまり見てないからなぁ。 
うん、普通に女の子だ。第一印象こそ男の子って思っちゃったけど。 

「あったかいところで食べるアイスってのもいいね、美味しいや」 
「そうなんですよ、こたつとかで食べるとホント最高ですよね!」 
そんな子が棒アイスを舐めてる様ってのは、どうしてもそっち方面に考えてしまうわけで。 
あの口でされたらどうなんだろう、純粋で真面目な子だから嫌がるかな。 
唇の周りの白いバニラが最高にエロいな。 
本人がそれと自覚してないのが尚更に。 

なんかこういうのも新鮮だな。 
休みの日に2人きりで、女の子の作ってくれた手料理食べてのんびりマッタリする、ってのは。 
考えてみたらちぃとすらしたことないかもしれない。 
そう思ったら、つい口に出してしまった。 
「ねぇ…こうしてたら、なんか… 

1.兄妹みたいだよね」 
2.恋人みたいだよね」 
3.夫婦みたいだよね」 



 …恋人みたいだよね」 
「うぇぇ!?ななな何言ってるんですか!?」 
岡井ちゃんは目を見開いて俺のほうを見上げてきた。 
…あ、アイス垂れた。 
みるみる真っ赤になる顔であわあわと棒を伝って指に垂れたアイスを舐め取っている。 
こういうのもエロいなw 
「ちちちちさとがジミー先輩と恋人なんてそそそんな…」 
「俺とじゃイヤ?」 
「いいいいやとかそういうことじゃなくてそのジミー先輩は徳永先輩と付き合っててそのちさととはあのその…」 
動揺して早口でまくし立ててるから少し何を言ってるか分かんないよw 

「ちょっと岡井ちゃん落ち着いてよw」 
「はわわわわわ…」 
隣に座って背中をさすると、大人しくはなったけど、代わりに全身真っ赤になっちゃったよw 
「ごめんごめん、いきなりビックリさせるようなこと言っちゃってw」 
「も、もう!ビックリしたじゃないですかぁ!ちさとなんかが恋人じゃジミー先輩には似合いませんよぉ」 
「そうかな?俺は岡井ちゃんみたいな彼女いたら可愛いな、って思うけど」 
「そっ、そんなこと…そ、そうですよ!ちさとはジミー先輩の恋人ってよりも、妹って感じですもん!」 
「へ?」 
「ちさとジミー先輩みたいなお兄ちゃんいたら嬉しいですもん!恋人よりも、兄妹ってほうがしっくりきません!?」 
「んー…ま、妹にしても岡井ちゃんは可愛いと思うけどねw」 
「そ、そんなに言わないでくださいよぉ!恥ずかしいですから!」 
よっぽど恥ずかしかったのか、岡井ちゃんは顔を両手で覆って俯いてしまった。 
ちょっとからかい過ぎたかなw 

1.ごめんごめん、もう言わないよ、となだめる 
2.岡井ちゃん可愛い!とまだまだ褒めからかい続ける 
3.じゃあ岡井ちゃんはどんな人が恋人ならいいのかな?と兄として問い詰める 



だってこんな可愛い反応する子俺の知り合いには他にいないんだもんw 
せっかくだからもうちょっとからかっちゃえw 
「岡井ちゃーん、こっち向いてよ、可愛い顔見せて♪」 
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」 
顔を覆って伏せたままブンブン首を振ってる。 
「せっかく俺は岡井ちゃんみたいな可愛い子が彼女や妹だったらホント毎日嬉しいんだけどな」 
「料理も上手いし、気も利くし、サイコーの女の子だと思うよ」 
「ね、岡井ちゃん、顔見〜せ〜てっ♪」 
調子に乗って岡井ちゃんのことを褒めまくってみた。 
岡井ちゃんは相変わらず顔を伏せたまま首を振り続けてるままだったけど。 
これ以上やってもこれ以上面白い反応は出てこないかな。 

「…もう、すっごい恥ずかしかったですよ!」 
褒め殺すのをやめて、あとは少しずつなだめていると、数分後にやっと岡井ちゃんは顔を上げてくれた。 
表情だけは怒ったように見せてたけど、相変わらず顔だけは真っ赤なままだった。 
「ごめん、でも岡井ちゃんのこと、可愛いなって思うのはホントだよ」 
「もう!あんまり言われると………、は、恥ずかしいですから!!」 
岡井ちゃん、今何か違うことを言いかけたような…。 
「ちょ、ちょっと熱いから顔洗ってきます!」 
と、逃げるようにリビングから出て行ってしまった。 
戻ってきても、岡井ちゃんの顔は赤いままだったけども。 

「今日はありがと、すごく楽しかったよ」 
帰りがけ、岡井ちゃんは玄関でいいって言ったのに、こうして見送りに出てくれた。 
「ちさともすごい楽しかったですよ。なんか一生分褒められた感じでw」 
「本気なんだけどなぁ…」 
「もういいですって!ちさとはジミー先輩の妹、ってことでいいですから!」 
びっくりしたように慌てて耳をふさごうとする岡井ちゃんが可愛かった。 
なかなか女の子っぽいとか、そういう褒められ方したことないんだろうな。 
何か、これだけ乙女な岡井ちゃんのことを知ってる男は俺だけ、って思うと、嬉しかった。 

「…あの、またうちに来て、ちさとと遊んでくれます?」 
「もちろん、可愛い妹の岡井ちゃんの頼みだもん、またお邪魔するよ」 
「あっ!また言った!もう言わなくていいですって言ったのに!ジミーお兄ちゃん!!」 
「あっはっはっはっは、じゃーね!」 
岡井ちゃんが笑いながら追いかけてくるのから逃げながら、風を切って帰り道を駆け抜けた。 

妹…か。 
なんか年下の女の子にこういう風に慕われることって、あんまりなかったな。 
兄弟がいるのを羨ましい、って思うことは何度もあったけど、 
ああいう妹がいたらよかったな、ってここまで強く思ったのは今日が初めてだった。 
…帰ったら、親に言ってみようかな。殴られるだろうけどw