「ふぅ〜〜〜〜…生き返ったぁ〜〜〜〜!」 

まったくうちの娘たちはパパをなんだと思ってるんだ。 
桃子や千奈美は当然のごとく雪を投げまくってきて、倒れた俺にたいしても容赦なかった。 
だけどいちばんひどかったのは梨沙子…俺を穴にうめようとしやがって。 

「寒かったでしょう。よくあったまった?」 

そんな俺をただ一人暖かく見守ってくれたのは茉麻。 
「あのまま死ぬかと思ったぜ。ホント加減知らないよな梨沙子は…」 
「嬉しかったのよ。滅多に雪なんて降らないし、ちょうどお休みの日と重なったからね」 
茉麻の包み込む様な笑顔を見てると寒さが和らいでくみたいだった。 

「…二人、だな」 
「そうね…」 

みんな遊び疲れて早めに違う部屋で仲良く熟睡中。 
な…なんか…照れるな。茉麻と二人って久々だからな… 

1 ふ、普通に話そう 
2 甘えてみる。 
3 まず先に服を着よう 



たまには甘えてみたっていいだろ…って茉麻にはいつも甘えてるか。 
「茉麻〜♪」 
ああやわらかい、やっぱり茉麻の胸は最高だぜ。 
「寒かったのね?よしよし、もう寒くないわよ」 

さ、寒い。腰にタオルしか巻いてないし当たり前か。 
「はぁ、茉麻は安心するな」 
「ホントに安心してるみたいね。そんな鼻の下伸ばして」 
胸に顔をうずめても怒らないから好きだぜ。ちょっとくらい悪さしても受けとめてくれるから。 
「何かしてほしい事ない?」 

「ん〜…そうだな…」 

1 もっと母親の様に接してくれないか 
2 服着せてくれ。少し話そう 
3 茉麻こそ、何か俺にしてほしくないのか? 



やっぱりこうしてほしいよ。 
「母親みたいに…接してほしいんだ」 

「ちゃんと服着なさい!体もきちんと拭いてからよ」 
い、いや、そういう意味での母親じゃなくって。 
「早くしなさい、風邪ひいたらどうするの」 
「わ、わかったよ母さん」 
ちっ…もっと胸に深く顔をうめたかったのに。焦らすのうまいんだから母さんは 
「も〜〜、まだ体拭てないでしょ。しょうがないわね」 
「いいよ母さん自分で拭くから。やめてくれ」 
「母親みたいなのがいいんでしょ?」 

悪戯っぽく笑う茉麻の顔は一瞬だけ中学生に戻ったが、すぐにまた母親の顔に。 

1 まだ甘えちゃえっ 
2 むかつくから押し倒してやる 
3 このやろー!脱がしてやる! 
4 …子供の様子が気になるな。見に行くか 



ああ、いいよ。マザコンな俺にはこれがいいんだ。 
「母さ〜ん背中かゆいからかいて〜場所はね〜」 
「はいはい。あなたは甘えん坊さんねぇ」 
まだ背中、としか言ってないのに母さんは背中の左の方をかいてくれた。 
左の方だと言おうとしたがもう母さんにはお見通し。なんかテレパシーみたいだよ。 
「のどかわいた」 
「こぼしちゃだめよ」 
まるでミルクを赤ん坊に与えるみたいにペットボトルを飲ませてくれる。 
「頭かゆいよ〜」 
「ここ?もうちゃんと頭洗ったの?」 

はぁ、俺みたいなダメ人間はこうされると安心する… 

1 母さん…ねえ、俺のこと、好き? 
2 乗り換えちゃおうかな。茉麻に… 
3 母さん母さん、ボクのソーセージ食べて! 



膝枕してもらいながら聞いてみた。 
「なあ母さん…いや、茉麻」 
「なあに?あなた」 
「…俺のこと、好き?」 

…あ、笑ってる。でも言葉にはしてくれない。 
「なあ答えてくれよ」 
でもやっぱり笑ってるだけで言葉では答えてくれなかった。 
「あの…不安になるからちゃんと口から言ってくれ。好きなら好きだって」 

母さんは俺の唇に指を当てた。 
「馬鹿ね。好きにきまってるでしょ。ちゃんと口から聞かないと不安なの?」 

そりゃ不安に決まってるじゃないか。ちゃんと言ってくれなきゃ心配なんだよ 

1 好きなら好きだと最初から言えよ 
2 ありがと。好きだぜ、と目を見て言う 
3 恥ずかしくなってきたから寝たふり 



…やば、急に目を合わせるのが恥ずかしくなってきたぞ。 
「どうしたのぉ?もうおねむかしらぁ?」 
くそ。茉麻のやつからかってるな。俺が恥ずかしくなって目とじたの感付いたか。 
「ねえ、どうしたのよ」 
顔を近付けるな…その綺麗な顔、直視できないんだってば。 
「…っ」 
つい顔を横にしたらますます俺をからかってきた。 
「あ〜な〜た、お話しましょ。寝ないで〜」 
耳をこちょこちょするな!あ、あ、だめっだめっ、茉麻やめてお願いだから。 
「う…るさいな!寝かせろよ母さん」 
「あら寝ちゃうの?甘えたいんでしょう」 

母さんのペースだな。たまには悪くないが… 

1 母さん…一緒に寝ない? 
2 なあ…二人だけで外に出ないか。まだ雪は残ってるから 
3 子供の寝顔を見に行く 



「外、いこっか」 
突然の提案に少し驚いたみたいだったけど母さんは快く承諾してくれた。 
「いいわよ。ちゃんとあったかい格好していきましょうね」 

厚い上着を着て二人で窓の外に出た。口から出る息は真っ白くそして大きかった。 
「う〜寒っ!やっぱ夜中だとよけいに寒いな」 
「そうね。まだ雪もかなり積もってるみたいね」 

今日は雪は止んでるがまた明日も降るみたいだ。 
うちの娘たちが朝からはしゃぐ姿が想像できる。 

「外で何するの?あなた」 

わざわざ茉麻を外に連れ出した理由。それは… 

1 二人で雪合戦 
2 雪見酒したいから 
3 かまくら作りたい。手伝ってくれる? 



「一緒にかまくら作ろう」 
「いいわよ。みんな入れるくらいおっきいのにしましょ!」 

乗り気だな母さん。ちょっと嬉しいぜ。 

「…はあ、はあ、はあ」 
「早くしないと夜が明けちゃうわよあなた」 
「ま、待って。寒いし手が動かないし…」 
「しっかりなさい!もうっ」 

母さんに励まされながら二人で作業して、一時間足らずで大きなかまくらができた。 
「へえ、意外とあったかいのね〜」 
「いや…動いたからじゃないの?ちょっと暑いくらいだ」 

上着を脱いだら母さんもつられて上着を脱いだ。 
「なんか家みたいだな」 
「そうね。うふふふ」 

雪見酒ならぬ雪見ビールをしてる俺を見つめる母さん… 

1 母さんもやる?少しなら大丈夫だろ 
2 子供起こしてきてくれ 
3 …色っぽいな母さん 



やっぱり色っぽいな茉麻は… 
「…エロいな、なんか」 
「えっ?」 
「普通に見つめてるんだろうけどさ、茉麻…その表情めちゃ色っぽくてどきどきしちゃうよ」 
「素直によろこんでいいのかしら。まぁいいわ」 
俺の隣に座って体を寄せてくる茉麻。 
…本当に中学生なのか?俺より一回り年上に見える。外見も中身も… 

「どうしたの?今日はやけに大人しいじゃない」 
「は?それはどういう…」 
「いつもなら二人きりになったらすぐ押し倒すでしょ」 

あっ、あははははは。そういや今日の俺は大人しいわ。 

1 今夜は二人でいよう。変な意味じゃないよ 
2 なんだよ、したいの? 
3 酒飲ませたらもっと色っぽくなるかな… 
4 あ、かまくらの入り口に誰かいる! 



「なあ茉麻ぁ…今夜はさ…二人でいない?」 
「いやだ」 
「えーーっ!」 
「だってあなたには本妻がいるでしょう。いやよ。私すねちゃうんだから」 

茉麻、かわいいぞ。いろんな意味で… 
こうやってやきもちやくとこ初めて見た気がする。やっぱりまだ子供なんだよな 
「浮気する人なんて嫌いだもん。ふんっ」 
「茉麻〜、ホントは一緒にいたいんだろ?俺無しじゃいられないだろ、ん?」 
「触らないで!まったくもう、ホントおしりが軽いわね」 
「うはははははは」 
「笑うなっ」 

あいて、デコピンされた 
茉麻の機嫌を損ねちゃったよ… 

1 俺にとっては妻は一人じゃないんだ 
2 …茉麻…何も言うな、と強引に抱き締める 
3 いいから早く寝ようぜ 



言うな茉麻。もう何も言うな。 
「きゃ……!」 
俺よりも大きくて分厚い体を抱き締めた。 
「…何も言うな…茉麻」 
「ずるい…そうすれば私が何も言えないの知ってて」 

かまくらの中は外からの音を遮断してしまい聞こえない。 
…だから、入り口に集まるわが娘たちの気配にも気付かなかった 

「何も言うな茉麻、何も言うな!」「ああーんあなたぁ♪愛してるぅ〜ん♪」 
ふざけて抱き合う千奈美と桃子 
「うわぁ、相変わらずおしりが軽いデスね」「パパ…しょうがないなぁ。誰にでも優しいんだから〜」 
なんか呆れた様に笑っている佐紀ちゃんと友理奈。そして 

「パパ浮気してるゆ!私はほったらかしでぇ〜!」 
「…あんた…あれね。うん、あれよ」 

ご立腹の梨沙子と、あの子 

「な、なんだおまえたち!えっ!大勢で!たった二人に向かって!」 

見られていた恥ずかしさで錯乱し、訳のわからない言葉を吐き出してしまった。 
「も、もう、みんな早く寝なさい。のぞき見なんてあまり良くないわよ」 

「許さないゆ〜!」「この浮気者!バカ!バカっ!」 
「うわぁああああ〜〜!」 
梨沙子と雅ちゃんに片足ずつつかまれ外に引きずり出され、雪の中に放り込まれた。 
「助けて〜、誰か〜!」 

今度こそ雪の中にうめられてしまいそうだ。これは早く謝らなければ 

「あばばばばばばば」 
「ぷしゅーっ!」「いきますよぉー!」 
梨沙子、千奈美、桃子のアホ三人衆が俺の体に雪をかけまくってくる。 

たったすけて、このままじゃ本当に死ぬ 

1 佐紀ちゃん助けて! 
2 友理奈、パパ助けてくれたら新しいパンツ買ってやるぞ 
3 み、雅ちゃん、浮気してごめんなさい 
4 茉麻の怪力なら俺を雪から出せるはず 



ああ、い、息が…助けて、助けて茉麻。 
くそ…呼びたいのに声が出ない。このままじゃ… 

「大丈夫?!」 
「…ま、…茉、麻…」 
た…助かったのか俺?よかった 

「もう…今日は怒ったわよあなたたち!!」 
うわっ、茉麻がついに怒っちまった。 
めったに怒らない茉麻が怒鳴ったので子供たちは驚いて立ちすくんでしまった。 
「パパが死んじゃったらどうするの!」 
「ごっごめんなさいママぁ、おこらないでぇ…」 
梨沙子をはじめみんなが俺に謝った。…雅ちゃんをのぞいて。 

「さ…早く寝るのよみんな」 

ハプニングはあったがまた茉麻と二人きりになれた。 
…また体が冷えちまったよ 

また風呂に入るはめになるとはね… 
「気持ちいい〜〜」 
「大変だったわね。まさか子供たちが起きてるなんて」 

ああ、あれにはびっくりしたぜ。茉麻とのやりとりも筒抜けだったのかな… 
一応みんな浮気は暗黙の了解(?)なんだが、実際に現場を見られてると気まずいな。 
つか普通はその時点でアウトなんだろうが… 

「おっきな背中ね」 
「母さんの方がおっきいだろ」 

いつもの様にふざけて言ったが、茉麻はそういうつもりじゃなかったらしい。 
「…私も…たまには、あなたに甘えても、いい?」 
ぴったりくっついた胸から背中に伝わる茉麻の鼓動… 
あ、だんだん早くなってる。きっと言ってから恥ずかしくなったんだな 

「……ああ、ちゃんと支えてやるさ」 
「…うん…」 

…茉麻と向かい合って、支える様に肩に手を置いた。 
「茉麻、愛してるぞ」 
「…やだ…じっと見ないでよ…っ」 

ちょっと目をそらしてはいたが、俺の唇からは自分の唇をそらさなかった。 

…やっぱり、俺が支えてやらなきゃ、な。 


从o゚ー゚从 ( 人 )ヽ(mマネ* )< イイケツダ 州*‘ -‘リ<パパごめんなさい…… 川*^∇^)||<嫌いにならないで… (*マネ)<気にしないでいいよ ノノl∂_∂'ル<……… ノノl*∂_∂'ル<なによ偉そうに…ふんっ (*マネ)<なんだよ雅 ノノl#∂_∂'ル<呼び捨てにするなっ! 从o゚ー゚从<あら夫婦喧嘩ね。ここは母さんが止めなきゃ 州´・ v ・)<もん〜もん〜 ノk|;‘−‘)<? 州*´・ v ・)<俺の全身の性欲をお前に ノk|;‘−‘)<え……?えっ? 州*´・ v ・)<もん〜門構えに心、悶〜