舞美先輩に強烈な右ハイをくらった後、俺が目覚めたときに傍にいたのはちぃだった 
俺の手をぎゅっと握り締めたまま、ちぃはベッドを枕代わりに寝ていた 
可愛い寝顔してるなぁ〜などと思いつつも、頭に走る激痛は並ではない 
とはいえ、ちぃの寝顔なんて滅多に拝めないし、 

1 このまま眺めていよう 
2 ちょっと寝てる間にからかっちゃおう 
3 ん? 寝言いってるぞ 



小さい声で聞き取りづらかったが、確かに今聞こえたな 
どれ、ちょっと耳をすませてみるか 

「のにゅのにゅ・・・」 

なんだ、のにゅのにゅとかいってたのか 
よかった、初めに聞いたときは死なないでって聞こえたから驚いたわ 
ちぃの寝顔みてるだけで幸せだな 
かといって、起こすのも悪いし、俺も寝るかそう思って再び横になろうとすると 

「ジミーっち、死んじゃいや・・・ちぃの前から消えないで」 

え? 
やっぱりさっきのは聞き間違いじゃなかったのか 
俺が気絶していたのがショックだったちぃは死んだとばかり思ってるらしいな 
ここは 

1 うらめしや〜と驚かす 
2 定番の耳に息ふぅ 
3 手を強く握る 



涙まで流して俺のことを心配してくれてる恋人 
寝言でも俺のことを想っている言葉が出るなんて、すげぇ感激したよ 
そんなちぃをみていたら思わず手を強く握っていた 
俺がこんな怪我したのだって、浮気まがいのことしたのが原因なのが我ながら情けない 
そうと知ったらちぃもどんな反応するだろうな 

「ん・・・ジミーっち・・・おきてたの?」 
「あぁ、うん。ちょっと前にね」 
「心配したんだよぉ・・・いきなり桃子先輩がちぃに連絡くれてさ。最初は嘘だって思っちゃったもん」 

まだ寝ぼけているのか目がとろんとしているちぃ 
しかし、それでも俺がここに運ばれるまでのことはしっかりと話してくれた 

「へぇそれで萩原におぶられて俺ってばここにいるんだな」 

またあいつにつまらない貸しをつくったな 

「もう痛くないの?」 

1 痛くないよと安心させる 
2 痛いよと泣きつく 
3 ちぃの顔みてたら痛くなくなったよ 



さっきからずっとズキズキして仕方ないんだ 
あの先輩、本当に加減ってこと知らないんだな〜 
痛みで泣きそうな俺はちぃの腰に手を回して泣きついた 

「痛いよ・・・ちぃの前だからいうけど、すげぇ痛い」 
「ジミーっち、痛かったんだ。ちぃも心配して心が痛かったよ」 
「うん、心配かけてごめん・・・」 
「よちよち。もぉ〜いつからこんな甘えん坊さんになっちゃったかな〜」 
「さっき」 

ちぃは俺を抱き寄せると、母親が子供をあやすような優しさで撫でてくれた 
やっぱちぃだって女の子なんだし母性とかって当たり前にあるんだな 

「ジミーっち、ちぃに心配かけるのはやめてね」 
「うん、そうする」 
「本当かなぁ〜あんまり泣かせないでほしいのにまた泣かせたじゃん」 

それは・・・ 

1 いいじゃんですませる 
2 俺と一緒だとまだ泣かせちまうよと告げる 
3 それは無理といっておく 



単純に恋人というならちぃだけど、俺には桃子先輩に熊井ちゃん、雅ちゃんなんて俺に興味津々みたいだし 
あんな右ハイくらうまでは舞美先輩だって、俺のことを・・・ 
そう考えるとハーレム作れるからな〜ぶっちゃけ浮気する気満々なんだな 

「俺と一緒だとまだ泣かせてしまうよ、ぶっちゃけた話さ」 

ちぃは一旦俺を自分からひきはがし、じっと目と目がみつめあうように顔をのぞきこんできた 

「はぁ・・・どうして、こんな男を好きになっちゃうかなぁ。もっとかっこよくて優しい人がよかったのに」 

ちぃは溜息をついてこう呟いた 
これと似たような言葉を熊井ちゃんにも言われたな、理想と大違いなのに好きになったとかって 

「しかも、嫌いになれないんだよ。嫌いになろうとすると頭から離れなくなっちゃって、余計に好きになっちゃう」 

この時のちぃの表情といったらそれはもう切ないって感情がはっきり伝わってくるほどだった 

「許してくれ、俺にはお前って恋人がいながら、他にも興味ある子がいてさ」 
「これじゃ付き合ってるのに片思いだよ」 
「そんなことはないよ。だって、 

1 頑張れ!!ちぃ、お前がナンバーワンだ 
2 興味があるだけで何ともないって(嘘だけど) 
3 言葉なんかいらない、抱きしめてしまおう 



興味があるだけで何ともないんだって」 

桃子先輩や熊井ちゃん、今日には舞美先輩とはちょっとした関係になってしまったが 

「そんなのよく聞く浮気する人の言い訳じゃん。ちぃ以外の人に興味もった時点でよくないよ」 
「・・・それもそうだけどさ・・・」 

あれ、何だろ・・・俺の頬を涙が一粒二粒、また一粒流れ出していく 
今度は俺が泣く番だった 
懺悔の気持ちからだったのか何だったかは定かではない 
しかし、自分でも気づくくらいに涙が零れていることは確かだ 

「ごめん・・・本当にごめんな・・・ちぃの初めてもらっておきながら酷い裏切りだよな」 
「ジミーっち、ねぇ泣いてる?」 
「ば、ば、ばっか泣いてなんかいるか。これは汗だよ、汗」 
「だって目からこぼれてるじゃん」 
「うるさい、とにかく汗なの。汗っていったら汗」 
「はいはい、汗なんだね。もぉいきなり子供みたいになるんだから。ずるいよ、嫌いになれないじゃん」 

またちぃが俺を抱きしめてくれた 
付き合ってても片思いじゃないよ、俺もお前のことが好きだから 

1 抱きしめ返す 
2 どうやったら嫌いになれるか教えてあげる 
3 こんな思いさせるならいっそ・・・ 



こんな思いさせるなら俺は別れを切り出したほうがいいかもしれない 
そのほうがちぃの為になるんだ 
俺からちぃにしてやれることなんて今じゃなこんなもんだ 
付き合ってる間にもっとたくさんのことをしあげればよかった 

「なぁ俺たち別れよう・・・ちぃの為になるなら・・・」 
「え?そ、それ本気でいってるの?ちぃと別れようって」 
「だってそのほうが今日みたいなことで泣かせることもないだろうし」 
「・・・本気?本当に本気?」 

1 あぁそうだ 
2 今なら取り消せるぞ 
3 言葉が詰まって何もいえない 



本心からなわけはない 
俺はちぃを傷つけまいとしてついた嘘だ 
その嘘では他人はおろか自分さえも騙せたりはできない 
そう、俺の気持ちはちぃを好きで好きで大好きで別れたくないといってる 

「・・・」 
「ジミーっち・・・」 
「・・・」 
「何かいってよぉ。嘘だっていってよぉ。冗談だっていってよぉ」 
「う、うそに決まってるじゃないか。いくら目移りしたって俺にとってちぃが1番なんだから」 
「絶対だね?」 
「あぁ嘘じゃないよ」 
「だったら、ちぃのお願いごときいてくれるよね?」 
「何でもいって。俺にできることなら」 

ちぃのお願いごとは 

1 一ヶ月はちぃ(雅や茉麻のぞく)以外の女の子とは一切口も利かない 
2 一発殴らせろや、えぇ!? 
3 即抱きしめて 



「ジミーっちへのお願いはぁ・・・ちぃに思い切り殴らせて」 
「はい?」 

あんな柔和な笑顔をみせてムードメーカーな君の口からそんな過激発言が飛び出すなんて 
嘘だろ、俺が別れるっていったよりも嘘だと信じたい 
つうか、嘘であってほしいよ 

「ちぃだってたまには怒らないと甘やかしすぎはよくないっていわれてるし」 
「そんなこと誰が教えたの?」 
「茉麻。甘やかすとああいう男はつけあがる、鉄建制裁くらいしてやりなよって」 

母性の塊のようなあの人をも怒らせていたとは・・・ 
あげくそんなアドバイスなどしおって 

「殴るのはよくないって。もっと平和的な解決方法があるはずだよ。ねぇ、だから」 
「だって、茉麻もスタンバってるもん」 

俺はその言葉に反応して振り返るとマジに須藤さんがいた 
それも引き攣った笑顔で仁王立ちしていた 
つうことは、俺の言葉とか全部聞いてた? 

須「あらぁ〜お元気だったかしら?」 
「ど、ど、どうも〜須藤さん・・・それに雅ちゃん」 
須「まさかちぃだけが一緒にきてたなんて思ってないわよね。みやも私もいたんだから」 
夏「元気じゃないよね?はは」 

1 布団にくるまって防御あるのみ 
2 四面楚歌の意味を知る そして、散るのみ 
3 ハギティ〜もいるんでしょ?助けて 



古文で四面楚歌って習ったのを思い出したわ 
俺は四方八方を敵に囲まれた状態ってわけだな 
こりゃ参った、身をもって勉強するとは・・・これで四面楚歌は絶対に忘れないな 
低く鈍い音が保健室に響き渡った・・・ 

須「これにこりたらあんまり馬鹿な真似はしないことね」 
夏「ご、ごめんね。まぁさ怒ると怖いからさ」 

舞美先輩に殴られたときよりも頭はれてるぞ、きっと 
頭が割れそうなんてレベルではなく、もう脳みそが飛び出そうなくらいに痛い 

「ジミーっち、浮気はダメですよ。これにこりたらしないこと」 

ついにはちぃにまで殴られ、浮気をするなという戒めの言葉までもらってしまった 

須「これでしばらくは浮気どころじゃないでしょ。そうそう、あの桃子だっけ先輩。あの子にもガツンといったから。 
  またこのジミーに手を出すならうちらが容赦しないよってね」 

もはや須藤さんは番長としか思えなくなったな 
睨みをきかせた後、すごく満足げな表情で保健室から立ち去っていった 
殴られた本人として最悪の記憶として今後も刻まれそうだ 
女の子なら見境かまわないのが治るのはまた別だが 
そんな痛い思いをしても、俺はマネージャーとなった今も浮気はこりていない 
ごめんな、雅ちゃん・・・ちぃ・・・ 



リl|#´∀`l|<ジミー リl|#´∀`l|<あれほど言ったのに舞美を泣かせたね リl|*´∀`l|<う、うちがしっかりと相手しなかったからかな? リl|*´∀`l|<快楽の海にうずめさせるわ 从#・ゥ・从<ガーッ!! (;ジミー)<助けて下さい!! リl|*´∀`l|<舞美! 从#・ゥ・从<ガーッ!? リl|*´ρ`l|<ジミーのことはうちに任せるんだよ (;ジミー)<ヒィッ?! ノk|‘−‘)<ジミー先輩が舞美先輩を… ノk|*‘p‘)<きっと襲っちゃうの我慢できないくらいいいニオイしたんだかんな…ジュル
(;マネ)<うわぁああああああ! 从o゚ー゚从<何よヒトの顔見て叫ぶなんて、失礼ねもう (;マネ)<あ…ま、茉麻か。びっくりした (*マネ)<茉麻なら平気だな。茉麻〜〜〜〜♪ 从o゚ー゚从<も〜なんなの甘えちゃって。よしよし (*マネ)<…最近ご無沙汰だよな。なぁいいだろ、今日… 从o゚ー゚从<その前にちゃんと部屋を掃除しなさい!私がいつもやってるのになんで汚れてるの (;マネ)<そんなぁ…