今日は紅白の打ち合わせの為、ベリ&キュー揃ってのご登場だ。 
しかも、キュートの方は、マネージャーがノロウィルスだそうで・・・ 
「君、今日はキュートの方もよろしく! 
何、こんだけいたら、変わらんだろう」 
本当に、人ごとである。 
話は変わって、こんだけ女の子が揃うと、一つ問題がある。 
それはトイレである。 
むろん、この子達だけではなく、女性スタッフなどもいる。 
そして、今長蛇の列の1番後ろにいるのは 

1、小悪魔・桃子 
2、家は金持ち・愛理 
3、キャプテン・佐紀 



長蛇の列の最後にいたのは、愛理だった。 
(くぅ〜、漏れちゃうよぉ早く進まないかな〜) 
列は早く進む訳もなく、高速道路の渋滞のように進んだ。 
そして、やっとあと二人の所で・・・ 
「愛理〜」 
「あっ、雅 
雅も、トイレに来たの?」 
「ううん、何かウチのマネージャーが呼んでたよ」 
「えっ?」 
「何か、緊急の用事みたいだよぉ 
ほらっ、早く行った方がいいよ」 
「うっ、うん」 
愛理は、トイレを恨めしげに見ながら、走り去った。 
(嘘だぴょ〜ん、キャハハ 
これで恥かいて嫌われればいいのよ) 

〜〜〜そして〜〜〜 
「マネージャーさん、何ですか?」 
「はぁ?」 
「何か、雅がマネージャーさんが呼んでいるって」 
1、えっ、呼んでないぞ 
2、あぁ、実は・・・(もっともらしい事を言って、長時間説教) 
3、実は桃子もよんでいるから、もうちょい待ってくれ 



「あぁ〜、実はな 
最近、愛理ちゃん仕事に身が入ってないんじゃないの?」 
「えぇ〜、そんなぁ 
そんな事ないですよ」 
「いや、そんな事ある!」 
段々、手がふとももの上になり、内股になっていく愛理。 
どうやら、限界が近いらしい。 
1、正座させる 
2、開放する 
3、いきなり、キレてるふりをしてみる 



「ちょっと、そこに正座して」 
「・・・はい」 
こんな冷たい床に正座なんて、めちゃくちゃきついだろうな。 
ガサゴソ 
「ん?誰だ、そこにいるのは!?」 
すると、ドアの隙間から覗いていたのは 
雅ちゃんだった。 
「何してんの?」 
「いや、別に」 
「じゃあ、ついでに雅ちゃんも正座して」 
「えぇ〜」 
「早く!」 
(ちっ、愛理がお漏らしする所を見に来ただけなのに) 
〜〜〜数十分後〜〜〜 
「よし!二人とも、もういいよ」 
立ち上がる二人。しかし、そこで悲劇が・・・ 
グラッ・・・・・・ 
「ちょっ!愛理」 
足が痺れていたのか、愛理ちゃんが雅ちゃんに倒れ込んだ。 
ドシーン!!! 

「お前ら、大丈夫か?・・・あっ!」 
倒れ込んだ二人の下から、水が湧き出て来ていた。 
「ちょっと雅ちゃん、何やってんの?」 
「えっ、あたしじゃ・・・」 
「もう、早く着替えて来なよ 
早く、早く」 
「だから、あたしじゃ・・・」 
バタン! 
「愛理ちゃんも、早く着替えて来な」 
「あっ、はい 
あのぉ・・・気付いてますよねぇ」 
「何が?」 
「ウフッ、ありがとうございます」 
チュッ 
「おいおい」 
「じゃあ、着替えて来ます」 


今夜は、いい夢見れそうだ。