中三になってそろそろ一ヵ月かぁ〜 

とくに何もかわってないな。今までのさえない学校生活と 

「よ、おまえあいかわらず地味だよな」 
「早くジミー君卒業できるといいな」 
「うるさいよおまえら」 
小学校の時からつるんでる友達がおれをからかってくる。 
はぁ、いいよな。かっこいい奴はさ。彼女がいてうらやましいぜ 
おれにもなんかいい事ないかな〜〜 

思い切ってクラスの女子に話し掛けてみようかな? 

1 須藤さん辺りを 
2 徳永さん。話し掛けやすそう 
3 夏…あれ?名字なんて読むんだ? 



決めた。いくならレベル高そうな相手にしよう。 
あの人、えと、夏、なんとかさんだな。めっちゃ美人な人だ 

でも話し掛けるなら名字知らないとまずいよね。 
「お?お前いくの?夏焼さんのとこ」 
なつやき?かわった名前なんだな。 
「ま、みててやるよ。派手にちるとこ」 
「うるさいな!べ、べつに告白しにいくわけじゃないだろ?」 

夏焼さんは今本読んでる。じゃましちゃわるいんじゃないかな 
会話のきっかけ、なにかあればいいんだけど 

1 消しゴム落ちてるぞ 
2 あの本見たことある気がする 
3 あ、肩に糸くずついてる 



あの本うちにあるのと同じじゃないか?おれの大好きなやつ! 
「その本すきなの?」 
自分でもおどろくくらい自然に声が出たぞ。 
「…そうだけど」 
夏焼さんがふしぎそうな顔しておれを見ている。なんてかわいい声なんだ 
「君、私に何か用?」 
「あいや、用事ってほどでも。ただその本、おれの好きな本だから」 
少しだけじっと見たあと夏焼さんは 
「ふーん、そう」 
やった、やったぞ。最初からいきなり二言も会話できるなんて。 

「あたっ!」 
にやけてたら背中をぽーんとたたかれた。 
「なになに?あんた、みやナンパしてんの?」 
振り向くと浅黒くてたれ目な女の子が笑ってた。この子たしか… 

1 徳永さん、だよな 
2 つきとばし返す 
3 男子か?なんで女子の制服着てるんだろ 

4 よっガチャピン!! 



あれ、なんでこの生徒女子の制服着てるんだ? 
「なぁお前なんで男子なのにそんな制服着てるんだよ」 
その生徒は俺を見たあと急に笑いだした。 
「あっはっはっ、みやにナンパしたかと思ったら今度は面白いギャグまで言っちゃったの!」 
やけに声が可愛い男子だな。あれ、もしかして女子なのか? 
「君おもろいねー。ときどき話すけど毎回違う笑わせ方してくれる」 

あぁ思い出した。徳永さんだった。今でも男子と間違えるんだよなおれ 
「ちー、その人知り合い?」 
あ。夏焼さんが興味を持ったか?チャンス 

1 おれ夏焼さんのこと知りたいなー、なんて 
2 徳永さんをだまらせるか 
3 徳永くんは連れション友達だよ 



「おれ夏焼さんのことしりたいなー」 
冗談ぽくいってみたら、あ、なんかちょっと不機嫌そうな顔してるぞ。 
「君さっきから何?気やすく話し掛けないでよ」 
「いやおれはべつに」 
「本読みたいからどこかいって」 
あーあ、きらわれてしまった。まいったな… 

「残念だったな。まぁ夏焼さんはお嬢様だから気難しいんだよ」 
友達が意外な秘密を口にした。 
「なんで知ってるんだよ?」 
「お前知らないのか?有名だぜ。有名企業の社長令嬢だぞ」 
なーんだ、おれとは住む世界が違うのか。 
「残念だったね君。まぁ女なんてこの世にいっぱいいるさ。例えば私とかね」 
徳永さんは冗談ぽく変なポーズをとっている。 
はぁ、失恋した気分だ。たとえが変だが 

1 今日は一人で帰る 
2 友達と気晴らしに遊ぶか 
3 徳永さんを誘ってみる 



今日はなんだかへこんだので一人で帰るか。 
はぁー、やっぱ中三でもさえないまますぎてくのかねーおれ。 
なんだかやるせなくなってきたわ 

ふとまわりを見てみると気になるものを見つけた。 
「あ?」 

1 なんだ?あの娘背高いな。何してるんだろ 
2 ボールが転がってきたぞ。 
3 ランドセル背負った小さな子が泣いてる。 
4 汗だくな子がうずくまってるぞ 



でっかい女の子だな。おれの倍近くあるんじゃないの? 
「とれないー、とれないよー、ひぃいーん」 
木に何かひっかかってるみたいだな。あんなデカい子がとれないくらい高い木に。 
声かけてみるか 
「どしたの?」 
その子はこっちに気付いた。 
「テスト、風にとばされて木にひっかかっちゃったの」 
ドジだな。なかなか狙ってできることじゃないぞ 

1 自分でなんとかしな。おれしらね 
2 木登りできたっけなおれ 
3 木をゆすれば落ちるんじゃないか? 



おれ、たしか木登りはできたはずだ。 
「とってあげるよ。あそこでしょ?」 
「でもいいの?」 
「木登りはできるから」 
体が小さいと登るのが楽なんだよな。小さい時よく遊んでた 
「あそこ、か」 
細い枝の先にひっかかってるテストの答案用紙。あれを取ればいいんだろ 
「危ない!」 
「平気だよ、これくらい、うっ」 
思ったより足場悪い。気を付けないといけないな 
「あ、あぁっ」 
変な声出さないでくれ、気になるじゃないか。 
あら?なんかミシミシ音がする。 
「折れるよ!枝!」 
しまった、と思った時にはおそくおれは地面に頭から落ちてしまった。 

「あ、い、いててて」 

きく〜〜〜〜…後頭部からいったぞ。 
「大丈夫?!」 
デカい女の子がしゃがんで心配そうにおれに話し掛けてくる。 

1 痛いね。起きたいから肩かしてくれ 
2 平気。それよりテストはどこ? 
3 あ、スカートに目がいってしまう。中身は? 



中三といやあ右手がアレな年だからしかたないんだよね。 
この子がしゃがんだからスカートの中身ばかり見てしまった。 
「ねえ大丈夫?」 
「あ?ああ、いや、うん。痛いけど痛くなくなった感じ?」 
「??」 
首を横にしている女の子。よしまだバレてないな、パンツを見てる事は。しっかり目に焼き付けてやる 
「あ!そうだ、今日は用事があったんだ。帰らなくちゃ」 
なんだ、そうなのか。それは残念だ。 
「ありがとう。テスト取ってくれて」 

そのデカい子は走っていった。 
…あの生地の模様をおれは忘れないだろう。きっと大人になっても 

1 帰ってさっそく自慰開始 
2 鮮度がおちないうちにこの場で 

3.もう少し歩き回ってみる 



思い立ったら即行動なり。よしいくぜ! 
いい、いいぞこの胸の高鳴り。誰かに見られてるかもしれない感じが! 
「い、いい、おっ、おおっ」 
あのパンツの模様はたまらないな。おれもおそろいのにしよう! 

「見つけたー!何してんの〜?」 
は?この声、きいたことあるぞ。 
「こんな野原でひとりで何してるの〜?」 
サイアク!徳永さん、なんでよりによってこのタイミングで。。。 

まずいぞ、今は背中を向けた姿勢だからいいが前を見られたら 
明日からおれは女子からなんていわれるかわかんないぞ! 
「おーーーい!」 
こないで!こないでー! 

1 一瞬気をそらしそのスキにズボンを履く 
2 いやズボンのベルトが切れちゃってさ〜とごまかす 
3 来たらぶっとばすぞ!と脅かす 



しかたない、この方法なら大丈夫なはずだ! 
「およ?何そのかっこ、ど、どしたの?」 
「いや、その、ベルトが切れてズボンがね。あはははは」 
大人になった今だからわかるがこの時あの子は気付いてた。 
おれのパンツの股間がギンギンになってたのを。 
「そそ、そうなんだぁ。そんなカッコだとカゼひくよ。気を付けてね!」 
あの恥ずかしさを見せないような素振りは中学生ならではだったな。なつかしいぜ 


「ヘンタイ」 
「屑ね。人として」 
雅ちゃんも栞菜ちゃんも厳しいなー。してって言うから昔の話したのに。 
「もっとまともな話ないの?」 
ああ、あるよ。まだまだ。次はどの話にしよう? 




ノk|‘ρ‘)<熊井ちゃんのしまパン…(ジュル) 川*^∇^)||<私のしまパン見て勃起したんだ〜