中学とかだと、それまで箸にも棒にもかからなかったようなヤツが夏休み明けとかにいきなり可愛くなって、周りをどよめかせたりする。 

いわゆる「確変」ってヤツ。当時はパチンコなんかやらなかったから知らなかったけどね。 

・・・・・ 

夏休み前のある日、友達と中2の写真を見ながら女子のことを話していた。 

「この子、なかなかエロくていいよね。ほら、胸もあるし」 
「でも色黒過ぎじゃね?」 
「健康的でいいじゃん。そう言うお前は誰がいいんだよ」 
「この後ろの列の子かな」 
「デカすぎだろあの子wwwww」 
「っせーよバカ!あれはスタイルがいいって言うの!」 
「で、お前は?」と振られ、俺が指差したのは… 

ちっちゃくて、ちょっと何かの怪獣に似てて、お世辞にも可愛いとは言えない子だった。 

「今度実際この子達見に行かね?中2の教室は下の階だからすぐ行けるだろ」 

そんな会話をしたのを覚えている。 

その後、結局期末だの何だのでバタバタしてて教室を見に行くことはできなかった。期末は…orz 

そして夏休みが明け、授業も始まったある日の休み時間… 

中2がやけにガヤガヤしている。 

「お前2組の中島って知ってる?」 
「誰それ?男子?女子?」 
「あー知ってる。あのちっちゃくてブースカに似てる女子だべ?」 
「そうそうそれ!それがさぁ、アイツマジ可愛くなったらしいよ」 
「マジかよ〜中島のくせに…」 

みんなこんな会話をしている。 

ん?待てよ?ちっちゃい?ブースカ似? 

1.2年2組の教室を見に行くか 
2.有原さんに聞いてみようかな 
3.熊井さんに聞いてみようかな 



「そうだ、熊井さんに聞いてみよう」 
あれだけ背の高い人だ。中2のフロアに行けばしぐに見つかった。 
「久しぶりだね」 
「お久しぶりです!この前はありがとうございました!」 
「いやいやいいんだよ(しまパン見れたし)ところで、中島さんって子知ってる?」 
「なかさきちゃんですか?あの窓際の席の本読んでる子ですよ」 
「ふーん」 
「もしかして好きなんですかー?」 
「あ、いや別に…」 

でも確かにかわいらしい。そりゃクラスの話題にもなるわ。 
さてと… 

1.中島さん見れたし帰るか 
2.話しかけてみよう 
3.よっ、ブースカ 



せっかくだし話しかけてみよう。 
でもいきなり一人で特攻もちょっとなぁ… 

「熊井さん、中島さんとカラんでみたいんだけど、ちょっと付き合ってくれない?」 
「別にいいですよ。今ヒマだし」 

えっと… 
「中島…さんだよね?」 
「はい、そうですけど…何か用ですか?」 
「いや、何か部活の後輩(まぁ部活なんかやってないけどな)が可愛いって言うからちょっと気になってさぁ」 
「今本読んでるんですけど…って…友理奈ちゃん!?」 
「なかさきちゃん、何かいつもより強気過ぎじゃない? 

(選択肢は熊井ちゃんのセリフの続きです) 
1.矢島先輩呼ぶよ?」 
2.栞菜ちゃん呼ぶよ?」 
3.そんなこと言ってるといろいろバラしちゃうよ?」 



「いろいろバラしちゃうよ?」 
「えっ!ちょっと!」 

中島さんは熊井ちゃんの口を塞ごうとしているが、この身長差。中島さんがうまくあしらわれている。 

「なかさきちゃんって実は…」 
「実は…?」 
「やめてよぉ〜言わないでよぉ〜」 

中島さん半泣きだぞ。そんなに知られたくないことがあるのか? 


(選択肢は熊井ちゃんのセリフ、行動です) 
1.「実は高いとこがすんごい苦手で、観覧車乗った時もずっと手すりにしがみついてたんですよw」と言って高い高ーいをする 
2.「実は結構趣味が派手で、今日も黒いパンツとか履いてるんですよw」と言ってスカートをめくる 
3.「実は結構いい体してるんですよwほら、お尻とか…胸も最近育ってきたし」と言ってるところを栞菜が見てる 




「実は結構いい体してるんですよwほら、お尻とか…胸も最近育ってきたし」と言って中島さんの体をくすぐり始めた熊井さん。 

「ちょっ…やめてよっ!くすぐったいってば!キュフッ」 

な、何てかわいい笑い声(鳴き声?)なんだ! 
…っていうか後ろから熱い視線を感じる…あれは?有原さん!? 

「栞菜ちゃんもきなよw」 
「かんな!来ないで!」 
そう二人が言うが早いか、有原さんももうくすぐりの輪に加わっている。何てこった… 


1.もう放置でいいや 
2.俺も加わる 
3.助ける 



いいや、もう放置しよう。 

「じゃあ…俺はこれで…」 
「先輩もやりましょうよー」 
「いや、友理奈ちゃん、私だけでやろうよ。先輩お疲れ様でしたー」 

・・・・・ 

中島さんの助けを求める視線を背に中2の教室を去った。 

しかし写真とはまるで違う人だったな。次はもっと仲良くなれるかな。