「はぁ〜、もう終わりなのか〜」 
どんなものにだって終わりはある。沖縄撮影旅行も今日で終わりだ。 
この五日間、すごく色々な事があったなぁ。 
体の疲労はもう限界まできてて、五日目はもう気力で立ってるのがやっとだった。 
帰ってすぐ寝なきゃ死ぬな…間違いなく 

でも、楽しかった。 
皆普段じゃ絶対見せない様な生き生きした顔してた 

空港にいくまでまだ少し時間があるな。 
せっかくだし誰かに会っておきたいな… 

1 ベリの…あの娘 
2 キュートのあの娘 
3 空港で会えるし別にいいか 



決めた、我が娘達。 
っていえばあの娘しかいない。あの娘にあおう 

1 梨沙子。また何か食ってるだろ 
2 ちっちゃい佐紀ちゃんに 
3 雅ちゃん 
4 千奈美に突撃! 
5 さて桃子に… 
6 茉麻…さびしいよ〜 
7 友理奈。かまってやれなかったな 



決めた、俺は決めた。あの娘にあいにいく 
「雅ちゃ〜ん…」 

あら?まだお休み中…? 
およ、すやすやと寝息をたててるかわいい我が姫。 

「ん〜…」 

寝返りをうつ仕草も愛しく見える。雅ちゃん…やっぱ俺君が好きだよ。 
にしても、ちょっと、この格好は刺激的だよな。Tシャツに短パン姿 
起伏の無い胸が呼吸で規則的に膨らんではしぼむ。 

(う…い、いたずらしちゃおうかな) 

1 おでこにおでこつけてみる 
2 胸をさわる 
3 太ももをさわる 



ここはおでこ同士をくっつける事にしよう。 
いくよ雅ちゃん、君のおでこに…! 

「ん、っふ…」 

鼻息が俺の唇に当たってくすぐったい。 
今、君をこんなに近くに感じてるよ… 

「…?!」 

え、おきた!!やばい! 

「ぎゃ〜〜〜〜〜!」 
案の定俺は力ずくで弾き飛ばされた。 

「え、え?!ちょ、何、なになに!なんであんたがいるのよ!」 
「ね…寝起きどっきり!カメラ無しアポ無しで」 
「やだ〜もうバカ!バカばか、サイアク!寝起きだしすっぴんだし、も〜〜〜〜!」 

恥ずかしさのあまり布団にくるまった雅ちゃん。 
何その反応…やばい、もっといじめたい… 

1 チャンス、このまま覆いかぶさる 
2 布団をはぎ取ってみようか 
3 足があいてるよ。こちょこちょ 



布団をはぎとってやるぞ雅ちゃん。 
「こらっ、やめてよ、バカ!ねぇちょっとぉ」 
「見せてよ雅ちゃんの顔、すっぴんだって可愛いってば」 
「やなのマジで、やめてほんと!」 
俺の悪いくせ。ガキみたいな意地悪をすること 

「ねぇ…おねがいだからぁ…」 

「…み、雅ちゃん…」 

雅ちゃんの声が涙まじりで震えている。 
「どうして私がいやだって事するのよ!バカ!」 
「うっ!」 

ベッドに押し倒される俺 

「ほんとに私の事好きなの…?私、信じられなくなっちゃうよ」 

強いようで、脆い。 
脆いけど、強い。 
でもやっぱり脆い君が好きだ。 

1 涙をふいてあげるね 
2 仲直りのキスしよう 
3 …重いよ…また太った…? 



「好きに決まってるじゃない」 
「また適当な事言って!あんたはいつもそうよ!」 

俺は雅ちゃんを抱き寄せてそのままベッドに二人で…… 

「な、なによ…」 

俺は黙ったまま雅ちゃんに唇を重ねた。 
「ん!んぅっ」 
最初は嫌がってたけど、雅ちゃんは俺の頭に手を回してきて… 
「んはぁ…んむっ」 
濃い、長い、口付け。 
互いに唾液を舐めあい舌を絡ませあって… 

「好きだから。雅ちゃんが」 

「…っ、ばか…」 

俺の胸に顔をうずめたまま雅ちゃんは大人しくなった。 
「東京帰ったらどこいこっか?」 
「…」 
「聞いてる?」 
「うるさい」 

やれやれ、恥ずかしくなると顔を見せたくなくなるんだよな。 
いつまでも君はそのままでいてほしいよ…