「お〜いジミー、梅田先輩が呼んでるぞ」 萩原の声にちょっと気が重くなった放課後… 梅田先輩の初めてを貰ってからゴタゴタがあって、あれから一度も会ってない 何とも気まずい空気だ… 「あぁ、今行く」 気が進まないものの余り待たせる訳にはいかない 廊下に出ると梅田先輩はいつもの腕組みで待っていた 相変わらずスラッと背が高くてモデルみたいなスタイルしてる どんな顔して良いのかわからない俺に 「何辛気臭い顔してるの」 先輩は優しく声をかける 「ま、いいや。とりあえず付いて来て」 先輩はスタスタ歩き出す 1.黙って付いて行く 2.「どこに行くんですか?」聞いてみる 3.後ろから抱きつく 「どこに行くんですか?」 そう言った俺に 「どこか…どこに行くかはジミー次第かな?」 後ろも振り向かずに足早に歩く先輩 先輩が足早だと俺は小走りじゃないと追い付かないよorz 「さ、着いた」 そこは駐輪場。もちろん俺の愛車も停めてある 1.「もしかして自転車でどこかへ連れてけと?」 2.「もしかして自転車でどこかへ連れてってくれるとか?」 3.「もしかしてここで話し合いするんですか?」 「もしかして自転車でどこかへ連れてけと?」 「そういう事」 先輩はそう言ってニッと笑った 先輩の素の顔も綺麗だけど笑った顔はとても可愛らしい 「さ、早く!」 ちょっと見とれてた俺にはっぱをかける先輩 「で、どこへ行くんですか?」 「それは少年、きみに任す」 マジっすか… 1.近くの公園へ 2.河原の土手へ 3.ちょっと遠いけど海まで この前清水先輩を乗せた時にも脚力が付いた事は実感出来た 「じゃあ行きますよ」 「どこへ連れてってくれるの?」 先輩の問いには答えずに 「しっかりつかまってて下さいよ」 俺は海に向かって漕ぎ出した 背中に当たる膨らみが…先輩相変わらずデカいっす 「せ、先輩、清水先輩より重いっす」 照れ隠しについ言ってしまった アタッ、後ろから叩かれた 「佐紀と比べたら重いに決まってるでしょ!」 当たり前か。それに舞美先輩のそれに比べたらカワイイもんですw 1.疲れた…ちょっとコンビニで休みませんか? 2.疲れた…ちょっと運転変わってもらえませんか? 3.疲れた…ちょっとそこのホテルで休憩しませんか? さすがに先輩を乗せての遠征は疲れるね 「先輩、ちょっとそこのホテルで休憩しませんか?」 あれ?反応がないぞ 「…私は別に構わないんだけど私達制服よ、大丈夫?」 そうだった、学校から直接来たから制服のままだったんだorz 「それにジミーお金持ってるの?」 先輩は的確に弱点を突いてくる 「はい、ホテルは諦めます」 何か俺スベってるし格好悪いよな… 改めて 1.コンビニで休みましょう 2.先輩変わって下さいよ 3.もうそう遠くない、もうちょい頑張る 「喉も渇いたしコンビニでも寄りましょうよ」 「いいわね」 先輩の同意を取り付けた俺は次のコンビニに寄る事にして自転車を漕いだ で、現れた次のコンビニは…桃子先輩のバイトしてるコンビニじゃないか ちょっと躊躇してる俺に 「どうしたの?入らないの?」先輩は不思議そうに言う。多分ここで桃子先輩が働いてるのを知らないんだろう 1.「ちょ、ちょっとここはまずい…んじゃないかな…」と通過 2.「こ、ここは嗣永先輩が働いてるんで…」素直に言う 3.でもそんなの関係ねぇ〜!堂々と入店 「こ、ここは嗣永先輩が働いてるんで…」 素直に告げると 「あらそう。じゃあ行きましょう」 先輩はそう言うと躊躇なく入って行っちゃった 慌てて付いて行く俺… 「いらっしゃいませ〜、ってえりじゃない」 さすがに桃子先輩はビックリしてるみたい すでに入り込めない空気が漂ってる… 「それにジミー、あなた何やってるの?」 「ま、まあ…そのぉ…」 「私達デートしてるの。悪い?」 また梅田先輩そんな刺激するような事を… 1.あの…ここコンビニなんでそろそろ 2.梅田先輩の手を掴んで外に出る 3.黙って見てよう あの…ここコンビニなんでそろそろ」 「そうね、カメラ付いてるしこれ以上はみっともないし」 桃子先輩がカメラのある方をチラ見しながら言った 「じゃあジミーとデートの続き行ってくるから」 とドリンクを2本カウンターに置いた 「別にジミーが欲しいんじゃなくてジミーの身体が欲しいだけだから」 桃子先輩はニヤリと笑うとレジを打ち 「ありがとうございました〜」 明るく送り出してくれた 梅田先輩はキッと睨むとドリンクを掴んで踵を返して店の外に出た 「先輩コンビニの中で止めて下さいよ」 「桃子の顔見てたら闘志が沸いて来たわ。つかまって!」 梅田先輩やる気ですねw 俺は後ろに座ると… 1.そっと腰を掴む 2.ギュッと抱きつく 3.おっぱい掴んじゃおうかな? 俺は後ろに座ると梅田先輩を後ろからギュッと抱きついた 一瞬身を硬くしたけど拒絶はされなかった 先輩のペダルは力強くあっという間に海に着いた 季節外れの海は人も少なくちょっと寂しい 自転車を降りた先輩はまたさっきと同じ様に足早に歩き出した もちろん俺は小走りで付いて行く 波打ち際まで歩くと靴と靴下を脱いで足元が波に濡れるくらいまで海に近付いた 「どうしてジミーに初めてをあげちゃったんだろう?」 独り言の様に呟く先輩 「どうして初めての相手にジミーを選んじゃったんだろう? イケメンでもないし、スケベだし、浮気者だし」 酷い言われ様だ…でも俺には何も答えられない 「きみはどうしてだと思う?」 1.「わからないです」素直に答える 2.「先輩俺の事好きでしょ」ちょっと軽めに言ってみる 3.それでもやっぱり黙ってる 「わからないです」 俺はホントにわからないのでそう答えた 先輩は振り向くと 「正直私もわからない。でも敢えて言うならその優しさに触れちゃったからかな?」 「…」 「ドジでマヌケでおっちょこちょいでふだんは頼りないけど、いざという時は守ってくれそうなんだよ」 「はぁ…」 「なんだ少年、その気の抜けた返事は。これは誉めてるんだぞ」 どうも実感が沸かないんだけど…俺そんなに勇気あったっけ? 「はぁ…なんでこんな奴好きになっちゃったんだろ。ほら、こっちおいで」 先輩は俺の手を引っ張って引き寄せると強引にキスをした 先輩の唇はとても柔らかで気持ちいい 1.いい雰囲気、このまま先輩に任せちゃえ 2.ここは男がリードせねば。こちらから舌を絡める 3.冬の海はちと寒いけど、ズボンを脱ぎ脱ぎw 今日の先輩妙に積極的だな このまま先輩に身を任せちゃうのが得策そうだ やがて先輩の舌が強引に割って入ってきた それに応える様に舌を絡める 二人だけの空間、人目も気にならないくらいに… やがて先輩から離れて 「今日はここでおしまい」 すっかりやる気だった俺はちょっと戦意を削がれた感じ でもここは外だったっけw 1.人目なんて気にしない、このまま押し倒す 2.続きは是非別の場所で 3.先輩がここまでって言ってるし、大人しく帰ろう この雰囲気ならば押し倒しちゃっても大丈夫だろ 「せんぱ〜い!」 と体重を預けてそのまま倒れ込む…はずなのに先輩ビクともしないんですが… 「こらジミーあんまり調子に乗るんじゃないよ」 逆に足首を持たれて強引に引き倒された俺… 先輩俺の足を抱えて何をやってるんですか? あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 世界が回ってます。これがもしかしてジャイアントスイングってやつですか? しかももう10回転くらいしてます…意識も朦朧としてきましたが もうアカンと思った時、ようやく回転から解放された…要は砂浜に叩き付けられた訳でorz 帰り道では会話の一つもなく 別れ際に先輩が 「慌てるこじきはもらいが少ないって言うでしょ。女の子はデリケートなんだからもっと優しく扱いなさい」 「はい、反省してます」 「次のデートで同じ事したらどうなるかわかってるよね」 「はい、わかってるつもりです」 でも先輩の口から次のデートって まだ挽回出来るチャンスはあるじゃん 「次もまた宜しくお願いします。次こそ男らしいとこ見せますから」