ぴんぽーんぴんぽーん 
「徳永さんって子がきてるわよー」 
「はーい」 
どたどたと階段を下りると怪訝な顔をする母の顔を見ないように外へ出た 

「おそーい!」 
そういったのは・・・普通にダッフルコートにシーンズの千奈美だった。 
「あれ?晴れ着じゃないんだ?」 
「だってあれめんどくさいもん」 
「ふーん」 
多少がっかりしながら歩き出す。まだ真っ暗でもちろん寒い 
「あ!」 
「な、なんだよ」 
「明けましておめでとうございます」 
「あ、おめでとうございます」 
二人でお辞儀をしあうと大笑いした。 
すっと俺の腕に組み付くとこっちにとびきりの笑顔で近づいてくる 
「へへへー」 
「ど、どうした」 
「去年最後と今年最後に会えたから嬉しくてさー」 
「そ、そうかあ」 
返事をしないでぎゅっと俺の腕を締め付ける千奈美の腕が痛いくらいだ。 

俺達は少し町の外れにある神社までぴったりくっついて歩いていた。 
神社に近づくとさすがに人通りが多くなってきた 
あれ・・・? 

1.あそこで巫女さんが配ってるのなんだろう? 
2.うまそうな匂いの屋台がたくさんあるな 
3.誰かこっちを見てる? 



「うわー見て見てあんなに屋台が出てるよ!」 
俺の手を取ると駆け出す千奈美 
たこ焼き、焼きソバ、けんちん汁に甘酒とかいっぱいあるな 
「ねぇねぇおいしそうだねぇ」こっちをそんな笑顔で見るなよ 
「どれにしようかなぁ・・・」 
俺の腕から離れるとてくてく歩いて行く千奈美 
女の子ってこういう屋台に弱いのかなぁ・・・ 
「ジミー君?」あれ・・・桃子先輩じゃないっすか? 
「何してるのよ。こんなとこで?もしかして桃に会いに来てくれたの?} 
「あ、いやあのその・・・」 
「あれぇ?照れてるんだ?」 
「ていうか桃子先輩こそ何やってんすか・・・」 
「ああ、これね毎年いいバイトになるから。ね?とりあえず買ってかない?」 
「ジミーっち?どうしたの?」 
あ・・・ 
「ははぁーん」 
「どったの?知り合い?」 
「えっとあのその・・・」 
「お姉さんってこの人の彼女?」 
「はい!」 
「そぉ・・・じゃあこれサービスであげちゃう」 
「ほんとですか!」 
桃子先輩・・・それって 

1.甘酒 
2.焼きソバ 
3.けんちん汁 



「はーい特製焼きヤバサービスしておくね」 
「ええ?いいんですかぁ?」 
「いいよいいよお姉さんかわいいし、お兄さんもいい男だしね」 
「そうですよねぇ・・・」 
「はははは・・・」 
焼きソバを受け取った千奈美はご満悦で下がってった 
「ほらほらそこのお兄さんもはいどーぞ」 
「は、はぁ」 
焼きソバを受け取る時ボソッと聞こえた言葉 
「これはツケにしてあげるから・・・新学期ちゃんと返してよね」 
と言って俺の足をぎゅっと踏んづけた 
「!」 
言葉にならない悲鳴を上げた俺に満面の笑みの桃子先輩。怖すぎです 

「じゃあ行こう!」 
そう言ってぴったり引っ付く千奈美。その肩越しに怖ーい笑顔でこっちを見てる桃子先輩が見えました。 
ははは・・・ 

参道を歩きながらいろいろ他愛のない話をしながら歩いてく 
いきなり千奈美がこっちを向いてこう尋ねた 
「ね?あの屋台の女の人ってうちの学校の人だよね?」 
お、俺の返答は・・・ 

1.「そ、そうだっけ?」 
2.「そ、そうだよね」 
3.「ああ、嗣永先輩だよね」 



「そ、そうだっけ?」 
「うーん。ちょっと確実じゃないけどねーどっかで見たことあるんだよなぁ」 
「あ、あそこにベンチが出てるよ。焼きソバ食べようよ」 
「う、うん。そうすっか!」 
俺達はベンチに腰掛けて焼きソバを食べた。 
「おいしいね」 
「意外といけるかな」 
「年越し蕎麦はちゃんと食べてきたんだけど、これは年明け蕎麦かな?」 
「でも焼きソバだしなぁ」 
「ああ、ジミーっちはムードがないなぁ」 
そんなこんなで二人して焼きソバを食べた。新学期のツケ払いが怖いけど、結構おいしかったしな 

更に参道を登ってく。帰ってくる人もいるから結構人通りが多いね 
千奈美は相変わらず俺の腕に捕まってる。 
古びてるけど真っ赤な鳥居をくぐると境内に入ってきた。 
手を洗って神社の前に行ってお賽銭入れてお参りした 

「ねねねねジミーっちは何てでたの?」 
本殿の横にある林の中でおみくじを結びながら千奈美が聞いてくる 
「え?」 
「ねねね教えてよ」 
俺のおみくじはさぁ・・・ 

1.大吉だよ 
2.吉だよ 
3.凶なんだ・・・ 



「大吉だったよ」 
「ほんとー私は中吉なんだよねぇ。でも・・・」 
「でも?」 
「あ、いやいいよ。」 
二人して林の枝におみくじを結びつけると、歩いて林の突っ切っていった。 
そこには町が一望できる場所がそこにはあるんだ。 
なんとか監視小屋って言うらしんだけど、俺達は展望台って勝手に呼んでた 
「うわぁ・・・」 
展望台の窓の下には色とりどりの灯りが眼下に広がってた。 
「みんなまだ起きてるのかなぁ・・・」 
「多分な」 
千奈美はそっと俺に近づくと俺の顔に手を添えて顔の向きを変えさせた 
「さっきのね。おみくじなんだけどさ」 
「うん」 
「恋愛のところなんて書いてたの?」 
「えっと・・・覚えてないな・・・」 
「もぉ・・・」 
ちょっと拗ねた顔の千奈美がかわいく思った 
「私のにはね、道のりは険しいが叶うって書いてたんだ」 
「そ、そうなんだ・・」 
「だから私今年も頑張れる。だって叶うんだもんに」 
そういうと千奈美はすっと俺にキスをした 

「へへへ」 
照れ笑いを隠そうとするばかりに千奈美は俺に抱きついてきた 
「やっぱり大好きだもん・・・」 
顔を上げた千奈美は笑顔だった 

1.抱きしめる 
2.もう一度キスをする 
3.あれ?なんか気配がする? 

4 実はさっきのおみくじの恋愛のところに 
意中の人と結ばれ(ry 



ニコッと笑う千奈美の顔はやばいくらいかわいかった。俺がじっと見てると千奈美はすっと目を閉じた 
やっぱりこれは・・・と思って俺も顔を近づけたその時 
「あれ?」 
「ん?どったの?ジミーっち」 
「誰かいるみたい」 
「え?」 
慌てて離れる千奈美 
「のぞきかな?」 
「それくらいだったらいいけどな」 
「ジミーっち怖い・・・」 
「離れるなよ」 
そう言って俺は千奈美の肩を抱いてそっと入り口に近づく 
「どう?」 
「誰もいないみたいだ」 
「ほんと?」 
不安げに尋ねる千奈美。俺は手に力をこめて抱き寄せる 
そのまま二人寄り添って明るい参道へ戻っていった 
鳥居に着くと二人ほっとしてへたり込んだ 
「大丈夫デスか?」 
「あれ?清水先輩・・・」 
「あ、ウチの神社にようこそお参りいただきました」 
「ああ、どうもです・・・」 
そうか、そういえばここ清水先輩の・・・ 
「お疲れならこの甘酒どうぞ。暖まりますよ」 
そう言って二人に配ってくれた。その時そっと耳打ちされた言葉 
「ウチの境内でいやらしいことは許しませんデスよ」 
ああ、先輩でしたか・・・あれは・・・俺は結構がっくりと甘酒を飲んだ。 

今年もいろいろありそうだ・・・ 

ちなみに俺のおみくじにはこうあった 
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(マネ)<去年の最後が愛理ちゃんだったから 姫初めも同じ中1の千聖か梨沙子だな いや中学生になる前に舞ちゃんの初めてをいただくか… う〜ん悩むなぁ 州*‘ -‘リ<なんか悩んでるゆー リ ・一・リ<どうせまたエッチな事なんでしょ ノノ∂_∂'ル<・・・・・・ ノk|‘−‘)<みやびちゃんは私がなぐさめてあげる ノk|*‘ρ‘)<早くベッドに行くかんな (*マネ)<早くいくんだかんな ノノl∂_∂'ル<………バカ。あんたなんか知らないから! ノk|*‘p‘)<雅ちゃんなぐさめてあげるかんな (マネ)<よし行ったな (*マネ)<(なにも姫初めは一人だけじゃなくてもいいし…ウフフフフ) (マネ)<千聖、梨沙子ちょっとこっちに来なさい 州*‘ -‘リ<なんだゆー リ ・一・リ<僕たちこれからリハーサルなんだけど (マネ)<2人は去年特に頑張ったからお年玉をあげよう リ ・一・リ<ほんとに? 州*‘ -‘リ<やったゆー (マネ)<ただし条件があるぞ リ ・一・リ<なになに? 州*‘ -‘リ<何でもやるゆー