ピンポーン 

少し緊張しながらちぃの家のインターホンを押す。 
すぐにちぃが笑顔で出迎えてくれた。 
「遅いよっ、遅い〜!!」 
「悪い悪い、親がメシ食ってけってうるさくてさ」 
「ねぇねぇそれよりさ、『アレ』、持ってきた?」 
「あぁ、ちゃんと持ってきたよ、この中」 
「くぅ〜!何か悪いことするみたいでワクワクするね!楽しみ楽しみ!」 
ちぃの言う『アレ』とは、実はアダルトビデオだったりする。 
しかも無修正の裏モノってやつだ。 

ついこないだ、クラスメートから借りたのだが、よりによってその受け渡し現場をちぃに見られてしまったのだ。 
いや、そんなものを教室で受け渡してた俺が悪いんだが。 
現行犯だし平手の一発くらいは覚悟してたのだが、以外にもちぃはあっさり許してくれた。 
ただし交換条件として『自分にも見せろ』と言ってきた。 
そんなわけで、家族のいない休みの日を指定して、ちぃの家に呼び出されたというわけだ。 

「もうジミーっちがあんまり遅いから忘れてるかと思ったよ〜」 
「だから悪かったって…」 
「ジミーっちが一番遅かったんだからね!」 
「え?俺以外に誰かいるの?家族いないって言ってなかったっけ?」 
「うん、なかなかこういうの見る機会ないからさ、友達呼んじゃったw」 
うわぁ、満面の笑みだなコイツ。 
正直、誰もいないならビデオ見てその流れでシちゃおうかと少し考えていただけにちょっとがっかりだ。 
そんな話をしながらちぃの後についてちぃの部屋に入る。中にいるのは… 

1.須藤さんと夏焼さんの仲良し中3ズ 
2.熊井ちゃんとなっきぃのジミー大好きコンビ 
3.有原さんと千聖君のちょっぴり色黒コンビ 



ちぃの家に部屋の中にいたのは須藤さんと夏焼さんだ。 
仲いいのは知ってたけど、教室でだけじゃなくて普通に遊んだりするんだ、ちょっと意外かも。 
ってか、ホントにこのメンツで見るのか? 
須藤さんも夏焼さんもあんまりそういう…下ネタってイメージないんだけどな。 

「遅かったねー、待ちくたびれたよ」 
「それさっきちぃにも散々言われたw っていうか2人も見るの?何か…知ってるよね?」 
「まぁ…興味ないって言ったらウソだし…」 
「うちも…自分ちとか、お手伝いさんとか部屋入るからそういうのとか、本とか、見たことないし…」 
ちょっぴり照れてる須藤さんに、既に思いっきり真っ赤になってる夏焼さん。 
まぁ、他のクラスでも仲間内で鑑賞会やったって話も聞いたことあるし、これはこれでいいか。 
「ほら、早く見ようよ!ジミーっち、ビデオ入れて座って座って!」 
ちぃは普通だな、いや、いつもよりテンション高いか。 
こうしてみるとやっぱリアクションって人によって全然違うな。 

「ねぇ、どんなやつなの?」 
「見りゃ分かるよ。俺も実はまだ見てないし」 
デッキにテープを入れて、ちぃのベッドにもたれて座った俺にちぃがくっついてくる。 
俺たちの左右では同じようにベッドにもたれてクッションを抱えた須藤さんと夏焼さんがいる。 
ちなみにちぃにばれてからはちぃと見るつもりでいたから本当に俺も中身は見てない。 
ビデオのケースを見る限りでは…。 

1.ちょっぴり色黒でアニメ声の女優のコスプレモノ 
2.おっとりした色白の女優の巨乳モノ 
3.ボーイッシュだけどスタイルのいい女優のレズモノ 



ビデオを再生してみると、ちょっとおっとりした女優の巨乳モノだった。 
女優は関西弁でインタビューに答えてるけど、しゃべるのがゆっくりであんまり関西っぽくない印象だ。 
ってかすげー!おっぱいすげー!! 
服の上からでも分かるくらいの巨乳っぷりだが、脱ぐとさらに凄まじい。 
動くたびにゆさゆさ揺れるし、とんでもなく柔らかそうだし。 
ちぃや桃子先輩のもけっこうイイモノを持ってると思うけど、やっぱり中学生や高校生とはモノが違う! 
最初はおしゃべりをしながら見てたのに、いつの間にか俺たちはすっかり無言になってビデオを見入っていた。 

なんだか腕が痛いと思ってて隣を見ると、真っ赤になったちぃが思いっきり俺の腕を掴んでる。 
肩口に顔を埋めながらもしっかり視線だけはテレビを見てるなコイツ。 
夏焼さんもクッションで顔を隠しながら見てる。耳まで真っ赤だ。 
須藤さん…目を見開いて呆然としてるぞ、大丈夫か? 
3人が3人ともどう見ても大丈夫じゃない気がする。 

そういう俺だってそうだ。 
いくら何だってこんなものを見たら反応するところも反応してしまう。 
幸いにまだ誰も気付いてはないようだけど…。 
どうしようかな。 

1.周りも気になるし、ビデオを一時停止して気分転換兼休憩 
2.とりあえず我慢してビデオを最後まで見る 
3.ちぃを引き剥がしてとりあえずトイレへ 



とりあえず最後まで見ることにするか。 
今止めたら逆になんか白けちゃいそうだし。 
ちぃの腕の力がビデオが進むにつれてどんどん強くなってるんだけどな、正直、かなり痛い。 

ビデオのほうは女優が胸を使ったプレイを続けている。 
顔を埋めたり、男のモノを挟んだり、ローションでベトベトになった胸を弄られたりしている。 
男が挿入して突くたびに揺れる胸がとにかくエロい。 
やっぱり男にとっていくつになってもおっぱいってのは偉大なものなんだな、と再確認した。 
そんなこんなでビデオは最後まで回って鑑賞会も終了した。 
非常に有意義な内容だったな。もし3人が居なかったらその場で自分でしてるところだが。 
つーか今もズボンがパンパンできつい…。 

「…すごかったね…」 
「……うん…」 
夏焼さんも須藤さんも若干口数が少ない。 
というか、初めてこういうのを見たならビックリもするよな。 
「…なんかノド乾いたね。冷たいもの入れてくるよ」 
そういってちぃがのそりと部屋から出ていった。 
若干フラフラしてるみたいだけど…大丈夫か? 

1.ちぃの手伝いをするために追いかける 
2.須藤さんと夏焼さんと話す 
3.とりあえずトイレへ、この憤りを収めなければ! 



ちぃのこともちょっと気にかかったけど、須藤さんと夏焼さんもちょっと心配だ。 
夏焼さんなんてビデオが終わったのに未だに耳まで真っ赤だし。 
クッションを胸に抱えてる。 

「あー…こういうの見るのって、2人とも初めて?」 
「うん…すっごいね…」 
「あたしも初めて…」 
だよな、初めてでこれは刺激が強すぎるだろ。 
「でも男の子って毎日こんなの見てるの?やらしいなー」 
「あたっ!別に毎日見てるわけじゃないよ、女の子にはそう見えるかもしれないけど…」 
「ホントに?」 
「ほ、ホントだって!」 
「ふーん、毎日見てたら千奈美に嫌われるよ?」 
「だーかーらー!見てないって!」 
やっぱ女子にとって男子ってスケベって印象しかないんだな。 
まぁ、正直このビデオはかなり凄かったとは思うけど…。 

「あの…さ、ジミー君」 
「え?」 
須藤さんにからかわれてる間、ずっと黙ってた夏焼さんが小さな声で話しかけてきた。 
「みや大丈夫?まだ顔真っ赤だよ」 
「うん…ジミー君、やっぱ男の人って、胸とかおっきい人が好きだったりするのかな?」 
うぇ!?夏焼さん何てことを言い出すんだよ。 
んー…あんまり意識したことはなかったけど、夏焼さんの胸…んー… 
どっちかっていうとおっきいほうではないとは思うけど… 

1.どっちかっていうと大きいほうが好きかな 
2.胸なんて飾りですエロい人には(ry 
3.大きさよりも感度が大事! 



「胸なんて飾りみたいなもんだって!見た目しか気にしないようなエロい奴らにはそんなの分かんないって」 
「…そう、かな?」 
「さっきのビデオみたいなのは別格だと思うけどさ、男だってそんな女の子の胸ばっか見てるわけじゃないし」 
ごめん夏焼さん、けっこう嘘ついてる。顔見て次には胸にいったりしてる。 
しっかし社長令嬢でお金持ちだし美人な夏焼さんがこんなコンプレックスがあったとはねぇ…。 
ちなみに須藤さんはけっこうイイモノを持ってたりする。 
なんか柔らかくて抱き心地よさそうだなぁ〜。 

「男だってそんな女子の身体ばっかり見てるわけじゃないし。 
 俺がちぃの身体目当てで付き合ってるように見える?」 
「んー、正直ちょっと」 
「ちょっwwwww」 
「冗談冗談w ジミー君がちぃのこと大事に想ってるのは見てて分かるしね」 
焦った…ちぃのことはもちろん好きだけど、他にも色んな子と仲良くなってるなんてばれたらマジで終わるな… 

「あでもホントかどうか分かんないけど、胸を大きくする方法ってのもあるみたいだけど」 
「…そんなのあるの?」 
「ホントに?」 
「ホントホント。どれだけ効くかは分かんないけどさ」 
この辺はエロ本の聞きかじりだけどな。 
でもちょっと興味を持ったらしい夏焼さんと須藤さんにその方法を説明することにした。 
それは… 

1.揉む 
2.腕立て伏せをする 
3.キャベツを大量に食べる 



「揉むと女性ホルモンが出て胸が大きくなるらしいよ」 
「ホントに?」 
「でも確かに赤ちゃんいるお母さんとかはおっぱいとか出るのもそれだっていうし…」 
「それも自分でじゃなくて人に揉まれるといいって聞くよ」 
「へぇー…」 
クッションを下ろして、自分の胸を見下ろしてる夏焼さん。 
興味はあるみたいだな。よし! 

「良かったら俺が揉んでぇっ!!」 
いってぇ!!須藤さんにゲンコツを食らったらしい。 
「あんたねぇ、ほんの数秒前に千奈美のこと大事にしてるって言ったばっかりじゃないの!」 
「あたたた…その通りです…」 
「だからね…あたしが揉んであげる」 
「え、ちょっとまぁ!?」 
頭を押さえていると、なんと須藤さんが夏焼さんににじりよって押し倒してしまった。 
おいおいマジかよ…あの真面目な須藤さんがあんなことするなんて…。 
真面目に話ししてたと思ったけど、やっぱりビデオ見て興奮とかしてたんだな。 

「んっ…まぁ…!」 
「だいじょーぶ、あたしに任しとけば」 
夏焼さんに馬乗りになった須藤さんが夏焼さんの胸を揉んでる。 
教室じゃあ絶対にありえない光景が目の前で繰り広げられてる。これ夢じゃないのか? 
これは見てるだけでも興奮するな。 

「お待たせ〜、冷たいのお茶しかないんだけど…って何してんの!?」 
ちぃが戻ってきて目を丸くしてる。そりゃそうだ、こんなの見たらビックリだろう。 

1.ちぃに協力してもらって須藤さんを止める 
2.とりあえず状況を説明して2人で生暖かく見守る 
3.ちぃの胸を揉む 



「ちょっとまぁ何してるの!?」 
「ちぃ落ち着いて!邪魔しちゃ駄目だよ!」 
「でも、え、何がどうなってるの!?」 
ちぃも半ばパニックに近い状態になってる。 
とりあえずお茶のお盆を受け取ってテーブルに置いて、ちぃと向かい合った。 
両肩に手を置いてやると少しだけ落ち着いたみたいだ。まだ肩越しに須藤さんと夏焼さんをチラチラ見てるけど。 

「あのね、須藤さんはみんなのためにああしてるんだ」 
「…どういうこと?」 
「胸ってね、人が揉むと大きくなるんだって。だから須藤さんは夏焼さんのためにああしてる」 
「止めなくていいの?なんかみや泣きそうにも見えるんだけど」 
「大丈夫大丈夫。最初はびっくりするけど、すぐに慣れてくるって。それよりも…」 
「あっ、ちょ、ジミーっち!?」 
ゆっくりと体重をかけてちぃを押し倒す。 
「須藤さんは俺にはちぃが居るから、自分がやるって…だから俺…」 
「ちょ、ジミーっち…ダメだよ、んっ、まぁもみやもいるのに…」 
ゆっくりと服の上からちぃの胸を揉む。 
小さすぎず、大きすぎずな大きさ、服の上からなのでちょっとだけ固い手触り。 
さっきのビデオの大きな胸もよさそうだけど、このくらいの大きさもいい。何よりまだまだ発展途上だ。 
それにしてもさっきからずっと我慢してたからもう限界だ。 

1.ちぃの服を脱がす 
2.一応礼儀だ。 「ちぃ…続きしてもいい?」と聞いてみる。 
3.後ろが気になるな。やっぱ止めたほうがいいかなぁ…。 


ゆっくりとちぃの胸を揉む。ちぃの身体も少しだけど反応してる。 
やっぱりビデオの効果はあるみたいだ。 
でもやっぱり後ろがちょっと気になるな。 
正直言って我慢の限界だし、このままシたいけど、須藤さんと夏焼さんいるし、微妙だよなぁ。 
ちぃの目も「今はヤダ」って言ってる気がする。 

「…ごめん、やっぱ今はダメだよね…須藤さん止めるから手伝ってくれる?」 
「…うん…」 
潔く引くのも男には必要だ。嫌われたら元も子もない。 
ちぃを助け起こして、2人で須藤さんを夏焼さんから引き剥がした。 

「みやごめん、何かビデオ見たらちょっとヘンな気分になっちゃってつい…」 
「うちこそごめん、うちが変なこと言わなきゃよかったね」 
離れた2人は真っ赤になりながら謝り合っている。 
あのまま止めなかったらひょっとしたらこの3人もバラバラになってたかもしれない。 
ちぃにも嫌われてたかもしれないし。自制しといて良かった…。 
いや、正直今もシたくてたまらないのはたまらないんだけど。 
そういう雰囲気でもなくなっちゃったしな。 


ちぃの持ってきた冷たいお茶で少し落ち着いて、また4人で雑談、少し猥談交じりに話が盛り上がった。 
流石にもうああいう暴走したりすることはなかったけど。 
何だかやけに疲れてしまって、ちぃの家族が帰ってくるまでそのままダラダラしてた。 
お陰でちぃとできなくてものすごい欲求不満だったけども。 
帰ってからちぃの胸の感触と、須藤さんと夏焼さんの絡みをおかずにしたのは言うまでもない。 


もちろん、このことは4人だけの秘密だ。 
そのあとは少しだけ教室でもこっそり下ネタ話をするようにもなったっけ。 
夏焼さんのいちいちウブな反応が面白かったんだけど。 
あのあと改めて教えた腕立て伏せ豊胸法、随分長くやってたみたいだ。 

ちぃは何だかんだビデオを見たこと自体は楽しかったみたいだ。 
今度は邪魔のいないときにしようと約束もした。 
いつかタイミングみてやってやるぞー!! 



ノノl∂_∂'ル<大胸筋が鍛えられました 从*・ゥ・从<鍛えたら腹筋みたくなりました リl|*´∀`l|<あははは 从*・ゥ・从<えり・・・・