ハア・・ハア・・ 
俺はいま校舎の裏手にある小さな丘に向かっている 
いつまでもジミーのままではいられないここはダメもとで 
前から気になっていた人に告ってみることにした 
それは 

1.クールビューティーな梅田先輩 
2.ちっちゃくてかわいい清水先輩 
3.なんだか近くにいると癒される須藤 



ハァハァ・・やっと着いた自分から呼び出したくせに 
遅れそうになって走ってきたんだ・・あ・・人影が見える 
あれは・・・・やった清水先輩だ待っててくれたんだ 
「うちを呼び出したのは君?何の用デスか?」 
「ハァハァ・・あの・・ハァハァ・・」 
や・やばい走ってきたんで息が・・これじゃただの変態さんじゃないか 
清水先輩も怪訝な顔をしている・・・・ 

1.とりあえず一気に思いを伝える 
2.もうだめ、やっぱへタレなんで逃げる 
3.抱きつく 



いつまでも息が整わなくてあせった俺は 
「清水先輩好きです!」 
とだけ言って抱きついた・・・・・ 
あれ・・・いない・・素早く身をかわされてしまった・・・ 
キョロキョロ姿を探すと顔を真っ赤にして汗だくの清水先輩が 
「ちょ・・な何するんデスか・・年上をからかうんじゃありまセン!」 
と校舎の方へダッシュで走って行ってしまった 

1.追いかける 
2.ボーセンと佇む 
3.・・・もう帰ろ・・ 



・・・はぁ・・終わった・・始まってもないのに・・・ 
清水先輩にも変態認定されたみたい・・・・ 
落ち込みながらボーゼンとしていると後ろの薮から何かガサゴソと音がする 

1.な・なんだクマか? 
2.野良犬でもいるのか? 
3.ギャーオバケー 



ギャーオバ・・・ 
まで言いそうになったとき後ろの薮を掻き分けてヌッと背の高い人が現れた 
「んも〜けっこう蚊いるじゃんここ〜」 
「う・梅田先輩・・な・何してるんですか?」 
「あらら〜佐紀ちゃん早〜い・・ん、なんだ君かー佐紀ちゃん呼び出したのは、よっ変態少年」 
「ちょ・・な・・何ですかその呼び名は、今のは思い余って・・・」 
「いまのことじゃないわよ、矢島舞美って知ってるでしょ、わたし友達なのよね〜全部聞いちゃった」 
「いや・・あの・あれは・・ハハ・・」 
「今度会ったら、殺してやるって言ってたから気をつけてね〜それにしても付き添いで来て 
 面白いもの見ちゃったな〜、じゃ、わたしも帰るね・・・あ、そうそう佐紀ちゃんね、 
  ちょっとは脈アリかな〜頑張んなさい、変態少年」 
それだけ一人でしゃべると俺の背中をバンバン叩いて行ってしまった・・・・ 
せめて変態少年って呼ぶのははやめて・・・・・ 

くそう梅田先輩め 
顔を蚊に刺されてるのに相変わらず綺麗だったなぁ…… 
って違う違う! 
今後舞美先輩に会うのが怖いなぁ…… 

まぁ悩んでいても仕方ない 
さてこのあとどうするかな? 


1.教室に行ってみるか 
2.グラウンドに 
3.帰ろう 



教室に行くか 
もしかしたら夏焼さんがいるかも 

…… 
まぁいるわけないよなぁ 
もう放課後だし 
仕方ない帰るか 

「徳永センパ〜イ!いますか〜!?」 

ん?なんだこの…… 

1.黒い子は? 
2.柴犬みたいな子は? 
3.ちょw男なのに女子の制服着てるwでもなかなか胸でけぇwww 



ちょwこの男胸でけぇw 

「あれ?君は確か……」 

え?この子俺のことを知ってるのか? 
徳永のことを先輩って言ってたし 
後輩だと思うけど後輩に知り合いいないしなぁ 

「ジミーさんですか!?」 

……よし 
間違いなく徳永の野郎が教え込んだな 
明日にでも殴ってやる…… 

「あ!僕は岡井千聖って言います!一年です!」 

元気な子だなぁ 
一方的に話してくるよ 
まだ一言も喋ってないぞ俺 
よぉ〜し…… 

1.「千聖君は徳永に用事があったの?」 
2.「ところで君は男子なの?女子なの?」 
3.なにはともあれおっぱいを揉む 



「千聖君は徳永に用事があったの?」 
なんだか困った顔をしているようだし重要な用事だったのかも 
「徳永センパイに呼ばれてたんです!」 
呼び出した本人がいなくなってるのか 
困った先輩だな徳永も 
「本物のジミーに会わせてあげる!って言われてたんですよ」 
……よし絶対明日殴ってやる…… 
人を見せ物扱いしやがって 
「でも本物のジミーさんに会えたから良かったです!」 
困ったように笑ってるけど 
なんだか本当に嬉しそうだな 
「まぁ俺なんかで良かったらいつでも会いに来てよ」 
「ハイッ!」 
うおぉ〜…… 
この千聖君はすごく素直で可愛いなぁ 
今までで一番良い子かもしれん 
「じゃあ僕も帰りますね!ジミー先輩さようならっ!」 
「お、おう。気をつけてな」 
あぁこれで千聖君が女の子だったら「送ってくよ」とか言えるのに…… 



岡井君はかわいい子だったなぁ。男の子なのに反則的なかわいさだ 

「おーっす!」 
あたっ!だ、だれだ、おれの背中を押したのは! 

1 徳永ーー!おま、校舎の裏に来なさい! 
2 も、も、桃子センパイ! 
3 あん?誰だねキミは 



びっくりした、桃子センパイか! 
「なーにしてんのこんなとこで」 
「いえ別に何も。センパイは?」 
「これからバイト。帰ろうとしたらキミ見かけてさ、ちょっとからかったの」 
けらけら笑うセンパイ。結構イタズラが好きなんだよな。 
なんかここ一ヶ月で急に親しくなったみたいだ。 

「キミこれからどうすんの?」 

1 おれは帰ります 
2 確か友達と帰る約束してたよな 
3 バイト先までの間いっしょに帰りません? 



「いっしょに帰りません?コンビニまで」 
「やだ」 

は?!そ、そっこう答えが返ってくるなんて 

「あっははっは、そうそうそーいうカオだーいすき!」 
「またからかったんスか?センパイ」 
ころころ表情が変わる子供っぽいとこが好きだ。 
うん、好きだ・・・ 
「ほらいくよ。モタモタしないの」 
「はいはいいきますよ〜」 
とてとて走るその姿はやっぱ高校生には見えない。 
まぁまだ五月だしこないだまで中学生だったしな 
どんな話しよう? 

1 勉強の話。わかんないとこききたい 
2 部活の相談 
3 娘。の話、いってみるか? 



思い切ってこの話をしてみるか。 
「センパイって娘。好きですか?」 
「だーい好き!あのね、私カラオケじゃ必ず歌うんだあの曲!」 
桃子センパイはノリノリであの曲を歌いだした。しかもフリは完璧 

「み、みんな見てますよ」 
「気にしない気にしない!ほらキミも!にーっぽんの未来は・・・!」 
うう、は、はずかしい。センパイ思い切りすぎ。 
そうこうしてるうちにコンビニについてしまった 

はぁあ、もう楽しい時間は終わりかよ。 
「じゃーね、また!」 
笑顔で走っていったセンパイ・・・ 

・・・あ?戻ってきたぞ 
「アハハ、私今日出番じゃなかったって」 
ラッキー!超ラッキー! 

1 もっと話するぞ 
2 カラオケいくぞ! 
3 センパイの家に 



「よーし!じゃカラオケいっちゃおっか!」 
「はい!」 
うぅ、緊張する、センパイとふたりでカラオケかぁ。 
ふたりで・・・そうふたりで、ふたりだけで 
「ほらいこ!」 
わ!手、握られた!センパイ手ーちっちぇんだな 

「アンタにゃ、もーったいない♪あたしゃホント・・・」 
甘い声だぁ〜。耳にやさしく響いてくるいい声だよ 
「にーっぽんの未来はうぉううぉう、ホラいっしょに!」 
すっごいノリノリだな。センパイ娘。顔負けだぜ 

「はーちょっと休憩♪」 
もう5回以上同じ曲歌ってだいぶ疲れてるみたい。 
汗びっしょりで、エロいな。ってブラウス透けてるぞ! 
ぴ、ピンクのブラっすか!刺激的すぎます! 

「なに?私のカオじっと見て。石川さんに似てる?」 
「あ、え、ええ」 

1 センパイかわいいッス!という 
2 今度はおれが歌う 
3 アイスがある。汗かいてるし薦めるか 



「かわいいですよセンパイ!」 
「っ」 
すこしだまったけど急に笑い出した。 
「あたりまえでしょー。こう見えても私よく告られるんだよ」 

そ、そうなのか。まぁ確かにありそうだし。 
って事はあれか?もたもたしてたら誰かにとられるなんてのもありえるのか 
「あっつーいなー、あ、アイスある!いただきまーす」 
動揺してるおれの気持ちをしらずアイスをなめるセンパイ。 

「ん、じゅる、んん、んる」 

・・・このなめかた、なんかエロいな。 
「んはぁ、たれちゃう〜」 
おおお!!エロいエロいぞ! 

1 凝視します 
2 もう一本あげます 
3 目に焼きつけオカズにします 



「ん〜、んふぅ、つめたぁい」 
なんかさっきからおれと目があうんだけどわざとか? 
センパイだんだん息があらくなってるみたい。 
「たれちゃったぁ〜」 
なめてたのはバニラだったから口から白いのが・・・ 
こ、こんなのおれエロビデオでしか見たことないぞ!初めてのエロ体験だ 

「なーにこれ?ウフフフフフフ」 
「あう!!せっせんぱい!」 

ふくらんだ股間をぎゅっと握られた。え?え?どういうこと?? 

「どうしてほしい?ねぇ・・・」 

1 だ、ダメですセンパイ!!おれまだ心の準備が! 
2 センパイがそんな人だったなんて 
3 センパイ・・・おねがい、します 



「だだだダメです!!おれ、おれまだ、あの!」 
「まだ、なに?なんなの?」 
おれのをズボンの上から握ったまま笑ってるセンパイ。 
「ご、ごめんなさい、まだ準備が」 
なさけねー、つばさえもでねーとか。 

「あ、ごめーん、マイクこっちだったわ」 

センパイは明るい声でマイクを握りまた歌いだす。 
「・・・ごめん、なさい」 
なさけなく泣きそうになるおれにウィンクするセンパイ。 

「そういうトコ、いつまでもわすれんなよ?ウフフ」 

1 ヤケだ!このあと一人カラオケだ! 
2 泣きながら家に帰る 
3 今日は寄り道したい気分だよ 

4 チキショウ・・覚えてろよ 



「あのーお客様・・・」 
「うるせーあっちいけー!!おれは今日かえらねーぞ!!」 
なんかその日は、情けなさやらなにやらで一晩帰らなかった。 
結局料金が払えなくて家族呼ばれて、こっぴどくしかられ散々だったよ 

「マネージャー、ダサいですねぇ」 
雅ちゃん達は仕事にいってしまい、代わりに桃子たちが来た。 
「でもぉ、信じられないですねぇ。断っちゃうなんて」 
・・・ま、まぁね 
「桃にむりやり咥えさせた今のマネージャーからは想像できなーい」 
仕方ないだろ。何度もいうように当時の俺はだな・・・ 
「ウフフフフフ・・・」 
桃子、当時のセンパイにそっくりだな。 
俺が桃子とした時センパイを思い出したっけ・・・