もういくつ寝ると・・・みたいな雰囲気になってきて家でも親があれこれうるさく言ってくる 大掃除とか買出しとか、まあこれが正月なんだろうな で、ちょっと隙を見て飛び出した。息抜き息抜き。 駅までの道を当てもなく歩いてた。あの公園に行ってみたかったのかもしれないけど。 「「「あああああー!」」」 不意に俺の耳に黄色い声が! 「ジミーっち。なにやってのお?」千奈美が大きな声で寄ってくる 向こうに見えるのは夏焼さんと須藤さん。 「これからさ、3人で駅前のスーパー行くんだ」 「ちょうどね。3人ともお買い物行く予定でね。それで一緒に行こうかって」 そうなんだぁ って千奈美・・・お前いきなり腕を組んで歩くのもどうかと思うけど なんとなく残りの目がきついな・・・ 「ねねね、ジミーっちも一緒に行くでしょ?」 1.ついてく 2.やめとく 「OK。いいよ!」 「やったー」だから千奈美引っ付くなってば。 後ろの二人がため息混じりに顔を見合わせてるのに気づいたからちょっと気まずい? 道中も賑やかな千奈美達の会話を聞きながら店までの道を歩いていった。 店の前の広場につくと「ああああ」と飛び出す千奈美。 その先にはパンダの着ぐるみが風船膨らませて配ってた すると意外な?ことに後ろのお二人さんも駆け出して風船を取りに行っちゃった。 女の子ってわからないものだなぁ・・・ すると須藤さんがすっと俺に風船を手渡した。 「あんたも持ってないと格好つかないでしょ?」 「ああ、どうも」 夏焼さんとちぃはパンダとなんか騒いでるみたいで微笑ましいなぁ 須藤さんは俺の横でそれを笑いながら見てた。 「じゃ、そろそろ行こうよ」と須藤さんが切り出して店の中に入った 大きなエントランスの前 「うちらここで一旦別れるんだけどさ。」 「え?」 「だってみんな買いたいものがバラバラだから、まずは買いたいもの買ってからまたここに集合するの」 「ふうん」 「で、ジミーっちはどうするの?」 え? 1.千奈美と地下の食料品コーナーへ 2.雅ちゃんと3階婦人服売場へ 3.茉麻と9階の本屋さんへ 「じゃあね、30分後にここ集合ってことで!」 と言うが早いか千奈美が俺の手を取って歩き出した。 二人はまた顔を見合わせるとクスッと笑った感じだった 「いい?ちぃこそ遅れてきたらダメだよ」と須藤さんは回れ右してエレベータへ 「ええー私も30分だと遅れるかもぉー」と夏焼さん 地下への階段を下りていくと千奈美はこっち向いてニコーって笑った 「ジミーっちにさぁ・・」 「何?」 「会いたいと思ってたらさ、こうやって会えるんだもん。なんか運命だね」 「そ、そうかな?」 「そうだよ!きっと!」というと駆け足で階段を降りてショッピングカカートを引き出した。 「ほら行くよ!」と千奈美 ところで何買うんだっけ? 1.正月の定番お餅 2.暮れの定番日本蕎麦 3.休みの友ポテトチップス 「で、何買うの」千奈美の押すカートの横で俺が聞いた 「そうそう、あれだよ。あれ」言うが早いかカートの向きを変えた ああ、お餅か。千奈美は袋を2つ、3つと付かんでカートに放り込んだ 「ウチねーお正月の朝は必ずこれを食べるって決まってるからね。お餅もかならずコレだし」 「ふーん」 「柔らくておいしいんだよ。ジミーっちの家は?」 そういえば思いつかないな。困って黙ってるとちぃがどうしたの?って顔で覗き込んできた。 「えっと・・・」 ん?って顔で更に覗き込むちぃを見て・・・ 1.一度食べてみたいな、千奈美の家の雑煮と目を見て言ってみる 2.このお餅はこんなに柔らかいの?っとほっぺをつまんでみる 3.わかんないから適当にその辺の餅を指差しておく 「ひゃあああ」 プニッとしたほっぺをつまんでみた。や、柔らかい・・・ 「ひょっとふぁにすんの?」 「いや千奈美の家のお餅ってこれくらい柔らかいのかなぁって」 「もぅ・・・違うよこれくらい!」 千奈美も俺の頬に手を当てて引っ張ってきた そんな必死な顔の千奈美の顔がかわいくて面白くて。 で、意地になってずっと引っ張ってた。 千奈美も大声で笑いながら引っ張ってると・・・ 「お客様・・・売り場で暴れては・・・」 二人で引っ張り合いながらついついはしゃぎ過ぎたかな・・・ 気がついたらちょっとした人だかりだったりして 「すみませーん」とすごすごレジへ向かった。 階段の横のベンチに腰掛けて、ああちぃのほっぺの感触を思い出してると、 「もう!ジミーっちのせいで怒られたんだから!」と不満顔の千奈美が居た 餅の袋を持って俺の前に仁王立ち。 1.お互い様だろ!と同じポーズで立ってみる 2.悪かった、何か飲むかい?とベンチに座らせる 3.そろそろ集合の時間じゃないってとぼける 上から睨んでるのは、ちょっと本気で怒ったかな? 「ゴメン、ゴメン。なんか奢るからさ。機嫌直してここ座ってよ」とベンチをとんとんと叩く 「ほんと?じゃあお言葉に甘えちゃおうっと」と餅の袋を置いて俺の隣に腰掛けたその時、 ばちっ! と鋭い音がして、館内が一瞬閃光が走って、電気が消えた 騒然とする店内 「きゃ!」と叫んだ千奈美 「え?え?」と動揺する俺 落ち着いてください!停電ですので、すぐに復旧します!そのままの場所から動かないでください! 店員の叫び声が聞こえた。 ちぃは相変わらず俺の腕にしがみついてる 闇に目が慣れてきてだいぶ状況がわかったけど、回りにそんなに人がいないのが気になるなぁ まあ階段のある端っこのほうだからな。 「ジミー・・・」と不安げに聞いてくる千奈美 さて俺は。 1.「大丈夫だよ、すぐに戻るって」と肩を抱いてあげる 2.「泣いてんの?」と言って頬をつまんでみる 3.「そういえば後の二人大丈夫かなぁ」と話しかける 「大丈夫って、ほら店員さんも言ってるしさ。大丈夫」 「・・ほんと?」よく見えないけどきっとあの目がウルウルしてるんだろうなぁ しがみつかれている腕をそっと引き抜くと肩をしっかり抱き寄せた ちょっとビックリした声をしたけど、俺の胸のところに顔をつけて体を預けてくれている 「ジミーっち?」 「何?」 「あまり強く引っ張るからちょっと痛かったんだから。」 「ご、ゴメン」 「でも・・・なんかこうしてると安心だもん。ジミーっちの胸の音が聞こえてくるしさ」 そう言えば今はちぃの鼓動も感じられそうな感じだな そうやってしばらく俺はちぃを抱きかかえていたけど・・・ 一向に回復する気配はない。なんか向こうの方は騒がしいけど・・・ 「結構時間かかるなぁ・・・」 「いいじゃん・・・」 「え?」 「もうしばらくこのままでもいいじゃん?」 そう言うと更に体を寄せてくる 俺の手は・・・ 1.顔を触る 2.胸を触る 3.背中を触る そうだなぁ。このまましばらくいるのも悪くないか ちぃの息遣いがはっきり聞こえてくる距離感。さっきまでちょっと震えてたけど すっかり落ち着いてる。多少鼓動が早いのはきっとちぃだけじゃ無いだろう。 ちぃの体は温かかった。暖房も入ってない地下の片隅だけど全然寒くなかった。 俺はちぃの背中に手を当てた。セーターの感触が心地いいちぃの背中は想像以上に近くにあったかな 「じみーっちの手・・・温かいねぇ」 ちぃも同じことを思ったのかな? 「あのさぁ・・・今年最後とね。」 「ん?」 「今年の最後と来年の最初はさ、ジミーっちと居たいなぁって」 「え?」 「ね?いいでしょ?」 「うーん」 「どうなの?」 ちぃがこっち向いて顔を上げた ちぃの顔が、真剣なたれ目が、俺の顔の前に迫ってくる その時、パッと店内が明るくなった。 あちこちでしゃがみこんでた客も一斉に立ち上がった 俺達も条件反射でパッと立ち上がった。 店内の照明が目に痛い・・・ 「ねぇ・・」 「よし上に行こう、あの二人もきっと心配してるよ」 「んもう・・・」 お詫び放送がけたたましい店内をまた二人で歩いて、階段を上がっていく。 ちぃは二人合流してからは、さっきの話をしなかった。 俺はどうしようかなぁ・・・ 「で。どうしたんですか?」 「教えてくださいよ?」 「初詣行ったの?」 「えっとそれはね・・・」 「はい、Berryz工房集合でーす」 「あああ、また続き聞かせてね」 今の中3トリオが慌ててレッスン上へ向かっていく。紅白、そしてワンダまであと少しだもんな 今年も終わりだなぁ・・・ え、結局行ったのか?それはまた次のお話にしてください。
リ ・一・リ<……暇だな ♪〜♪〜♪〜 リ ・一・リ¶<はい 从;・ゥ・从¶<千聖!今日仕事だよ!なにやってんの!? リ;・一・リ¶<え?でもマネから連絡もらってない…… 从;・ゥ・从¶<いいから早く来てね!ガチャン リ ・一・リ¶<……あっ リ ;一;リ¶<うっ