この前のコンサートでは散々な目に遭ったな・・・ いろいろ深い事情があるのかな? 今後の事もあるのであの子に会っておくか。 1 栞菜に謝りに行く。 2 舞美に謝りに行く。 3 早貴に会いに行く。 4 友理奈に会いに行く。 よし、友理奈に会いに行くか。今日は事務所に来ているみたいだ。 事務所の一室のドアを叩く。 「コンコン」 「友理奈入るぞ。」 「あ、マネージャー!」 中に入ると友理奈は笑顔で迎えてくれた。一瞬その笑顔に心が奪われそうになる。 にやけそうになる自分をこらえてイスに座った。 「友理奈、今日はこの間のことで話しがあるんだが。」 「この間のことってなんですか?」 友理奈が首を傾げながら聞いてきた。 「ほら、この前のあのことだよ。」 1 「オバケの救急車のこと。」 2 「早貴ちゃんとのこと。」 3 「流血事件のこと。」 4 俺の顔にションベンしやがって 「オバケの救急車のこと。」 「ああ、あれ面白かったですね。」と言いながら友理奈はニコニコしている。 (こいつ分かっていないな・・・) 「違ーう!」俺は友理奈を一喝した。 ビクッと首をすくめる友理奈。 「いいか、友理奈が一緒にオバケの救急車をやってくれてたら無難に出来たんだぞ。」 「目で助けを求めていたのに・・・」「(あの時は)友理奈だけが頼りだったんだぞ。」 「私だけが頼り・・・」そう言って顔を赤らめている。 「よし、オバケの救急車の特訓をするぞ!」 「はい!マネージャー」素直に従う友理奈。 「それ!オバケの救急車〜 オバケの救急車〜!!」「ほら、真似して!」 「オバケの救急車〜 オバケの救急車〜!!」リズムに合わせて一緒に踊りだす二人。 「いいぞ!いいぞ!」 真剣に踊っている友理奈を見て俺は・・・ 1 踊りが上手いなあ。 2 友理奈の胸が。 3 まだ照れが残っているな。 「友理奈、まだ照れがのこっているぞ。」「もっと変顔にして!」 「はい。こうですか?」変顔に挑む友理奈。 「そうそう、やれば出来るじゃないか。合格だ。」 「今度、もしもの時はこれで俺を助けてくれよ。」 「はい。分かりました。」 「じゃあ、特訓は終了だ。」一汗かいて席に着く二人。 「ふう疲れた。友理奈、何か飲むか?」 「はい。あっそうだ!マネージャーこれを見てください。」 カバンをごそごそしながら何かを取り出した。 「じゃーん!写真集でーす。」 「なにー!いつのまに撮ったんだ?俺は聞いてないぞ。」 「ちょっと見せてくれ。」友理奈から写真集を奪いページをペラペラとめくる。 「こ、これは・・・」 1 貧相な体だな。こんなのイラネ。 2 なかなかそそるではないか。 3 帰りに古本屋に行くからついでに持って行くか。 4 写真集をチラッ 熊井ちゃんをチラッ 写真集をチラッ 熊井ちゃんをチラッ 5 たしか事務所に水着あったはずだから今から俺の目の前で同じポーズしてもらおうか 6 『ポーズが駄目だな。俺が手取り足取り指導してやる。』 なかなかそそるではないか。制服、水着、浴衣か・・・結構いいな。 やがて股間がムズムズしだし無意識に右手がズボンの中へ入って行く。 「マネジャー、この写真撮ったときね。」友理奈が話し掛けてきた。 「ちょっとうるさい。黙ってって。」 写真集に夢中になり、友理奈が寂しそうに放置されている。 おお、いい脚してるじゃないか。たまらんな。 (*゚∀゚)=3ハァハァ 息が荒くなる。 しばらく見入っていると 「マ、マネージャー、このプールは実はね・・・」恐る恐る友理奈が再度話し掛ける。 「ああ、集中して出来ないじゃないか!」 「もういい!トイレでするから、この本借りるぞ!」席を立ち部屋から出ようとすると 友理奈が写真集を掴んできた。 「トイレでなんか見ないで下さい。ここで一緒に見ましょうよ。」 「なんだよ。さっきからお前が邪魔をするからだろ。ほら手を離せよ。」写真集を引っ張り合う二人。 病院を退院してから栞菜ちゃんの胸を揉んだだけで精を吐き出していない俺にとって このズリネタを渡すわけにはいかない。 「友理奈、離せ!」 「嫌です。何で一緒に見るのが駄目なんですか?」 こいつ男の苦しさをわかっていないな。しかし凄い力だな。 あ、やばい!あのとき桃子から引き抜いて助けてくれたのは友理奈の馬鹿力だったっけ。 しかし、俺だって男だ友理奈ごときに負けるか! 1 フルパワー全開で引っ張る。 2 ちからを緩めて手を離す。 3 財布から素早く三千円を出して本を譲ってもらう。 4 生でビキニに着替えさせる 5 友理奈がマネージャーのイチモツの変化に気付く 6 なんだよく考えれば写真集で抜かなくても実物が目の前にいるじゃないか 友理奈よ。まだまだ甘いな。 ちから任せに引っ張る友理奈に対し、俺はちからを緩め手を離してやった。 「えっ!なに?」「きゃああああああ!!!」 ドスン!ゴン! 「痛ーーーい!」後ろに吹っ飛び尻もちつき後頭部をロッカーにうつ友理奈。 「どうだ!まいったか友理奈。」「大人しく渡していればいいものを。」 「うぅ・・・ぐすぅ・・・」友理奈の目から涙が溢れ出す。 やばっ!やってしまったか。 「友理奈、大丈夫か?」慌てて友理奈に駆け寄って後頭部を撫でてやる。 駆け寄る途中でミニスカの中からあのときと同じのしまパンがはっきりと見えたが 今はそれどころではない。 「ひーん!ひーん!」 「痛いのここか?ここか?」頭を撫でてやるが異常はなさそうだ。 しかし友理奈は泣きながら下の方を指をさして首を横に振っている。 「まだ痛いのか?」でも友理奈は指さしたまま首を振り続けている。 あ、俺の下半身がもっこりしている。しまパン見て勃起に拍車が掛かっていたのか!? こうなったら・・・ 1 「トランスフォーム!」と叫んで前かがみに変化して隆起をごまかす。 2 「遠隔操作!」と叫んでズボンを穿いたまま発射して萎えさせてごまかす。 3 「これが俺の平常時だが何か問題でも?」と開き直る。 4 友理奈が可愛すぎるからだよ責任とってくれる?で合体 5 し、し、しまぱんみせろなんだなとあの人のマネでごまかす 「これが俺の平常時だが何か問題でも?」と開き直って友理奈の目の前へ腰を突き出した。 しかし友理奈は一向に泣き止まないでいる。 どうも友理奈の視線と指の先をよく見ると俺の股間ではなく足もとに向いているようだ。 下の方を見てみると・・・ ん?あっ! 写真集『友理奈』を思い切り踏んづけていた。引っ張り合って踏まれたそれは しわくちゃになり切れかかってもいた。 そして友理奈が指さしているそのページには『マネージャーさんへ Enjoy!熊井友理奈』と マジックで書かれてあった。 「ゆ、友理奈、これって俺に・・・?」 と聞いたとたんに立ち上がった友理奈に突き飛ばされてしまった。 「マネージャーのばかあああああああ!!!」泣きながら猛ダッシュで部屋から出て行く友理奈。 「ま、待て!友理奈、友理奈ちゃーーーーん!」追いかけてみたがフル勃起中の状態では無理な話だった・・・ 「ああ、友理奈・・・」 よく考えてみると事務所に友理奈が一人だけ来ていたのはおかしなことであった。 「わざわざ俺にこれを渡す為だけに来ていてくれてたのか・・・」 友理奈にしてしまった事を後悔しながらため息をつく。 今度、友理奈にお詫びをしないとな・・・ 取り敢えずこれをなんとかするか。写真集を優しく拾い上げトイレの個室に潜り込む。 「ごめんよ。友理奈!友理奈!友理・・・はうっ!!!」 事務所のトイレでは謎の呻き声が響き渡るのであった。