「お疲れ様でーす」 
「お疲れ様ー」 
「おぅお疲れー」 
今日もレッスン終えたらこんな時間になっちゃったな・・・ 
義務教育の子は学業が第一だから仕方が無いが毎日毎日大変だな 
こう終わるのが遅いと友達と遊びにいく事も出来ないんだろうなぁ 
まぁどこの馬の骨とも分からんヤツとデートに行くことも無いからそれはそれでいいんだけど 

・・あっ!デートと言えば舞美との映画の約束どうすればいいんだろう 
この前怒られちゃったけどいっしょに行けるタイミングは今日くらいしか無いし・・・ 
う〜んどうすればいいんだろう 

1.舞美にもう1回話してみる 
2.他の子誘おうかな 
3.こんな日は一人になりたい気分 



「舞美!」 
「・・・はい?」 
うっ、舞美の視線がこころなしか鋭いような・・・ 
やっぱりこの前の事まだ怒ってるのかな? 
「何か用ですか?用なら早くしてください」 
「いやそのね、こないだデートした時に映画見に行くって言ったじゃん? 
 出来れば今日・・・どうかな、って」 
ダメだ舞美の目がどんどん怖くなっていってる 
なんで大の大人が15,6の少女に怯えさせられてるんだ・・・ 
でもめっちゃ怖いしなぁ 
「前も言いましたけど私今日だけは遊ぶ気無いので」 
「そ、そんなぁ」 

どうしよう・・・舞美行っちゃうよ 
1.「理由を言ってよ!」と叫ぶ 
2.そのまま舞美の細い身体を抱きしめる 
3.舞美を誘うのは無理っぽいなぁ 



と、とりあえずここはなんとか舞美をなだめるしか無いな 
俺のあったかい抱擁で舞美の心の氷を溶かすしか・・・ 
「舞美寂しいのか?映画を見た後は舞美が満足するまでエッチに付き合ってあげるよ?」 
ギュッと舞美の細くて、それでいてしっかりした身体を抱きしめる 
う〜ん相変わらず心地よい抱き心地だ 
「ば・・・ば・・・馬鹿!」 
パシン! 
痛い・・・ホッペはたかれた 
「ほ、本気で殴ったれしょ・・・」 
「今日はエッチとかする気分じゃないんです!本当にマネージャーさんって無神経ですね! 
 そんなに映画が見たかったら大好きな雅とか桃といっしょに見に行けばいいじゃないですか!!」 
ああっ・・・舞美行かないでくれぇ・・・ 
俺は舞美とデートがしたいのに 

1.なんであんなに怒ってるんだろう、訳でもあんのかな 
2.せっかくチケット用意したのにな・・・どうしようこれ 
3.殴られた時のこの快感も悪くない! 



「俺なんか気に障る事言っちゃったのかなぁ・・・」 
俺はモヤモヤした気分のまま事務所を出る 
本当だったら今頃は舞美と手を繋ぎながら楽しく歩いてるはずなのに 
・・・って手を繋ぐのはさすがにまずいか、変なヤツに撮られちゃまずいもんな 
しかしいったい舞美はどうしちゃったんだろう 
「何か理由でもあんのかなぁ・・・いつもの舞美じゃないもんなぁ・・・」 
ぼんやりと空を見上げながら独り言をつぶやき歩く俺 
なんだかフラれたダメ男みたいな感じでカッコ悪いな・・・ 
「理由、教えてあげましょうか」 
「えっ?」 
突然知らない子が話しかけてきたので俺は驚く 
身長は低めで、結構ポッチャリしてて、目が鋭くて・・・でもとても可愛い女の子 
どっかで見た事あったような・・・ 

1.「どちらさまでしたっけ?・・・」 
2.「どこかで会った事ありましたよね?」 
3.「君ミニラに似てるね」 



「君ミニラに似てるな」 
「はぁぁ!?」 
やべっ怒らしちゃった 
やっぱり初対面の子を怪獣呼ばわりするのはまずかったかな 
「貴方って噂に聞いた通りのクズなんですね!さっさとクビになればいいのに」 
「ちょ、ちょっと待ってよ、今のは冗談だってば」 
「言っていい冗談と悪い冗談がある!」 
ミニラ呼ばわりは悪い冗談だったのか・・・相当気にしてるんだなこの子 
とにかく悪いのはこっちなんだし平謝りするしかないな 
「ごめんね、マジでごめん、今のは俺が悪かった」 
「・・・まぁ別にいいですけど」 
ホッ、なんとか機嫌を治してくれた☆カナ? 
「ところで君はいったい?」 
俺がそう聞くと女の子は突然下を向いてしまった 
なんだろう?何か考え事をしているような・・・ 
「私は・・・千です、『宇喜多千』」 
うきたせん?聞いた事も無い名前だなぁ 
「千ちゃんって言うんだ、ところで何か用でもあるの?」 

千ちゃんはこう答えた 
1.「オジサン、私を5万で買いませんか?」 
2.「寂しいならデートしてあげてもいいですけど?」 
3.「ちょっとモスラを倒しに東京タワーへ・・・」 



「ちょっとモスラを倒しに東京タワーへ・・・」 
「えっ?」 
突然奇妙な言葉を喋りだす千ちゃんに俺は首をかしげる 
いったい何を言ってるんだこの子は 
「じょ、冗談ですよ!なんでこういう所ノってくれないんですか!」 
「え、いや突然だったから・・・」 
「はぁ・・・もういいです、忘れてください」 
千ちゃんは顔を真っ赤にしながらうつむいてしまった 
う〜んノってあげたほうがよかったのかな? 
「で、いったい何の用なの?」 
「あ〜・・えっとですね」 
「うん」 
「貴方噂によると可愛い女の子とヤりまくってるらしいじゃないですか」 
えっ、なんで千ちゃんそんな事知ってるの?・・ 
ひょっとして俺って有名人? 
「そ、そうだけど・・・」 
「だから私とこれからホテルに行ってください」 
「えええ!?」 

1.君みたいな子となら大歓迎だよ 
2.親から貰った体をなんだと思ってるんだ!これだから援交少女は・・・ 
3.ごめん俺可愛い子としかエッチしないから 



「ごめん俺可愛い子としかエッチしないから」 
「そうですよねそう言うと思ってましたじゃあ行きましょ・・・ってあれ?」 
千ちゃんは俺の右腕を引っ張りながらどこかへ連れて行こうしたみたいだけど 
俺の言葉を聞いた途端フリーズしてしまった 
「今、エッチしないって言いました?」 
「うん、そもそも初対面だし」 
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!私可愛いでしょ!?ほら胸だってあるし 
 私だって去年は℃-uteの二番人気で・・ああ今のは違くて 
 えっと、貴方なんで私の誘いを断るんですか!?とってももったいない事してるって分かってます!?」 
すげえ、この子今ノリツッコミしたぞ 
ウチのお笑い部門に入れたら10年後には人気コメディアンになってるかも 
「確かに千ちゃんは可愛いとは思うけど・・・俺はそこまで節操無くないから」 
「なんなの・・・噂と違うじゃない・・・」 
なんだかよく分からんけどかなりガックリ来てるみたい 
いったいなんでこんなに必死なんだろう? 

次に千ちゃんが取った行動は 
1.急に俺に抱きついてきた 
2.俺の腕を無理矢理引っ張ってホテルへと連れて行った 
3.突然「助けてーこの人チカンです」と叫びだした 



「もう!なんで貴方は私の思い通りになってくれないんですかぁ!」 
千ちゃんは突然怒り出して俺をポカポカと叩いた 
いたっ!いたたっ!この子結構力あるぞ 
「なんだよ!俺何か悪い事したの?」 
「どうしてもホテルに行ってくれないなら・・・こうだ!」 
すると千ちゃんは突然大通りの方へ行ったと思えば信じられないような事をし始めたのだ 
「助けてくださあああああい!チカンです!私この人に乱暴されそうになりました!」 
「えええええ!?ちょっ待てよ!」 
なんてとんでもない事を言うんだこの子は! 
突然ホテルに行こうとか言い出したと思えば断ればレイプ魔扱いかよ 
し、しかしまずいぞこの状況は 
なんか正義感溢れるゴツいお兄さん方がたくさん集まってきたんだけど・・・ 
「てめぇこんな可愛い子に向かって何をする気だ!」 
「社会のゴミめ、ぶっ殺してやる」 
「誰か警察呼んで!ここは俺達がおさえとくから」 
あわわわわ・・・大変な事になったぞ 



酷い目にあった・・・ 
警察が来た時はこの世の終わりだと思ったけどなんとか事情を説明できて良かった 
やって来た警察が高校の時の後輩で助かったぜ・・・こいつは俺の事信頼してたもんな 
顔が腫れるほどブン殴られたけどお縄になるくらいなら全然マシってもんだ 
しかもレイプ犯として捕まったら末代までの恥だしなぁ・・・ 
そんなボロボロの俺の前に千(もうちゃん付けなんてしてやらない!)がやって来る 
「あれ?許してもらえたんですね、そのまま不祥事でマネージャークビになれば良かったのに」 
こ、こいつは・・・誰のせいでこんなになったと思ってるんだ・・・ 
ってあれ?なんで千は俺がマネージャーって事を知ってるんだ? 
「確かに俺はマネージャーだけど・・・なんで知ってるの?」 
「まだ私が誰か分からないんですか?せめてキューティーサーキットのDVDくらいは見てると思ったんですけどね 
 仕事に対してその程度の情熱しかそそげないなら私が手を下さなくてもクビになってたかもしれませんね」 
なんだなんだ?いったいこの子はなんなんだ? 
千なんて名前初めて聞いたんだけど・・・ 
「君はいったい?・・・」 
「村上愛ですよ、去年℃-uteを脱退した村上愛です」 
・・・思い出した 
このムッチリ感、醸し出すエロス、大人っぽさの中に隠れる可愛さ、ミニラ感 
確かにこの子は元ハロープロジェクトキッズの村上愛だ 

1.な、なんで君が俺を辞めさせようとしてるんだよ! 
2.℃-ute関係者なら話は別だ、セックスしよう 
3.全然変わってないんだね・・・とても可愛い 



「なんでその村上愛が俺を辞めさせたがってるんだよ!関係ないだろ」 
俺の意見は誰が聞いてももっともだろう 
今まで一度も会ったことが無いのにうらまれる言われも無い 
「関係無いけど貴方には辞めてもらわないと困るんです」 
「だからなんで・・」 
「男のマネージャーなんてヤり目的のクズ野郎に決まってるからでしょ!」 
えっ・・・ 
確かに俺はベリキュー達とエッチはするけど別にヤり目的ってわけじゃ・・・ 
あ、でも佐紀ちゃんに出会った瞬間セクハラしたっけ・・他の子にもセクハラ三昧だし 
あれ?・・あれ?俺ってひょっとしてヤり目的でマネージャーやってるの? 
「ちょっ、決め付けはよくないんじゃないかな(実際ヤりまくってるけど)」 
「仕事だったら他の仕事でもなんでもいいじゃないですか、なんでわざわざアイドルのマネージャーなんかやってるんですか? 
 しかも話によると皆とエッチばっかりしてるらしいじゃないですか! 
 これがヤり目的じゃなかったらなんだって言うんですか!」 
み、耳が痛い・・・ 

1.俺がそんな不純な動機で働いてるわけじゃないよ 
2.うん・・・確かにエッチばっかりだったかも・・・ 
3.君とセックスしたら許してくれる? 



「うん・・・確かにエッチばっかりだったかも・・・」 
「ほらやっぱり」 
「でも俺は本気であの子達の事を愛してる!そんなヤり目的とかじゃなくて・・・」 
すると村上愛は俺の頬をパシンと叩き、更に怒鳴った 
「嘘よ!あなただってアイツと同じに決まってるんだから! 
 男のマネージャーなんて・・・皆クビになればいいのよ!」 
アイツ?・・・アイツって誰だ? 
ひょっとしてこの子が辞めた理由って・・・ 
「ちょっと一つ聞いていいかな?」 
「なによ」 
「君・・・ひょっとして当時のマネージャーに暴行を受けたの?・・・」 
「・・・」 
さっきまで怒鳴り続けていた村上愛が途端に黙りこくってしまう 
女の子の心の内をえぐるようで良い気はしないけど・・・ここは真実を知っておきたい 
しばらく沈黙が続くがやがて村上愛は顔をあげて真実を告げる 
「暴行は受けてないわ、正確には私が誘ったの」 
「なんでそんな事を」 
「アイツをそのまま放っといたら他のメンバーを襲うかもしれなかったからよ! 
 いつもわざと着替え中に入ったりしてたし、マイちゃんにまでセクハラしてたし 
 それに終いには舞美をレイプしようとする計画まで立ててたのよ!私聞いちゃったんだから」 
村上愛の口から告げられたのは信じがたい真実だった 
人として許せないクズだと思ったが、同時に俺自身も似たような事をしている事にも気づく 
「だから私はわざとアイツとエッチしてやったの 
 アイツをクビに追いやるためにね」 

その後俺はいろんな事を村上愛から聞いた 
村上愛が自分と当時のマネージャーがホテルに入る写真を事務所に突きつけた事 
それを見て激怒した事務所がマネージャーをすぐさま解雇に追いやった事 
そして処女性を失った村上愛は商品価値が無いと判断して同じく解雇した事 
突然の解雇をヲタに納得させるため「架空」のデート動画を2ちゃんねるに流出させた事 
吐き気が出るほどの社会の汚さに俺は気分を害してしまった 
だがここでへこたれる訳にはいかない 
「気の毒に思うよ、本当にそう思ってる 
 でも俺はそんなクズとは違う!ちゃんとマネージャー業に徹してるし」 
「何が違うっていうの?メンバーとエッチした時点でアイツより重罪じゃない」 
「それは・・・」 
まったくもって言い訳が出来なかった 
確かに俺は傍から見ればそのクズと大差無いかもしれない 
ていうかそもそも違いが見つからない・・・どうすればいいんだ 
「貴方が自主的に辞める気ないならこれから面白い物を見せてあげる 
 これなにか分かる?」 
村上愛は自分のケータイを取り出すと俺に見せ付けた 
そこに映ってたのはチカンと間違われボコボコにされていた俺の姿だ 
「そ、それは!」 
「これをメンバーにいっせいに送信したらどうなると思う? 
 "私この人に無理矢理襲われそうになっちゃった"って文を添えてね」 
そ、それだけは辞めてくれ・・・ 
「みんな自分のマネージャーがレイプ魔って知ったらどう思うかな? 
 そりゃドン引きだよね〜www14人全員が訴えたら貴方クビだよ、クビ」 

1.「させるか!」 ケータイを取り上げる 
2.なんとか村上愛を説得する 
3.自分は解雇されてもしょうがない人間なので堪忍する 



「待ってくれ・・・俺の話を聞いてくれ」 
このままじゃいけない、俺はあの子達から離れたくない! 
こんな所で・・・こんな所でクビになる訳にはいかないんだ 
「貴方に何か反論できるっていうの?何言っても無駄じゃないの?」 
「う・・・」 
確かにそうだ、弁解なんか出来る訳が無い 
観念するしか無いのだろうか・・・ 
「じゃ、お互いに話がまとまったって事で送信させてもらうわね 
 ブラックメールそ〜うしん♪ っと」 
村上愛の指は確かにメールを送る動きをしていた 
もう終わった・・・後はみんなを信じるしか・・・ 

絶望に打ちひしがれている俺を見ながら村上愛はニヤニヤしている 
そりゃ面白いだろうな、自分の思い通りに事が運んでるわけだし 
だからと言って俺には目の前の村上愛を憎む気にはなれない 
それはやはり俺自身とんでもない事をしてきたという自覚があるからだろうか 
すると村上愛のケータイから着うたが聞こえる 
夢を見てる〜♪呼吸してる〜♪食事してる〜♪あなたがいる〜♪ 
「あっ♪来た来た・・・最初は舞美かぁ」 
夢を見てる〜♪呼吸してる〜♪食事してる〜♪あなたがいる〜♪ 
「また来た!次はみやじゃん!」 
そして間を置かずすぐにまた着うたが流れ続ける 
どんどん村上愛のケータイにメールが着信されてるのだろう 
だが村上愛の様子がおかしくなった事に俺はすぐ気づいた 
なんだかケータイとにらめっこしたままで黙りこくっている 
「どうした?俺を軽蔑してるメールがたくさん来てるんだろ?」 
「・・・」 
「なんだ?じらさないでくれよ」 
「・・・これ見なさいよ」 

「マネージャーさんがレイプとかする訳ないじゃんwめぐまたなんか企んじゃってるんでしょ〜」 
「めぐそいつボッコボコにしていいよ、ところでマネージャー何やったの?おっぱいタッチとか?」 
「あの人はしょうがないね、でも根は良い人だからめぐも許してあげてね」 
「めぐのエッチなおっぱいだったらマネージャーさんフラっとなっちゃうかもなぁ、でも怒らないであげてね!」 
「でも嘘なんだよね?マネージャーさんはそんな汚い事しないしね」 
「マネージャーさんはそんな事しないよ!絶対しないよ!」 
「マネージャーさん怪我大丈夫かなぁ?・・・この前も僕のシュートで怪我しちゃったし」 
「めぐ結構やるじゃない、エッチの感想こっそり桃に教えてね」 
「マネージャーさん大丈夫デスか?・・・後で手当てしてあげないと」 
「男はみんな死刑になればいいのに」 
「マネージャーさんはいけない人だね、でも良い人だよ」 
「めぐ元気だった!?お返事くれないからすごい寂しかったよ・・・でも最近はとても楽しいよ!マネージャーさんのおかげで」 
「めぐ誤解しないで、マネージャーさんはエッチでどうしようもないけど本当は良い人なの!」 
「マネージャーさんめぐにまでエッチな事したの?・・・まったく浮気性なんだから」 

衝撃だった 
いや、むしろあの子達を信じられなかった自分が腹立たしくもなった 
そうなんだ、俺達はこの数ヶ月間で切っても切れない関係性を築いてきたんだ 
俺は愛のあるセックスはしてもレイプや暴行をしない事は皆知っているはずだったんだ 
俺も震えているが同様に村上愛も震えている 
「なんで?・・・なんでこうなるの?・・・嘘だ 
 貴方事前に口裏あわせしたんでしょ!そうじゃなきゃこんな事・・・」 
「してない!そんな事する時間なかったじゃないか」 
「だって・・・だってこんな事ありえないもん・・・」 
夢を見てる〜♪呼吸してる〜♪食事してる〜♪あなたがいる〜♪ 
突然村上愛のケータイがなり始める 
そこから聞こえる声はどうやら舞美の声らしい 
スピーカーモードになったケータイは俺と村上愛に同時に語りかける 
「めぐ!めぐったらマネージャーさんを困らせてるんでしょ!」 
「わ、私は別に・・・皆を守るために」 
「めぐったら・・・私達も馬鹿じゃないんだから本当に危険だと思ったら自分たちでなんとかするよ?」 
「でも・・でも・・・」 
「いい加減にしなさい!めぐは私達のために自分を犠牲にしすぎなの! 
 ちょっとはさ、私達の事信じてくれないと困るの・・・私達ってそんなに頼りない?」 
「違う!違くて・・・」 


1.「俺が言える立場じゃないかもしれないけどさ、berryzも℃-uteもみんなしっかりしてるよ 
    むしろ俺の方が皆にフォローされまくっててさ」 
     
2.「舞美、村上愛・・・いや、めぐの思いも分かってあげてよ 
    この子は君たちの事を本気で思っているんだよ」 



「舞美、村上愛・・・いや、めぐの思いも分かってあげてよ 
 この子は君たちの事を本気で思っているんだよ」 
「マネージャーさん・・・ウチのめぐが迷惑かけて本当にごめんね・・・ 
 今度ちゃんと会って話すから許してあげて」 
「私は悪くない!私はみんなを」 
「めぐは黙って!とんでもない事してる自覚あるの!?」 
「・・・ッ」 
な、なんだか話がおかしな方向に向かってないか? 
こんなのおかしいだろ・・・めぐは皆の事を思ってるのに・・・ 

俺がどうにかして仲裁しなきゃ! 


俺が舞美とめぐに向けて言った言葉は 
「(選択肢はありません、好きな言葉を書いてください)」 



「今度みんなで会って話をしよう」 
その言葉は驚くほど自然に俺の口から出てきた 
正直この問題は俺ひとりで解決するには荷が重すぎる 
かと言って舞美とめぐに延々話あってもらってもラチがあかない 
だったら日を改めて16人で話し合うべきじゃないだろうか 
「俺はみんなにどうこう言える立場じゃないから決められないよ 
 全員そろって客観的に決めてもらったほうがい良いと思う 
 その結果辞めろと言われたら潔く辞めるよ、それだけの事をやってきたわけだし」 
「マネージャーさん・・・」 
「・・・・・」 
またもこの場が沈黙に包まれる 
そして数秒経った後にめぐが沈黙を破った 
「アホらし、そんなのどう考えても私が不利じゃん 
 もうわかったわよ・・・この場は引いてあげる」 
めぐのその言葉を聞いて俺と舞美は心が躍った 
ベリキューの皆と別れないでいいんだ、それだけで希望が涌いてくる 
やっぱり俺・・・皆とずっといっしょにいたいや 
皆とずっといっしょに・・・愛のあるセックスを続けていきたいや 

1.めぐ、ありがとう 
2.めぐ・・・本当にめぐはそれでいいの?言いたい事は全部ぶつけてくれても構わないんだよ 
3.めぐの巨乳モミモミモミモミ 



「めぐ、ありがとう」 
この言葉もまた自然に出てしまった 
元はといえばめぐが引き起こした事態なのだが、変な事に俺は本気でめぐに感謝している 
どうしようもない俺を許してくれたという事だけで心がスーッと晴れた気分になった 
「めぐ、めぐもマネージャーさんが良い人だった気づいてたんでしょ? 
 その証拠にマネージャーさんはめぐの誘いを受けなかったはず・・・」 
「・・・そうね、私の魅力が落ちたかと思ったわよ」 
あれ?気づけばめぐの目が真っ赤になってる 
泣いているのか?・・ 
「めぐ、君・・・」 
「うるさい、舞美にバラしたら殺すわよ」 
ケータイの向こうの舞美には聞こえないほどの声量でめぐは俺にささやく 
そして俺の襟をガッと掴みこう言ったのだった 
「今回はベリキューの皆が貴方を信じてるようだから見逃してあげる」 
正確には14人中13人だけどね・・・ 
「だけどね!もしも皆を泣かすような事があったら・・・私みたいな子が一人でも生まれたら・・・ 
 その時は本気で貴方を潰しに行くからね、失う物が何も無い私は最強だって事忘れないでよね」 
忘れないよ、いつまでも心に刻んでおく 
ベリキューの皆とずっとエッチを続けて生きたいけど、そこに愛があるのが絶対条件だ 
俺の欲望のままに扱って辛い思いをさせたり、悲しい思いをさせたりは決してしない 
その時は俺がめぐにマネージャーを辞めさせてしまう・・・そう肝に銘じておくよ 
めぐ、ありがとう