最近だとベリの娘たちも℃-cuteの娘たちも会えば、俺に思い出話を聞かせろとせがんでくる 
そのせいで俺は実家からわざわざアルバムなんかを送ってもらったりしている 
今日はそのアルバムの中でもとびきり甘酸っぱい思い出のある写真をみつけてしまった 
それは俺と水着姿の中3トリオが一緒に映った写真だ 
そういや、夏休みに徳永に誘われてみんなででかけたんだったな・・・ 

俺が夏休み前の先生の注意をうたた寝しながら聞いているところへ隣が徳永が 

「ねぇねぇジミー君、ちょっとちょっと」 
「ん?なんだ、どうしたよ。今、いいとこだったのに」 
「明日から夏休みじゃん。そんでさ、みやたちとにプール行くんだけど一緒に行かない?」 

この言葉ですぐに覚醒した俺の頭の中では色々な考えが巡っていた 

1 おいしい話には裏があるような気が・・・ 
2 雅ちゃんたちといけるならこれは断る理由がないぜ 
3 ”たち”ってことは他には誰がいくか気になるな そこ聞くか 



おいしい話には裏があるっていうな 
しっかしな〜他に一緒に行く子も気になるな、それ次第で決めるか 

「で、雅ちゃんと他誰がいくのか教えてくれよ」 
「ん〜とね、茉麻とひとつ下の学年の熊井ちゃんって大きい子だよ」 

その面子なら是非ともいってみたいな、そりゃ 
スタイルのいい子ばかりだし、これはもう行かない手はないな 
しっかしな、俺みたいな男が1人でいって浮かないかな 

「どうしようかな・・・男が俺だけってなるとバランス悪くないか?」 
「あっ、そのことなら平気。茉麻ってさ、萩原君好きなんだよね。だから、誘ってみてよ」 

こいつ、須藤さんが萩原にフラれたこと知らないのかよ 
参ったな〜あいつと顔あわせづらいような気もするが 

「ほらほら、思い立ったら吉でっせ!!っていうよ。一緒にいこうよ」 

1 萩原のことがあるし断る 
2 考えても始まらないし何とかするか 
3 萩原誘わなければいいんだな 



気は重いが萩原が関連するとなると断るしかないな 

「悪いけど、俺は一緒には行けないよ。だって、萩原を誘わないとなんだろ」 
「え、ちょっとちょっと〜。一緒にいこうよ」 
「そうはいっても萩原だけは不味いんだよ。俺、行きたくないわけじゃないんだけど」 
「じゃあ何で?行きたくないわけじゃないんならいいじゃん」 

そういってもな〜萩原のことをどう説明しようかな 
須藤さんがフラれたことを俺が勝手に説明するのもおかしいしな 
かといって、このメンバーで行ける機会なんてないから逃す手もない 
こりゃ参ったぞ 

1 萩原と須藤さんのこと思い切っていっちまうかな 
2 萩原抜きでいくならいいよ? 
3 誘い忘れたふりして当日行くことにしよう 



しゃあない、ここは奴は抜きにしてもらうことにしよう 

「俺行くなら萩原のことは抜きにしてくれよ」 
「それだと茉麻はどうなんだろうな。サプライズで楽しませようとか思ってたのに」 

最初から須藤さんは知らなかったってことか 
よかった、それならあいつとのことは俺と徳永だけの秘密にしてもらおう 

「でも、ジミー君がきてくれるならちぃはどっちでもいいよ」 

ちょっとホッとした 
もしも徳永が萩原のことを追及してくるならどうしようかと思ったが 
でも、こいつ俺がきてくれるならっていってたな 

「じゃあ俺も行くってことでいいんだな」 
「うん、バッチリ〜行く日が楽しみだねぇ〜あははは」 

すげぇ嬉しそうだな、徳永のやつ 

そして、当日 

集合場所までいくとどうやら早くきすぎたか、俺1人だけだ 
まだ時間はあるし、ちょっとそこらへんをウロウロいてみようかな 

1 迷子になりそうだからやめとくか 
2 薄着のお姉さんがいっぱいだな、ここは女子更衣室でも 
3 トイレでもいってたまってるもんを出しておくか 



ここは素直にまつのがいいだろうな 
しばらくすると今日の主役4人が一緒にやってきた 
今日は皆可愛い服きてめかしこんでるな、すぐに水着になっちまうのに 

「おまたせ〜ジミー君。待った?」 
「ううん、別に待ってないよ。俺もちょうどきたとこ」 
「そっか〜じゃあまずは中に入っちゃおうか」 
「そうだな」 

俺は4人の水着姿を楽しみにしつつ、園内へと入った 
そういや、俺たちがきたプールってどんなプールだったかな 

1 地味な市民プール 
2 ちょっと高級な会員制プール 
3 ウォータースライダーなどが充実した大きいプール 



そうそうウォータースライダーがメインのここらへんじゃ最大のプールだったな 
俺は男ということもあり、さっさと着替えて待っているとそこに女の子たちが現れた 
うわぁ〜やばいな、さっきまで更衣室から出てくる女の子たちなんて比じゃないぞ 
4人とも布地の小さいビキニなんて着てるよ 

徳「ジミー君、おまたせ〜」 
夏「おまたせ〜」 
須「皆はしゃぐのもほどほどにね。走ってけがしたらあたし面倒みきれないよ」 
熊「まぁさ、ここでもお母さんみたいになってるw」 

どの子も可愛いけど、誰に可愛いっていっちゃおうかな〜 

1 誘ってくれたし、俺に気がある? 徳永だろ 
2 狙ってるのはもともと雅ちゃんだ 
3 傷心の須藤さんを元気づけよう 
4 しましまパン以外の君がみられて幸せ 熊井ちゃん 



ここは徳永をたてておこうかな、それに今日はすげぇ可愛いんだよな 
ビキニ栄えするな、こいつ 

「今日はすげぇ可愛いじゃん、徳永」 
徳「え、やだなぁ〜お世辞なんていらないよ〜だってみやとかのほうが可愛いって 
思ってるんでしょ?素直にいっちゃいなよ」 
「そんなことねぇよ、本心からいってるんだよ」 
徳「そっかな〜ありがと」 

熊「お、何かいい雰囲気?もしかして」 
須「もぉ〜ゆりなったら、あんまりからかうもんじゃないでしょ」 
夏「ちぃ、よかったじゃん。今日ははりきって新しいの買ってよかったね」 

徳「もぉ〜ジミー君のせいでからかわれちゃったじゃん。ばかぁ」 

馬鹿とかいいつつ表情はいつも以上にたれた目が嬉しいと語っている 
女の子はほめられて嬉しくないわけがないもんな 
誘ってくれた徳永がどうせ企画したんだろうし、楽しんでくれるといいな 

で、さっそくどのプールからいくか 

1 流されてみるかな 
2 温水プールでまったり 
3 大きな遊泳プールにとびこんでやるぜ 



まずは無難に流れるプールからいくことに 
俺たちがきたプールは人気が高いこともあり、なかなかの混み具合だ 
流れるプールも流れているのかさえ、ちょっと怪しい 
ほとんど人で埋め尽くされて隙間がない 

「とりあえず流れるプールいくか」 
徳「いいねぇ〜ジミー君わかってるぅ」 
夏「ちょっと混んでるけど、どこも同じかな」 

須「あたしたちはちょっとゆっくりしてくるね。いこ、ゆりな」 
熊「ていうことなんで、また合流しよ。じゃあねぇ」 

徳「ちょっとちょっと〜協調性がないな〜君たちは。ほら、一緒にぃ」 
須「あたしたちはいいからいっておいで。ジミー君またせたら悪いでしょ」 
熊「そうだよ、楽しんできなよ」 

妙なことになったが、俺はこの2人を引き止めるわけにもいかないしな 
とりあえずこの3人で行動することにするか 
最後まで徳永だけはみんなでと主張していたみたいだが 
それにしても自分が立ってるだけでもヤバいくらい狭いな 
押されてる感覚だ 

「狭いけど大丈夫?」 
徳「まぁ何とか。みやは?」 
夏「こっちも何とかかな」 

狭いせいで2人の肌が俺に当たってるぜ 
こりゃ辛抱たまらんが、ここで息子を自由にさせるわけにはいかん 

1 ちょっと間をとる 
2 こんなに混んでるしバレないでしょ 
3 静まるまではじっとしている 



変に間をとったりするほうが怪しく思われるし、ここは堂々とするのが1番だな 
だが、いつまで白を切れることやら 

「流れてるって感じじゃないのが残念だよね。本当ならスイスイいけるのに」 
徳「ちぃももっと自由に動きたかったかも」 
夏「ちぃは一つひとつの動作が大きいしね。・・・きゃ」 

密着状態のまま、流されているうちに俺の息子は雅ちゃんに当たっていたらしい 
それも雅ちゃんのお尻に当たっているようだ 
こんなのが当たったら驚くのが当然だよな 
だが、ここで俺だってバレるのだけは避けないとな 

1 どうしたの?ととぼける 
2 気づかれないよう逆向きに身体を動かす 
3 うまく下半身だけ引かせる 



とぼけてやり過ごすしかないな 

「ど、どうしたの?」 
徳「どったの〜みや?」 
夏「それが私のお尻にさっきから変なものが当たっていて・・・」 

ここは落ち着けという他ないんだが、こんなときに限って収まらないんだよな 
逆に固さが増しているような気がするし 

「こういうとこだし、人の身体が当たっちゃうからね」 
夏「どうしようかな、出るに出られないし・・・」 
徳「みや、位置交換する?」 

位置交換? 
馬鹿、そうしたらお前に今度は当たることになるんだぞ 
ただし、足が長いお前にはももに当たることになりそうだがな 
とにかくしばらくは白を切るだけか 

と、ここで 

ドン!! 

押すな、馬鹿野郎 雅ちゃんのお尻の割れ目にぐっと差し込まれるようになってしまった 
しかも、背後にいる俺のが当たっているんだから雅ちゃんだって気づく 
しまったぁ〜 

1 雅ちゃんは謝れば許してくれるはずだ 
2 君が可愛いのがいけないんだ、ともはや逆切れ 
3 小さくなぁれと呪文を唱えてみる 



夏「ジミー君、さっきから当たってのって君のだったんだね」 

ついにそれを悟り、俺に静かな怒りを向けてくる雅ちゃん 
顔なんか見なくってもどんな顔してるかなんて想像がつく 
雅ちゃんは俺と顔をみあわせるように真正面を向いた 

「・・・そ、それは・・・」 

俺がこうなったのだって考えてみれば、そんな刺激的な水着でいる君が問題なのさ 
だってそうだろう、まだ中学生なんだから下手すりゃスク水、もしくはもっと布地が多いもの 
そういうのを着てくるべきだろう 
俺を刺激したのだってよくないんだ ここはバシッといってやる 

「君が可愛いのがいけないんだ。だって、そうだろ。そんな可愛いのしてたら俺みたいな 
男はみんな固くもなるさ」 
「ば、ばっかじゃないの〜謝るってこともしらないなんて、この変態!!」 

ベリの雅ちゃんと同じで怒ると手が出るのは変わらないようだ 
ぐはっ・・・ こうして俺は雅ちゃんのパンチをもろに受けてプールの中へあえなく沈没した 
その間際、雅ちゃんの顔が真っ赤になっていた気もした 

ん?ここはどこだ 
俺が目をさますと、誰かが俺に膝枕をしてくれていた 

1 もつべきものは徳永だな 
2 包容力ある須藤さん 
3 しまパンの熊井ちゃん 



この肌が浅黒いくせにもち肌で柔らかく、細いものは間違いない徳永だ 

「ばっかだな〜ジミー君は。みやに何かしたでしょ。おかげでみやが怒ったから大変だったよ」 

あの後に何があったかを大雑把に話してくれた 
どうやら雅ちゃんが怒ってしまってどっかへ行ってしまったせいで、須藤さんと熊井ちゃんは探しに 
いってくれているらしい 
その間、監視員に協力してもらって引き上げた俺の面倒をみてくれていたそうだ 

「そいつはごめん・・・怒らせるつもりなんてなかったのにな」 
「それは後で謝りなよ。みやはわかってくれるよ。ドンマイ!!」 

どうしてこいつはいつも皆に明るい笑顔をふりまいていられるのだろう 
たとえ俺が変態だったとしてもそうやってくれているのか? 

「お前って優しいんだな。ありがとう」 
「もぉ〜みやに頭殴られておかしくなっちゃった?熱ある?」 

徳永はありがとうと俺が本心からいったにも関わらず、照れ臭いからかからかってくる 

「あぁ、頭殴られたせいでおかしくなっちまったかもな」 
「それじゃちぃが面倒みてあげるよ。ジミー君の世話係だかんね」 

俺は徳永のこの言葉にすげぇドキドキしてしまい、ふとももの感触を確かめようとかなんて 
どうでもよくなっていた 
この後、戻ってきてくれたはいいが、雅ちゃんの怒りが収まることはなかった 

俺の顔みては顔を背けたりするしな 
事情をきいたか須藤さんには「男も大変ね」と他人事のように言われ、 
熊井ちゃんには「ジミー先輩にはきをつけなきゃ」と遊ばれる始末 

そうそう、集合写真として撮ったものは 
左から凹む俺、ダブルピースで笑顔の徳永、なだめる須藤さん、俺に怒りの視線を送る雅ちゃん 
の順で撮ったのだ 
カメラマンは「ひぃ〜ん、何であたしが」とぶつくさ文句いってた熊井ちゃんがやってくれた 
それにしても大変な日だったな、この日も