新学期が始まり、俺とちぃのことはクラス中の噂になっていた ちぃがいいふらしたに決まっているが、俺の顔みてニヤけるあいつをみていたら文句をいう気は失せていた しかし、ずっと他の奴らからからかい半分に「あいつとはどうだった?」と聞かれるのはうんざりだ ここはちょっとクラスから抜け出すか さて、行き先はどこにするか 1 久しぶりに特待生クラスに 2 高等部に 3 舞ちゃ〜ん、お兄ちゃんがいくよぉ そうだな、特待生クラスにお邪魔するか あのときに会った愛理ちゃんとは矢島先輩に妨害されてろくに話せなかったからな よし、特待生クラスへと行くか 来たのはいいが、皆休み時間だってのにクラスでお勉強とは真面目だな 同じ学校の生徒とは思えない 勝手に入っていける空気ではないしな 「何してるんだゆ〜?」 ん? よほど俺がキョロキョロ教室を覗いていたのがおかしかったか背後からどこかで聞いた声がした はっ、こいつは・・・あの時の 「あのときの変態だゆ〜りぃに酷いことした変態だゆ〜」 ぎゃああああああ!! 俺の顔をみるなり大声で叫びだしやがった・・・ まずい 何とかしなければ 1 変態じゃないゆ〜と周りの人に弁明する 2 こいつを拉致るしかないな 3 この特待生クラスから全力で逃げ出す 変態とは何だ、変態とは ただ太ってることを指摘しただけだろうが くぅ〜それをセクハラととったか変態とはな・・・まだ桃子先輩に生徒手帳返してもらってないから 詳しくはわからないが、セクハラするとうるさいんだったな、うちの学校・・・ こいつが叫んだせいで大勢の生徒が廊下に顔を出してきた しかも皆脅えたあいつをみて俺に白い目向けてくるしな こ、ここは 「変態じゃないゆ〜ぼくは変態じゃないゆ〜」 と精一杯訴えてみた 「あ、りぃの口癖真似してくる〜。変態のくせに」 「おいおい、あいつ特待生クラスの生徒じゃないよな」 「見かけない顔だもんな」 なんて声まで聞こえてきてる・・・ ここにいるのはまずい 囲まれてうまく逃げ出せそうにないしな、万事休すだ と、ここで何と思いがけぬ助けが入った 1 き、君は愛理ちゃん 2 げ、また矢島先輩かよ って、あんた高等部じゃないのかよ 3 千聖ちゃん ぞろぞろと教室から出てきた中にあの愛理ちゃんがいてくれた そして、愛理ちゃんは相当困った状況にいる俺をみて、「先輩、お待ちしてました」と機転のきいた嘘をついてくれた 「おっ、鈴木の知り合いかよ。で、何で菅谷が叫んでるんだよ」 「それは梨沙子はよくおかしなこといってるでしょ。だから今日もたぶんそういうことだと思うな。ね、梨沙子」 そう言われた方の菅谷は俺を一度きっと睨みつけてから、 「梨沙子はおかしな子じゃないゆ〜それにこいつが梨沙子にいったことは酷いことだゆ」 と、太った発言を許していないことをいってきた 「あ、あ、あれは・・・ どうする、何ていって菅谷を落ち着かせるか 1 愛理ちゃんにとことん頼る 2 冗談だったんだゆ〜と可愛くいってみる 3 土下座してでも誠実に謝る そうだ、愛理ちゃんだって梨沙子はおかしなことばっかりいってるもんね、っていってただろ こうなったらそれを利用して、冗談だったんだって空気にすれば、周りは引くし、さらに菅谷だって許してくれるだろ たぶんな、たぶんだけど 「あ、あ、あれは冗談だったんだゆ〜あんまりにも可愛い子だったから、悪ふざけしただけだゆ〜」 恥も醜聞も捨て、俺はほっぺに人差し指をもっていき、ぶりっ子ぽく振舞ってみた そりゃキモいに決まってるだろうが、冗談でってことにするならこれしかないよな 「ぷっ、何だよ。こいつも菅谷と一緒であばばばなのかw」 「うげぇ、男がやるとキモいなw 騒いでるから出てきてみりゃこれかよ」 「菅谷、今度やるときは特待生クラスじゃなくて人目を引ける普通コースいってやれよな」 一瞬、時がとまったかというほどに皆の動きが止まったが、冗談だとわかると教室の中に戻っていった 助かった〜だが、肝心の菅谷は許してくれたんだろうか? みると、こいつもポカンとした顔で俺のほうをみている 「梨沙子、どうしたの?可愛いっていわれたんだから、喜びなよ」 「・・・こんな皆がいるとこで言われるのは嫌。また皆に冷やかされちゃう〜ばかぁ!!」 顔をほんのりと染め、菅谷も教室に引き上げていった 許してくれた? 「で、先輩は今日は何しにきたんですか?」 1 愛理ちゃんに会いにきたんだ 2 梨沙子に謝りに 3 ただ何となく 「今日は愛理ちゃんに会いにきたんだよ」 この前は矢島先輩がいたし、妨害ない今ならお近づきになれそうだ 「そうだったんですか、でも私のクラスは先生がきちゃうんで教室に戻らないとなんです」 ちょっと寂しそうな顔をしていたが、愛理ちゃんは特待生クラスだけあって真面目だな って、おいおい これで戻られでもしたら俺が遊びにきた意味がなくなっちまう 何とかしてここは引き止めないとな 1 俺の十八番 授業なんてサボっちゃいなよと誘惑 2 愛理ちゃんは真面目そうだし、難しいよな 諦めて教室に戻ろう 3 病気になったふりしてみるか 授業サボろうっていって聞く相手ぽくないし、ここは愛理ちゃんの優しさにつけこむか ひでぇ男だな 俺ってやつは 腹痛で倒れそうになるって感じでいってみるか 「う・・・しもた、朝に食べたかきにあたったみたいだ・・・」 「え?ど、どうしたんですか?ジミー先輩?」 愛理ちゃんは慌てて俺の傍に駆け寄ってきてくれた うわぁ〜優しいな、本当にこの子はさ ちょっと本気で演技してみるかな 俺って演技の才能あるみたいだしw 「うぅぅぅ・・・いてぇ・・・」 「先輩、どうしよう・・・助けよびますからちょっとの間我慢してくださいね」 「まって、無理っぽい。愛理ちゃん、保健室につきそってくれ」 「そんなこといわれても、私先輩を支えられそうにないし」 「頼むよ」 「そんな顔してみつめないでください。困っちゃいますから・・・」 後一押しそうだな 脂汗っぽいのまででてくるし、マジに演技やったほうがいいんじゃね 1 愛理ちゃんの腕にしがみつき、君じゃないとダメなんだという 2 愛理ちゃんのみてる前でのた打ち回ってみる 3 愛理ちゃんにここぞとばかりに倒れこむ 愛理ちゃんの腕を掴み、俺はその必死さをアピールした 「俺、君じゃないとダメなんだ。ちょっとでも離れてほしくない」 キザったらしい台詞ではあるが、ここは演技のうちと括っていってみると、 「も、もぉ〜やめてくださいっていったのに。本気にしちゃうじゃないですか」 顔を赤くしてる これは効果大だ、何とかいけるぞ 「本気にしていいよ。だって、俺は君のことが気になるんだ」 「・・・な、何いってるんですか。先輩、彼女いるって聞きましたよ」 あ、ちぃのことか それでも俺はここで君と仲良くなるのを諦めたりはしない ちぃは好きだけど、もっと青春のすいも甘いも知りたいんだ 「彼女がいたら君とは仲良くなれないの?俺は友達だっていいんだ」 「もぉ〜わかりました。お腹が痛いのにこんなにキザな人は初めてです。保健室に連れていきます。 だけど」 そう、だけどといって彼女が向かったのはあの菅谷が消えた教室だった 「ちょっと待っててください」 あ、菅谷を呼びにいってしまった 「むぅ〜あたしまで手伝わせることないのに」 「すぐに終わるから。ね、いこう」 「ねぇ何で菅谷さんまで呼ぶ必要あったの?」 「だって舞美ちゃんにジミーは変態小僧だから気をつけろっていわれてるんです。だから2人いれば安心かなって」 矢島先輩、この子を警戒させるってどんだけ酷いこといったんだ 想像すると自分が惨めになるからやめておこう 俺は両脇を女の子に支えられて、保健室まで無事にたどりついた が、肝心の先生はどこにもおらず、この保健室には俺と女の子2人だけになった もうこれは天の恵みに違いないだろ 「先生がいないゆ〜こんな奴ほっといていっちゃおうよ、愛理」 「それはダメだよ。いくら何でもほっとけないよ」 「でも、先生いないのにどうするの?」 「ベッドに寝かせて、体温とか計るだけでいいと思う。あとは先生呼んで任せよう」 俺はベッドに寝かされた 「先輩、体温計るんでこれどうぞ」 と、体温計を手渡された だけど、このまま俺が脱いで普通に計るんじゃつまらない 1 体が全然動かないといって愛理に脱がせてもらう 2 いや、梨沙子でしょ 3 2人同時にペロっといっちゃいましょう 愛理ちゃんも菅谷も同時にペロっといっちゃいましょう 「俺、ちょっと体が自分じゃ動かせそうにないんだ。だから、悪いんだけど愛理ちゃんにも菅谷さんにもお願いしていいかな?」 「りぃはやだゆ〜あんたは変態だゆ〜」 「え、私は嫌じゃないですけど、ただ男の人の体に触るのって初めてなんで」 菅谷は相変わらずぶすっとしていて、愛理ちゃんは照れている 愛理ちゃんの反応ってウブで可愛いな、マジに これが桃子先輩なら自分からベタベタきそうだけどな 「お願いだ、俺キツイんだよ」 「ん〜仕方ないですね。梨沙子も手伝ってね」 「りぃはやだゆ〜だって、こいつに太ってるっていわれたんだゆ〜」 「それは謝っただろ」 「ちゃんと聞いてないゆ。ここで真面目に謝ってほしいゆ」 「そうしたら、手伝ってくれるかい?」 「いいよ」 1 ちゃんと謝るか 2 また悪ふざけで可愛いからついからかったという 3 じゃあ愛理ちゃんだけでいいや、と梨沙子は無視 ここはちゃんと謝っておこう 女の子にとっては太ってるってことをいわれるのは想像以上だもんな 「菅谷さん、ごめん。本当にごめん。俺、君の気も知らないで悪いこといっちゃって」 「梨沙子、先輩謝ってるよ。許してあげよ。ね?」 「・・・謝るのが遅いんだゆ〜あの後、梨沙子がどれだけ苦しんだと思ってるんだゆ〜」 げ、いきなり泣き出しちゃったよ まずいな、本当にまずい 女の子が涙をみせるようなこの状況はまずいぞ 「せ、先輩、すみません・・・梨沙子はこれ以上ここにいると嫌なこともあるんで、これで帰らせます」 「うん、色々とごめんな。菅谷さん、謝ってすむことじゃないけど、それでも俺はすげぇ悪いと思ってるんだよ」 「うぅ・・・本当にそう思ってるの?」 「ああ」 「だったら、その証拠をみせてほしいゆ」 「梨沙子、先輩は体調崩してるんだよ。無理だって」 1 愛理ちゃんにまで仮病がバレるのはまずい、また後で 2 いや、仮病がバレるとかそんなの関係ねぇ 3 証拠としてやけになって告白 ちぃには悪いが、ここはこれしかないな 言ってやる、これ以上破壊力のある言葉はないだろう 「好きだ、お前が好きだ!!一目ぼれだ。俺に彼女がいたってかまうか、俺はお前が好きだ。 からかったのもお前が好きなことの裏返しなんだ」 「へ?せ、先輩、何いってるんですか・・・」 「りぃのこと好き?本当に?」 「あぁ、俺には彼女がいる。だけど、お前のことも好きだ」 「気持ちは嬉しいけど、変態とは付き合えないゆ」 「いいさ、俺の気持ちを知ってもらえただけでいいんだからな」 「せ、先輩・・・こ、これ皆に内緒にしたほうがいいですよね?」 1 お願いしますね 2 いや、ここは堂々と宣言じゃね? 3 秘密にできそうにない 気配が・・・ 「そうだね、ここはそれでお願いします・・・」 下手に広まるとまずいからな、彼女いるっていっておいてこれだと 「私はいいですけど、梨沙子がどうかが問題かも?」 「りぃは別にいいゆ。だけど、約束してほしいことがあるゆ」 「何?」 「りぃのことをもう太ってるとかいってほしくないゆ。もしいったら、皆に浮気者っていっちゃうから」 「わ、わかった。肝に銘じておくよ」 「うん、りぃはこれでいいゆ」 で、俺はとてもじゃないが、Hな遊びをする気にはなれずに病人のふりをし続けた 看病してくれた2人にはとても感謝し、今度何かお礼しないとなって気になった で、去り際に菅谷からこういわれた 「りぃの家は犬を飼ってないゆ。で、熊井ちゃんからジミントって可愛い犬がいるって聞いたゆぅ〜。 だから、今度はジミントと一緒ならりぃも遊んであげるぅ」 とりあえずは機嫌直してくれたみたいだった よかった 「先輩、病人のふりもいいですけど、彼女も大事にしてあげてくださいね。それじゃあ」 と、愛理ちゃんにはもうバレバレだったみたい
ノソ*^ o゚)<暇ですケロ 州*‘ -‘リ<ジミントとあそぶのたのしみだゆー 川#^∇^)||<ジミントはうちのだぞゴルァ! (*ジミント)<クゥ〜ン…… 从*・ゥ・从<ジミー君…この前は恥ずかしいところ見られちゃったな… リ ・一・リ<なにかあったの舞美ちゃん? 从・ゥ・从<泣いてるところを見られちゃった リ ・一・リ<なんでないてたの? 从;・ゥ・从<それは…ちょっとね… リ ・一・リ<……ふぅん リ ・o・リ<あ、栞菜だ! 从;・ゥ・从<えっ?早く逃げなきゃ! (天の声)<でもウソなんだよ 从#`ゥ´从<ちさと〜ぅ? ノK|‘ o‘)<あっ!舞美ちゃん 从゚ゥ゚;从<あばばばばばばばば Σ州;‘ □‘リ