「私は、舞美先輩の…子供を産みたい」 は……?! おい、いきなり何いいだすんだおまえ。 「だけど私はそれができません。先輩は…女、だから」 「そりゃ…そうだね」 さっきいきなりばったり会った時はナイフで刺されるかと思ってたが… いきなり有原さんは俺にむかってとんでもない事を言い出した。 大好きとかを越えてそんなことを考えてたのか。 うん、目がおかしい。しゃべり方もおかしく感じる。こいつはやはり危険だ 「…くださいよ。ねぇ」 「な、何を」 「……それを」 な、なんで、ナイフを持ってるのかなぁ?あ、有原さんたら 「それが先輩にあれば私を孕ませられるでしょ?」 1 仰ってる意味が理解できませんのですが 2 君はそういう趣味があるのか。すばらしき変態仲間だ 3 ナイフを奪わなければ。こうなりゃ力ずくで 「どうせ先輩についてたって、それで女の子を悲しませる事しかできないでしょう?」 今すごく胸が痛くなった。当たっているかもしれない、俺とした人は最終的にふこ… いやややや自ら認めてどーする。うるさいっうるさいのよおまえは! 「そんな危ないものしまってよ有原さん。君にナイフなんか似合わないよ」 「…しまわせてみます?私に」 やってやる、やってやるぞ!うお〜〜〜〜 「無理矢理な人はきらいです」 あら華麗な足捌き、さっと横によけちゃった。 「どーしました?まだ私ナイフもってますよ〜」 く、くく…い、今のは油断してたんだ。今度こそ〜〜〜〜! 「危ないなぁ」 ま、またよけられた。お〜の〜れぇ〜〜〜〜っ! 「ナイフはここですよ。よーく狙ってください♪」 ……しとめてやるぞ。お前もろとも! 1 きたれ1000万パワー、ハリケーンミキサー! 2 リーンフォースは今から特攻を仕掛ける、若い者は退艦させろ! 3 んちゃっ!オラジミー、きーーーん! 「んちゃっ!ねーねーあんたつおい?つおい?」 「ほんと面白いですね先輩って」 「プロレスごっこしよ。きーーーーん!」 ナイフはもらったぞ!ついでに、吹き飛ぶがいいのだ! 「前方注意ですよ先輩」 あっまたよけられた。しかし勢いがついた人間は急に止まれない。 ¨ゴッ¨ か……かべが 今目から火花が出ましたわ。 「だからいったじゃないですか〜〜〜」 有原さんが笑う声がとおくなっていく…あぁ…めまいが… ふ、不覚。動けない… 「じゃあ運んじゃいましょうか」 …え?有原さん以外に誰かいるのか? 誰か俺を運んでる… 「はっ!」 目を覚ますと俺は 1 うわっ裸、しかも動けないぞ! 2 …暗い。見えない、しかも動けない 3 人がいっぱいいるぞ?!しかも動けない まわりにはマットや跳び箱、ボールを入れた箱・・・ここは体育館倉庫か? 俺は後ろに手を縛られ全裸で座らされていた。 「おはようございますジミー先輩」 「有原さん!き、君、俺をどうするつもりだ!」 「私からは何もしないですよ〜」 有原さんはドアの方に呼びかけた。 「ね?舞美先輩っ」 ・・・は?や、矢島先輩だって?でもいないじゃん、 っていたーーーーー!ドアあけてはいってきた! 「・・・久しぶりね」 「は、ハイ、相変わらずお綺麗で・・・」 制服姿可愛いなぁ。冬服が似合うわ。 ってそれはともかくなぜに先輩がここに?まさかさっき感じた気配は・・・ 「ありがと栞菜ちゃん。こいつなかなか捕まらなくって」 「いーですよ〜?でも約束通りジミー先輩捕まえましたから、舞美先輩もぉ・・・」 そこから先は聞こえなかったが舞美先輩は少し顔を赤らめながらうなずいた。 変態紳士な俺はそれだけでわかってしまったのだ。 「あんた、今から何されるか・・・わかるよね?」 1 わかりません、知りません 2 や、優しくして下さい。私こういうの初めてだし・・・ 3 有原さんも一緒っていうのはダメですか 「優しくして下さい。僕初めてだし」 かぁ〜っと顔を赤くする舞美先輩。 「バカじゃないのあんた?!変な事考えてんじゃないわよ!」 いたたた、叩かないでくださいよ。 「許さないから。私の気持ちをめちゃくちゃにしたアンタは、絶対!」 目が怖い・・・舞美先輩は思い込んだらまっすぐだから何されるかわからんぞ。 ヘタに逆らえば、こ、ころされ・・・ さすがに殺人はないだろうがトラウマをくらうのは確実。 どうしよう・・・? いや、これも先輩の想いを弄んだ罰なんだ。 チンポ切り落とされても文句は言えないだろう。 きっと先輩の初恋だったのかもしれないんだから・・・ 「このっ、このっ、こいつ!!」 い、いたい、そんなにボールをブツけられたら脳みそがとびで・・・! 「このぉぉぉぉぉぉ!」 あぁぁ〜〜、し、死ぬ、死んでしまう 1 もう許してください先輩 2 抵抗しないまま死ねるかよ 3 あ、有原さん、たすけて・・・ 「こ、これはイジめですよ先輩、もう許してください」 「おだまりこの変態!!なんで殴られてるのに、ソコをそんなにさせてるのよ!」 ・・・? あ、あぁ・・・!わ、私の股間が、股間が! 「わぁすごーい。そこだけ別の生き物みたい」 有原さんが目をキラキラさせてみている。 俺、いたぶられてるのに勃ってたのか?気づかなかった。 「そんなのこうしてやるんだから」 舞美先輩はハチマキを持ち出して、お、俺のに巻きつけて・・・ 「このケダモノ!!」 「あーーー!やめてっ!ぎゅーーーはダメーーーー!!」 「うわーー・・・真っ赤、ですぅ」 あ、有原さぁん・・・ヘルプミ〜〜!! 「くさりおちちゃえばいいのよ、こんなもの!」 「ムチャクチャですよ・・・」 「こんなの、アンタにあったって周りを不幸にするだけだから!」 い、意識がなくなってきた・・・ もし千切れたらショック死するのか? 1 罰を受け入れる 2 命乞い 3 最後の悪あがき。せめてシッコだしておどかしてやる 仕方が無い。俺が男と生きるのはここまでだ。 まもなく俺は女の子として生まれ変わるんだ。 「・・・」 「・・・・」 あら?なぜお仕置きをやめたのですか先輩。 「ダメだわ・・・コイツ、おっきくなるばっかでぜんぜん苦しんでない」 「ヘンタイですねジミー先輩。私以上ですよ」 君には言われたくないな有原さん・・・ 「先輩、じゃあ違う方法でやってみません?」 「どんなの?」 やな予感・・・耳打ちされてる舞美先輩がだんだんニヤけてきてるし 「じゃーん!」 うわーーー、手に持ってるモノは!! 1 柿の種?あの、息子は口が小さくて・・・ 2 洗濯バサミ、いやいや死んじゃう死んじゃうっっ 3 は、は、は、針・・・キツすぎますよ冗談 「それ!」 「いやーーーーー!!」 「じゃ私は下の方を」 「ほーーーーーー!!」 「そうきたかぁ、じゃ私は上」 「い、痛みがなくなってきました・・・あ・・・」 「まだ大きくなってますよ舞美先輩っ」 有原さんの方がうれしそうなのは気のせいか? 「あんた、なにヨダレたらしてんの」 「あんっ!先輩、あの・・・」 「なに?いってごらん」 1 本当にすいませんでした。もう許して下さい 2 も・・・・もっと・・・ 3 ・・・胸ないですね。ゲラゲラ 「ぺったんこですねー胸。かわいそうなくらい」 オモチャにされてるのが悔しかったからせめてこれぐらい言ってやる。 「・・・・・・・・」 なんで黙るんでしょう?折られるかと思ったんですが。 「栞菜ちゃん」 「ハイ!」 「ちょっと!うわーーーーー!!」 俺は押し倒されてしまった。 「いくよ」「はーい」 「いてててててて!」 二人は俺の体の上を走る様にしてドカドカ踏みつけてきた。 お、俺は絨毯じゃねーぞ・・・あぁ痛い 痛い イ・・タ・・イ・・・ キ・モ・チ・イ・イ・・・・ ・この きもちよさの しょうたいがつかめない! 1 う、やばい、シッコでそう 2 踏まれながらも二人の下着をチェック 3 さすがに逃げなきゃ死ぬよな? すばらしい、二人ともキャラにあった下着だ。 舞美先輩はさわやかな水色のパンツ、有原さんのは白に赤のリボン・・・ 「どこ見てんだお前は!この!」 「あーーーー、先輩、顔面は乗らないでください!」 「なんでやられて悦んでるんですか?!」 「有原さーん、おチンチンも踏んじゃだめーーー!」 いや、もっとだ。もっとしてくれなきゃ・・・ 舞美先輩の初恋を踏みにじった罪は消えやしない。 もっと、そうもっと俺を痛めつけてください。そうじゃなきゃダメだ 「ふぅ・・・疲れた、汗かいてきた」 あ・・・舞美先輩が上着脱いだぞ。 「せんぱーい♪」 「きゃ!」 そこをあのガチレズ様がねらわないハズはないね・・・ 「今度は私とですよー」 「ま、まって、あとで!今はコイツがいるし」 オイシイ場面だ!ぜひとも拝まなければ 1 俺にかまわずどうぞ 2 後ろむいてますからおかまいなく 3 死んだフリ 「こら寝たふりするな!おい!」 「い、いたいです先輩、死人にムチ打つなんて〜・・・え〜ん」 「舞美先輩、ジミー先輩が珍しく空気読んで邪魔してないんだし、しましょうよ」 この手じゃソレができんのじゃ・・・いくらアホでもやらん方が懸命だとわかるさ。 「ホラ・・・はやくぅ・・・」 「ん、あ!や、め・・・」 舞美先輩、女の子相手じゃ力で抵抗できないんだな。 これが俺なら腕が変な方向に曲がってるだろうな・・・ 俺は死んだフリしながら見ているとしましょう。 「クンカクンカ・・・」 「はないき、くすぐった、あふっ」 大好きな脇をくんくんしてる有原さん・・・ あの顔だけで俺はもう、もう、もう 今度はどうするの? 1 あ、脇舐めてる!! 2 おなかさわってるぞ 3 カモシカみたいな美しい脚さわってる 4 おっぱいか 「コレです、このニオイ、コレが、私を!」 「あぁんっ!!いや・・・そん、なの・・・」 舞美先輩涙目になってるぞ。あんな強気な人が・・・たまらん! 「私・・・先輩が好きです、好き。だーい好き!」 「かん、な、ちゃん・・・」 見詰め合う先輩と後輩。 越えちゃいけない禁断の壁は崩れていた。 「ん〜〜〜♪」 「んぁ、ぁぁ・・・」 積極的に舌を絡めてくる有原さんに押される先輩・・・ 今回はこんなに近くで見られるなんて!! 「ココ、もうそろそろいいですよね・・・?」 「いたい!!」 あぁ、またスカートの中に手を・・・ まだ俺だってやってないのに!これはイカンぞ! 1 死人だって寝返りはうつ。阻止! 2 生き返って阻止 3 指はセーフじゃないのか? リレイズ使っといてよかった、自動復活だぜ・・・ 「いけなーーーい!!」 「きゃ!」 「あ・・・!」 よ、よかった、何とか舞美先輩の貞操は護ったぞ。 「何するんですかぁ!またジャマしましたね!」 「うぎゃ!あ、ありはらさん、洗濯バサミはぁぁ!!」 舞美先輩ははぁはぁ息をしながら俺たちを見ていた。 軽い放心状態なのか、脱がされても着替えないまま・・・ 「やっぱりいりませんこんなモノ!!おとしてやる!!」 「ホントにおちるよぉぉ、色が大変な色に!!」 1 いい加減服返して・・・くしゅん! 2 もっとーもっとーああーいいー(自棄) 3 舞美先輩助けて〜 助けてください先輩、俺また死人になっちゃいます!! 「先輩たすけて〜〜!」 「・・・え?あ、きゃあああああ!!!」 な、なんで俺のを見てまた叫ぶんですか? さっきまであんなにイジめてたくせして 「ケダモノーーーーー!!」 「うぎゃっ?!!」 せ・・・先輩・・・ちょ、直撃は・・・あ・・・ 効きますね、先輩のナックルってのは・・・ 「も、もう、いやーーーーーーー!!!」 「あ〜ん舞美先輩まってくださーーい」 ま、待って、くださーーい、俺を、おいていかないで・・・ せめて・・・手の拘束だけはなんとかしてください。 俺はしばらくうずくまっていた。 するとまた誰かが倉庫に近づいてくる足音が。 1 先輩! 2 あ、有原さん?! 3 なーんだぬこか。うるさい歩き方だな 「・・・・・」 「せ、先輩?!なんでまたここに?」 先輩は俺の制服を持っていた。 「有原さんはどうしました」 「まいたよ。しつこくて疲れたけど」 俺の拘束を外しながらぼそっという先輩。 「さっきの事、あれ・・・」 「・・・あ」 前にも同じ状況はあったがやっぱり見られたのは恥ずかしいんだろう。 「私、あの、素直じゃなくて、その」 ・・・え?有原さんに襲われたことじゃないのか? 「さ、さっき、いじめちゃったけど、私、私・・・!」 く、くるか?これってまさか 1 告白を黙って聞く 2 どSですか?わかりますよ言わなくても 3 まず服返してください・・・ 「あんたの事が、あ、あんたの事が!!」 俺に迫る勢いで両肩を掴む先輩。 「す、す、あの、気になって仕方なくて、だから」 真っ赤だけど真っ直ぐに俺を見つめてくる・・・ 俺も、ちゃんと向き合わなきゃ。舞美先輩と! 「あんたの事が好“ガラガラガラ” 今聞こえなかったぞ!誰だドアあけたの! 「みーつけた♪ここにいたんですかー」 あ、あ、有原さぁぁん(泣) なんで場所がわかったんだよぉ。スカウター持ってんの?それともニュータイプ? 「逃げるよジミー!」 「はっはい!いきます!」 「あー、私だけ仲間外れ?まってーーー!」 この後俺だけ全裸で先輩たちと校舎を走り回り、あとで先生にこっぴどく叱られた。 その晩から熱を出してこじらせ一週間寝込むハメになり、 毎晩舞美先輩と有原さんに襲われる悪夢を見続けたっけ・・・