何度来ても愛理ちゃんの家ってでっかいなぁ… こんな家を建てるにはどれくらいお金がかかるんだろう。 年末に愛理ちゃんに買ってもらった"王様だぁれだ"。 平たく言えば王様ゲームだけど、愛理ちゃんと「いつか菅谷を交えてやろう」と約束したところ、 休みの日に愛理ちゃんの家で友達同士でささやかに新年会みたいなパーティをすることになった。 愛理ちゃんいわく、「先輩は言いだしっぺなんだから来てくれないと困ります!」とのことだけど。 ちょっと俺も楽しみだったりするし。 もしかしたら命令次第ではあんなことやこんなことも…なんてね。 そのために色んな道具を準備してきたんだけどw さて、とりあえず愛理ちゃんの家の前まで来たけど、どうしようかな。 1.普通にチャイムを押す 2.誰か他に来る子がいるかもしれない、ちょっと待つ 3.カッパ急便のモノマネをしながらチャイムを押す こないだみたいにカッパ急便のモノマネしてみるか ピンポーン 『はーい?』 「こんにちはー、カッパ急便の者ですが」 『えっ?…はーい、今行きまーす』 インターホンに出たのはこないだと同じ愛理ちゃんだ。 こないだみたいなすぐの反応がないところを見ると、今度は配達を頼んだものとかはないのかな。 ちょっと失敗だったかなぁ… 「はーい、ってジミー先輩じゃないですか」 「あは、カッパ急便でーす、なんつってw」 「もう、おかしいなとは思ったんですよ。今荷物がくるなんて聞いてないですもん」 「…ん?ってことは違う日には届いたりするってこと?」 「違います違います、そんなこともないですから」 「ホントに?」 「…ホントです」 なんだか返答が気になるな。微妙に隠し事とかしてるような。 ジミー先輩に隠し事するなんて、愛理ちゃんもお年頃なのねw 1.たまには見逃してあげるのも大人としてのやさしさかな 2.突っ込んでみよう、俺たちの間に秘密なんてあってはいけない! 3.カッパ急便といえば、ピンクレンジャー元気?w 「それより早く行きましょうよ、私の部屋ですから」 愛理ちゃんは話を打ち切って俺を家の中へ招き入れようとする。 まるでこれ以上あの話をしたくないかのように。 愛理ちゃんのこの態度…やっぱり何か隠してるだろ。 仮にも俺と愛理ちゃんは互いの秘密を握り合う立場。 そう、運命共同体といっても差し支えないはずだ。 そんな俺にまで隠し事をするなんて…。 「愛理ちゃん、優等生の君にウソは似合わないよ」 「えっ?う、ウソなんて、そんな」 「愛理ちゃんの目を見れば分かるよ、教えてよ。 俺と愛理ちゃんの間に秘密なんて、なしだよ」 「うぅ……」 愛理ちゃんの目が泳いでる。やっぱり何か隠してたんだな。 「別にヘンなモノじゃないんです。毎月買ってる定期購読の雑誌があるんですけど、 それがカッパ急便で届くんで。今月のはまだだから、さっきはおかしいなって思ったんですけど。 定期購読の雑誌…ああ、あったね、前に愛理ちゃんの部屋に行ったときに。 男同士がヤッてる…悪魔の書物が。 うわ、こないだ萩原に襲われたこと思い出しちまった。 ゾクゾクする、鳥肌が立ってきた。 「…?先輩、どうしました?」 「あ、あぁ…なんでもないよ?ちょっとヤなこと思い出しちゃってさ」 「顔色悪いですよ。本当に大丈夫ですか?」 1.ごめん、ダメかも。愛理ちゃんに抱きつく 2.何か冷たい飲み物もらえるかな、先部屋行ってるから 3.荷物が重たいのかも、持ってもらっていい? 全裸の男同士が抱き合って、キスをして、お互いの股間を… うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!! ありえないありえないありえない!! 俺はノーマルだ!正常だ!女の子大好きっ子だ!! 嫌なこと想像して嫌な汗をかいちまった。 立ちくらみしたフリをして愛理ちゃんにそのまま抱きついた。 「ちょっ、せ、先輩!?」 「うぅぅ〜、ダメかも、愛理ちゃん、ちょっとこうさせて」 「先輩、先輩、大丈夫ですか?誰か呼びましょうか」 「大丈夫だから、ちょっとこうさせて…」 本気でオロオロしてる愛理ちゃんの耳に囁いて、そのままぎゅーっと抱きしめた。 愛理ちゃんの顔が赤くなっていくのが分かる。 愛理ちゃんの華奢な身体、ちょっと細いけどそれでいて柔らかい。 やっぱ女の子の身体っていいよなぁ…いつまでも抱いてたい。 ピンポーン そんな思いに耽っていると、不意にまたもチャイムが鳴った。 「先輩、大丈夫ですか?あの、誰か来たみたいなんで…」 愛理ちゃんがそう言いながら俺の腕から抜け出す。 もう少し抱いてたかったんだけどな…残念。 でも悪寒も汗も収まったし、何とか大丈夫そうだけど。 インターホンの対応じゃなくて直接玄関を開けるみたいだな。 誰だろう?気になるけど…。 1.誰が来たか待って眺めていよう 2.先に愛理ちゃんの部屋に行ってよう ま、俺が知らない人かもしれないし、特に気にすることはないか。 俺は荷物を持って先に愛理ちゃんの部屋に行くことにした。 愛理ちゃんの部屋は前に来たときにお邪魔してる、大丈夫だろう。 それにしてもでっかい家だよなぁ…何人で住んでるんだ?ここ。 愛理ちゃんの部屋の前に着いてドアを開ける。 「愛理ー、遅いゆ!ってあれ?ジミー?」 「あ、菅谷、来てたんだ」 愛理ちゃんの部屋には菅谷がくつろいでいた。 菅谷といっしょにやりたいって言ってたの、愛理ちゃんが呼んでくれたのか。 「愛理はどうしたゆ?さっきお客さん来たって出て行ったゆ」 「あぁ、お客さんって俺のことか。もう一人別なお客さん来たみたいだからまだ玄関だよ」 「ふーん」 「菅谷早かったんだね、お昼過ぎに、って愛理ちゃんに聞いてたんだけど」 「りーはゆうべから愛理のおうちにおとまりしてるゆ」 昨日から泊まってたのか。女の子同士ってけっこうお泊り会とかするって聞くな。 男じゃ絶対ありえないんだけど…って、いかんいかん。 男同士っていうとまたイヤなことを思い出してしまう。 俺も適当にカーペットの上に腰掛けた。 「なんかジミーすごい荷物いっぱい。何入ってるゆ?」 「ん?これ?」 俺が持ってきた大荷物。 王様ゲームで使えそうなものを色々詰め込んできたんだけどな。 1.出して見せる 2.見せてもいいけど、菅谷の荷物も見せるなら。泊まりならお前も大荷物だろ 3.「これ終わったあと、部活の合宿(嘘)でさ」ととぼける 別に見られて困るものを入れてるわけじゃないけど、俺だけ見せるのもな。 女の子のお泊りってことはなんか面白そうなものも見れるかなw 「別に見せてもいいけど、菅谷も荷物見せるならね。お泊りならけっこう荷物あるんじゃないの?」 「うー…別にりーも見せてもいいけど、りーだって普通に着替えとかだけだゆ」 菅谷はそう言うと、部屋の隅にあったカバンを持ってきた。あれ菅谷のだったのか。 「ゆうべ着たパジャマとー、着替えとー、ゲームとー、お菓子とー、歯ブラシとー…」 一つずつ声に出しながら中の物を取り出してみせる菅谷。 携帯ゲーム機とソフトとお菓子の比率がやけに多い気がするんだけどw 「その奥に見えたやつは?」 「これはダメだゆ!」 「何で?普通のものならいいんじゃないの?」 「でも…パンツとかだから…」 真っ赤になった菅谷がモゴモゴ言っている。 確かにそれは流石に見せられないか。 「りーちゃん、ジミーせんぱい、お待たせー!」 「あー!千聖ー!」 「岡井ちゃん!」 座ってすぐに、岡井ちゃんと愛理ちゃんが部屋に入ってきた。 さっきのお客さんは岡井ちゃんだったみたいだな。 愛理ちゃんは岡井ちゃんも呼んでたみたいだな。 何だか女の子大勢と遊ぶ、っていったらちぃと雅ちゃんと須藤さん、 それに熊井ちゃんってメンバーが多いからちょっと新鮮だな。 「これで全員来たし、ジュース取ってきますね」 愛理ちゃんは岡井ちゃんを部屋に入れると、そのままパタパタと部屋を出て行ってしまった。 「りーちゃん、久しぶりだねぇ」 「うん、冬休みも全然会わなかったもんね」 菅谷と岡井ちゃんはテーブルのところに座っておしゃべりを始めた。 4人だとすると…俺はどこに座ろうか。 1.菅谷の隣 2.岡井ちゃんの隣 3.今はいない愛理ちゃんの隣 俺は愛理ちゃんの隣の座布団に座ることにした。 菅谷と岡井ちゃんは相変わらずおしゃべりを続けている。 特進クラスと普通のクラスだとやっぱ授業の早さも違うみたいで、 クラスの様子や、テレビの話なんかで盛り上がっている。 「はーい、飲み物ですよー」 愛理ちゃんがグラスと、1.5リットルのペットボトルのジュースを抱えて部屋に入ってきた。 重たいのか少し危なっかしいが、何とか落とさずにテーブルの上に置く。 隣に俺がいるのに少し驚いたみたいだったけど、他の2人に見つからないようにウインクすると、 嬉しそうにはにかんでくれた。 「先輩は何飲みますー?」 「炭酸がいいな、コーラある?」 「はいはーい」 「千聖は?」 「じゃあ僕は…オレンジジュースで」 「これお菓子開けるゆー」 「あ、俺もお菓子持ってきたんだった」 「ジミー先輩荷物すごいですね」 「ふふふ…中身はあとでのお楽しみだよ」 「あー!ジミーずるいゆ!りーはちゃんと荷物見せたのにー!」 「まぁまぁりーちゃん、あとで見せてもらおうよ」 そんな調子でおしゃべりしたりしながらワイワイ過ごし始めた。 愛理ちゃんと岡井ちゃん、さっきから笑いっぱなしだな。 若干キャピキャピした雰囲気に入りづらいが、俺も負けていられない! 1.「愛理ちゃん、例のアレ、そろそろやろっか」と誘う 2.「1年生のクラスってどんな感じ?」聞いてみる。 3.「愛理ちゃん、ピンクレンジャー元気?w」聞いてみる。 「こないだも愛理水上置換するのに全部上向けちゃって全部ダメになっちゃったゆ」 「あ〜、愛理けっこう天然だもんね」 「違うの!あれはたまたまで…!」 中1の3人のおしゃべりが続いている。 今は愛理ちゃんのドジが話題みたいだな。確かにちょっと天然なところがあるからな。 2年前のことなんだけど、授業の話とか新鮮で懐かしい。 でも3人だけで盛り上がってるから若干俺が入りづらいけどw 「ねね、愛理ちゃん、そろそろ例のやつ、やろっか」 「ああ、あれですね!ちょっと待っててください!」 愛理ちゃんは立ち上がって棚をごそごそやりだした。 「例のやつ?」 「いったい何するゆ?」 菅谷も岡井ちゃんもキョトンとした目をしてるな。 楽しいゲームだよ、楽しい、ね。 「はい、これですよね」 愛理ちゃんが持ってきたのはもちろん"王様だぁれだ"だ。 「何これ?」 「王様だぁれだ?何何?」 箱から出したのは参加者人数分の棒、王様の王冠のついた棒と、番号が振られた棒。 棒や箱の裏の説明を眺めてみてるけど、やっぱりみんな分からないみたいだな。 「今からやるのは『王様ゲーム』ってゲームなんだけど…」 1.詳しくルールを説明しようか 2.実演しながら軽く説明を 3.説明なしでいきなり始めようか やっぱいきなりじゃ分からないよな。 俺はまず軽くゲームの説明をしてみることにした。 「まずこの棒を全員でくじ引きみたいにして引くのね。引いたら書いてある番号見て、人に見せちゃダメだよ」 1本ずつ番号のついた棒を配る。練習なので、自分に王冠の棒が残るようにして3人に棒を配った。 「で、この王冠のマークのついた棒を引いた人が『王様』ね、このゲームで一番偉い人」 3人はそれぞれ自分の棒についてる番号をお互いに見えないようにしながら見てる。 「このとき『王様だ〜れだ?』って言いながらくじ引くんだけどね。 王様は、他の人に何でも命令していいのね。絶対にそれはしなきゃいけないんだけど」 言いながら愛理ちゃんのくじを見せてもらう。…『2』ね。 「例えば、『2番』の人は腕立て伏せ10回!」 「えっ!?えっ!?」 いきなり自分に振られた愛理ちゃんが驚いて目を白黒させてる。 「って言われたら、2番の人は命令を聞いて、腕立て伏せしなきゃいけないのね。はい、やって愛理ちゃん」 「えっ、あ、はい!」 慌てて四つん這いになると、律儀に腕立て伏せを始めた。 膝より少し上のミニスカートからチラチラ見える太ももの裏側がちょっぴり色っぽい。 表側よりも柔らかそうだし、けっこうエッチに見えるな。目の保養目の保養w 「はぁ、はぁ、ジミー先輩いきなりひどいです」 「あはは、ごめんごめん。大体こんな感じ。それでまた次の王様決めてやるの」 少し恨みがましい目で愛理ちゃんから見られながらも説明を終わってみんなから棒を集める。 「大体分かったけど…面白いゆ?」 「うーん…僕まだよく分かんないかも…」 「ま、順番に慣れていけばいいって。分かんなかったらまた教えるからさ」 そうやって話を切り上げて、改めて棒を混ぜて分からなくする。 ゲームの始まりだ! 「「「「王様だ〜れだ!?」」」」 全員で言いながら棒のくじを引く。 俺の番号は… 1.幸先がいい、王様 2.1番 3.2番 4.3番 王冠のマーク、幸先がいいな、王様だ。 「俺が王様だよ、最初は。みんな番号は見せちゃダメだからね。 みんなの番号も分かんないまま命令するから」 初めて、ってこともあってみんな少し緊張した顔をしてるな。 最初は軽いのしかやらないから大丈夫だよw そうだなぁ… 「1番がぁ…」 「えっ!?」 びっくりした声を上げる岡井ちゃん、1番なんだねw 「2番にしっぺする!」 「えぇー!?やだゆやだゆ!」 2番は菅谷か。ってことは愛理ちゃんが3番だな。 「ダメだよ、王様の命令なんだから、ほらちゃんと腕出して」 「あのジミー先輩、私は…?」 「愛理ちゃんは別に何もないよ、今回は1番と2番に命令しちゃったから」 そう言うと愛理ちゃんは少しだけホッとした表情を見せた。 「じゃあいくよりーちゃん!」 「うぅぅ…」 腕まくりした菅谷の細い腕。それを左手で掴んで右手の人差し指と中指をそろえて息を吹きかける。 目を閉じて歯を食いしばってるな菅谷。 そんな菅谷の腕に岡井ちゃんが指を振り下ろした。 「いったーい!!痛いゆー!!」 腕を押さえて菅谷が絶叫している。それを見て岡井ちゃんが少し罪悪感を感じてるみたいだけど… 「やったね、じゃあ次のゲームしようか」 わざと岡井ちゃんと菅谷を見ない振りして棒を集めた。 菅谷が俺を睨んでるな。やった岡井ちゃんよりやらせた俺のほうが悪者、ってわけか。 まぁ、その解釈は間違ってないけど、ゲームだから楽しくやらないとね。 「「「「王様だ〜れだ!?」」」 改めてくじを引く。 「あ…ボクだ」 今度は岡井ちゃんが王様らしい。 「え、え、どうしよう、どうしたらいいですか?ジミー先輩?」 まだどういう命令をしたらいいか分からないみたいだな。 「どんなのでもいいんだよ、でもそれは絶対やらなきゃいけないからね」 「うぅぅ…じゃあ…じゃあ…うーん……3番の人がコーラ一気飲み!」 炭酸の一気飲み…またけっこうレベル高いお題が出たね。 3番、3番…俺の番号何番だっけ? 1.うげ、3番じゃん 2.よかった、3番じゃない(誰が3番かも指定してください) よかった、俺の番号は1番だ。 ってことは3番は… 「えー!?何でまたりーなのぉ!?」 菅谷が3番かw 文句を言って抵抗してる。 「えっ…あ……」 命令しちゃった王様・岡井ちゃんもまさか2連続で自分が菅谷に そういう目に遭わせるとは思わなかったみたいで少し戸惑ってるみたいだ。 でも、これはそういうゲームなんだからやってもらわないとねw 「王様、コーラはコップ1杯でいいですか?」 「えっ…う、うん…」 ゲームを進めるために気を利かせてコップにコーラを注ぎながら岡井ちゃんに聞いてみた。 チラチラと菅谷のほうを見ながら答える岡井ちゃん。 そんな俺を恨みがましい目で睨んでくる菅谷。 「菅谷もゲームだから怒らないの。ほら、飲んで」 「うぅぅ…」 顔をしかめながらも菅谷はコップを受け取った。 「「イッキ!イッキ!イッキ!イッキ!」」 愛理ちゃんと2人でイッキコールをかけると、菅谷は顔をしかめながらもコーラを飲み干した。 「うぷっ!もうやだゆ!何でりーばっかり…!」 「ごめんねりーちゃん、りーちゃんが3番だと思わなくて…」 「自分が王様になったらまたみんなに命令してお返ししたらいいからさ」 「うぅぅ…」 イマイチ釈然とはしてないみたいだったが、ヘソを曲げてる菅谷を説得はできた…のかな? 最初面白くなるまではちょっと難しいからね、このゲーム。 「「「「王様だ〜れだ!?」」」」 「やった〜!!りーが王様だゆ!!」 さっきまで怒ってたのがウソみたいに菅谷が飛び上がって喜んでいる。 そう、王様は菅谷。 さっきまでのことがあるから、相当キツーイのが返ってきそうな予感… 「2番の人は全員からくすぐられるゆー!」 「全員ってことは王様も?」 「もちろんだゆ!」 うっわぁ…怖い怖いw そんな俺の番号は? 1.マジかよ、2番 2.セーフ!2番以外だ(2番は誰かも書いてください) セーーーーーーーーフ!!! 俺の番号は3番。くすぐるほうだ。 助かった、俺もくすぐりには強いほうじゃないからな。 だとすると2番は…? 「2番誰?俺3番なんだけど」 「僕でもないよ、1番だから…」 「…私…」 愛理ちゃんがゆっくりと手を上げる。既にテンション下がってるなw そんな暗くならないでよ、ゲームですよゲームw 「じゃあ思いっきりいくゆ!」 「いくよ愛理!」 「俺も!」 暴れてジュースやお菓子をこぼさないようにテーブルをどかして、3人で愛理ちゃんを取り囲む。 緊張して肩に力が入ってる愛理ちゃんの後ろから菅谷が脇に手を入れてくすぐりだした。 俺と岡井ちゃんもあとに続く。 こちょこちょこちょこちょ… 「あは!ちょっ、ちっさ…あははははははは!!」 くすぐられて悶絶する愛理ちゃん。でもまだまだこれからだよ。 身悶えして仰向けに倒れた愛理ちゃんをさらに執拗に3人でくすぐり続ける。 「あはははははは!!だめっ!りさっ…せんっ…あはははははははは!!!!」 「愛理くすぐり弱いんだー、ちょっと意外だなぁ」 「まだまだやるゆー!」 くすぐってるうちに愛理ちゃんのスカートが軽く捲れてきてるのに気付いた。 なのでくすぐる場所を足の裏に変えつつスカートの中を拝ませてもらったりw 今日はピンクですか、愛理ちゃんらしいな。 「はっ…は、はっ…はっ…」 くすぐりが終わった愛理ちゃんはぐったりと力尽きてる。 相当体力を消耗したらしい。 だけどまだまだいくよ。まだ4回しかやってないんだ。 「愛理ちゃん大丈夫?くすぐり弱いもんね」 「…ッ!だ、大丈夫です、大丈夫…」 愛理ちゃんの顔が赤いのはくすぐられ続けたから…だけじゃないのを俺は知ってるけどねw 「「「「王様だ〜れだ!?」」」」 俺の番号は? 1.王様 2.1番(王様岡井ちゃん) 3.2番(王様菅谷) 4.3番(王様愛理ちゃん) 俺の番号は…2番か。 「やったー!またまた王様だゆー!!」 おいおい、また菅谷が王様か。 4人いて2連続で王様、ってのは珍しいんだけどな。 「じゃあ〜…2番の人はモデルみたいなせくしーぽーずをするゆ!」 2番って…俺じゃねえか!! 愛理ちゃんや岡井ちゃんのセクシーポーズなら見てみたいけど俺がするのはどうよwww でも王様の命令は絶対、やらないわけにはいかないな。 こうなりゃ思いっきり菅谷たちの度肝を抜いてやろうじゃないか! 「…愛理ちゃん、前に使ったカツラって、まだある?」 「えっ…ありますけど…使うんですか?」 「うん、せっかくだからね」 愛理ちゃんにカツラを出してきてもらった。 装着!ジミーから地味子に変身!! 「こんにちは、私、地味子よw」 「あははははは!!」 「あはは!ジミー気持ち悪いゆー!!」 「あ…あはは…」 こういうのはやりきらないと俺も逆に引くからな。 調子に乗ってモデルポーズを取ってやった。 岡井ちゃんはお腹を抱えて笑ってるし、菅谷も爆笑してる。 愛理ちゃんは笑いながらも…顔が赤いな。地味子は…愛理ちゃんにとっては初体験の相手だからなw しっかりポーズをカメラにまで撮られて、命令は終了だ。 でもどうやら菅谷は地味子が気に入ったらしく、俺はカツラを外すのを許されていないがw 「「「「王様だ〜れだ!?」」」」 俺の手には王冠のマーク。よし王様は俺だ。 まだ一度も王様になってない愛理ちゃん、ちょっと寂しそうだな。 さて、どうしようかな。 1.3人にちょっとエッチな質問をしてみようか 2.1番の人は俺の持ってきた俺の制服に着替えて! 3.2番の人は俺の持ってきた俺の制服に着替えて! 4.3番の人は俺の持ってきた俺の制服に着替えて! 5.持ち物チェック!1番の人はカバンの中身を見せてください! 6.持ち物チェック!2番の人はカバンの中身を見せてください! 7.持ち物チェック!3番の人はカバンの中身を見せてください! じゃあちょっと面白い質問もしてみようかなwww 「じゃあ、3人ともに…初体験の話を聞かせてもらおうかな?」 「えっ!!!?」 「ゆ?」 「愛理どうかした?」 「え、あ、な、なんでもない…」 みるみるうちに赤くなっていく愛理ちゃん。 そりゃそうだ、愛理ちゃんの初体験はこの部屋で、俺と…だもんねw 「あ、あの、これって絶対に言わなきゃいけないんですか?」 明らかに挙動不審になっちゃってる愛理ちゃん、可愛いなぁw でも彼女にしてみたら王様の命令とはいえ、友達2人の前で言えるわけないよねぇw でも、そうはいかないよw 「もちろん、王様の命令は絶対だからねw」 わざと意地悪い表情を作って言ってやると、一瞬恨みがましい目をしてから俯いちゃった。 本当に言うか、どんな風に言えばいいのか、真剣に悩んでるんだろうね。 「あの…ジミー先輩、初体験って…?」 おっと、今度は岡井ちゃんから質問だ。 流石に岡井ちゃんにはこの質問の意味は分かんないかなぁ。っていうか分かんないと思って振ったんだけどw 「だからさ、どんなことでもいいんだけど、岡井ちゃんが始めてやったー!ってことを教えてほしいなって」 「えっ…そういうこと、なんですか?」 愛理ちゃんがビックリして目を丸くして聞いてくる。 「そうだよ?何、愛理ちゃんは何だと思ってたの?」 「な、なんでもないです!ど、どういうことを言えばいいかな、って考えてただけで!」 愛理ちゃんが真っ赤になったままパタパタと手で顔を扇いでる。 まぁ、愛理ちゃんだとそっち考えちゃうよねw 「はーい!はーい!りーはね、こないだ初めて、お魚のスープのラーメンを食べたゆ」 「お魚の?珍しいね」 「うん、めずらしいからすっごい行列だったんだけど、すごい美味しかったゆ」 最近菅谷はラーメンに嵌ってるからなぁ。 あとで詳しい話を聞いて行ってみようかな。 「僕は…この前のクリスマスのときに、初めてサンタのカッコをしたんですよ 家族みんなでサンタの服を着てパーティしたんだ」 「へぇ…楽しそうだね。家族で、ってのがいいなぁ」 家族でそういうことができるのが羨ましいかもな。 サンタのカッコの岡井ちゃん…ちょっと見てみたいな。 「愛理ちゃんは…」 「えっと…その…あの、私、ずっと前なんですけど、お父さんがゴルフやってるから、 自分でもやってみたことあるんですよ。でもなかなかうまくいかなくて、 たまにやるんですけど、やっぱり全然上手くいかないんですよね」 愛理ちゃんもゴルフやるんだ、ちょっと意外かも。 それにしても、愛理ちゃんのさっきの慌てっぷりっていったらw ホントにあっちの話をしなきゃいけないって思ってたんだろうなぁw 「「「「王様だ〜れだ!?」」」 「…僕だ!」 今度は岡井ちゃんが王様か。 「じゃあねぇ〜…3番の人が1番の人にプロレス技をかけてください!」 岡井ちゃん、けっこう舞ちゃんとかとプロレスごっことか好きみたいだからなw でもね… 「岡井ちゃん、それじゃあ自分がかけれないよw」 「あ、ホントだ!じゃぁ〜…」 「だーめ、自分で言っちゃったじゃんw」 「えぇー…」 さて、俺の番号は? 1.1番(3番も指定してください) 2.2番(どちらがどちらにかけるかも指定してください) 3.3番(1番も指定してください …2番、か。 良かった、俺は見てるだけでよさそうだ。 「えー!?またりーがかけられるのぉ!?」 「私が3番…ごめんねりーちゃん」 愛理ちゃんが菅谷にかけるのか。 「でも私、プロレス技なんて分かんないよ」 俺だってそうだ、柔道の寝技とかなら体育でやったからいくつかは分かるけど…プロレス技は詳しくはない。 「大丈夫大丈夫、僕が教えてあげるから。んへへへ〜」 岡井ちゃんが何だか楽しそうだぞ、自分がかけるわけでもないのにw 「まずー、りーちゃん仰向けに寝て」 「うぅぅ…絶対痛くしないでほしいゆ…」 おっかなびっくりで岡井ちゃんに言われるがままに横になる菅谷。 「でー、愛理はこっち、りーちゃんの右手を挟むみたいにしてこう寝て、足はりーちゃん跨いで反対側までね」 「こ、こう…」 愛理ちゃんが菅谷の上に足を投げ出してる格好だ。 人文字を作ってるみたいだな、二人とも仰向けになってるってことを除けば。 「でー、りーちゃんの腕を、こうやって愛理ちゃんが引っ張って…」 「いたたたたたた!痛いゆ!痛いゆ!!」 愛理ちゃんの股の間から出る格好になった右腕をそのまま両腕で引っ張る。 菅谷の肘関節が完全に極まっちゃってる。腕ひしぎ十字固め、ってやつだ。 「痛い痛い痛いゆ!愛理やめて!お願い!痛いゆ!!」 泣き叫びながらも身悶える菅谷。流石にこれは返せないよなぁ…。 数秒間経って、愛理ちゃんが腕を離して技を解く。 「痛いよ〜ふぇ〜ん……」 菅谷は腕を抑えたまま泣き出してしまった。 ゲームとはいえ、やりすぎちゃったかな… 岡井ちゃんと愛理ちゃんも気まずそうな顔をしてる。 これは…どうしよう。 1.愛理ちゃんや岡井ちゃんよりも参加してない俺が慰めて泣き止ませる。 2.愛理ちゃん、岡井ちゃん、3人で謝ろう。 3.心を鬼にしよう、愛理ちゃん、左腕も極めるんだw 4 ジミーが3人からプロレス技をかけられる ここは…俺がどうにかすべきだよな。 技をかける命令した岡井ちゃんや技をかけた愛理ちゃんがやっても逆効果な気がする。 そう思った俺は菅谷の隣にしゃがみ込むと、そのまま菅谷の肩に手を回した。 「菅谷…ごめんな、ちょっと外行こう、な?」 菅谷は左手で顔を覆ったまま、俺が身体をゆっくり支え上げると、そのまま立ち上がった。 菅谷の背中に手を回してゆっくりと部屋を出る。 出掛けに岡井ちゃんと愛理ちゃんには「大丈夫だ」と目で合図をした。 「大丈夫か…まだ痛い?」 「ぐすっ…痛いゆ…」 廊下に出て2人並んで座り込むと、菅谷の腕をそっとさすってやる。 「ごめんな、本当にごめん」 菅谷はなかなか泣き止んでくれない。 もとはといえば俺が言いだしっぺだ。岡井ちゃんや愛理ちゃんより俺が一番悪いんだよな。 「ごめんな、あんなゲームしなきゃよかったな」 顔を伏せたまま首を振る菅谷。 ゲームがイヤだったわけじゃないのか? 「ゲームは…楽しかったゆ…。でも、痛いのはイヤだゆ…」 「じゃあ命令した岡井ちゃんや技をかけた愛理ちゃんのことはキライになった?」 また、今度はもっと激しく首を振る菅谷。 良かった、2人のこと嫌ってたらもっと面倒なことになってたからな。 「2人も悪いと思ってるから、謝ってきたら許してやろうな」 まだ顔を伏せたまま、今度は首を縦に振る菅谷。 「じゃあそろそろ戻る?」 今度は首を横に振る。 部屋にはまだ戻りたくないってか。 どうしたもんかな… 1.愛理ちゃんと岡井ちゃんを部屋から呼ぼう 2.菅谷を起こして抱きしめてやる 3.泣き止まないと、エッチなことするぞ〜w 「泣き止まないと、エッチなことするぞ〜w」 ちょっと冗談交じりに軽い感じで言ってみた。 「………」 俯いていた菅谷が顔を上げて俺のほうを見る。 泣いて、目の周りを赤くした菅谷、いつもの色白の可愛い感じじゃないけど、 髪も少し乱れてより色っぽく見えた。 そのままぷいっと反対のほうを向いて一言。 「えっちぃ人はキライだゆ」 まだ少ししゃくり上げたままだったけど、そのまま立ち上がってすたすたと部屋へと戻っていく。 ってか待て待て、俺放置www 慌てて菅谷のあとを追って愛理ちゃんの部屋へと戻った。 「ごめんねりーちゃん、ちょっとやりすぎちゃった」 「私もごめん、全然プロレス技って分かんないから、ちょっと力が入っちゃって…」 「もう気にしてないゆ」 岡井ちゃんと愛理ちゃんが謝って、菅谷が笑って許してる。よかった、仲直りできたみたいだ。 ほっと胸を撫で下ろした。 流石にゲームはもう続行不可能だったから後始末をしたけど…。 またいつかやれたらいいなぁ。今度はもうちょっとエッチな命令も含めてねw お菓子とジュースでまた雑談したり、菅谷の持ってきてたゲームをみんなでやったりしてまたゲームを再開する。 途中、菅谷が俺が冗談で言った「エッチなことする」っていうのを聞いて 若干岡井ちゃんと愛理ちゃんが引いたりもしたけど、必死で言い訳をしたりもしたけどw あっという間に時間は経って外はもう暗くなってきていた。 岡井ちゃんと菅谷は家族が迎えに来るらしいので、俺だけ先に帰ることになった。 「また遊んでくださいね」と岡井ちゃん、「ジミー今度ラーメン食べにいくゆ」と菅谷に見送られて部屋を出る。 愛理ちゃんが玄関まで見送りについて来てくれた。 「あの…ジミー先輩? 「ん?」 「さっきの王様ゲーム…、ホントは…エッチなゲームなんじゃないですか?」 1.「そう…かな?王様次第だから」ととぼける 2.「そんなことないよ?エッチなのは愛理ちゃんでしょ?」と振り返す 3.「あんなのは序の口だよ、もっとすごいことも…ね」といきなり抱きしめて耳元で囁く 「そんなことないよ?エッチなのは愛理ちゃんでしょ?」 「なっ…そ、そんなことないです。あんなこと聞かれたら誰だって…」 初体験の話のことを言ってるんだろうな。でもそうは問屋が卸さないw 「だって菅谷と岡井ちゃんは分かってなかったみたいだけど?」 「うっ……先輩のいじわる…」 膨れっ面になる愛理ちゃん、可愛いなぁ。 「ごめんごめん、もう言わないから。俺はエッチな愛理ちゃんも好きだよ」 「エッチな、ってところは否定してくれないんですね」 「あはは、誰にも言わないよw」 「そういう問題じゃないですからw」 「あはは、そりゃそうだw」 頭を撫でながら軽口を叩くと、ようやく笑顔になってくれた。 「じゃあまたね」 「はい、先輩も気をつけて」 玄関を出たところまで愛理ちゃんは見送ってくれた。 「ピンクレンジャーで物足りなくなったらいくらでもお相手しますからw」 「またそうやって…もう知りません!」 あ、ドア閉められちゃったwちょっとからかいすぎたかw しばらく待ってみたけど、ドアが開く気配はないかな…残念。 でも多分インターホンのところか、玄関のドアの覗き穴か、どこからか見てると思うんだけど…。 数歩歩いて振り返ると、やっぱり少しドアを開けて覗いてた。 手を振りながら、俺は外へ向かって歩き出す。 愛理ちゃんも俺に手を振ってくれた。 冬の寒い風に、思わず背筋が丸くなったけど、愛理ちゃんと菅谷の顔を思い出して、心はあったかいままだった。
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